JP2600928Y2 - 建設車両の油圧回路 - Google Patents

建設車両の油圧回路

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JP2600928Y2 JP1993030785U JP3078593U JP2600928Y2 JP 2600928 Y2 JP2600928 Y2 JP 2600928Y2 JP 1993030785 U JP1993030785 U JP 1993030785U JP 3078593 U JP3078593 U JP 3078593U JP 2600928 Y2 JP2600928 Y2 JP 2600928Y2
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和人 藤山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなどの建
設車両の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの油圧ショベルの油圧回路につ
いての先行技術の一例を図7に示す。この先行技術は、
実開昭62−21163号公報に開示されている。この
ような油圧ショベルには、一対のポンプ1,2が設けら
れる。一方のポンプの吐出回路には、操作弁3,4,5
がパラレルに接続される。他方のポンプ2の吐出回路に
は、操作弁6,7,8,9がパラレルに接続される。各
パラレル回路の最上流に配置される操作弁3,6は、一
対の走行モータ10,11を駆動操作するために設けら
れる。他の操作弁4,5,7,9は、たとえばバケッ
ト、ブームあるいはアームなどを駆動するための油圧シ
リンダ12,13,14を駆動操作するために設けられ
る。操作弁8は、旋回モータ15を駆動操作するために
設けられる。これらのアタッチメントは、2グループに
分けて、それぞれパラレルに接続される。
【0003】ポンプ1,2の吐出回路は、それぞれチェ
ック弁を介して、設定圧力が両ロッド形のシリンダ16
の一方のロッドに接続される圧力設定スプリング17に
よって切換えられるリリーフ弁18に接続される。シリ
ンダ16は、操作弁3または操作弁6のうちの少なくと
も一方が中立位置でなくなるとき、圧力設定スプリング
17を押圧して、リリーフ弁18の設定圧力を高圧側に
切換える。操作弁3または操作弁6が操作されるときに
は、走行モータ10,11による走行が行われる状態で
ある。すなわち、図7に示す油圧回路は、走行時にポン
プ11,12の吐出圧を上昇させる走行昇圧機能を備え
ている。
【0004】油圧ショベルなどの建設車両においては、
稼動時間の大半はブーム、アーム、バケットあるいは旋
回などのアタッチメントのみを使用し、走行モータは停
止させる。しかしながら、建設車両は悪路を走行する必
要があり、走行時にはできるだけ出力を増大することが
好ましい。そこで、短時間の走行時にのみリリーフ弁の
設定圧力を昇圧させる走行昇圧機能が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図7に示す先行技術で
は、一対のポンプ1,2が、一対の走行モータ10,1
1および一対のアタッチメントのグループをそれぞれ駆
動する。このため、たとえば一対の走行モータ10,1
1を同時に駆動して直進させながら、一方のポンプ1の
みが油圧シリンダ14を同時に駆動する必要が生じる。
油圧シリンダ14を駆動すると、一方の走行モータ10
に対する油圧出力が低下し、直進走行を行うことができ
なくなる。
【0006】アタッチメントを同時に操作しても直進走
行機能が損なわれないように油圧回路を切換える先行技
術は、たとえば特開昭61−165429号公報に開示
されている。この先行技術では、直進走行時にアタッチ
メントが操作されると、一方のポンプが両方の走行モー
タを駆動し、他方のポンプがアタッチメントを駆動する
ように油圧回路を切換える。しかしながら、この先行技
術では、前述の実開昭62−21163号公報のような
走行昇圧機能は含まれていない。
【0007】本考案の目的は、走行直進の機能と走行昇
圧機能とを簡便に実現可能な建設車両の油圧回路を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対のポンプ
からの作動油を、左右一対の走行モータおよび複数のア
タッチメントに供給して操作する建設車両の油圧回路に
おいて、各走行モータ毎に設けられ、操作用作動油の流
れ方向を切換える主切換弁と、主切換弁と連動してパイ
ロット用作動油の流れ方向を切換えるパイロット切換弁
とを備える一対のモータ用操作弁と、一対のポンプから
の吐出回路に、入口側がチェック弁を介してそれぞれ接
続され、パイロット圧の有無によって設定圧力が高低に
それぞれ切換可能なリリーフ弁と、前記一対のモータ用
操作弁のパイロット切換弁の出力側に一対の入力側がそ
れぞれ接続され、出力側が前記リリーフ弁のパイロット
用入力側に接続されるシャトル弁と、前記一対のモータ
用主切換弁を最上流にそれぞれ配置し、下流には予め一
対のグループに分けたアタッチメントの操作用切換弁の
各グループをそれぞれ直列に接続する一対のタンデム管
路と、前記一対のグループのアタッチメントの操作用切
換弁をそれぞれ並列に接続する一対のパラレル管路とを
構成し、さらにNO.1ポンプおよびNO.2ポンプよ
り絞りを回して直接アタッチ用パラレルラインに通路を
設け、かつパラレルライン絞りの下流にタンデムライン
からチェックを通して連通する構成とする。
【0009】前記一対のパラレル管路と一対のモータ用
操作弁の出力側からのパイロット圧に応答して、一方の
ポンプからの操作用作動油を一方のタンデム管路および
一方のパラレル管路に供給し、他方のポンプから操作用
作動油を他方のタンデム管路および他方のパラレル管路
に供給する第1状態と、一方のポンプからの操作用作動
油を前記一対のタンデム管路に供給し、他方のポンプか
らの操作用作動油を前記一対のパラレル管路に供給する
第2状態とを切換える管路切換弁と、少なくとも1つの
アタッチメントが操作されており、かつ両方の走行モー
タが操作されているときのみ、前記一方のモータ用操作
弁のパイロット切換弁から前記管路切換弁を第1状態か
ら第2状態へ切換えるパイロット圧を導出するように接
続される切換用パイロット管路とを含み、前記各モータ
用操作弁のパイロット切換弁は、走行モータを操作中の
とき出力側からシャトル弁へのパイロット圧を導出する
ことを特徴とする建設車両の油圧回路である。
【0010】また本考案の前記管路切換弁と前記一対の
パラレル管路との間には、絞りがそれぞれ接続されるこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案に従えば、左右一対の走行モータ毎に設
けられる一対のモータ用操作弁には、主切換弁と連動す
るパイロット切換弁が備えられる。パイロット切換弁の
入口側は絞りを介してパイロット用油圧源に接続され
る。パイロット切換弁の出口側はシャトル弁を介して設
定圧力が高低に切換可能なリリーフ弁に接続される。リ
リーフ弁は一対のポンプからの吐出回路にチェック弁を
介してそれぞれ接続される。リリーフ弁へのパイロット
圧は一対のモータ用操作弁のうちの少なくとも一方が操
作されているときに与えられるので、走行昇圧機能が実
現される。また一対のタンデム管路と一対のパラレル管
路とは、管路切換弁によって切換えられる。管路切換弁
の第2状態には、少なくとも1つのアタッチメントが操
作されており、かつ両方の走行モータが操作されている
ときのみ切換えられ、走行直進機能が実現される。
【0012】また本発明に従えば、管路切換弁と一対の
パラレル管路との間には絞りがそれぞれ接続される。こ
れによって各アクチュエータにおいてタンデム管路を優
先して動作させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本考案の一実施例による油圧ショベ
ルの油圧回路を示す。サーボポンプ20からは、パイロ
ット用作動油が供給される。可変容量形の一対のポンプ
21,22からは、操作用の作動油が供給される。一方
のポンプ21の吐出回路には、操作弁23,24,2
5,29aがそれぞれ接続され、他方のポンプ22の吐
出回路には操作弁26,27,28,29bがそれぞれ
接続される。操作弁23は、左側の走行モータ30の駆
動操作用に設けられる。操作弁26は、右側の走行モー
タ31の駆動操作用に設けられる。走行モータ30,3
1は、左右の走行用クローラをそれぞれ駆動する。操作
弁24は、ブーム用の油圧シリンダ32を操作駆動す
る。操作弁25は、バケット用の油圧シリンダ33を操
作駆動する。操作弁27は、アーム用の油圧シリンダ3
4を操作駆動する。操作弁28は、旋回用の旋回モータ
35を操作駆動する。操作弁29aは、アーム合流の操
作を行うために設けられる。操作弁29bはブーム合流
の動作を行うために設けられる。図1は、各操作弁2
3,24,25,26,27,28,29a,29bが
すべて中立位置にある状態を示す。
【0014】ポンプ21,22の吐出回路には、シリン
ダ36によって圧力設定スプリング37が調整され、設
定圧力が切換えられるリリーフ弁38が設けられる。シ
リンダ36は、パイロット管路39の圧力Pxによって
制御される。サーボポンプ20の吐出回路には、リリー
フ弁40が設けられ、リリーフ圧力Psに設定される。
リリーフ弁38は、チェック弁41,42を介してポン
プ21,22の吐出回路にそれぞれ接続される。ポンプ
21,22の吐出圧力P1,P2は、最大値がリリーフ
弁38の設定圧力に抑えられる。
【0015】ポンプ21,22の吐出回路には、絞り4
3,44および管路切換弁45が接続される。管路切換
弁45はポンプ21,22からの吐出回路を、タンデム
管路である主管路46,47側と、絞り43,44側と
の間で後述するように切換える。一方の主管路46は、
左側の走行モータ用の操作弁23の主切換弁を経て主管
路48に接続される。他方の主管路47は、右側の走行
モータ用の操作弁26の主切換弁を経て主管路49に接
続される。主管路48は、操作弁24,25,29aを
直列に介してタンク50に接続される。主管路49は、
操作弁27,28,29bを直列に介してタンク50に
接続される。
【0016】サーボポンプ20の吐出回路には、絞り5
1,52,53の入口側がそれぞれ接続される。絞り5
1,52の出口側には、パイロット管路54,55がそ
れぞれ接続される。パイロット管路55は、操作弁23
のパイロット切換弁を介してパイロット管路56に接続
される。パイロット管路54は、操作弁26のパイロッ
ト切換弁を介してパイロット管路57に接続される。パ
イロット管路56,57は、シャトル弁58の一対の入
力側にそれぞれ接続される。シャトル弁58の出力側
は、リリーフ弁38の設定圧力を切換えるためのパイロ
ット管路39に接続される。
【0017】操作弁23の中立位置では、パイロット管
路55とパイロット管路56とが接続され、さらにドレ
ン管路59に接続される。操作弁26の中立位置では、
パイロット管路57はドレン管路60に接続される。し
たがってシャトル弁58の入力側は、いずれもドレン管
路に接続されることになり、パイロット管路39の圧力
Pxは大気圧である。操作弁24,25,29a,29
b,28,27は、それぞれパイロット切換弁を有し、
中立位置では直列に接続されてドレン管路61を形成す
る。
【0018】管路切換弁45の切換えは、パイロット管
路62のパイロット圧Pyによって行う。管路切換弁4
5が動作するときに発生するドレンは、ドレン管路63
に排出される。
【0019】操作弁24,25,29aの主切換弁の入
力側には、チェック弁64,65,69aを介して一方
のパラレル管路である主管路71から作動油が供給され
る。操作弁27,28,29bの主切換弁の入力側に
は、チェック弁67,68,69bをそれぞれ介して他
方のパラレル管路である主管路72から作動油が供給さ
れる。絞り53の出口側はパイロット管路73を介して
ドレン管路61の最上流側に接続される。
【0020】図2は操作弁23、図3は操作弁26、図
4は操作弁24の構成をそれぞれ示す。各操作弁23,
26,24は、3位置に主管路およびパイロット管路を
連動させてそれぞれ切換える。各操作弁23,26,2
4の主切換弁の一方の切換位置23A,26A,24A
には、パイロット切換弁の切換位置23a,26a,2
4aがそれぞれ対応する。他方の切換位置23B,26
B,24Bには、パイロット切換弁の切換位置23b,
26b,24bがそれぞれ対応する。主切換弁の中立位
置23C,26C,24Cには、パイロット切換弁の中
立位置23c,26c,24cがそれぞれ対応する。こ
れらの操作弁では、主切換弁は一方の切換位置と他方の
切換位置とでは逆方向の駆動操作を行う。パイロット切
換弁は方向による制御の違いはなく、いずれかの方向に
切換えれば中立位置と異なる接続状態となる。
【0021】図5は、管路切換弁45の構成を示す。管
路切換弁45は、パイロット式の4ポート2位置切換弁
として動作する。パイロット管路62にパイロット圧P
yが与えられないときには、4ポートのうちの2つずつ
のポートが接続され、第1状態である切換位置45Aと
なる。パイロット管路62にパイロット圧Pyが与えら
れると、絞り45xを含む絞り付きオープンセンタ形接
続状態となり、第2状態である切換位置45Bとなる。
【0022】図1〜図5を参照して、本実施例の油圧回
路の動作を示す。動作モードとしては、次の表1に示す
ような8種類が実現可能である。
【0023】
【表1】
【0024】全ての操作弁が中立位置である図1に示す
状態は、モード1である。このとき、シャトル弁58の
入力側は、操作弁23,26のパイロット切換弁は中立
位置23c,26cを介していずれもドレン管路59,
60にそれぞれ接続されるのでパイロット管路39のパ
イロット圧Pxはゲージ圧で零である。また操作弁23
のパイロット切換弁の中立位置23cは、パイロット管
路62をドレン管路59に接続しているので、パイロッ
ト管路62のパイロット圧Pyはゲージ圧で零である。
このため、リリーフ弁38は、低圧側であり、管路切換
弁45は第1状態である。
【0025】操作弁24,25,27,28,29a,
29bのうちの1つ以上が操作されると、モード2とな
り、ドレン管路61が遮断され、パイロット管路73に
はパイロット圧が発生する。しかしながら、パイロット
圧Px,Pyには影響しない。このためモード2におい
ても、モード1と同様に、リリーフ弁38は低圧側であ
り、管路切換弁45は第1状態のままである。
【0026】操作レバー23,26をそれぞれ個別的に
操作するか、両方一度に操作するときには、パイロット
圧Pxのみが発生し、パイロット圧Pyが零であるモー
ド3,4,7としてそれぞれ動作する。操作弁23の切
換位置がいずれであっても、パイロット管路62はチェ
ック弁66を介してドレン管路61に接続される。ドレ
ン管路61が連続しているので、パイロット管路62の
パイロット圧Pyは零となる。パイロット管路56は、
操作弁23のパイロット切換弁がいずれかの切換位置2
3a,23bに操作されると、ドレン管路59との接続
状態は解消され、パイロット管路55にのみ接続され
る。パイロット管路57は、操作弁26がいずれかの切
換位置26a,26bに操作されるとドレン管路60へ
の接続は解消され、パイロット管路54に接続される。
このため、モード3,4,7のいずれかの状態で、シャ
トル弁58の一対の入力のうちのいずれかにはパイロッ
ト圧が与えられ、パイロット管路39のパイロット圧P
xはサーボポンプ20の吐出回路のパイロット圧Psに
等しくなる。この圧力Psによってリリーフ弁38の設
定圧力は高圧側に切換えられ、走行昇圧機能が実現され
る。
【0027】モード5は、操作弁23が操作されて左側
の走行モータ30の駆動操作が行われ、同時にいずれか
のアタッチメントのための操作弁が操作されている状態
である。たとえば操作弁24に対する操作が行われてい
る状態を想定する。パイロット管路62は、操作弁23
のパイロット切換弁の切換位置23aまたは23bを介
して、チェック弁66の入力側と、パイロット管路57
とに接続される。操作弁24が操作されると、ドレン管
路61は遮断されるので、チェック弁66の出口側のパ
イロット管路73の圧力はPsとなる。しかしながら操
作弁26のパイロット切換弁は、中立位置26cでパイ
ロット管路57をドレン管路60に接続している。この
ためパイロット管路62のパイロット圧Pyは零とな
る。一方パイロット管路56は、切換位置23a,23
bでドレン管路59との接続状態を解消し、パイロット
管路55に接続されてパイロット圧Psが与えられる。
このためパイロット管路39のパイロット圧PxもPs
に等しくなる。
【0028】右側の走行モータ31の操作用の操作弁2
6が操作され、いずれか1つのアタッチメントが操作さ
れるモード6は、パイロット圧Px,Pyに関して、モ
ード4と同様になる。
【0029】操作弁23と操作弁26とが同時に操作さ
れ、しかもアタッチメントの操作も行われるモード8に
おいては、モード7と同様に、パイロット圧Pxにパイ
ロット圧Psが与えられるので、リリーフ弁38による
昇圧機能が実現される。モード7ではチェック弁66の
出口側のドレン管路61が連続しているけれども、いず
れかのアタッチメントが操作されれば、ドレン管路61
が不連続となり、パイロット管路62にはパイロット圧
Psが供給される。これによって管路切換弁45は第2
状態に切換えられる。管路切換弁45の第2状態では、
一方のポンプ21の吐出回路が絞り43,44を介して
パラレル管路である主管路71,72にそれぞれ接続さ
れる。他方のポンプ22の吐出回路は、一対のタンデム
管路である主管路46,47に接続される。すなわち一
方のポンプ21からの作動油はアタッチメントに与えら
れ、他方のポンプ22からの作動油は両方の走行モータ
30,31に与えられる。このようにして直進走行の機
能が実現される。
【0030】図6は、本考案の他の実施例についての油
圧回路の一部を示す。本実施例は図1の実施例に類似
し、図1の絞り43の代わりに2ポート2位置切換弁7
4を用いている。この切換弁74は、パイロット管路6
2からのパイロット圧によって管路切換弁45と同時に
作動する。このパイロット圧が与えられていないときに
はクローズ状態となる。パイロット圧Psが与えられる
と、絞りが入ったオープン状態となり、図1の実施例と
実質的に等しい状態となる。図1の実施例の絞り43,
44および図6の実施例の切換弁74は絞りとして動作
し、タンデム管路とパラレル管路とを確実に切換えさせ
る。
【0031】各操作弁は、人力によって直接操作しても
よく、また機械式やパイロット式によって遠隔操作する
ようにしてもよいことは勿論である。またパイロット用
油圧源としてサーボポンプ20を用いているけれども、
実開昭62−21163の先行技術と同様に、パイロッ
ト圧は主管路から減圧弁を介してくるようにしてもよい
ことは勿論である。
【0032】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、直進走行
中に他のアタッチメントを操作しても直進走行性が損な
われない走行直進の機能と、リリーフ弁の設定圧力を走
行中に上昇させる走行昇圧機能を併せ持つ油圧回路を実
現することができる。しかも、走行直進および走行昇圧
の機能を、1個の管路切換弁と1個のリリーフ弁とパイ
ロット管路のみで実現することができるので、油圧回路
を簡便に構成することができる。
【0033】また本発明に従えば、管路切換弁とパイロ
ット管路との間に絞りを設けてタンデム管路を優先動作
させることができる。これによって走行直進の機能を簡
便に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の油圧回路図である。
【図2】図1の操作弁23の回路図である。
【図3】図1の操作弁26の回路図である。
【図4】図1の操作弁24の回路図である。
【図5】図1の管路切換弁45の回路図である。
【図6】本考案の他の実施例の部分的な油圧回路図であ
る。
【図7】先行技術の油圧回路図である。
【符号の説明】
20 サーボポンプ 21,22 ポンプ 23〜28,29a,29b 操作弁 30,31 走行モータ 32,33,34 油圧シリンダ 35 旋回モータ 38 リリーフ弁 39,62 パイロット管路 43,44 絞り 45 管路切換弁 46〜49,71,72 主管路 51,52 絞り 54〜57 パイロット管路 58 シャトル弁 59,60 ドレン管路 74 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165429(JP,A) 特開 昭61−31536(JP,A) 特開 平3−287928(JP,A) 実開 昭62−21163(JP,U) 実開 平1−119447(JP,U) 実開 昭61−202561(JP,U) 実開 平5−22658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/20 - 9/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のポンプからの作動油を、左右一対
    の走行モータおよび複数のアタッチメントに供給して操
    作する建設車両の油圧回路において、 各走行モータ毎に設けられ、操作用作動油の流れ方向を
    切換える主切換弁と、主切換弁と連動してパイロット用
    作動油の流れ方向を切換えるパイロット切換弁とを備え
    る一対のモータ用操作弁と、 一対のポンプからの吐出回路に、入口側がチェック弁を
    介してそれぞれ接続され、パイロット圧の有無によって
    設定圧力が高低にそれぞれ切換可能なリリーフ弁と、 前記一対のモータ用操作弁のパイロット切換弁の出力側
    に一対の入力側がそれぞれ接続され、出力側が前記リリ
    ーフ弁のパイロット用入力側に接続されるシャトル弁
    と、 前記一対のモータ用主切換弁を最上流にそれぞれ配置
    し、下流には予め一対のグループに分けたアタッチメン
    トの操作用切換弁の各グループをそれぞれ直列に接続す
    る一対のタンデム管路と、 前記一対のグループのアタッチメントの操作用切換弁を
    それぞれ並列に接続する一対のパラレル管路と、 一対のモータ用操作弁の出力側からのパイロット圧に応
    答して、一方のポンプからの操作用作動油を一方のタン
    デム管路および一方のパラレル管路に供給し、他方のポ
    ンプから操作用作動油を他方のタンデム管路および他方
    のパラレル管路に供給する第1状態と、一方のポンプか
    らの操作用作動油を前記一対のタンデム管路に供給し、
    他方のポンプからの操作用作動油を前記一対のパラレル
    管路に供給する第2状態とを切換える管路切換弁と、 少なくとも1つのアタッチメントが操作されており、か
    つ両方の走行モータが操作されているときのみ、前記一
    方のモータ用操作弁のパイロット切換弁から前記管路切
    換弁を第1状態から第2状態へ切換えるパイロット圧を
    導出するように接続される切換用パイロット管路とを含
    み、 前記各モータ用操作弁のパイロット切換弁は、走行モー
    タを操作中のとき出力側からシャトル弁へのパイロット
    圧を導出することを特徴とする建設車両の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記管路切換弁と前記一対のパラレル管
    路との間には、絞りがそれぞれ接続されることを特徴と
    する請求項1記載の建設車両の油圧回路。
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