JPH0352275Y2 - - Google Patents

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JPH0352275Y2
JPH0352275Y2 JP1985159130U JP15913085U JPH0352275Y2 JP H0352275 Y2 JPH0352275 Y2 JP H0352275Y2 JP 1985159130 U JP1985159130 U JP 1985159130U JP 15913085 U JP15913085 U JP 15913085U JP H0352275 Y2 JPH0352275 Y2 JP H0352275Y2
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switching valve
operating
oil
oil passage
hydraulic pump
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はクローラ式油圧シヨベルの如き全油
圧式建設機械の油圧回路に関するものである。
従来の技術 例えば、クローラ式油圧シヨベルの各種アクチ
ユエータには、2個、あるいは、それ以上の個数
の油圧ポンプからの圧油を供給し、これを切換弁
でコントロールして作動する如く構成している。
アクチユエータは通常、ブームシリンダ、アーム
シリンダ、バケツトシリンダ、旋回モータ、およ
び、左右の走行モータの6個よりなるが、これら
は単独に、あるいは、複数個が同時に作動する複
合操作によつて作動される。一般的な油圧回路に
おいては、各アクチユエータを作動させる切換弁
を2個のグループに分け、各々の切換弁のグルー
プに対して、各々別個の油圧ポンプを接続せし
め、各々のグループ内では切換弁をパラレルに接
続せしめている。このような油圧回路では、それ
ぞれ別個の切換弁のグループに属するアクチユエ
ータは他の切換弁のグループい属するアクチユエ
ータと同時に操作しても、他のグループに属する
アクチユエータに影響されることはない。しか
し、同一切換弁グループ内のアクチユエータを同
時に作動した場合は、作動圧の低いアクチユエー
タのみに圧油が流れ、作動圧の高いアクチユエー
タには圧油が流れず、作動しないという好ましか
らざる現象が生ずる。例えば、左右の走行モータ
を同時に作動させて進行している時、他の、より
低い作動圧となるアクチユエータを作動させた場
合は、該アクチユエータと同一グループ内にある
走行モータへの送油量がそのアクチユエータに取
られるため減少し、その結果として左右の走行モ
ータへの送油量が異なり、走行モータの回転速度
が異なつて走行が蛇行状態になるという好ましか
らぬ状態が生ずる。それを防止する目的で、従来
技術の油圧回路では、第3図に示す如く一方の第
1油圧ポンプ9から、第1走行モータ2操作用切
換弁1に通ずる油路10の途中にパイロツト切換
弁26が設けられてあるので、第1および第2走
行モータ2,15と他のアクチユエータを同時に
作動する場合、例えば湿地帯あるいは坂道など
で、走行しながらブーム、アームなどを使つて進
行する場合も支障はない。例えば、走行中にブー
ムシリンダ6を作動する場合を第3図について説
明する。第1,第2走行モータ操作用切換弁1,
14が操作され、第1走行モータ2と第2走行モ
ータ15は作動しており、更に、ブームシリンダ
6操作用切換弁5を操作してこれを切換える。こ
の状態では、切換弁1,5,14と連動する開閉
弁37,44,39が作動し、開閉弁37は油路
33を開通、開閉弁44は油路41を遮断、開閉
弁39は油路34を開通させている。それでバイ
パス油路41が閉ざされているため、第3油圧ポ
ンプ31の吐出圧油は、絞り38、油路33、開
閉弁37を経て、パイロツト圧油として、シヤト
ル弁35、油路36を通つてパイロツト切換弁2
6に達し、該パイロツト切換弁26をイ位置に切
換える。したがつて、第2油圧ポンプ21の圧油
は油路22を通つて第2走行モータ操作用切換弁
14に流れる以外に、分岐油路27、パイロツト
切換弁26イ位置の内部通路、油路10を通つて
第1走行モータ操作用切換弁1にも流れる。一
方、第1油圧ポンプ9の圧油は、該パイロツト切
換弁26イ位置の内部通路を通り、第1走行モー
タ操作用切換弁1の下流側にあるブームシリンダ
6操作用切換弁5へ、その上流側から流入する。
従つて、2個の走行モータ2,15は共に走行モ
ータ以外のアクチユエータとは独立して第2油圧
ポンプ21からの圧油のみの供給を、同時に受け
るので、走行中にブームシリンダ6を伸縮させて
も蛇行することはない。また、第1,第2走行モ
ータ操作用切換弁1,14を操作している時、上
述のブームシリンダ6操作用切換弁以外の切換弁
の1つまたは複数の切換弁を同時に操作したとき
においても、上記と同様、パイロツト切換弁26
はイ位置に切換わるので、第1,第2走行モータ
2,15へは、第2油圧ポンプ21の吐出圧油が
専用的に供給されるので、走行中の蛇行もなく機
体の移動が所定の速度でなされるものである。
考案が解決しようとする課題 上記従来の油圧回路では、第1,第2両走行モ
ータとそれ以外のアクチユエータとを同時に作動
させると、パイロツト切換弁が切換わり、第1油
圧ポンプの吐出圧油は走行モータ以外のアクチユ
エータへ、第2油圧ポンプの吐出圧油は第1,第
2両走行モータへ、それぞれ専用的に、所定の量
だけ供給される。従つて、機体の移動速度と、ブ
ームまたはアームの速度との比率は一定不変とな
る。ところが、クローラ式油圧シヨベルを例にと
ると、該油圧シヨベルが湿地帯から脱出したり、
あるいは、急勾配の傾斜地を登坂してゆく時に、
走行モータによる移動力に加えて、ブーム、アー
ムの力を利用して移動しなければならないことが
屡々ある。このようなとき、従来の油圧回路で
は、上述の如く、機体の移動速度とブームまたは
アームの作動速度は一定不変であるため、それぞ
れの力を完全に発揮させることは不可能であつ
た。
この考案は、この点に鑑み、走行モータと、そ
の下流側に配置された走行モータ以外のアクチユ
エータ操作用切換弁が同時に切換えられ、パイロ
ツト切換弁が切換わると、第1油圧ポンプの吐出
圧油の一部を第2油圧ポンプの吐出油路へ、また
は、その逆に、相互に流入させ、しかも、その流
入量を必要に応じて調整することにより、機体の
移動速度と、ブーム、アームなどのアクチユエー
タの作動速度との比率を変更できるようにしよう
とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の
手段は、 イ 複数のアクチユエータ操作用切換弁を2個の
グループに分け、おのおの別個の油圧ポンプの
圧油を供給し、上記切換弁の各グループの最上
流側に走行モータ操作用切換弁を設け、その下
流側に走行モータ以外のアクチユエータ操作用
切換弁を並列に配置した油圧回路であつて、 ロ 一方の油圧ポンプから、一方の切換弁グルー
プに属する走行モータ操作用切換弁に通じる油
路の中間に、 ハ 常時は、上記一方の油圧ポンプから一方の走
行モータ操作用切換弁に通じる油路を開路し、
他方の走行モータ操作用切換弁に通じる他方の
油圧ポンプからの油路の分岐油路を閉路してい
るが、パイロツト信号により切換わると、一方
の油圧ポンプの吐出油路を、2つの切換弁グル
ープの走行モータ操作用切換弁の下流側から、
走行モータ以外のアクチユエータ操作用切換弁
に圧油を供給する油路に接続し、他方の油圧ポ
ンプの吐出油路を、両方の走行モータ操作用切
換弁に同時に通じさせる機能のパイロツト切換
弁を備え、 ニ 該パイロツト切換弁には、走行モータ操作用
切換弁が操作され、なおかつ、その切換弁グル
ープに属する走行モータ以外のアクチユエータ
操作用切換弁を同時に操作したときにパイロツ
ト信号を発生する手段からの信号を導き、 ホ さらに、上記パイロツト切換弁が切換わつた
とき、2つの油圧ポンプの吐出油路を連通させ
る油路を設けるとともに、 ヘ 該連通させる油路の途中に、運転室内の操作
具により絞り調整が可能な可変絞り手段を設け
る。
作 用 走行モータとそれ以外の他のアクチユエータを
同時に操作すると、パイロツト切換弁は切換わつ
て、両者はそれぞれ別個の油圧ポンプから圧油を
供給され、そしてまた、第1,第2油圧ポンプの
両吐出口は、運転室から容易に絞り調整可能な可
変絞り手段によつて連通されている。そのため
に、通常走行モータ側の作動圧が高いので、第2
油圧ポンプからの圧油の一部が可変絞り部を通つ
て、他のアクチユエータ側へ送油される。したが
つて、他のアクチユエータ側のアクチユエータの
作動速度は上昇するが、その速度は運転者の操作
によつて加減ができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図はこの考案をクローラ式油圧
シヨベルの油圧回路に適用したときの実施例を示
す回路図で、図において、1は、第1走行モータ
2操作用の切換弁であり、3は旋回モータ4操作
用の切換弁であり、5はブームシリンダ6操作用
の切換弁であり、7はアームシリンダ8操作用の
切換弁であるが、これらの切換弁1,3,5,7
は切換弁グループAを形成し、最上流側の第1走
行モータ操作用切換弁1には第1油圧ポンプ9か
ら油路10が通じ、第1走行モータ操作用切換弁
1と他の切換弁3,5,7はそれぞれタンデムに
連結され、第1走行モータ操作用切換弁1の下流
側から各切換弁3,5,7へ並列回路形成用の油
路11,12,13が通じている。
14は第2走行モータ15操作用切換弁であ
り、16はバケツトシリンダ17操作用切換弁で
あり、18は前記ブームシリンダ操作用切換弁5
と連動し、ブームシリンダ6に合流油路19を形
成した切換弁であり、20は前記アームシリンダ
操作用切換弁7と連動し、アームシリンダ8に合
流油路53を形成した切換弁であるが、これらの
切換弁14,16,18,20は切換弁グループ
Bを形成し、最上流側の第2走行モータ操作用切
換弁14には第2油圧ポンプ21から油路22が
通じ、該第2走行モータ操作用切換弁14と他の
切換弁16,18,20とはタンデムに連結さ
れ、他の切換弁16,18,20はそれぞれ並列
に連結され、第2走行モータ操作用切換弁14の
下流側から各切換弁16,18,20へ油路2
3,24,25が通じている。
26は第1油圧ポンプ9から第1走行モータ操
作用切換弁1に通ずる油路10に設けたパイロツ
ト切換弁で、両グループA,Bの第1,第2走行
モータ操作用切換弁1,14とそれ以外の切換弁
のいずれか1個あるいは複数個を操作した時に、
第2油圧ポンプ21を第1走行モータ操作用切換
弁1と第2走行モータ操作用切換弁14に並列に
通ぜしめ、第1油圧ポンプ9を両切換弁グループ
A,Bの前記以外の切換弁3,5,7,16,1
8,20に並列に通ぜしめるためのもので、該パ
イロツト切換弁26には第2油圧ポンプ21の吐
出側油路22から分岐油路27が通じている。ま
た、該パイロツト切換弁26から切換弁グループ
Aの第1走行モータ操作用切換弁1以外の切換弁
3,5,7へ油路28,29が、切換弁グループ
Bの第2走行モータ操作用切換弁14以外の切換
弁16,18,20に油路28,30がそれぞ
れ、チエツク弁50,50を介して通じている。
31は第3油圧ポンプで、該油圧ポンプ31か
らの吐出圧油はパイロツト油路32を経て分岐
し、並行するパイロツト油路33,34を形成
し、該パイロツト油路33,34はシヤトル弁3
5、パイロツト油路36を経てパイロツト切換弁
26に通じている。37はパイロツト油路33に
設けた開閉弁で、該開閉弁37は第1走行モータ
操作用切換弁1と連動しており、該第1走行モー
タ操作用切換弁1が中立以外に切換えられた時の
み該パイロツト油路33を開通せしめるためのも
のであり、該開閉弁37の上流側の油路33には
絞り38を設けている。同様に39はパイロツト
油路34に設けた開閉弁で、該開閉弁39は第2
走行モータ操作用切換弁14と連動しており、該
第2走行モータ操作用切換弁14が中立以外に切
換えられた時のみパイロツト油路34を開通せし
めるためのもので、該開閉弁39の上流側のパイ
ロツト油路34には絞り40が設けられてある。
41はパイロツト油路33からタンク42に通ず
るバイパス油路で、該バイパス油路41には3個
の開閉弁43,44,45を直列に設けている。
開閉弁43は旋回モータ操作用切換弁3と連動す
る開閉弁であり、開閉弁44はブーム操作用切換
弁5と連動する開閉弁であり、開閉弁45はアー
ム操作用切換弁7と連動する開閉弁であり、これ
らの切換弁3,5,7が中立位置にある時のみ、
開閉弁43,44,45をそれぞれ開通するもの
で、それ以外に切換えられた時には閉鎖するもの
である。同様に、46はパイロツト油路34から
油タンク43に通ずるバイパス油路で、該バイパ
ス油路46には3個の開閉弁47,48,49を
直列に設けている。開閉弁47はバケツト操作用
切換弁16と連動する開閉弁であり、開閉弁48
はブームシリンダの合流操作用切換弁18と連動
する開閉弁であり、49はアームシリンダの合流
操作用切換弁20と連動する開閉弁である。そし
て、切換弁16,18,20が中立位置にある時
のみ、これらの開閉弁47,48,49はそれぞ
れ開通するもので、それ以外に切換えられた時に
は閉鎖するものである。そして本考案において
は、第1油圧ポンプ9と第1走行モータ操作用切
換弁1の上流側の油路10との間に、油路55を
設け、該油路55の途中に可変絞り56を、パイ
ロツト切換弁26を経由する油路10と並列に付
加設定した。そして、該可変絞り56の絞り調整
は運転者が運転室58内の操作具57によつて行
う。なお、第1図において54はチエツク弁であ
り、51はリリーフ弁、52は戻り油路である。
本考案は上記の如く構成しているが、実際に作
動する場合について説明する。
引例のクローラ式油圧シヨベルにおいて第1、
第2両走行モータと他のアクチユエータを同時に
作動する場合の本油圧回路の作動機能は、走行中
に旋回モータ4を作動する場合も、あるいはそれ
以外に、走行中にブームシリンダ6、アームシリ
ンダ8、バケツトシリンダ17を作動する場合も
同様であるので、以下では、油圧シヨベルが湿地
帯、あるいは、坂道などで、走行しながらブーム
を使つて登坂を容易にする場合を想定して説明す
る。前記のように走行モータ操作用切換弁1,1
4が操作され、第1,第2両走行モータ2,15
が作動しており、更にブームシリンダ6操作用切
換弁5を操作してこれを切換える。該切換弁5と
連動した開閉弁44が切換えられ、油タンク42
に通じたバイパス油路41が遮断される。該バイ
パス油路41が閉ざされるため、油路33のパイ
ロツト油は開閉弁37、シヤトル弁35、油路3
6を通つてパイロツト切換弁26に達し、該パイ
ロツト切換弁26をイ位置に切換える。したがつ
て、第2油圧ポンプ21の圧油は油路22を通つ
て第2走行モータ15操作用切換弁14に流れる
以外に、分岐油路27、パイロツト切換弁26の
イ位置の内部油路、油路10を通つて第1走行モ
ータ2操作用切換弁1に流れる。すなわち、2個
の走行モータ2,15は共に第2油圧ポンプ21
から圧油の供給を受ける。一方、第1油圧ポンプ
9の圧油は、パイロツト切換弁26のイ位置の内
部通路、油路28、チエツク弁50、油路29、
油路12、チエツク弁54、更に、ブームシリン
ダ6操作用切換弁5を通つてブームシリンダ6に
達し、戻り油は切換弁5、油路52を通つて油タ
ンク42に戻り、該ブームシリンダ6が作動す
る。このように走行モータ2,15とそれ以外の
他のアクチユエータを同時に作動させた場合に
は、それぞれ別個の油圧ポンプで作動させること
になり、走行モータ2,15がそれ以外の他のア
クチユエータの影響を受けることがなく、油圧シ
ヨベルは直進を確保する。そうして本考案にて
は、第1油圧ポンプ9からパイロツト切換弁26
を経由する油路10と並列に、可変絞り56を有
する油路55が、油路10に連通されている。こ
れは、パイロツト切換弁26がイ位置に切換わつ
ている時には、第1油圧ポンプ9と第2油圧ポン
プ21の吐出口側を可変絞り56を介して連通さ
せているものである。そのために、第2油圧ポン
プ21が吐出油を供給する走行モータ側か、第1
油圧ポンプ9が吐出油を供給する他のアクチユエ
ータ側か、いずれか油圧の高い方側から低い方側
へ可変絞り56を通つて圧油が流れる。本実施例
においては、通常走行モータ側の作動圧が高いの
で、第2油圧ポンプ21からの圧油は、油路2
7、パイロツト切換弁26、イ位置の右側油路、
可変絞り56、油路55、パイロツト切換弁2
6、イ位置の左側油路、油路28、チエツク弁5
0、油路29、油路12、チエツク弁54、切換
弁5を経て、ブームシリンダ6へ送油される。し
たがつて、ブームシリンダ6の作動速度は上昇す
る。そして、その場合の作動速度は、運転者が運
転室58内にて操作具57を操作して、可変絞り
56の絞り効果を加減することによつて調整がで
きる。
なお、第2図に示す図は本考案の他の実施例で
あるが、第1図における油路55、可変絞り56
にかえ、パイロツト切換弁26′内に運転室58
内の操作具57によつて絞り調整ができる可変絞
り56′を設けたものである。
考案の効果 上記のように、本考案はクローラ式油圧シヨベ
ル類似の全油圧式建設機械のアクチユエータを2
個のグループに分け、それぞれ別個の油圧ポンプ
で作動する如くし、第1、第2両走行モータとそ
れ以外の他のアクチユエータを同時に操作させた
場合に可変絞りの機能を働かせる如く、第1油圧
ポンプと第2油圧ポンプの吐出口の間に外部から
調整可能の可変絞りを有する連通油路を設けた。
従来技術の油圧回路にては、第1、第2油圧ポン
プの吐出圧油は、走行モータとそれ以外の他のア
クチユエータを同時に操作した場合、それぞれに
専用的に流入し、両者の作動速度の比は一定であ
つたので、或る一定の作業条件以外では不適当で
あつたり、また、複数のアクチユエータの作動力
を総合して高効率の作業を実現することは困難で
あつたが、可変絞りを付加設定した本考案の油圧
回路を持つ油圧シヨベルの場合を例にとれば、沼
地を前進する時、自走力のみでは難渋するような
ときでも、ブーム、アームなどを同時に操作作動
すると、走行モータ側の高圧圧油の一部は可変絞
りを通つてブーム、アームなど低圧側アクチユエ
ータに合流される。そのために、ブーム、アーム
などの作動速度を上昇させることが可能となつ
た。そしてそれとともに、現場の状況に応じて、
ブーム、アームなどの作動速度を遅くしたり、速
くしたりする必要が生じた場合には、運転者は可
変絞り用の操作具にて絞り調整を行う。そうする
ことによつて、ブーム、アームなどの作動速度を
必要に応じて調整できるので、クローラ式油圧シ
ヨベルのみならず、類似の全油圧式建設機械の走
行中の作業アタツチメントの作業性を向上させる
ことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧回路図、第2図は第1図
の他の実施例、第3図は従来技術の油圧回路図で
ある。 1……切換弁、2……第1走行モータ、4……
旋回モータ、6……ブームシリンダ、8……アー
ムシリンダ、9……第1油圧ポンプ、10……油
路、21……第2油圧ポンプ、26,26′……
パイロツト切換弁、31……第3油圧ポンプ、3
2……パイロツト油路、35……シヤトル弁、3
7……開閉弁、38……絞り、39……開閉弁、
55……油路、56,56′……可変絞り、57
……操作具、58……運転室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のアクチユエータ操作用切換弁を2個の切
    換弁グループに分け、それぞれ別個の油圧ポンプ
    の圧油を供給し、各切換弁グループの最上流側
    に、走行用モータ操作用切換弁を設け、その下流
    側に走行モータ以外のアクチユエータ操作用切換
    弁を並列に配置すると共に、一方の油圧ポンプか
    ら一方の切換弁グループの走行モータ操作用切換
    弁に通じる油路の中間に設け、常時は、上記一方
    の油圧ポンプから一方の走行モータ操作用切換弁
    に通じる油路を開路し、他方の走行モータ操作用
    切換弁に通じる他方の油圧ポンプからの油路の分
    岐油路を閉路しているが、パイロツト信号により
    切換わると、一方の油圧ポンプからの油路を、二
    つの切換弁グループの走行モータ操作用切換の下
    流側から、走行モータ以外のアクチユエータ操作
    用切換弁に、同時に通じさせる通路および他方の
    油圧ポンプからの油路を、他方の走行モータ操作
    用切換弁と同時に、一方の走行モータ操作用切換
    弁にも通じさせる機能のパイロツト切換弁とを備
    えた油圧回路において、走行モータ操作用切換弁
    およびその切換弁グループに属する走行モータ以
    外のアクチユエータ操作用切換弁の何れか1また
    は複数が同時に操作されると、上記パイロツト切
    換弁に信号を発する手段と、上記パイロツト切換
    弁が、該信号により切換わつたときのみ、2つの
    油圧ポンプの吐出油路を、外部から調整可能な可
    変絞り手段を介して連通させる油路と、上記可変
    絞り手段の絞り調整をすることのできる操作具
    と、からなる建設機械の油圧回路。
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