JP4795875B2 - 建設機械の昇圧回路、建設機械の昇圧回路の供給部体 - Google Patents

建設機械の昇圧回路、建設機械の昇圧回路の供給部体 Download PDF

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Description

本発明は、建設機械の昇圧回路、および、複数の部体が連設された多連弁として形成されている建設機械の昇圧回路において設けられその複数の部体のうちのポンプからの圧油が供給される部体である建設機械の昇圧回路の供給部体に関する。
従来、建設機械においてその走行モータのみが駆動されるときにはリリーフ弁の設定圧力を変更することで油圧を昇圧して走行モータの駆動トルクを上昇させる建設機械の昇圧回路が知られている(特許文献1参照)。すなわち、特許文献1に記載の昇圧回路は、走行モータのみが駆動されるときには油圧を昇圧し、走行モータ以外のアクチュエータが走行モータと連動して駆動されるときには油圧が通常設定圧となるように、リリーフ弁の圧力を設定する。
特開昭62−21163号公報(第7−8頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載された建設機械の昇圧回路においては、リリーフ弁(25)の背圧を変更して昇圧するための機構として、リリーフ弁のベントラインに設置されて通常設定圧を決めるパイロットリリーフ弁(71)および昇圧時の圧力を決めるパイロットリリーフ弁(72)と、左右の走行モータへの圧油の供給を制御する走行用操作弁(3、6)の何れか又は両方が切り換わったときに切り換わり昇圧時の圧力に設定するバルブ(70)と、昇圧時の圧力設定から通常設定圧に切り換えるための解除用のパイロット通路である通路(62)とが必要となる。このような昇圧するための機構を備える建設機械の昇圧回路は、複数の部体が連設された多連弁として形成される。そして、その昇圧するための機構は、それらの複数の部体においてポンプからの圧油が供給される部体である供給部体に設けられる。このため、その供給部体が肥大化してしまうという問題がある。
また、建設機械の昇圧回路においては、建設機械の各アクチュエータの作動を検出することで各アクチュエータの作動状態に応じてエンジンの回転速度を制御するためのオートアイドル信号を発生させるオートアイドル信号通路が設けられることがある。また、建設機械の昇圧回路においては、第1乃至第3ポンプが設けられている場合において左右走行モータと他のアクチュエータとが作動したことを検出することで第3ポンプから供給される圧油を第1ポンプおよび第2ポンプから供給される圧油に合流させるための合流切換弁を切り換える走行合流信号を発生させる走行合流用パイロット通路が設けられることもある。そして、特許文献1に記載の昇圧回路においては、前述したように昇圧時の圧力設定から通常設定圧に切り換えるための解除用のパイロット通路が必要となるため、上述のオートアイドル信号通路や走行合流用パイロット通路が設けられる場合には、これらの通路とともに解除用のパイロット通路も設けなくてはならず、通路用のスペースが大きくなってしまい、昇圧回路が肥大化してしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、肥大化を抑制することができる建設機械の昇圧回路および建設機械の昇圧回路の供給部体を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る建設機械の昇圧回路の供給部体は、第1ポンプに連通する第1ポンプ通路と、第2ポンプに連通する第2ポンプ通路と、タンクに連通するタンク通路と、前記タンク通路と前記第1ポンプ通路との間に設けられ、前記第1ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第1チェック弁と、前記タンク通路と前記第2ポンプ通路との間に設けられ、前記第2ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第2チェック弁と、前記第1チェック弁の下流側および前記第2チェック弁の下流側に接続されて余剰圧油を前記タンク通路に排出するメインリリーフ弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を常圧に制御する常圧用子弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を前記常圧よりも高い昇圧に制御する昇圧用子弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室を前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とのいずれかに切り換えて接続する背圧切換弁と、前記背圧切換弁の一端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記昇圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための昇圧信号が導入される昇圧パイロット室と、前記背圧切換弁の他端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記常圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための解除信号が導入される常圧パイロット室と、を備えて複数の部体が連設された多連弁として形成されている建設機械の昇圧回路において設けられ、前記複数の部体における前記第1ポンプおよび前記第2ポンプからの圧油が供給される部体である建設機械の昇圧回路の供給部体である。そして、本発明に係る建設機械の昇圧回路の供給部体における第1の特徴は、一体的に組み付けられる第1ブロックと第2ブロックとを備え、前記第1ブロックには、前記第1ポンプに接続される第1ポンプポートと、前記第1ポンプポートに連通する前記第1ポンプ通路と、前記第2ポンプに接続される第2ポンプポートと、前記第2ポンプポートに連通する前記第2ポンプ通路と、前記タンク通路とが形成され、前記第1チェック弁と前記第2チェック弁とが、前記第1ブロックに配置され、前記メインリリーフ弁が、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で当該第1ブロックと当該第2ブロックとに亘って配置され、前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおいて前記多連弁の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置され、前記背圧切換弁が前記第2ブロックにおいて前記常圧用子弁および前記昇圧用子弁よりも前記第1ブロック側に位置するように配置されるとともに、当該背圧切換弁のスプールが前記直交平面に位置するように配置されていることである。
この構成によると、昇圧回路の供給部体は一体に組み付けられる第1ブロックと第2ブロックとで構成されており、第1チェック弁と第2チェック弁とが第1ブロックに配置されている。そして、両チェック弁の下流側に接続されるメインリリーフ弁が第1ブロックと第2ブロックとの間でこれらの第1ブロックと第2ブロックとに亘って配置され、背圧切換弁が第2ブロックに配置されている。このため、メインリリーフ弁を第1ブロックと第2ブロックとの間に配置して他の構成要素に対する寸法制約を抑制するようメインリリーフ弁の配置スペースを効率化するとともに、背圧切換弁もコンパクトにまとめて配置することができる。これにより、供給部体の小型化を図ることができる。また、常圧用子弁と昇圧用子弁とが第2ブロックにおいて多連弁の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置されているとともに、背圧切換弁が第2ブロックにおいて常圧用子弁および昇圧用子弁よりも第1ブロック側に位置するように配置され、さらに、背圧切換弁のスプールが前述の直交平面に位置するように配置されている。このため、常圧用子弁と昇圧用子弁とを近接化して配置するとともに、背圧切換弁も同じ直交平面において常圧用子弁および昇圧用子弁に近接化して配置することができ、供給部体をその厚み方向やその厚み方向と垂直な広がり方向において小型化することができる。したがって、本発明の構成によると、肥大化を抑制することができる建設機械の昇圧回路の供給部体を得ることができる。
本発明に係る建設機械の昇圧回路の供給部体における望ましい第2の特徴は、前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、互いに平行に位置するように配置されていることである。
この構成によると、常圧用子弁と昇圧用子弁とが互いに平行に位置するように配置されているため、常圧用子弁と昇圧用子弁とをさらに近接配置して供給部体の小型化を図ることができる。
本発明に係る建設機械の昇圧回路の供給部体における望ましい第3の特徴は、前記第1ポンプポートと前記第2ポンプポートとが、前記第1ブロックにおける前記連設方向と平行な側面である同一の第1の側面で開口し、前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおける前記連設方向と平行な側面であって前記第1の側面が位置する平面と直交する第2の側面で並んで突設されていることである。
この構成によると、第1および第2ポンプポートが開口する連設方向と平行な第1の側面が位置する平面と直交する第2の側面で、常圧用子弁と昇圧用子弁とが並んで突設されている。このため、第1および第2ポンプポートの位置と干渉することを抑制しつつ、常圧用子弁と昇圧用子弁との配置スペースを効率化でき、供給部体のさらなるコンパクト化を図ることができる。
また、本発明に係る建設機械の昇圧回路は、第1ポンプに連通する第1ポンプ通路と、第2ポンプに連通する第2ポンプ通路と、タンクに連通するタンク通路と、前記タンク通路と前記第1ポンプ通路との間に設けられ、前記第1ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第1チェック弁と、前記タンク通路と前記第2ポンプ通路との間に設けられ、前記第2ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第2チェック弁と、前記第1チェック弁の下流側および前記第2チェック弁の下流側に接続されて余剰圧油を前記タンク通路に排出するメインリリーフ弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を常圧に制御する常圧用子弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を前記常圧よりも高い昇圧に制御する昇圧用子弁と、前記メインリリーフ弁の背圧室を前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とのいずれかに切り換えて接続する背圧切換弁と、前記背圧切換弁の一端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記昇圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための昇圧信号が導入される昇圧パイロット室と、前記背圧切換弁の他端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記常圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための解除信号が導入される常圧パイロット室と、を備えている建設機械の昇圧回路である。そして、本発明に係る建設機械の昇圧回路における第1の特徴は、建設機械の各アクチュエータの作動を検出することで、前記各アクチュエータの作動状態に応じてエンジンの回転速度を制御するためのオートアイドル信号を発生させるオートアイドル信号通路と、左走行モータへの圧油の供給を制御する左走行モータ用方向切換弁と連動するように設けられる左走行用パイロット弁と、右走行モータへの圧油の供給を制御する右走行モータ用方向切換弁と連動するように設けられる右走行用パイロット弁と、前記左走行モータおよび前記右走行モータ以外の前記第1ポンプまたは前記第2ポンプから圧油が供給される他のアクチュエータへの圧油の供給を制御する他のアクチュエータ用方向切換弁に連動するように設けられる他のアクチュエータ用パイロット弁と、をさらに備え、前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁は前記オートアイドル信号通路の上流側に配置され、前記他のアクチュエータ用パイロット弁は前記オートアイドル信号通路における前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁の下流側に配置され、前記左走行用パイロット弁、前記右走行用パイロット弁、および前記他のアクチュエータ用パイロット弁は、いずれも、中立位置では前記オートアイドル信号通路を連通する連通状態に切り換わり、切換位置では前記オートアイドル信号通路を遮断する遮断状態に切り換わり、前記オートアイドル信号通路からのパイロット圧油が前記解除信号として前記常圧パイロット室に導入されるように、前記常圧パイロット室が前記オートアイドル信号通路に対して前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁と前記他のアクチュエータ用パイロット弁との間で接続され、少なくとも前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁が切換位置のときに前記常圧パイロット室にパイロット圧油を供給可能な供給通路がさらに設けられていることである。
この構成によると、オートアイドル信号通路からのパイロット圧油が解除信号として常圧パイロット室に導入されるように、常圧パイロット室がオートアイドル信号通路に対して左右走行用パイロット弁と他のアクチュエータ用パイロット弁との間で接続されている。これにより、オートアイドル信号通路を利用し、解除信号を取り出すことができるため、第1ポンプまたは第2ポンプから圧油が供給される他のアクチュエータの作動を検出して昇圧を解除するためのパイロット通路をオートアイドル信号通路と共通化することができる。また、少なくとも左右走行用パイロット弁が切換位置のときに常圧パイロット室にパイロット圧油を供給可能な供給通路がさらに設けられている。このため、オートアイドル信号通路の上流側に配置されている左右走行用パイロット弁が切り換わったときであっても、他のアクチュエータの作動を検出して昇圧を解除するための解除信号をこの供給通路を介して確実に取り出すことができる。
本発明に係る建設機械の昇圧回路における望ましい第2の特徴は、前記左走行モータと、前記右走行モータと、前記他のアクチュエータのうちの1つのアクチュエータとが作動したことを検出することで、第3ポンプから供給される圧油を前記第1ポンプおよび前記第2ポンプから供給される圧油に合流させるための合流切換弁を切り換える走行合流信号を発生させる走行合流用パイロット通路をさらに備え、前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁は、前記走行合流用パイロット通路に接続され、中立位置で前記走行合流用パイロット通路を前記タンク通路に連通するタンク連通状態に切り換わり、切換位置で前記走行合流用パイロット通路と前記タンク通路とを遮断するタンク遮断状態に切り換わり、前記左走行用パイロット弁と、前記右走行用パイロット弁と、前記他のアクチュエータ用パイロット弁とが、前記走行合流用パイロット通路に対して並列に接続され、前記走行合流用パイロット通路から前記供給通路を介して前記オートアイドル信号通路における前記他のアクチュエータ用パイロット弁の上流側へと至る経路に設けられ、前記走行合流用パイロット通路から前記オートアイドル信号通路へと至る方向を順方向とするパイロット通路逆止弁がさらに設けられていることが望ましい。
この構成によると、左右走行用パイロット弁および他のアクチュエータ用パイロット弁が走行合流用パイロット通路に対して並列に接続されており、走行合流用パイロット通路から供給通路を介してオートアイドル信号通路へと他のアクチュエータ用パイロット弁の上流側にてパイロット圧油が供給される。これにより、左右走行用パイロット弁が切換位置であっても走行合流用パイロット通路から他のアクチュエータ用パイロット弁にパイロット圧油が供給される。このため、他のアクチュエータの作動を検出して昇圧を解除するのに必要な解除信号を発生させるためのパイロット圧油を供給する機能を走行合流用パイロット通路に兼ねさせることができ、別途解除信号用のパイロット通路を設けなくてもよい。そして、オートアイドル信号通路に解除信号用のパイロット通路を共通化することに加え、走行合流用パイロット通路も共通化することができる。
また、本発明の他の観点に係る建設機械の昇圧回路の供給部体は、複数の部体が連設された多連弁として形成されている本発明に係る建設機械の昇圧回路であって上記第2の特徴を備えるものに設けられ、前記複数の部体における前記第1ポンプおよび前記第2ポンプからの圧油が供給される部体である建設機械の昇圧回路の供給部体であって、一体的に組み付けられる第1ブロックと第2ブロックとを備え、前記第1ブロックには、前記第1ポンプに接続される第1ポンプポートと、前記第1ポンプポートに連通する前記第1ポンプ通路と、前記第2ポンプに接続される第2ポンプポートと、前記第2ポンプポートに連通する前記第2ポンプ通路と、前記タンク通路とが形成され、前記第1チェック弁と前記第2チェック弁とが、前記第1ブロックに配置され、前記メインリリーフ弁が、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で当該第1ブロックと当該第2ブロックとに亘って配置され、前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおいて前記多連弁の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置され、前記背圧切換弁が前記第2ブロックにおいて前記常圧用子弁および前記昇圧用子弁よりも前記第1ブロック側に位置するように配置されるとともに、当該背圧切換弁のスプールが前記直交平面に位置するように配置され、前記パイロット通路逆止弁が前記第2ブロックに配置されていることを特徴とする。さ
この構成によると、走行合流用パイロット通路から供給通路を介してオートアイドル信号通路へと至る方向を順方向とするパイロット通路逆止弁が第2ブロックに配置されているため、各パイロット通路が配置されるスペースに対してパイロット通路逆止弁が寸法制約となることを抑制するようパイロット通路逆止弁の配置スペースを効率化できる。これにより、各パイロット通路が配置される部分が肥大化することを抑制できる。
以下、本発明の好適な実施の形態に係る建設機械の昇圧回路、および、建設機械の昇圧回路の供給部体について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る建設機械の昇圧回路1(以下、単に昇圧回路1という)を示す油圧回路図である。図1に示す昇圧回路1は、図示しない建設機械に備えられており、左走行モータ、右走行モータ、旋回モータ、および荷役動作を行うための各種アクチュエータを備える建設機械の油圧回路として用いられる。また、この昇圧回路1は、図2に示すように、複数の部体(20a〜20h、20j、20k、20m、20n、21)が連設された多連弁2として形成されている。
図1に示すように、昇圧回路1は、第1ポンプ11およびこの第1ポンプ11から圧油が供給される第1系統、第2ポンプ12およびこの第2ポンプから圧油が供給される第2系統、第3ポンプ13およびこの第3ポンプ13から圧油が供給される第3系統を備えて構成されている。第1系統には、右走行モータへの圧油の供給を制御する右走行モータ用方向切換弁30、ブームシリンダ18とこのブームシリンダ18への圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁31、バケットシリンダ19とこのバケットシリンダ19への圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁32が備えられている。第2系統には、左走行モータへの圧油の供給を制御する左走行モータ用方向切換弁29、アームシリンダ17とこのアームシリンダ17への圧油の供給を制御するアーム用方向切換弁28、サービス用方向切換弁27が備えられている。第3系統には、アングルシリンダ14とこのアングルシリンダ14への圧油の供給を制御するアングル用方向切換弁22、ドーザシリンダ15とこのドーザシリンダ15への圧油の供給を制御するドーザ用方向切換弁23、ブームスイングシリンダ16とこのブームスイングシリンダ16への圧油の供給を制御するブームスイング用方向切換弁24、旋回モータへの圧油の供給を制御する旋回モータ用方向切換弁25が備えられている。また、第1系統と第2系統との間には、第3ポンプ13から供給される圧油を第1ポンプ11および第2ポンプ12から供給される圧油に合流させるための合流切換弁26が設けられている。
そして、昇圧回路1においては、各方向切換弁(22〜25、27〜32)と連動するように設けられる各パイロット弁(22a〜25a、27a〜32a)が、各方向切換弁(22〜25、27〜32)に対応して備えられている。例えば、左走行用パイロット弁29aは左走行モータ用方向切換弁29に、右走行用パイロット弁30aは右走行モータ用パイロット弁30に、サービス用パイロット弁27aはサービス用方向切換弁27に、アーム用パイロット弁28aはアーム用方向切換弁28に、ブーム用パイロット弁31aはブーム用方向切換弁31に、バケット用パイロット弁32aはバケット用方向切換弁32に、それぞれ連動するように設けられている。なお、サービス用パイロット弁27a、アーム用パイロット弁28a、ブーム用パイロット弁31a、およびバケット用パイロット弁32aは、本実施形態における他のアクチュエータ用パイロット弁を構成している。すなわち、左走行モータおよび右走行モータ以外の第1ポンプ11または第2ポンプ12から圧油が供給される他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19、アームシリンダ17)への圧油の供給を制御する他のアクチュエータ用方向切換弁(27、28、31、32)にそれぞれ連動するように設けられる他のアクチュエータ用パイロット弁(27a、28a、31a、32a)を構成している。
また、昇圧回路1においては、図1に示すように、第1ポンプ11に連通する第1ポンプ通路34、第2ポンプ12に連通する第2ポンプ通路35、タンク33に連通するタンク通路36、第1チェック弁37、第2チェック38、メインリリーフ弁39、常圧用子弁40、昇圧用子弁41、背圧切換弁42、オートアイドル信号通路43、走行合流用パイロット通路44、供給通路45なども備えられている。
第1チェック弁37は、タンク通路36と第1ポンプ通路34との間に配置されており、第1ポンプ11からからタンク通路36への圧油の流れを順方向とする逆止弁として設けられている。第2チェック弁38は、タンク通路36と第2ポンプ通路35との間に配置されており、第2ポンプ通路35からタンク通路36への圧油の流れを順方向とする逆止弁として設けられている。メインリリーフ弁39は、第1チェック弁37の下流側および第2チェック弁38の下流側に接続されている(すなわち、第1チェック弁37および第2チェック38と、タンク通路36との間に配置されている)。そして、このメインリリーフ弁39は、第1ポンプ11および第2ポンプ12から供給される圧油のうちの余剰圧油をタンク通路36に排出するリリーフ弁として設けられている。
常圧用子弁40は、メインリリーフ弁39の背圧室に接続されてリリーフ圧(余剰圧油として排出される圧油の圧力として設定される圧力)を常圧(通常の設定圧)に制御する弁として設けられている。また、昇圧用子弁41は、メインリリーフ弁39の背圧室に接続されてリリーフ圧を常圧より高い昇圧(走行モータのみが駆動されるときに通常の設定圧よりも高い圧力として設定される設定圧)に制御する弁として設けられている。
背圧切換弁42は、メインリリーフ弁39の背圧室を常圧用子弁40と昇圧用子弁41とのいずれかに切り換えて接続するようになっている。すなわち、常圧用子弁40および昇圧用子弁41は、背圧切換弁42を介してメインリリーフ弁39の背圧室に接続されている。そして、背圧切換弁42が解除位置(通常位置)42aのときには常圧用子弁40が、背圧切換弁42が昇圧位置42bのときには昇圧用子弁41が、それぞれメインリリーフ弁39の背圧室に接続されることになる。この背圧切換弁42には、昇圧パイロット室42cと常圧パイロット室42dとが設けられている。昇圧パイロット室42cは、背圧切換弁42の一端側に形成されており、メインリリーフ弁39の背圧室と昇圧用子弁41とを接続するように背圧切換弁42が昇圧位置42bに切り換えられるためのパイロット圧油としての昇圧信号が導入されるようになっている。また、常圧パイロット室42dは、背圧切換弁42の他方に形成されており、メインリリーフ弁39の背圧室と常圧用子弁40とを接続するように背圧切換弁42が解除位置42aに切り換えられるためのパイロット圧油としての解除信号が導入されるようになっている。
オートアイドル信号通路43は、建設機械の各アクチュエータの作動を検出することでその各アクチュエータの作動状態に応じてエンジンの回転速度を制御するためのオートアイドル信号を発生させるようになっている。オートアイドル信号はポート49から取り出されるようになっている。このオートアイドル信号通路43は、図示しないパイロットポンプからのパイロット圧油が供給されるようになっており、第3系統の各パイロット弁(25a、24a、23a、22a)、左右走行用パイロット弁(29a、30a)、ブーム用パイロット弁31a、バケット用パイロット弁32a、アーム用パイロット弁28a、およびサービス用パイロット弁27aを経てタンク通路36へと接続されている。すなわち、左走行用パイロット弁29aおよび右走行用パイロット弁30aはオートアイドル信号通路43の上流側に配置され、他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)はオートアイドル信号通路43における左走行用パイロット弁29aおよび右走行用パイロット弁30aの下流側に配置されている。そして、常圧パイロット室42dがオートアイドル信号通路43に対して左走行用パイロット通路29aおよび右走行用パイロット通路30aと他のアクチュエータ用パイロット通路(31a、32a、28a、27a)との間で通路46を介して接続されている。これにより、オートアイドル信号通路43からのパイロット圧油が前述の解除信号として常圧パイロット室42dに導入されるようになっている。
なお、左走行用パイロット弁29a、右走行用パイロット弁30a、および他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)は、いずれも、中立位置(29b、30b、31b、32b、28b、27b)ではオートアイドル信号通路43を連通する連通状態に切り換わり、切換位置(29c、29d、30c、30d、31c、31d、32c、32d、28c、28d、27c、27d)ではオートアイドル信号通路43を遮断する遮断状態に切り換わるようになっている。
走行合流用パイロット通路44は、左走行モータと、右走行モータと、他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)のうちの1つのアクチュエータとが作動したことを検出することで、合流切換弁26を切り換える走行合流信号を発生させるようになっている。この走行合流用パイロット通路44は、パイロットポンプから合流切換弁26のパイロット室へと圧油を供給する通路に接続するとともに、サービス用パイロット弁27a、左走行用パイロット弁29a、および右走行用パイロット弁30aを経てタンク通路36へ接続されている。そしてさらに、左走行用パイロット弁29aは走行合流用パイロット通路44から分岐する通路47にも接続されており、走行合流用パイロット通路44は他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)が配置されているオートアイドル信号通路43に対して供給通路45および通路46を介して接続されている。このため、左走行用パイロット弁29aと、右走行用パイロット弁30aと、他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)とが、走行合流用パイロット通路44に対して並列に接続されるようになっている。
なお、左走行用パイロット弁29aおよび右走行用パイロット弁30aは、中立位置(29b、30b)で走行合流用パイロット通路44をタンク通路36に連通するタンク連通状態に切り換わり、切換位置(29c、29d、30c、30d)で走行合流用パイロット通路44とタンク通路36とを遮断するタンク遮断状態に切り換わるようになっている。
また、供給通路45は、常圧パイロット室42dに接続されているとともに、左走行用パイロット弁29aと右走行用パイロット弁30aとの間で走行合流用パイロット通路44に接続されている。そして、左走行用パイロット弁29aは切換位置(29c、29d)のときには走行合流用パイロット通路44を連通した状態に保ち、右走行用パイロット弁30aは切換位置(30c、30d)のときには走行合流用パイロット通路44を遮断するようになっている。このため、供給通路45は、少なくとも左走行用パイロット弁29aおよび右走行用パイロット弁30aが切換位置(29c、29d、30c、30d)のときに常圧パイロット室42dにパイロット圧油を供給可能になっている。
なお、走行合流用パイロット通路44から供給通路45および通路46を介してオートアイドル信号通路43における他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)の上流側へと至る経路には、逆止弁48が設けられている。この逆止弁48は、走行合流用パイロット通路44からオートアイドル信号通路43へと至る方向を順方向とするように設けられており、本実施形態におけるパイロット通路逆止弁を構成している。
ここで、上述した昇圧回路1においてメインリリーフ弁39によるリリーフ圧を常圧と昇圧との間で切り換える作動について説明する。まず、全ての方向切換弁(22〜25、27〜32)が操作されていない状態においては、昇圧パイロット室42cには昇圧信号は導入されておらず、オートアイドル信号通路43および走行合流用パイロット通路44ともにタンク通路36に連通した状態で常圧パイロット室42dにパイロット圧が作用していない状態になっている。このため、常圧パイロット室42dにおいて作用するバネ圧により背圧切換弁42は解除位置42aになっており、メインリリーフ弁39の背圧室が常圧用子弁40に接続された状態になっている。これにより、昇圧回路1においては、メインリリーフ弁39のリリーフ圧が常圧に設定された状態になっている。
一方、走行モータのみが駆動されているとき、すなわち左右走行モータ用方向切換弁(29、30)が2速に操作されているときには、昇圧パイロット室42cに昇圧信号が導入される。このため、常圧パイロット室42dにおいて作用するバネ圧に抗して背圧切換弁42が昇圧位置42bに切り換えられ、メインリリーフ弁39の背圧室が昇圧用子弁41に接続されることになる。これにより、昇圧回路1においては、走行モータのみ駆動されているときにメインリリーフ弁39のリリーフ圧が昇圧に設定されることになり、走行モータの駆動トルクを上昇させることができる。なお、このときは、走行モータ用方向切換弁(29、30)が切換位置(29c又は29d、30c又は30d)に切り換わっているためオートアイドル信号通路43の上流側からのパイロット圧油は常圧パイロット室42dに導入されない状態になっている。そして、走行モータ用方向切換弁(29、30)以外の方向切換弁(22〜25、27、28、31、32)はいずれも操作されていないため、走行合流用パイロット通路44からのパイロット圧油は、供給通路45、通路46およびオートアイドル信号通路43を経てタンク通路36へと逃がされた状態になっている。このため、常圧パイロット室42dには解除信号が導入されない状態になっている。
続いて、上述のように走行モータのみが駆動されている状態からさらに他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)のうちの少なくともいずれかも駆動された場合、すなわち、走行モータ用方向切換弁(29、30)のみが操作されている状態からさらに他のアクチュエータ用方向切換弁(27、28、31、32)のうちの少なくともいずれかも駆動された場合について説明する。この場合、他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)のうちの少なくともいずれかが切換位置(31c、31d、32c、32d、28c、28d、27c、27d)に切り換わるため、オートアイドル信号通路43が遮断されることになる。そして、左右走行用パイロット弁(29a、30a)が切換位置(29c、29d、30c、30d)に切り換わっているため、走行合流用パイロット通路44からのパイロット圧油が供給通路45を経て常圧パイロット室42dに解除信号として導入されることになる。すなわち、オートアイドル信号通路43における通路46が接続している箇所よりも下流側が遮断されているため、供給通路45からの圧油は解除信号として常圧パイロット室42dに導入されることになる。このため、解除信号と常圧パイロット室42dにおいて作用するバネ圧とにより昇圧信号に抗して背圧切換弁42が解除位置42aに切り換えられ、メインリリーフ弁39の背圧室が常圧用子弁40に接続されることになる。これにより、昇圧回路1においては、走行モータに加えて他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)のうちの少なくともいずれかが駆動されるとメインリリーフ弁39のリリーフ圧が常圧に設定されることになり(昇圧の状態が解除されることになり)、走行モータの駆動トルクを通常の設定に戻すことができる。
次に、本発明の一実施の形態に係る建設機械の昇圧回路の供給部体21(以下、単に供給部体21という)について説明する。前述したように、図1に示す昇圧回路1は、図2に示すように、複数の部体(20a〜h、20j、20k、20m、20n、21)が連設された多連弁2として形成されている。そして、本実施形態の供給部体21は、この昇圧回路1を構成している多連弁2において設けられており、複数の部体において第1ポンプ11および第2ポンプ12から圧油が供給される部体として構成されている。なお、この供給部体21の説明においては、昇圧回路1において説明した構成要素については、同一の符号を用い、適宜説明を割愛する。
図3は、図2に示す供給部体21のみを取り出して示した平面図(図3(a))とその側面図(図3(b))とを示したものである。図2および図3に示すように、供給部体21は、一体的に組み付けられる第1ブロック21aと第2ブロック21bとを備えて構成されている。第1ブロック21aと第2ブロック21bとは、多連弁2の連設方向と直交する方向において並ぶように配置される。
図4は図3のIV−IV線矢視断面図を、図5は図3のV−V線矢視断面図をそれぞれ示したものである。図3乃至図5に示すように、第1ブロック21aには、第1ポンプ11に接続される第1ポンプポート50、第1ポンプポート50に連通する第1ポンプ通路34、第2ポンプ12に接続される第2ポンプポート51、第2ポンプポート51に連通する第2ポンプ通路35、タンク通路36などが形成されている。第1ポンプポート50と第2ポンプポート51とは、第1ブロック21aにおける多連弁2の連設方向と平行な側面である同一の第1の側面52で開口している。そして、第1ブロック21aには、第1チェック弁37と第2チェック弁38とが配置されている。また、メインリリーフ弁39は、第1ブロック21aと第2ブロック21bとの間で第1ブロック21aと第2ブロック21bとに亘って配置されている。また、逆止弁48は第2ブロック21bに配置されている。
また、図3乃至図5に示すように、常圧用子弁40および昇圧用子弁41は、第2ブロックにおいて多連弁2の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置されている(すなわち、図5に示す断面がこの直交平面に位置していることになる)。これらの常圧用子弁40と昇圧用子弁41とは、互いに平行に位置するように配置されており、第2ブロック21bにおける多連弁2の連設方向と平行な側面であって第1の側面52が位置する平面と直交する第2の側面53で並んで突設されている。また、図5によく示すように、背圧切換弁42は、第2ブロック21bにおいて常圧用子弁40および昇圧用子弁41よりも第1ブロック21a側に位置するように配置されている。そして、背圧切換弁42のスプール54は、前述の直交平面(図5に示す断面が位置する平面)に位置するように配置されている。
以上説明したように、本実施形態の供給部体21によると、この供給部体21は一体に組み付けられる第1ブロック21aと第2ブロック21bとで構成されており、第1チェック弁37と第2チェック弁38とが第1ブロック21aに配置されている。そして、両チェック弁(37、38)の下流側に接続されるメインリリーフ弁39が第1ブロック21aと第2ブロック21bとの間でこれらの第1ブロック21aと第2ブロック21bとに亘って配置され、背圧切換弁42が第2ブロック21bに配置されている。このため、メインリリーフ弁39を第1ブロック21aと第2ブロック21bとの間に配置して他の構成要素に対する寸法制約を抑制するようメインリリーフ弁39の配置スペースを効率化するとともに、背圧切換弁42もコンパクトにまとめて配置することができる。これにより、供給部体21の小型化を図ることができる。
また、常圧用子弁40と昇圧用子弁41とが第2ブロック21bにおいて多連弁2の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置されているとともに、背圧切換弁42が第2ブロック21bにおいて常圧用子弁40および昇圧用子弁41よりも第1ブロック21a側に位置するように配置され、さらに、背圧切換弁42のスプール54が前述の直交平面に位置するように配置されている。このため、常圧用子弁40と昇圧用子弁41とを近接化して配置するとともに、背圧切換弁42も同じ直交平面において常圧用子弁40および昇圧用子弁41に近接化して配置することができ、供給部体21をその厚み方向やその厚み方向と垂直な広がり方向において小型化することができる。
したがって、本実施形態によると、肥大化を抑制することができる建設機械の昇圧回路の供給部体を得ることができる。
また、供給部体21によると、常圧用子弁40と昇圧用子弁41とが互いに平行に位置するように配置されているため、常圧用子弁40と昇圧用子弁41とをさらに近接配置して供給部体の小型化を図ることができる。
また、供給部体21によると、第1ポンプポート50および第2ポンプポート51が開口する多連弁2の連設方向と平行な第1の側面52が位置する平面と直交する第2の側面53で、常圧用子弁40と昇圧用子弁41とが並んで突設されている。このため、第1ポンプポート50および第2ポンプポート51の位置と干渉することを抑制しつつ、常圧用子弁40と昇圧用子弁41との配置スペースを効率化でき、供給部体21のさらなるコンパクト化を図ることができる。
また、供給部体21によると、走行合流用パイロット通路44から供給通路45を介してオートアイドル信号通路43へと至る方向を順方向とする逆止弁48が第2ブロック21bに配置されているため、各パイロット通路55(図4、図5参照)が配置されるスペースに対して逆止弁48が寸法制約となることを抑制するよう逆止弁48の配置スペースを効率化できる。これにより、各パイロット通路55が配置される部分が肥大化することを抑制できる。
また、本実施形態の昇圧回路1によると、オートアイドル信号通路43からのパイロット圧油が解除信号として常圧パイロット室42dに導入されるように、常圧パイロット室42dがオートアイドル信号通路43に対して左右走行用パイロット弁(29a、30a)と他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、27a、28a)との間で接続されている。これにより、オートアイドル信号通路43を利用し、解除信号を取り出すことができるため、第1ポンプ11または第2ポンプ12から圧油が供給される他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)の作動を検出して昇圧を解除するためのパイロット通路をオートアイドル信号通路43と共通化することができる。
また、少なくとも左右走行用パイロット弁(29a、30a)が切換位置(29c、29d、30c、30d)のときに常圧パイロット室42dにパイロット圧油を供給可能な供給通路45がさらに設けられている。このため、オートアイドル信号通路43の上流側に配置されている左右走行用パイロット弁(29a、30a)が切り換わったときであっても、他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)の作動を検出して昇圧を解除するための解除信号をこの供給通路45を介して確実に取り出すことができる。
昇圧回路1によると、左右走行用パイロット弁(29a、30a)および他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)が走行合流用パイロット通路44に対して並列に接続されており、走行合流用パイロット通路44から供給通路45を介してオートアイドル信号通路43へと他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)の上流側にてパイロット圧油が供給される。これにより、左右走行用パイロット弁(29a、30a)が切換位置(29c、29d、30c、30d)であっても走行合流用パイロット通路44から他のアクチュエータ用パイロット弁(31a、32a、28a、27a)にパイロット圧油が供給される。このため、他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)の作動を検出して昇圧を解除するのに必要な解除信号を発生させるためのパイロット圧油を供給する機能を走行合流用パイロット通路44に兼ねさせることができ、別途解除信号用のパイロット通路を設けなくてもよい。そして、オートアイドル信号通路43に解除信号用のパイロット通路を共通化することに加え、走行合流用パイロット通路44も共通化することができる。
なお、本実施形態では、第3ポンプ13から供給される圧油を第1ポンプ11および第2ポンプ12から供給される圧油に合流させるための合流切換弁26を切り換える走行合流信号を発生させる走行合流用パイロット通路44に解除信号用のパイロット通路を共通化する場合を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。例えば、左右走行モータと他のアクチュエータ(サービスアクチュエータ、アームシリンダ17、ブームシリンダ18、バケットシリンダ19)のうちの少なくともいずれかとが駆動されたときに第1ポンプ11からの圧油と第2ポンプ12からの圧油とを合流させる合流弁を切り換える合流信号を発生させる合流用パイロット通路が設けられた昇圧回路においてその合流用パイロット通路に解除信号用のパイロット通路を共通化するものなどであってもよい。また、昇圧パイロット室42cに導入される圧力は、走行ユニットを2速に切り換える信号と兼用したが、別途、信号を生成して適用しても良い。また、昇圧パイロット室42cの替わりにバネでも良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
本発明の一実施の形態に係る建設機械の昇圧回路を示す油圧回路図である。 図1に示す昇圧回路を構成する多連弁を示す平面図である。 図2に示す供給部体のみを取り出して示した平面図とその側面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図3のV−V線矢視断面図である。
符号の説明
1 建設機械の昇圧回路
2 多連弁
11 第1ポンプ
12 第2ポンプ
34 第1ポンプ通路
35 第2ポンプ通路
36 タンク通路
37 第1チェック弁
38 第2チェック弁
39 メインリリーフ弁
40 常圧用子弁
41 昇圧用子弁
42 背圧切換弁
42c 昇圧パイロット室
42d 常圧パイロット室
21 建設機械の昇圧回路の供給部体
21a 第1ブロック
21b 第2ブロック
50 第1ポンプポート
51 第2ポンプポート

Claims (6)

  1. 第1ポンプに連通する第1ポンプ通路と、
    第2ポンプに連通する第2ポンプ通路と、
    タンクに連通するタンク通路と、
    前記タンク通路と前記第1ポンプ通路との間に設けられ、前記第1ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第1チェック弁と、
    前記タンク通路と前記第2ポンプ通路との間に設けられ、前記第2ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第2チェック弁と、
    前記第1チェック弁の下流側および前記第2チェック弁の下流側に接続されて余剰圧油を前記タンク通路に排出するメインリリーフ弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を常圧に制御する常圧用子弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を前記常圧よりも高い昇圧に制御する昇圧用子弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室を前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とのいずれかに切り換えて接続する背圧切換弁と、
    前記背圧切換弁の一端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記昇圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための昇圧信号が導入される昇圧パイロット室と、
    前記背圧切換弁の他端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記常圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための解除信号が導入される常圧パイロット室と、
    を備えて複数の部体が連設された多連弁として形成されている建設機械の昇圧回路において設けられ、前記複数の部体における前記第1ポンプおよび前記第2ポンプからの圧油が供給される部体である建設機械の昇圧回路の供給部体であって、
    一体的に組み付けられる第1ブロックと第2ブロックとを備え、
    前記第1ブロックには、前記第1ポンプに接続される第1ポンプポートと、前記第1ポンプポートに連通する前記第1ポンプ通路と、前記第2ポンプに接続される第2ポンプポートと、前記第2ポンプポートに連通する前記第2ポンプ通路と、前記タンク通路とが形成され、
    前記第1チェック弁と前記第2チェック弁とが、前記第1ブロックに配置され、
    前記メインリリーフ弁が、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で当該第1ブロックと当該第2ブロックとに亘って配置され、
    前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおいて前記多連弁の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置され、
    前記背圧切換弁が前記第2ブロックにおいて前記常圧用子弁および前記昇圧用子弁よりも前記第1ブロック側に位置するように配置されるとともに、当該背圧切換弁のスプールが前記直交平面に位置するように配置されていることを特徴とする建設機械の昇圧回路の供給部体。
  2. 前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、互いに平行に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の昇圧回路の供給部体。
  3. 前記第1ポンプポートと前記第2ポンプポートとが、前記第1ブロックにおける前記連設方向と平行な側面である同一の第1の側面で開口し、
    前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおける前記連設方向と平行な側面であって前記第1の側面が位置する平面と直交する第2の側面で並んで突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建設機械の昇圧回路の供給部体。
  4. 第1ポンプに連通する第1ポンプ通路と、
    第2ポンプに連通する第2ポンプ通路と、
    タンクに連通するタンク通路と、
    前記タンク通路と前記第1ポンプ通路との間に設けられ、前記第1ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第1チェック弁と、
    前記タンク通路と前記第2ポンプ通路との間に設けられ、前記第2ポンプ通路から前記タンク通路への流れを順方向とする第2チェック弁と、
    前記第1チェック弁の下流側および前記第2チェック弁の下流側に接続されて余剰圧油を前記タンク通路に排出するメインリリーフ弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を常圧に制御する常圧用子弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室に接続されてリリーフ圧を前記常圧よりも高い昇圧に制御する昇圧用子弁と、
    前記メインリリーフ弁の背圧室を前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とのいずれかに切り換えて接続する背圧切換弁と、
    前記背圧切換弁の一端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記昇圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための昇圧信号が導入される昇圧パイロット室と、
    前記背圧切換弁の他端側に形成されて、前記メインリリーフ弁の背圧室と前記常圧用子弁とを接続するように当該背圧切換弁が切り換えられるための解除信号が導入される常圧パイロット室と、
    を備えている建設機械の昇圧回路であって、
    建設機械の各アクチュエータの作動を検出することで、前記各アクチュエータの作動状態に応じてエンジンの回転速度を制御するためのオートアイドル信号を発生させるオートアイドル信号通路と、
    左走行モータへの圧油の供給を制御する左走行モータ用方向切換弁と連動するように設けられる左走行用パイロット弁と、
    右走行モータへの圧油の供給を制御する右走行モータ用方向切換弁と連動するように設けられる右走行用パイロット弁と、
    前記左走行モータおよび前記右走行モータ以外の前記第1ポンプまたは前記第2ポンプから圧油が供給される他のアクチュエータへの圧油の供給を制御する他のアクチュエータ用方向切換弁に連動するように設けられる他のアクチュエータ用パイロット弁と、
    をさらに備え、
    前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁は前記オートアイドル信号通路の上流側に配置され、前記他のアクチュエータ用パイロット弁は前記オートアイドル信号通路における前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁の下流側に配置され、
    前記左走行用パイロット弁、前記右走行用パイロット弁、および前記他のアクチュエータ用パイロット弁は、いずれも、中立位置では前記オートアイドル信号通路を連通する連通状態に切り換わり、切換位置では前記オートアイドル信号通路を遮断する遮断状態に切り換わり、
    前記オートアイドル信号通路からのパイロット圧油が前記解除信号として前記常圧パイロット室に導入されるように、前記常圧パイロット室が前記オートアイドル信号通路に対して前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁と前記他のアクチュエータ用パイロット弁との間で接続され、
    少なくとも前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁が切換位置のときに前記常圧パイロット室にパイロット圧油を供給可能な供給通路がさらに設けられていることを特徴とする建設機械の昇圧回路。
  5. 請求項4に記載の建設機械の昇圧回路であって、
    前記左走行モータと、前記右走行モータと、前記他のアクチュエータのうちの1つのアクチュエータとが作動したことを検出することで、第3ポンプから供給される圧油を前記第1ポンプおよび前記第2ポンプから供給される圧油に合流させるための合流切換弁を切り換える走行合流信号を発生させる走行合流用パイロット通路をさらに備え、
    前記左走行用パイロット弁および前記右走行用パイロット弁は、前記走行合流用パイロット通路に接続され、中立位置で前記走行合流用パイロット通路を前記タンク通路に連通するタンク連通状態に切り換わり、切換位置で前記走行合流用パイロット通路と前記タンク通路とを遮断するタンク遮断状態に切り換わり、
    前記左走行用パイロット弁と、前記右走行用パイロット弁と、前記他のアクチュエータ用パイロット弁とが、前記走行合流用パイロット通路に対して並列に接続され、
    前記走行合流用パイロット通路から前記供給通路を介して前記オートアイドル信号通路における前記他のアクチュエータ用パイロット弁の上流側へと至る経路に設けられ、前記走行合流用パイロット通路から前記オートアイドル信号通路へと至る方向を順方向とするパイロット通路逆止弁がさらに設けられていることを特徴とする建設機械の昇圧回路。
  6. 複数の部体が連設された多連弁として形成されている請求項5に記載の建設機械の昇圧回路に設けられ、前記複数の部体における前記第1ポンプおよび前記第2ポンプからの圧油が供給される部体である建設機械の昇圧回路の供給部体であって、
    一体的に組み付けられる第1ブロックと第2ブロックとを備え、
    前記第1ブロックには、前記第1ポンプに接続される第1ポンプポートと、前記第1ポンプポートに連通する前記第1ポンプ通路と、前記第2ポンプに接続される第2ポンプポートと、前記第2ポンプポートに連通する前記第2ポンプ通路と、前記タンク通路とが形成され、
    前記第1チェック弁と前記第2チェック弁とが、前記第1ブロックに配置され、
    前記メインリリーフ弁が、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間で当該第1ブロックと当該第2ブロックとに亘って配置され、
    前記常圧用子弁と前記昇圧用子弁とが、前記第2ブロックにおいて前記多連弁の連設方向と直交する直交平面に位置するように配置され、
    前記背圧切換弁が前記第2ブロックにおいて前記常圧用子弁および前記昇圧用子弁よりも前記第1ブロック側に位置するように配置されるとともに、当該背圧切換弁のスプールが前記直交平面に位置するように配置され、
    前記パイロット通路逆止弁が前記第2ブロックに配置されていることを特徴とする建設機械の昇圧回路の供給部体。
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