JP2600630B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2600630B2
JP2600630B2 JP6337300A JP33730094A JP2600630B2 JP 2600630 B2 JP2600630 B2 JP 2600630B2 JP 6337300 A JP6337300 A JP 6337300A JP 33730094 A JP33730094 A JP 33730094A JP 2600630 B2 JP2600630 B2 JP 2600630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリに記憶した演
奏データに基づいて自動的に楽音信号を発生する自動演
奏装置に関し、特に演奏データ中に発生命令信号を含ま
せておくと共に、かけ声や合いの手等の補助人声音に対
応した波形データを記憶する波形メモリと所望の音高を
指定す音高指定手段とを設け、発音命令信号の読出し時
に波形データを読出して指定に係る音高を有する補助人
声音信号を発生させることによりかけ声や合いの手等の
補助人声音を伴う変化に富んだ自動演奏を可能にしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、所望の楽曲の各音符毎に音高デー
タ及び符長データをメモリに記憶しておき、このメモリ
から順次に音高・符長データを読出して対応する楽音信
号を自動的に発生させるようにした自動演奏装置はすで
に知られている。
【0003】また、人声音等の所望の音を検知し、その
音波形をサンプリングして得た波形データをメモリに記
憶しておき、該波形データを鍵盤での押鍵操作に応じて
読出して人声音等を再生するようにした電子楽器(いわ
ゆるサンプリングキーボード)も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動演
奏装置にあっては、民謡などにおける「ハアヨイショ」
等のかけ声や合いの手などを表現できず、演奏の単調さ
を免れなかった。
【0005】このような問題に対処するため、上記した
サンプリングキーボードを併用することが考えられる。
この場合、サンプリングキーボードによりかけ声や合い
の手等の補助人声音を記憶した後、自動演奏装置により
所望の楽曲を自動演奏しているときに所望の演奏音にタ
イミングを合わせてサンプリングキーボードで所望の鍵
を押す。すると、押された鍵に対応する音高でかけ声や
合いの手等の補助人声音が発生される。しかし、このよ
うな構成では、適当な鍵を選択して適当なタイミングで
鍵を押す操作が必要であって、操作が煩わしくなる不都
合がある。
【0006】この発明の目的は、自動演奏中にマニュア
ル操作なしで所望の音高のかけ声や合いの手等の補助人
声音を発生させることができる新規な自動演奏装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動演奏
装置は、 (a)所望の楽曲を自動演奏するための演奏データと前
記楽曲の演奏を補助する補助人声音の発生を指示するた
めの発音命令信号とを演奏進行に従って記憶する第1の
記憶手段[図1の16]と、 (b)前記補助人声音の音高を指定する音高指定手段
[図1の36]と、 (c)前記 第1の記憶手段から演奏データ及び発音命令
信号を演奏進行に従って読出す第1の読出手段[図1の
24]と、(d) 前記補助人声音に対応した補助人声音データを記
憶する第2の記憶手段と[図4の62](e) 前記第1の記憶手段から読出される発音命令信号
と前記音高指定手段で指定された音高を示す音高データ
に基づいて前記第2の記憶手段から補助人声音データ
を読出す第2の読出手段[図4の68〜76]と、(f) 前記第1の記憶手段から読出される演奏データに
基づいて楽音信号を発生すると共に、前記第2の記憶手
段から読出される補助人声音データに基づいて前記音高
データに対応する音高を有する補助人声音信号を発生す
る信号発生手段[図1の32、図4の78]とをそなえ
たものである。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、第1の記憶手段に演
奏データと共に発音命令信号を記憶させると共に音高指
定手段で補助人声音の音高を指定するようにしたので、
自動演奏の進行中に発音命令信号が読出されると、第2
の記憶手段から発音命令信号と指定音高を示す音高デー
タとに基づいて補助人声音データが読出され、これに応
じて指定音高を有する補助人声音信号が発生される。従
って、自動演奏中にマニュアル操作なしでかけ声や合い
の手等の補助人声音を指定音高で発生させることがで
き、変化に富んだ自動演奏が可能となる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る自動演奏
装置をそなえた電子楽器の回路構成を示すものである。
【0010】楽譜シート10は、一例としてその下方余
白部に磁気テープ等の記憶媒体10a が貼付されたもの
で、この記録媒体10a には、シート表面に記載した楽
曲を自動演奏するに必要な演奏データが磁気的に記録さ
れている。
【0011】データ読取・変換回路12は、図示しない
データ読取器を有するもので、このデータ読取器に楽譜
シート10の下部を挿入セットすると、記録媒体10a
から磁気的な演奏データを読取ってビットシリアル形式
の演奏データに変換するようになっている。
【0012】書込制御回路14は、データ読取・変換回
路12からビットシリアル形式で供給される演奏データ
をビットパラレル形式に変換してRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)からなる演奏データメモリ16に書込
むためのもので、その書込動作は書込命令信号WI及び
書込アドレス信号WAに応じて制御される。
【0013】すなわち、書込命令信号WIはORゲート
18を介してメモリ16に書込モード指定信号Wとして
供給され、メモリ16を書込モードにする。また、書込
命令信号WIは、セレクタ20に制御入力SBとして供
給され、セレクタ20を入力B選択状態にする。セレク
タ20の入力Bとしては、書込制御回路14からビット
パラレル形式の演奏データが供給されるので、この演奏
データはセレクタ20を介してメモリ16に入力される
ようになる。一方、セレクタ22には、制御入力SAと
して書込命令信号WIが供給されるので、セレクタ22
は、入力Aとしての書込アドレス信号WAを選択してメ
モリ16に供給する。従って、メモリ16には、書込ア
ドレス信号WAに応じて演奏データが順次に書込まれ
る。
【0014】図2は、メモリ16に書込まれた演奏デー
タのフォーマットを示すもので、演奏すべき楽曲の音符
1 〜Dn の進行順に各音符毎に音高データPD及び符
長データLDが配置され、このようなデータ配列の末尾
に終りデータEDが配置される。
【0015】各音高データPDは、上位2ビットM1及
びM2が音高マークPM=「10」であり、その他のビ
ットがキーコードKC(オクターブコードOCとノーコ
ードNCの組合せ)により音高を表わす。また、各符長
データLDは、上位2ビットが符長マークLM=「0
1」であり、その他のビットが長さコードLNGにより
音符長を表わす。休符については、キーコードKCの全
ビットを“0”にし且つ長さコードLNGにより休符長
を表わす。なお、終りデータEDは、上位2ビットが終
りマークEM=「00」であり、その他のビットがすべ
て“1”である。
【0016】メモリ16への演奏データ書込みが終る
と、書込命令信号WIが“0”になる。このため、メモ
リ16は読出モード指定信号R=“0”により読出モー
ドとなり、セレクタ20は制御入力SB=“0”により
入力A選択状態となり、セレクタ22は制御入力SA=
“0”により入力B選択状態となる。
【0017】このような状態において、読出制御回路2
4内の自動演奏スタートスイッチ(図示せず)をオンす
ると、読出アドレス信号RAが発生され、セレクタ22
を介してメモリ16に供給される。このため、メモリ1
6からは、最初の音符D1に対応した音高データPDが
読出される。そして、マーク検出回路26が最初の音高
データPDの音高マークPMを検出して検出出力Saを
発生すると、この検出出力Saに応じて音高ラッチ回路
28が最初の音高データPD中のキーコードKCをラッ
チする。
【0018】メモリ16からは、最初の音高データPD
に続いて最初の符長データLDが読出され、読出制御回
路24に供給される。読出制御回路24では、符長デー
タLD中の符長マークLMを検出して読出アドレスの歩
進を一時停止する一方、リズム音形成回路30内のテン
ポ発振器(図示せず)からのテンポクロック信号TCL
を計数する。そして、この計数値が最初の符長データL
D中の長さコードLNGの値に一致すると、読出アドレ
スの歩進を再開する。
【0019】従って、メモリ16からは、2番目の音符
D2に対応した音高データPD及び符長データLDが順
次に読出され、上記したと同様に音高データPD中のキ
ーコードKCは音高ラッチ回路28にラッチされると共
に符長データLD中の長さコードLNGは読出制御回路
24における音符長測定に供される。そして、上記のよ
うな読出動作が以下同様にくりかえされることにより音
高ラッチ回路28には各音符毎にその長さが終るたびに
次の音符のキーコードKCがラッチされるようになる。
【0020】音高ラッチ回路28から次々に送出される
キーコードデータKCDはメロディ音形成回路32に供
給され、対応する楽音信号に変換される。そして、メロ
ディ音形成回路32から送出される楽音信号MSはサウ
ンドシステム34に供給され、音響に変換される。この
結果、サウンドシステム34からは、メモリ16からの
読出データに基づく自動演奏音が次々に奏出されること
になり、楽曲の自動演奏が達成される。
【0021】メロディ音形成回路32は、鍵盤36から
の押鍵データに基づいて楽音信号を形成可能であるの
で、上記のような自動演奏の進行中に鍵盤36を操作す
ることによりサウンドシステム34からマニュアル演奏
音を発生させることもできる。
【0022】また、リズム音形成回路30は、マーチ、
ワルツ、スウィング…等の任意のリズムパターンを選択
し、選択したリズムパターンにしたがって自動的にリズ
ム音信号RSを発生しうるようになっているので、上記
のような自動演奏の進行中にリズム音形成回路30を作
動させると、サウンドシステム34からオートリズム音
を発生させることもできる。
【0023】ところで、波形記憶回路38及びデータ変
換回路40は、上記のような自動演奏の進行に関連して
人声音等の所望の音を記録・再生するために設けられた
ものであり、データ変換回路40の詳細は図3に、波形
記憶回路38の詳細は図4にそれぞれ示されている。
【0024】自動演奏の進行中において、所望の音符に
対応する楽音が発生される直前に図4の制御スイッチS
Wを書込位置bにセットすると同時にマイクロホン42
に向ってかけ声、手拍子等の所望の音を発生すると、そ
の音に対応する音信号がマイクロホン42からレベル検
出回路44に供給される。
【0025】レベル検出回路44は、入力音信号が所定
レベルまで立上るのに応じて出力信号“1”を発生し、
ANDゲート46に供給する。このとき、ANDゲート
46は、制御スイッチSWからの信号“1”に応じて導
通しているので、ANDゲート46からは、レベル検出
回路44の出力信号に応答して書込命令信号WR=
“1”が発生される。
【0026】書込命令信号WRは、図3のANDゲート
48に供給され、これを導通させる。そして、メモリ1
6から前記所望の音符に対応した音高データPDが読出
されると、このデータPDの上位2ビットM1及びM2
のうちM1の信号“1”がORゲート50を介してAN
Dゲート48に供給される。このため、ANDゲート4
8の出力信号は“1”となる。
【0027】ANDゲート48の出力信号“1”は、入
力された音高データPDと同一のキーコードKCを含む
音高データPD’の最上位ビットの信号M1’としてO
Rゲート52から送出されると共に、音高データPD’
の第2最上位ビットの信号M2’として送出される。
【0028】一方、ANDゲート48の出力信号“1”
は、ORゲート54を介して書込トリガ信号WTとして
送出される。この書込トリガ信号WTは、図1の回路に
おいて、ORゲート18を介してメモリ16を書込モー
ドにする。このとき、セレクタ20は入力Aを選択して
いる。このため、データ変換回路40からの音高データ
PD’はセレクタ20を介してメモリ16に書込まれ
る。この結果、メモリ16内では、前記所望の音符に対
応した音高データPDのうち、音高マークPM=「1
0」のみが「11」に書換えられることになる。このマ
ーク「11」は、後述するように音発生用の発音命令信
号として利用されるものである。
【0029】なお、図3の回路において、図4の制御ス
イッチSWを消去位置aにセットしたときは、ANDゲ
ート56が導通する。そして、音高データPDの上位2
ビットM1及びM2がいずれも“1”であるとすれば、
ANDゲート58の出力信号“1”に応じてANDゲー
ト56の出力信号が“1”となる。従って、ORゲート
54から書込トリガ信号WTが発生されると共に、音高
データPD’の上位2ビットM1’及びM2’がそれぞ
れ“1”及び“0”となり、マーク「11」を「10」
に書換えること(すなわち発音命令信号を消去するこ
と)ができる。
【0030】ところで、図4の回路において、マイクロ
ホン42からの入力音信号は、アナログ/ディジタル
(A/D)変換回路60に供給される。A/D変換回路
60は、入力音信号をA/D変換して入力音波形を表わ
すディジタル形式の波形データWDを、RAMからなる
波形メモリ62に供給する。
【0031】ANDゲート46からの書込命令信号WR
は、メモリ62に書込モード指定信号Wとして供給さ
れ、メモリ62を書込モードにする。
【0032】セレクタ64は、書込命令信号WRを制御
入力SAとして受取り、これに応じて入力Aを選択す
る。セレクタ64の入力Aとしては、固定キーコード発
生器66から例えばC3 音の音高に対応した固定キーコ
ードデータFKCが供給されており、このデータFKC
はセレクタ64を介して可変分周回路68に供給され
る。
【0033】可変分周回路68は、セレクタ64の出力
に応じて設定される分周比でクロック信号φを分周する
もので、上記のように固定キーコードデータFKCが供
給されたときはこのデータFKCの示す音高に対応した
周波数を有する分周出力をANDゲート70に供給す
る。
【0034】書込命令信号WRは、ORゲート72を介
してR−Sフリップフロップ74をセットするので、A
NDゲート70はフリップフロップ74の出力Q=
“1”に応じて導通している。このため、可変分周回路
68の分周出力は、ANDゲート70を介してアドレス
カウンタ76に供給される。
【0035】アドレスカウンタ76は、可変分周回路6
8からの分周出力を計数してメモリ62に書込アドレス
信号を供給する。このため、メモリ62には、書込アド
レス信号に応じてA/D変換回路60からの波形データ
WDが書込まれる。そして、このような書込動作が終る
と、アドレスカウンタ76のキャリイアウト出力COに
よりフリップフロップ74がリセットされ、ANDゲー
ト70が非導通となる。
【0036】上記のようにして所望の音を記録した後
は、自動演奏を停止させるか又は楽曲の終りまで演奏さ
せる。そして、楽曲の始めから再び自動演奏を開始させ
ると、前記所望の音符に対応した個所では、その音符に
対応する楽音(自動演奏音)が発生されると共に先に記
録した音が再生される。
【0037】すなわち、メモリ16から前記所望の音符
に対応した音高データPD’が読出されると、マーク検
出回路26がマーク「11」を検出して検出出力Sa及
びSbを発生する。音高ラッチ回路28は、検出出力S
aに応じて音高データPD’中のキーコードKCをラッ
チし、キーコードデータKCDとして送出する。このキ
ーコードデータKCDは、前述したと同様にメロディ音
形成回路32に供給されるので、サウンドシステム34
からは楽音が奏出される。また、キーコードデータKC
Dは、検出出力Sbと共に図4の波形記憶回路38に供
給される。
【0038】波形記憶回路38においては、キーコード
データKCDが入力B選択状態にあるセレクタ64を介
して可変分周回路68に供給される。このため、可変分
周回路68は、キーコードデータKCDの示す音高に対
応した周波数を有する分周出力をANDゲート70に供
給する。このとき、ANDゲート70は、検出出力Sb
がORゲート72を介してフリップフロップ74をセッ
トしているので、フリップフロップ74の出力Q=
“1”に応じて導通している。従って、アドレスカウン
タ76は、可変分周回路68からの分周出力を計数して
メモリ62に読出アドレス信号を供給する。
【0039】メモリ62は、読出モード指定信号R=
“0”により読出モードの状態にあるので、メモリ62
からは、読出アドレス信号に応じて波形データWDが読
出され、ディジタル/アナログ(D/A)変換回路78
に供給される。D/A変換回路78は、波形データWD
をD/A変換して入力音に対応した音信号SSをサウン
ドシステム34に供給する。従って、サウンドシステム
34からは、前述の楽音と共に入力音が奏出される。
【0040】上記した説明では、演奏データ中の音高デ
ータに発音命令信号を含ませると共したので、自動演奏
音とメモリ62の記憶音とが同一音高で発音される。そ
こで、メモリ62の記憶音を自動演奏音とは異なる所望
の音高で発音させるため、次のような構成とする。すな
わち、図2に示した演奏データ配列において所望の音高
データの次に、マーク「11」及びキーコードを含む音
発生制御データを挿入配置し、この音発生制御データに
おけるマーク「11」に基づいで音発生(波形データ読
出し)を開始させると共にキーコードに基づいて発生音
の音高(波形データ読出速度)を制御する構成とする。
音発生制御データは、自動演奏中又は自動演奏停止時に
鍵盤36の操作に応じて所望の個所に書込むようにす
る。この場合、鍵盤36で所望の鍵を押すと、マーク
「11」と押された鍵の音高に対応するキーコードとを
有する音発生制御データが所望の音高データ(仮にP
D”とする)とその次の符長データ(PD”と同一音符
に関するもの)との間に挿入された形でメモリ16に書
込まれる。かけ声や合いの手等の補助人声音の波形デー
タは、前述したと同様にしてメモリ62に記憶させる
が、図1,3に示したデータ変換回路40は不使用と
し、音高データPD”のマークビットを発音命令信号に
変更することはしない。また、図1の読出制御回路24
は、音高データの次に音発生制御データが記憶されてい
るときは該音高データに続けて該音発生制御データを読
出す構成とする。さらに、音高ラッチ回路28は、マー
ク検出回路26でのマーク「10」の検出に応じた検出
出力Saに基づいて音高データ中のキーコードをラッチ
してメロディ音形成回路32にのみ供給すると共にマー
ク検出回路26でのマーク「11」の検出に応じた検出
出力Saに基づいて音発生制御データ中のキーコードを
ラッチして波形記憶回路38にのみ供給する構成とす
る。なお、マーク検出回路2−6は、マーク「11」の
検出に応じて検出出力Sbを波形記憶回路38に供給す
る。
【0041】上記した構成において、楽曲の始めから自
動演奏を開始させると、音高データPD”に対応した個
所では、音高データPD”に対応する楽音(自動演奏
音)が発生されると共にメモリ62の記憶音(かけ声や
合いの手等の補助人声音)が鍵盤36で予め指定した音
高で発生される。すなわち、メモリ16から音高データ
PD”、音発生制御データ及び符長データが順次に読出
されると、音高ラッチ回路28では、マーク検出回路2
6でのマーク「10」の検出に応じた検出出力Saに基
づいて音高データPD”中のキーコードがラッチされ、
メロディ音発生回路32からは、ラッチされたキーコー
ドに対応する音高を有する楽音信号が発生され、サウン
ドシウテム34から放音される。また、音高ラッチ回路
28では、マーク検出回路26でのマーク「11」の検
出に応じた検出出力Saに基づいて音発生制御データ中
のキーコードがラッチされ、このキーコードは、キーコ
ードデータKCDとして波形記憶回路38に供給され
る。波形記憶回路38には、マーク検出回路26でのマ
ーク「11」の検出に応じて検出出力Sbも供給され
る。このため、図4の波形記憶回路38では、前述した
と同様にしてキーコードデータKCDに対応した読出速
度でメモリ62から記憶波形データが読出され、D/A
変換回路78でアナログ楽音信号に変換されてサウンド
システム34に供給される。従って、サウンドシステム
34からは、音高データPD”に基づく自動演奏音とほ
ぼ同時に音発生制御データに基づく補助人声音が鍵盤3
6で予め指定した音高で発生される。なお、音発生制御
データの次に読出された符長データは、読出制御回路2
4に供給され、前述したと同様に音符長測定に供され
る。
【0042】なお、上記実施例においては、波形メモリ
62に複数の波形記憶領域を設けるか又は他の波形メモ
リを用いることにより複数の異なる音を記録・再生する
ようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、メモ
リに記憶した演奏データに基づいて動的に楽音信号を発
生する自動演奏装置において、演奏データ中に発音命令
信号を含ませておくと共に、かけ声や合いの手等の補助
人声音に対応した波形データを記憶する波形メモリと所
望の音高を指定する音高指定手段とを設け、発音命令信
号の読出し時に波形データを読出して指定に係る音高を
有する補助人声音信号を発生させるようにしたので、自
動演奏の進行中に任意のタイミングで所望の音高のかけ
声や合いの手等の補助人声音を自動的に再生することが
でき、変化に富んだ自動演奏を楽しめる効果が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る自動演奏装置をそ
なえた電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 演奏データメモリにおける演奏データのフォ
ーマットを示す図である。
【図3】 データ変換回路の回路図である。
【図4】 波形記憶回路の回路図である。 16…演奏データメモリ、24…読出制御回路、32…
メロディ音形成回路、34…サウンドシステム、38…
波形記憶回路、40…データ変換回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)所望の楽曲を自動演奏するための演
    奏データと前記楽曲の演奏を補助する補助人声音の発生
    を指示するための発音命令信号とを演奏進行に従って記
    憶する第1の記憶手段と、 (b)前記補助人声音の音高を指定する音高指定手段
    と、 (c)前記 第1の記憶手段から演奏データ及び発音命令
    信号を演奏進行に従って読出す第1の読出手段と、(d) 前記補助人声音に対応した補助人声音データを記
    憶する第2の記憶手段と、(e) 前記第1の記憶手段から読出される発音命令信号
    と前記音高指定手段で指定された音高を示す音高データ
    に基づいて前記第2の記憶手段から補助人声音データ
    を読出す第2の読出手段と、(f) 前記第1の記憶手段から読出される演奏データに
    基づいて楽音信号を発生すると共に、前記第2の記憶手
    段から読出される補助人声音データに基づいて前記音高
    データに対応する音高を有する補助人声音信号を発生す
    る信号発生手段とをそなえた自動演奏装置。
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