JP2600561B2 - ダイヤルイン処理回路 - Google Patents

ダイヤルイン処理回路

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JP2600561B2
JP2600561B2 JP4304196A JP30419692A JP2600561B2 JP 2600561 B2 JP2600561 B2 JP 2600561B2 JP 4304196 A JP4304196 A JP 4304196A JP 30419692 A JP30419692 A JP 30419692A JP 2600561 B2 JP2600561 B2 JP 2600561B2
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弘康 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるダイヤルイン
サービスを受けるために使用されるダイヤルイン処理回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイヤルインサービスが広く普及
する傾向にある。このダイヤルインサービスにおいて
は、図4に示すように、1本の電話回線Lに対してファ
クシミリ装置N1や電話機N2〜Nn等の複数の通信端
末機Nが、ダイヤルイン処理回路としてのダイヤルイン
アダプタADを介して接続されている。そして、各々の
通信端末機N1〜Nnには、異なる電話番号が割り当て
られ、外部からの呼び出しがあったときには、その呼び
出された電話番号に対応する1つの通信端末機Nのみが
呼び出されて着信することができる。
【0003】即ち、このダイヤルインサービスでは、例
えば外部の電話機D等からダイヤル発呼がなされると、
図5に示すように、先ず電話交換機Xからダイヤルイン
アダプタADへ16Hzの呼出信号が送信される。そし
て、ダイヤルインアダプタADはその呼出信号を2回受
信すると、電話回線Lを接続して直流ループを閉結す
る。そして、電話交換機Xでその回線接続が確認される
と、同交換機XからダイヤルインアダプタADへ、呼出
電話番号がプッシュトーン信号(DTMF信号)で送信
されてくる。すると、ダイヤルインアダプタADは、電
話回線Lを一旦開放して直流ループを開放した状態で、
前記プッシュトーン信号に対応する電話番号に該当する
通信端末機Nに対して疑似呼出信号を送出する。
【0004】その結果、その疑似呼出しを受けた通信端
末機Nのハンドセットが取り上げられたりしてオフフッ
クすると、ダイヤルインアダプタADは再び電話回線L
を接続して直流ループを閉結する。つまり、疑似呼出し
を受けた通信端末機Nが電話回線Lと接続され、その後
は所望の通話又はファクシミリ通信が行われる。
【0005】又、以上のようなダイヤルインサービス
は、発呼側からの呼出しに基づいてオフフックするだけ
で直ちに通信を行うことができる通常の一般回線とは異
なり、ダイヤルインサービスを行うための専用のダイヤ
ルイン回線を使用することにより通信が可能となる。
【0006】又、近年、前記のようなダイヤルイン処理
回路をファクシミリ装置内に一体的に組み込んだものが
提案されている。そして、同装置においては、一般回線
とダイヤルイン回線との双方に対応できるように、ダイ
ヤルインのモードを設定、解除するためのスイッチが設
けられている。そして、一般回線からダイヤルイン回線
に対応できる状態にするためには、スイッチを操作し
て、装置をダイヤルインモードに設定するとともに、電
話交換機側でもダイヤルイン回線に切り換えが行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、装置側でダ
イヤルインモードに切り換えても、電話交換機側で未だ
ダイヤルイン回線に切り換えがなされていない状態で、
発呼側からの呼出しがあると、装置側と交換機側との制
御が互いに異なってしまうため、装置側で発呼側からの
呼出しを受けることができなくなってしまう。
【0008】即ち、装置をダイヤルインモードに設定す
るのと同時に、電話交換機側でダイヤルイン回線に切り
換えがなされるとは限らず、その間における発呼側から
の呼出しに対応することができないという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、ダイヤルインモードへ
の切り換えを通信に支障を生じることなく行うことがで
きるダイヤルイン処理回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、電話交換機からの呼出しに基づき
受信側においてファクシミリ装置を含む複数の通信端末
機への接続制御を行うダイヤルイン処理回路であって、
受信側における操作に基づきダイヤルインモードを設定
可能な状態にする第1の設定手段と、その設定可能な状
態で、電話交換機からの呼出しに基づく回線接続後に、
電話交換機からのプッシュトーン信号を検出することに
よって初めて受信側をダイヤルインモード設定する
方、該プッシュトーン信号を検出しない場合には一般回
線モードに設定し、且つ該一般回線モードにおいてファ
クシミリ装置に対する呼出信号を受信したときにはファ
クシミリ装置への回線接続を行う第2の設定手段とを設
けたものである。
【0011】
【作用】従って、本発明によれば、先ず第1の設定手段
により受信側はダイヤルインモードが設定可能な状態に
なる。そして、この状態で、外部から発呼がなされて、
電話交換機から呼出信号が送信されてくると、その呼出
信号が受信され、その呼出信号の受信に基づいて、電話
回線の接続制御が行われる。その後、電話交換機からプ
ッシュトーン信号が送信されてきた場合には、第2の設
定手段により、電話交換機でダイヤルイン回線に切り換
えが行われたと判断されて、受信側においてもダイヤル
インモードに設定される。そして、以後、所定のダイヤ
ルイン処理手順が続行される。又、電話交換機からプッ
シュトーン信号が送信されてこない場合には、電話交換
機側でダイヤルイン回線に切り換えが行われていないと
判断されて、受信側もダイヤルインモードに設定され
ず、一般回線として通信が可能となる。この場合、ファ
クシミリ装置に対する呼出信号を受信したときには一般
回線としてファクシミリ通信が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、本実施例では、
ダイヤルイン処理動作を行うためのダイヤルイン処理回
路1がファクシミリ装置2の内部に一体的に組み込まれ
ている。そして、このダイヤルイン処理回路1に対し
て、複数の電話機T1〜Tnが接続されている。又、フ
ァクシミリ装置2の内部には、前記ダイヤルイン処理回
路1の他に、実際のファクシミリ動作を行うためのファ
クシミリ本体部3が設けられている。そして、これら各
通信端末機T1〜Tn,3には予めそれぞれ異なる電話
番号が割り当てられている。
【0013】ここで、先ずファクシミリ本体部3につい
て説明する。CPU(中央処理装置)4には、ファクシ
ミリ本体部3の動作及びダイヤルイン処理回路1の動作
を制御するためのプログラムを記憶したROM(リード
オンリメモリ)5、及び各種情報を一時的に記憶するR
AM(ランダムアクセスメモリ)6が接続されている。
【0014】モデム7は送受信データの変調、復調等を
行う。読取部8は原稿上の画像を読み取る。記録部9は
受信された画データ等に基づいて記録紙上に記録を行
う。キー操作部10は相手先の電話番号を入力したり、
ファクシミリ動作を開始させたりするためのものであ
る。ダイヤル信号送出回路11は、キー操作部10によ
り入力された電話番号に対応したダイヤル信号を発生す
る。
【0015】次に、前記ダイヤルイン処理回路1につい
て説明する。切換リレースイッチ16は、電話回線Lの
接続端子17に接続された配線18に対して、CPU4
の制御により接点a〜dを接続切換えさせる。接点aは
ダイヤルイン処理回路1が着信待機している初期状態時
に接続されるオフ接点である。又、接点bはトランス1
9を介してファクシミリ本体部3のモデム7に接続さ
れ、接点c,dは接続端子20,21を介して各電話機
T1〜Tnに接続される。
【0016】リレー22は電話回線Lの一時開放を行う
ために設けられている。そして、CPU4の制御によ
り、リレー22が接点a側に切り換えられたときには、
電話回線Lが前記切換スイッチ16側に接続される。一
方、リレー22が接点b側に切り換えられたときには、
電話回線Lが開放される。
【0017】尚、ダイヤルイン処理回路1が着信待機し
ている初期状態では、切換リレースイッチ16及びリレ
ー22は、何れも接点a側に切り換え配置されている。
呼出信号検出回路23は前記配線18に接続され、電話
回線Lを介して図示しない電話交換機から送信されてく
る16Hzの呼出信号を検出して、その検出結果をCP
U4へ出力する。プッシュ信号検出回路24は同じく配
線18に接続され、電話交換機から送信されてくる所定
のプッシュトーン信号(DTMF信号)を検出して、そ
の検出結果をCPU4へ出力する。
【0018】疑似呼出信号生成回路25はCPU4に接
続され、配線18及び切換リレースイッチ16を介して
各電話機T1〜Tnへ疑似呼出信号を送出して、各電話
機T1〜Tnを鳴動させて使用者を呼び出すためのもの
である。オフフック検出回路26a,26bは各電話機
T1〜Tnに接続され、各電話機T1〜Tnのオフフッ
ク状態(ハンドセットを取り上げた状態)を検出して、
その検出結果をCPU4へ出力する。
【0019】ダイヤルインスイッチ27は、装置を一般
回線モードからダイヤルインモードに設定可能な状態に
するためのものである。そして、本実施例では、このダ
イヤルインスイッチ27、CPU4、ROM5、及びR
AM6により、第1の設定手段が構成されている。即
ち、ダイヤルインスイッチ27が操作されると、CPU
4は、予めRAM6内に設けられたダイヤルインフラグ
にOFFをセットして、装置をダイヤルインモードに設
定可能な状態にする。つまり、ダイヤルインスイッチ2
7を操作しても、装置はまだダイヤルインモードに設定
されたわけではない。尚、ダイヤルインスイッチ27は
手動切り換えにより操作されるものであり、ファクシミ
リ装置2の背面又は裏面等に配置されている。
【0020】そして、ダイヤルインスイッチ27を操作
して、ダイヤルインモードを設定可能な状態で、発呼側
からダイヤル発呼がなされて、呼出信号検出回路23に
より電話交換機からの16Hzの呼出信号が所定回数
(本実施例では2回)受信されると、CPU4は、切換
リレースイッチ16を接点aから接点bへ切り換え動作
させる。これにより、電話回線Lはモデム7を介して閉
ループを形成する、つまり電話回線Lが接続されて直流
ループが閉結される。
【0021】そして、本実施例では、CPU4、ROM
5、及びRAM6により、第2の設定手段が構成されて
いる。即ち、前記回線接続後、プッシュ信号検出回路2
4により電話交換機からのプッシュトーン信号が検出さ
れると、CPU4は、電話交換機側でダイヤルイン回線
への切り換えが行われたと判断して、RAM6内のダイ
ヤルインフラグにONをセットして、装置をダイヤルイ
ンモードに設定する。そして、CPU4は、そのプッシ
ュトーン信号から電話番号を解読する。そして、CPU
4はその電話番号に該当する通信端末機T1〜Tn,3
の何れかを電話回線Lと接続させるべく、切換リレース
イッチ16を所定の接点b〜dへ切り換え動作させる。
【0022】又、CPU4は、リレー22を接点aから
接点bへ切り換え動作させ、電話回線Lを一旦開放して
直流ループを開放する。そして、前記解読された電話番
号に該当する通信端末機が電話機T1〜Tnである場合
には、CPU4は、疑似呼出信号生成回路25を作動さ
せて疑似呼出信号を出力させ、解読された電話番号に該
当する電話機T1〜Tnを鳴動させる。
【0023】そして、その鳴動に基づく電話機T1〜T
nのオフフックがオフフック検出回路26a,26bに
より検出されると、CPU4はリレー22を接点bから
接点aへ切り換え動作させ、電話回線Lを接続して直流
ループを閉結する。従って、所定の電話機T1〜Tnに
よる通話が可能となる。
【0024】一方、前記解読された電話番号に該当する
通信端末機がファクシミリ本体部3である場合には、C
PU4は、前記直流ループの開放から所定時間後に、リ
レー22を接点bから接点aへ切り換え動作させ、電話
回線Lを接続して直流ループを閉結する。従って、ファ
クシミリ本体部3によるファクシミリ通信が可能とな
る。
【0025】又、この実施例では、電話交換機からの呼
出信号に基づく回線接続後、所定時間(本実施例では6
秒)以内に電話交換機からのプッシュトーン信号が検出
されない場合には、CPU4は、装置のモードをダイヤ
ルインモードに設定せず、一般回線モードでファクシミ
リ通信又は通話を行わせる。即ち、一旦回線接続が行わ
れた後にプッシュトーン信号が検出されないということ
は、自機でダイヤルインモードの設定が可能な状態で
も、電話交換機側で未だダイヤルイン回線への切り換え
が行われていないと判断される。従って、このような場
合には、一般回線モードで、発呼側がファクシミリ装置
の場合はファクシミリ通信、電話機の場合は通話が行わ
れる。
【0026】尚、この一般回線モードでは、先ずファク
シミリ本体部3に着信される。そして、そのファクシミ
リ本体部3でCNG信号等のファクシミリ信号が検出さ
れた場合には、発呼側がファクシミリ装置であると判断
されて、ファクシミリ通信が行われる。一方、前記ファ
クシミリ信号が検出されない場合には、発呼側が電話機
であると判断され、CPU4は、疑似呼出信号生成回路
25を作動させて疑似呼出信号を出力させ、所定の電話
機T1〜Tnを鳴動させる。そして、その鳴動に基づい
て電話機T1〜Tnがオフフックされることにより、所
定の電話機T1〜Tnによる通話が可能となる。
【0027】又、この実施例では、すでにダイヤルイン
モードの設定が行われた状態で、電話交換機からの呼出
信号に基づく回線接続後、所定時間(本実施例では6
秒)以内に電話交換機からのプッシュトーン信号が検出
されない場合には、CPU4は電話回線Lを遮断する。
即ち、ダイヤルインモードの設定が行われているにもか
かわらず、回線接続から6秒経過してもプッシュトーン
信号が検出されないということは、電話交換機側の故障
により同交換機からプッシュトーン信号が送信されてこ
なかった、或いはプッシュ信号検出回路24の故障によ
りプッシュトーン信号が検出されなかった等と判断し
て、切換リレースイッチ16を接点a側に切り換える。
【0028】次に、前記のように構成されたダイヤルイ
ン処理回路について作用を説明する。さて、ダイヤルイ
ン処理回路1では、CPU4の制御のもとで、図2及び
図3のフローチャートに示すようなダイヤルイン処理動
作が行われる。尚、以下の説明は、従来で説明した図5
の手順説明図を参照しながら行う。
【0029】先ず、ダイヤルインモードを設定する場合
の動作について説明する。即ち、ダイヤルインスイッチ
27を操作すると、ダイヤルインフラグにOFFがセッ
トされて、装置がダイヤルインモードに設定可能な状態
になる(ステップS100〜S101)。この状態で、
何れかの通信端末機T1〜Tn,3に対して、外部のフ
ァクシミリ装置又は電話機からダイヤル発呼がなされる
と、電話交換機から16Hzの呼出信号がダイヤルイン
処理回路1へ送信されてくる。そして、この呼出信号が
呼出信号検出回路23により2回受信されると、切換リ
レースイッチ16が接点aから接点bへ切り換え動作さ
れ、電話回線Lが接続されて直流ループが閉結される
(ステップS102〜S103)。
【0030】又、電話交換機側で前記呼出信号の送信か
ら6秒以内に回線接続が確認されると、同交換機から所
定の電話番号がプッシュトーン信号で送信されてくる。
そして、このプッシュトーン信号がプッシュ信号検出回
路24により受信されると、ダイヤルインフラグにON
がセットされているか否かが判断される(ステップS1
04〜S105)。ここで、ダイヤルインフラグにON
がセットされていない場合には、ダイヤルインフラグに
ONがセットされて、ダイヤルインモードの設定が行わ
れるとともに(ステップS106)、前記プッシュトー
ン信号から電話番号が解読される。
【0031】従って、その電話番号に該当する通信端末
機が例えば電話機T1〜Tnである場合には、切換リレ
ースイッチ16が所定の接点c,dへ切り換え動作され
るとともに、リレー22が接点bへ切り換え動作され、
電話回線Lが一旦開放されて直流ループが開放される
(ステップS107)。そして、この状態で、疑似呼出
信号生成回路25が作動されて、疑似呼出信号が前記電
話番号に該当する電話機T1〜Tnへ出力され、同電話
機T1〜Tnが鳴動される(ステップS108)。
【0032】そして、その鳴動に基づく電話機T1〜T
nのオフフックがオフフック検出回路26a,26bに
より検出されると、リレー22が接点aへ切り換え動作
され、所定の電話機T1〜Tnが電話回線Lと接続され
て直流ループが閉結される(ステップS109〜S11
0)。従って、以後は、所定の電話機T1〜Tnにより
通話が行われる(ステップS111)。通話が終了され
ると回線断されて(ステップS112)、前記ステップ
S102に移行される。
【0033】尚、フローチャートには示さないが、前記
電話番号に該当する通信端末機がファクシミリ本体部3
である場合には、前記ステップS107の直流ループの
開放から所定時間後に、リレー22が接点bから接点a
へ切り換え動作され、ファクシミリ本体部3が電話回線
Lと接続されて直流ループが閉結される。従って、以後
は、ファクシミリ本体部3により通常のファクシミリ通
信が行われる。
【0034】又、前記ステップS104において、電話
回線Lの接続制御から6秒以内に、電話交換機からのプ
ッシュトーン信号が受信されず、しかもダイヤルインフ
ラグにONがセットされていない場合には(ステップS
113〜S114)、電話交換機側で未だダイヤルイン
回線への切り換えが行われていないと判断される。そし
て、この場合には、一般回線モードで通話又はファクシ
ミリ通信が行われる(ステップS115)。即ち、この
一般回線モードにおいては、CNG信号等のファクシミ
リ信号が受信された場合には、発呼側がファクシミリ装
置であると判断されてファクシミリ通信が行われ、ファ
クシミリ信号が受信されない場合には、発呼側が電話機
であると判断されて電話動作に移行される。通信が終了
されると回線断されて(ステップS116)、前記ステ
ップS102に移行される。
【0035】従って、装置を一般回線モードからダイヤ
ルインモードに切り換える場合において、ダイヤルイン
スイッチ27を操作して、ダイヤルインモードに設定可
能な状態にしておけば、後は電話交換機からのプッシュ
トーン信号に基づいて、ダイヤルインモードに自動的に
設定される。そのため、例えば装置を一般回線モードか
らダイヤルインモードに切り換え設定した場合におい
て、未だ電話交換機側でダイヤルイン回線への切り換え
が行われていない場合に、発呼側からの呼出しに対応で
きなくなるという事態を回避することができる。
【0036】即ち、本実施例では、装置をダイヤルイン
モードに設定可能な状態にしておけば、電話交換機から
のプッシュトーン信号に基づいて同交換機側がダイヤル
イン回線へ切り換わっていることが確認され、ここで初
めてダイヤルインモードに設定されるので、通常のダイ
ヤルイン手順を支障なく行うことができる。そして、電
話交換機側が未だダイヤルイン回線に切り換わっていな
い場合には、ダイヤルイン手順が行われることなく、一
般回線モードに切り換えられるので、通常の通話、又は
ファクシミリ通信を支障なく行うことができる。
【0037】そして、ダイヤルインスイッチ27によ
り、ダイヤルインモードを設定可能状態にしておくと、
ダイヤルインモードの設定が行われるまで、前述したよ
うな動作が繰り返される。
【0038】尚、前記ステップS100において、ダイ
ヤルインスイッチ27が操作されていない状態、即ち装
置が一般回線モードに設定されている状態では、電話交
換機からの呼出信号が2回受信されると、一般回線モー
ドで通話又はファクシミリ通信が行われる(ステップS
117〜S118)。通信が終了されると回線断されて
(ステップS119)、前記ステップS100に移行さ
れる。
【0039】次に、ダイヤルインモードが設定された状
態で、プッシュトーン信号が受信されない場合の動作に
ついて説明する。ダイヤルインモードが設定された状態
(ダイヤルインフラグ=ON)で、発呼側からダイヤル
発呼がなされて、電話交換機からの呼出信号が2回受信
されると、前記と同様にして電話回線Lが接続される
(ステップS102〜S103)。
【0040】そして、電話交換機側で回線接続が確認さ
れると、同交換機から所定の電話番号がプッシュトーン
信号で送信されてくる。そして、このプッシュトーン信
号がプッシュ信号検出回路24により受信されると、ダ
イヤルインフラグにONがセットされているか否かが判
断される(ステップS104〜S105)。そして、こ
の場合は、ダイヤルインフラグにONがセットされてい
るので、ステップS107に移行して、通常のダイヤル
イン処理手順が行われる(ステップS107〜S11
2)。
【0041】又、前記ステップS104において、電話
回線Lの接続制御から6秒以内に、電話交換機からのプ
ッシュトーン信号が受信されず、しかもダイヤルインフ
ラグにONがセットされている場合には(ステップS1
13〜S114)、電話交換機側の故障により同交換機
からプッシュトーン信号が送信されてこなかった、或い
はプッシュ信号検出回路24の故障によりプッシュトー
ン信号が検出されなかった等と判断される。そして、こ
の場合には、切換リレースイッチ16が接点aへ切り換
え動作され、電話回線Lが遮断される(ステップS12
0)。
【0042】即ち、既にダイヤルインモードが設定され
ているということは、電話交換機側でダイヤルイン回線
への切り換えが行われたということを確認しているとい
うことであり、それにもかかわらずプッシュトーン信号
が受信されない状態というのは、何らかのトラブルと判
断されて、以後の手順が中断される。
【0043】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば
以下のような態様で具体化することも可能である。 (1)前記実施例では、ダイヤルイン処理回路1をファ
クシミリ装置2内に一体的に組み込んだが、ダイヤルイ
ン処理回路1を各種通信端末機とは別に形成されたアダ
プタケース内に収容してダイヤルインアダプタとして構
成すること。 (2)図2のフローチャートにおいて、ステップS11
3の時間を6秒以外の時間に変更すること。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
たとえ受信側での操作によりダイヤルインモードに設定
可能な状態とされていても、交換機側がダイヤルインモ
ードに設定されていない場合には、最終的には受信側に
おいてもダイヤルインモードへの設定は行われないの
で、受信側と交換機側との制御不一致を回避して外部か
らの発呼に通話またはファクシミリ通信により支障なく
迅速に対応できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したダイヤルイン処理回路の一
例をファクシミリ装置内に組み込んで示すブロック回路
図である。
【図2】そのダイヤルイン処理回路のダイヤルインモー
ド設定時及びダイヤルインモード設定後における動作を
示すフローチャートである。
【図3】同じくダイヤルイン処理回路のダイヤルインモ
ード設定時及びダイヤルインモード設定後における動作
を示すフローチャートである。
【図4】ダイヤルインサービスの概略を示す説明図であ
る。
【図5】ダイヤルイン処理動作の手順説明図である。
【符号の説明】
1…ダイヤルイン処理回路、2…ファクシミリ装置、3
…ファクシミリ本体部、4…第1及び第2の設定手段を
構成するCPU、5…第1及び第2の設定手段を構成す
るROM、6…第1及び第2の設定手段を構成するRA
M、16…切換リレースイッチ、22…リレー、23…
呼出信号検出回路、24…プッシュ信号検出回路、27
…第1の設定手段を構成するダイヤルインスイッチ、T
1〜Tn…電話機、L…電話回線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換機からの呼出しに基づき受信側
    においてファクシミリ装置を含む複数の通信端末機への
    接続制御を行うダイヤルイン処理回路であって、受信側
    における操作に基づきダイヤルインモードを設定可能な
    状態にする第1の設定手段と、その設定可能な状態で、
    電話交換機からの呼出しに基づく回線接続後に、電話交
    換機からのプッシュトーン信号を検出することによって
    初めて受信側をダイヤルインモード設定する一方、該
    プッシュトーン信号を検出しない場合には一般回線モー
    ドに設定し、且つ該一般回線モードにおいてファクシミ
    リ装置に対する呼出信号を受信したときにはファクシミ
    リ装置への回線接続を行う第2の設定手段とを設けたダ
    イヤルイン処理回路。
JP4304196A 1992-11-13 1992-11-13 ダイヤルイン処理回路 Expired - Lifetime JP2600561B2 (ja)

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