JP2600426Y2 - 成形型 - Google Patents

成形型

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JP2600426Y2
JP2600426Y2 JP1993034042U JP3404293U JP2600426Y2 JP 2600426 Y2 JP2600426 Y2 JP 2600426Y2 JP 1993034042 U JP1993034042 U JP 1993034042U JP 3404293 U JP3404293 U JP 3404293U JP 2600426 Y2 JP2600426 Y2 JP 2600426Y2
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JP
Japan
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wall
lip
wall surface
peripheral surface
forming
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JP1993034042U
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English (en)
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JPH07714U (ja
Inventor
かよ子 鳥羽
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Nok Corp
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Nok Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、成形型の改良に関する
ものである
【0002】
【従来の技術】図5に示す成形品を成形する場合、従来
は、図6に示す成形型が用いられている。
【0003】図5の成形品は、シリンダのヘッドカバー
とプラグチューブの間をシールするプラグチューブガス
ケットであって、取付環部21、環状のリップ支え部2
2および環状のリップ部23をゴム状弾性材を成形材料
として一体に成形し、取付環部21に補強環24を埋設
し、リップ部23の内周面に環状のシール部25を設け
るとともにリップ部23に環状のスプリング26を埋設
した構造を有している。
【0004】図6の成形型は、図5の成形品を圧縮成形
するものであって、複数の分割型41,42,43を有
し、これらの分割型41,42,43に囲まれるキャビ
ティ44を有している。キャビティ44は、ここに成形
材料を充填して取付環部21、リップ支え部22および
リップ部23を一体に成形するものであって、このキャ
ビティ44に成形材料を充填する前に、このキャビティ
44に補強環24とスプリング26をそれぞれインサー
ト部品としてセットする。キャビティ44の所定位置に
は、補強環24をセットするための補強環セット部45
と、スプリング26をセットするためのスプリングセッ
ト部46とが設けられている。キャビティ44の内壁の
うちスプリングセット部46の外周縁から立ち上がった
環状の壁面(リップ部23の外周面を形成する壁部)4
7は、成形後にリップ支え部22およびリップ部23が
熱収縮する関係から、成形品におけるこの壁面47に相
当する部分(リップ部23の外周面)27が軸方向にス
トレートであるのに対して、外開きのテーパ面となって
いる。図はこのテーパをθで示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術には、成形品を成形する過程においてキャビティ4
4に成形材料を充填したときに、スプリングセット部4
6にセットしたスプリング26が成形材料の流れによっ
てスプリングセット部46から浮き上がってしまい、こ
の状態のままリップ部23が固化するために、スプリン
グ26が本来あるべき位置からずれた位置に埋設された
不良品が成形される問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、請求項1に
示すように、リップ支え部から連なるリップ部の内周面
にシール部を設けるとともに前記リップ部にスプリング
を埋設したプラグチューブガスケット等の成形品を成形
する成形型であって、キャビティの内壁に、前記リップ
部の外周面を形成する第一の壁面と、前記リップ部の先
端面を形成する第二の壁面と、前記リップ部の内周面を
形成する第三の壁面と、前記リップ支え部の内周面を形
成する第四の壁面と、を設け、前記第三の壁面と前記第
四の壁面との境であって、成形材料の注入時の流れによ
って前記スプリングを前記第一の壁面と前記第二の壁面
との角部分に押し付ける位置に、注入ゲートを開口する
ことにした。
【0007】また請求項2に示すように、リップ支え部
から連なるリップ部の内周面にシール部を設けるととも
に前記リップ部にスプリングを埋設したプラグチューブ
ガスケット等の成形品を成形する成形型であって、キャ
ビティの内壁に、前記リップ部の外周面を形成する第一
の壁面と、前記リップ部の先端面を形成する第二の壁面
と、前記リップ部の内周面を形成する第三の壁面と、前
記リップ支え部の内周面を形成する第四の壁面と、を設
け、前記第一の壁面と前記第二の壁面の角にスプリング
セット部を設け、前記第三の壁面と前記第四の壁面の境
に軸方向にストレートな第五の壁面を設け、前記第五の
壁面に注入ゲートを開口することにした。
【0008】
【作用】請求項1で指定した位置に注入ゲートを開口す
れば、プラグチューブガスケッ トのリップ部に埋設され
るスプリングが成形材料の注入時の流れによってキャビ
ティの第一の壁面と第二の壁面との角部分に押し付けら
れるために、浮き上がることがない。また請求項2によ
る成形型によれば、スプリングが成形材料の注入時の流
れによってスプリングセット部を設けた第一の壁面と第
二の壁面の角部分に押し付けられるために、浮き上がる
ことがない。尚、この請求項2による成形品のリップ部
の内周面とリップ支え部の内周面の境には、第五の壁面
によって軸方向にストレートな部分が形成されることに
なり、この成形品に注入ゲート跡のバリが形成されると
すれば、バリはこの軸方向にストレートな部分に内周向
きに形成されることになる。
【0009】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0010】図1に示すように、当該成形型はプラグチ
ューブガスケットを射出成形またはトランスファ成形す
るものであって、複数の分割型1,2,3,4を有し、
これらの分割型1,2,3,4によって囲まれる、取付
環部21、リップ支え部22およびリップ部23を一体
に成形するためのキャビティ5を有している。キャビテ
ィ5の所定位置に補強環24をセットするための補強環
セット部6が設けられるとともに、キャビティ5の内壁
に、リップ部23の外周面を形成する第一の壁面8と、
リップ部23の先端面を形成する第二の壁面9と、リッ
プ部23の内周面を形成する第三の壁面10と、リップ
支え部22の内周面を形成する第四の壁面11と、が設
けられ、第一の壁面8と第二の壁面9の角にスプリング
セット部7が設けられ、第三の壁面10と第四の壁面1
1の境に軸方向にストレートな第五の壁面12が設けら
れ、第五の壁面12に注入ゲート13が開口せしめられ
ている。壁面8,9,10,11,12はそれぞれ環状
であり、第一の壁面8は従来技術と同様に外開きのテー
パ面となっている。
【0011】上記構成の成形型によってプラグチューブ
ガスケットを成形する場合、補強環セット部6に補強環
24をセットするとともにスプリングセット部7にスプ
リング26をセットし、型締めし、キャビティ5に注入
ゲート13から成形材料を注入すると、図2に示すよう
に、スプリング26が成形材料の注入時の流れによって
スプリングセット部7を設けた第一の壁面8と第二の壁
面9の角部分に押し付けられることになる。したがって
スプリング26が成形材料に押されて浮き上がるのを防
止することができ、スプリング26が本来あるべき位置
に埋設された良品を成形することができる。
【0012】図3は上記成形型によって成形されたプラ
グチューブガスケットの断面を示しており、図5のプラ
グチューブガスケットと比較して、リップ部23の内周
面とリップ支え部22の内周面の境に第五の壁面12に
よって軸方向にストレートな部分(円筒面)28が形成
されている点で相違したものとなっている。成形型に軸
方向にストレートな第五の壁面12を設けてガスケット
に軸方向にストレートな部分28を形成することにした
のは、次の理由による。すなわち、図4に示すように、
ガスケットに注入ゲート13(パーティング面)跡のバ
リ29が形成されても、軸方向にストレートな部分28
が当該ガスケットのプラグチューブ14に対する挿入方
向(矢示)と平行であって、かつ内周向きのバリ29が
リップ23側へ倒れ込むことになるために、バリ29が
プラグチューブ14に咬み込むことがなく、また取付性
にも影響を与えることがなく、このバリ29なら邪魔に
ならないからである。
【0013】
【0014】
【考案の効果】本考案は、以下の効果を奏する。すなわ
ち先ず、上記構成を備えた本考案の請求項1による成形
型によれば、プラグチューブガスケットのリップ部に埋
設されるスプリングが成形材料の注入時の流れによって
キャビティの第一の壁面と第二の壁面との角部分に押し
付けられるために、スプリングが成形材料に押されてキ
ャビティ内で浮き上がるのを防止することができる。し
たがって、スプリングがリップ部内の所定位置に正確に
埋設されたプラグチューブガスケットの良品を成形する
ことができる。た、請求項2による成形型によれば、
スプリングが成形材料の注入時の流れによってスプリン
グセット部を設けた第一の壁面と第二の壁面の角部分に
押し付けられるために、成形材料に押されて浮き上がる
ことがなく、スプリングが本来あるべき位置に埋設され
た良品を成形することができる。したがってこれらのこ
とから、成形品におけるスプリングの埋設位置を設定ど
おりとして、成形品に期待どおりの性能を発揮させるこ
とができる。また、これに加えて、請求項2による成形
型によれば、軸方向にストレートな第五の壁面を設けて
成形品に軸方向にストレートな部分を形成することにし
たために、たとえバリが形成されても、このバリがプラ
グチューブに咬み込むことがなく、取付性にも影響を与
えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る成形型の要部断面図
【図2】図1の一部拡大図
【図3】プラグチューブガスケットの要部断面図
【図4】同ガスケットの装着方法を示す説明図
【図5】プラグチューブガスケットの要部断面図
【図6】従来例に係る成形型の要部断面図
【符号の説明】
1,2,3,4 分割型 5 キャビティ 6 補強環セット部 7 スプリングセット部 8 第一の壁面 9 第二の壁面 10 第三の壁面 11 第四の壁面 12 第五の壁面 13 注入ゲート 14 プラグチューブ 21 取付環部 22 リップ支え部 23 リップ部 24 補強環 25 シール部 26 スプリング(インサート部品) 27 リップ部の外周面 28 軸方向ストレート部分 29 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リップ支え部(22)から連なるリップ
    部(23)の内周面にシール部(25)を設けるととも
    に前記リップ部(23)にスプリング(26)を埋設し
    たプラグチューブガスケット等の成形品を成形する成形
    型であって、キャビティ(5)の内壁に、前記リップ部
    (23)の外周面を形成する第一の壁面(8)と、前記
    リップ部(23)の先端面を形成する第二の壁面(9)
    と、前記リップ部(23)の内周面を形成する第三の壁
    面(10)と、前記リップ支え部(22)の内周面を形
    成する第四の壁面(11)と、を設け、 前記第三の壁面(10)と前記第四の壁面(11)との
    境であって、成形材料の注入時の流れによって前記スプ
    リング(26)を前記第一の壁面(8)と前記第二の壁
    面(9)との角部分に押し付ける位置に、注入ゲート
    (13)を 開口したことを特徴とする成形型。
  2. 【請求項2】 リップ支え部(22)から連なるリップ
    部(23)の内周面にシール部(25)を設けるととも
    に前記リップ部(23)にスプリング(26)を埋設し
    たプラグチューブガスケット等の成形品を成形する成形
    型であって、キャビティ(5)の内壁に、前記リップ部
    (23)の外周面を形成する第一の壁面(8)と、前記
    リップ部(23)の先端面を形成する第二の壁面(9)
    と、前記リップ部(23)の内周面を形成する第三の壁
    面(10)と、前記リップ支え部(22)の内周面を形
    成する第四の壁面(11)と、を設け、前記第一の壁面
    (8)と前記第二の壁面(9)の角にスプリングセット
    部(7)を設け、前記第三の壁面(10)と前記第四の
    壁面(11)の境に軸方向にストレートな第五の壁面
    (12)を設け、前記第五の壁面(12)に注入ゲート
    (13)を開口したことを特徴とする成形型。
JP1993034042U 1993-06-01 1993-06-01 成形型 Expired - Lifetime JP2600426Y2 (ja)

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JPH07714U JPH07714U (ja) 1995-01-06
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CN113894973B (zh) * 2021-08-24 2024-05-14 西安航空制动科技有限公司 一种用于飞机机轮的内包弹簧挡油环的成型方法

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