JP2599470Y2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

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JP2599470Y2
JP2599470Y2 JP1993025636U JP2563693U JP2599470Y2 JP 2599470 Y2 JP2599470 Y2 JP 2599470Y2 JP 1993025636 U JP1993025636 U JP 1993025636U JP 2563693 U JP2563693 U JP 2563693U JP 2599470 Y2 JP2599470 Y2 JP 2599470Y2
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stator core
magnetic disk
core
drive magnet
central shaft
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真 藤島
誠昭 尾形
敏 谷邑
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスク駆動装置
に関するもので、特に回転軸の振れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 フロッピーディスク等の磁気ディスク
を回転駆動する磁気ディスク駆動装置として、軸受に焼
結含油軸受を使用したものが知られている。図4は、こ
のような磁気ディスク駆動装置の従来例を示している。
図4において、回路基板36の中央部には孔部が形成さ
れており、この孔部には筒状の軸受ホルダー42が取付
けられている。軸受ホルダー42の外周にはつば部42
aが形成されており、つば部42aの下面が回路基板3
6の上面と当接している。軸受ホルダー42の中央の貫
通孔には2つの軸受38、38が上下に取付けられてい
る。軸受38、38には焼結含油タイプの軸受が用いら
れており、これら2つの軸受38、38には中心軸37
が回転自在となるように挿通されている。
【0003】軸受ホルダー42の回路基板36より下側
の外周面には、ステータコア34が取付けられている。
ステータコア34は外周に複数の突極を有しており、各
突極にはコイル33が巻回されている。ステータコア3
4と回路基板36の間にはスペーサ35が取付けられて
おり、このスペーサ35によって回路基板36とステー
タコア34の間にコイル33が巻回される分の空間が確
保されている。
【0004】中心軸37の下端部にはつば部37aが形
成されている。つば部37aの下面にはカップ状のロー
タケース32がねじ43によって固定されている。ロー
タケース32の周壁の内面には駆動マグネット31が取
付けられている。駆動マグネット31はステータコア3
4の突極と間隙をおいて対向している。このため、突極
に巻回されたコイル33を通電制御することによってロ
ータケース32は付勢され、中心軸37が回転駆動され
る。
【0005】中心軸37の上端部にはフロッピーディス
ク等の磁気媒体が載置されるためのハブ台39が嵌合さ
れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 以上のような磁気デ
ィスク駆動装置は、軸受38に焼結含油軸受を使用して
いるため、軸受38と中心軸37の間に若干の空間が生
じている。従って、ハブ台39にディスクが載置されて
中心軸37が回転すると、軸受38と中心軸37の間の
空間によって中心軸37は図5に示すようなすりこぎ状
の振れやがたつきが生じ、ハブ台39に載置される磁気
ディスクに悪影響を及ぼす。中心軸37が回転する場合
のすりこぎ状の振れやがたつきを解消するためには、中
心軸37を軸受38のラジアル方向の一方向に押しつけ
るようにして回転させればよい。このような中心軸37
の回転を得るためには、特開平2−13256号公報に
記載されているように、ロータを一方向に引き寄せるマ
グネットを取付け、このマグネットの磁気吸引力或いは
反発力を利用する方法がある。この方法によれば性能上
充分な効果を得ることができるが、マグネット等の特別
な部材を使用するためコストが高騰してしまう。また、
実開平4−21147号公報に記載されているように、
ステータコアの突極の一部をカットし、各回転磁気のバ
ランスを異ならせて中心軸37を軸受38のラジアル方
向の一方向に押しつける方法があるが、あまり大きな効
果を得ることができなかった。
【0007】本考案は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、低いコストで、しかも、中心軸が
回転する際にすりこぎ状の振れを防止した磁気ディスク
駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の考案
は、円筒状の駆動マグネットを有するロータケースと、
駆動マグネットの内周面周方向に対向する突極にコイ
ルが巻回されたステータコアと、コアホルダーを介して
ステータコアが載置される回路基板と、中心軸を回転自
在に支承する軸受と、中心軸の一方端に嵌着され磁気デ
ィスクを装着して駆動するハブ台とを有してなる周対向
型の磁気ディスク駆動装置において、上記コアホルダー
の断面を台形状に形成してステータコアを一方向に傾
け、ステータコアの突極と駆動マグネットのスラスト方
向の磁極中心との関係を非平行としたことを特徴とす
る。請求項2記載の考案は、円筒状の駆動マグネットを
有するロータケースと、駆動マグネットの内周面と周方
向に対向する突極にコイルが巻回されたステータコア
と、コアホルダーを介してステータコアが載置される回
路基板と、中心軸を回転自在に支承する軸受と、中心軸
の一方端に嵌着され磁気ディスクを装着して駆動するハ
ブ台とを有してなる周対向型の磁気ディスク駆動装置に
おいて、上記回路基板とコアホルダーとの間の一部分に
スペーサを介在させてステータコアを一方向に傾け、ス
テータコアの突極と駆動マグネットのスラスト方向の磁
極中心との関係を非平行としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】ステータコアの突極と、駆動マグネットのスラ
スト方向の磁気中心との関係を非平行としたことによ
り、ステータコアの突極と駆動マグネットとのスラスト
方向の磁気的吸引力の差で、ロータケースが一方向に傾
き、中心軸も傾いて軸受のラジアル方向の一方向に押し
つけられる。
【0010】
【実施例】以下本考案にかかる磁気ディスク駆動装置に
ついて図面を参照しながら説明する。図1において、回
路基板6の中央部には孔部が形成されており、この孔部
には筒状の軸受ホルダー12が取付けられている。軸受
ホルダー12の外周にはつば部12aが形成されてお
り、つば部12aの下面側が回路基板6の上面と当接し
ている。軸受ホルダー12の中央の貫通孔には上下2つ
の軸受8、8が取付けられている。軸受8、8には焼結
含油タイプの軸受が用いられており、これら2つの軸受
8、8には中心軸7が回転自在となるように挿通されて
いる。
【0011】軸受ホルダー12の回路基板6より下側の
外周面には、図2に示すように、複数の突極を放射状に
一体に有してなるステータコア4が取付けられている。
ステータコア4の各突極には駆動コイル3が巻回されて
いる。ステータコア4と回路基板6の間にはコアホルダ
ー5が介在しており、コアホルダー5上面と回路基板6
下面の一部分には断面が台形状のスペーサ11が取り付
けられている。このため、コアホルダー5は一方向に傾
いた形態で取り付けられており、コアホルダー5の下面
に取り付けられたステータコア4もコアホルダー5と同
様に一方向に傾いた形態となっている。ステータコア
4、コアホルダー5、回路基板6には、ねじが挿通され
ており、ねじの先端部を軸受ホルダー12のつば部12
aに螺合され、ねじの頭部でステータコア4、コアホル
ダー5、回路基板6をつば部12a側に押しつけること
によって、これらステータコア4、コアホルダー5、回
路基板6、軸受ホルダー12の各部材は一体に固定され
ている。
【0012】 中心軸7の下端にはつば部7aが形成さ
れている。つば部7aの下面にはカップ状のロータケー
ス2がねじ13によって固定されている。ロータケース
2の周壁の内面には円筒状の駆動マグネット1が取付け
られている。駆動マグネット1の内周面はステータコア
4の突極と周方向に間隙をおいて対向している。このた
め、突極に巻回されたコイル3を通電制御することによ
ってロータケース2は付勢され、ロータケース2ととも
中心軸7が回転駆動される。一方、中心軸7の上端部
にはフロッピーディスク等の磁気記録媒体が載置され
ブ台9が嵌合されている。
【0013】 以上のような構成の磁気ディスク駆動装
置は、回路基板6とコアホルダー5の間の一部分にスペ
ーサ11を介在させたことによって、コアホルダー5お
よびステータコア4が傾いた形態となっており、ステー
タコア4の外周に形成された突極と駆動マグネット1の
スラスト方向の磁極中心10との関係がほぼ全周に渡っ
て非平行となっている。このため、各回転位置でのステ
ータコア4の各突極に対する駆動マグネット1のスラス
ト方向の磁極中心10が移動し、その結果、ステータコ
ア4の各突極と駆動マグネット1とのスラスト方向の磁
気的吸引力の差がつけられるため、中心軸7が回転駆動
する際のすりこぎ状の振れやがたつき等を防止すること
が可能となる。また、ステータコア4を傾けるのに、マ
グネット等の特別な部材を必要とせず、断面が台形状の
スペーサ11のみによって傾けることができるため、コ
ストも低く抑えることができる。なお、ステータコア4
を傾けるのにスペーサ11を使用せず、図3に示すよう
に、コアホルダー5の断面を直接台形状に形成し、ステ
ータコア4を一方向に傾けるようにしてもよい。こうす
れば、スペーサ11が不要になる分、コストを低減させ
ることができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【考案の効果】 本考案によれば、コアホルダーの断面
を台形状に形成することによって、あるいは、回路基板
とコアホルダーとの間の一部分にスペーサを介在させる
ことによって、ステータコアを一方向に傾け、ステータ
コアの突極と駆動マグネットのスラスト方向の磁極中心
との関係を非平行としたため、駆動マグネットの磁極中
心がステータコアの各突極の磁気的中心と一致しようと
する向きに力が働き、その結果、ロータケースが傾き、
中心軸が軸受のラジアル方向の一方向に押しつけられる
ため、中心軸が回転するときのすりこぎ状の振れやがた
つきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気ディスク駆動装置の実施例を
示す断面図。
【図2】同上実施例中のステータコアの平面図。
【図3】本考案に使用可能なコアホルダーの例を示す断
面図。
【図4】従来の磁気ディスク駆動装置の例を示す断面
図。
【図5】同上要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 駆動マグネット 2 ロータケース 3 コイル 4 ステータコア 5 コアホルダー 6 回路基板 7 中心軸 8 軸受 9 ハブ台 10 磁極中心 11 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−70461(JP,A) 特開 昭63−224654(JP,A) 実開 平4−21147(JP,U) 実開 平4−124863(JP,U) 実開 昭63−143054(JP,U) 実開 平2−57275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/00,21/00 H02K 5/15

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の駆動マグネットを有するロータ
    ケースと、上記駆動マグネットの内周面周方向に対向
    する突極にコイルが巻回されたステータコアと、コアホ
    ルダーを介して上記ステータコアが載置される回路基板
    と、中心軸を回転自在に支承する軸受と、上記中心軸の
    一方端に嵌着され磁気ディスクを装着して駆動するハブ
    台とを有してなる周対向型の磁気ディスク駆動装置にお
    いて、上記コアホルダーの断面を台形状に形成して上記ステー
    タコアを一方向に傾け、 上記ステータコアの突極と上記
    駆動マグネットのスラスト方向の磁極中心との関係を非
    平行としたことを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の駆動マグネットを有するロータ
    ケースと、上記駆動マグネットの内周面周方向に対向
    する突極にコイルが巻回されたステータコアと、コアホ
    ルダーを介して上記ステータコアが載置される回路基板
    と、中心軸を回転自在に支承する軸受と、上記中心軸の
    一方端に嵌着され磁気ディスクを装着して駆動するハブ
    台とを有してなる周対向型の磁気ディスク駆動装置にお
    いて、上記回路基板と上記コアホルダーとの間の一部分にスペ
    ーサを介在させて上記ステータコアを一方向に傾け、
    記ステータコアの突極と上記駆動マグネットのスラスト
    方向の磁極中心との関係を非平行としたことを特徴とす
    る磁気ディスク駆動装置。
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