JP2596467B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

Info

Publication number
JP2596467B2
JP2596467B2 JP2175960A JP17596090A JP2596467B2 JP 2596467 B2 JP2596467 B2 JP 2596467B2 JP 2175960 A JP2175960 A JP 2175960A JP 17596090 A JP17596090 A JP 17596090A JP 2596467 B2 JP2596467 B2 JP 2596467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
reflector
guide
lamp body
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2175960A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0465004A (ja
Inventor
克忠 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2175960A priority Critical patent/JP2596467B2/ja
Publication of JPH0465004A publication Critical patent/JPH0465004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596467B2 publication Critical patent/JP2596467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明車輌用前照灯を以下の項目に従って詳細に説明
する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第12図乃至第14図] D.発明が解決しようとする課題[第12図乃至第14図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第11図] F−1.第1の実施例[第1図乃至第6図] a.ランプボディ[第1図、第2図、第4図乃至第6図] b.支点軸[第1図、第2図、第6図] c.調整スクリュー[第1図、第2図、第4図、第6図] d.ナット体[第1図、第2図、第4図、第5図] e.リフレクタ[第1図、第2図、第4図乃至第6図] f.球受体[第1図、第2図、第6図] g.ナット体、球受体のリフレクタへの支持[第1図、第
2図、第4図乃至第6図] h.リフレクタのランプボディへの支持[第1図、第2
図、第4図乃至第6図] i.レンズ、電球他[第1図乃至第6図] F−2.第2の実施例[第7図乃至第11図] a.前照灯ユニット[第7図乃至第11図] b.ランプハウジング[第7図、第9図乃至第11図] c.前照灯ユニットのランプハウジングへの支持[第7
図、第9図乃至第11図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な車輌用前照灯に関する。詳しくは、車
体に対して傾動自在に支持された傾動部材を傾動させる
ことによってビームの照射角度が変更される車輌用前照
灯において、軽量化と耐食性の向上及びコストダウンを
図ることができる新規な車輌用前照灯を提供しようとす
るものである。
(B.発明の概要) 本発明車輌用前照灯は、エイミング調整部の調整スク
リューを合成樹脂で形成することによって軽量化と耐食
性の向上及びコストダウンを図ることができ、しかも、
調整スクリューが螺合するナット体は上記調整スクリュ
ーの横方向に直交する方向で互いに反対側の側面に位置
し調整スクリューの軸方向に直交する方向での弾性を有
する弾発部を有し、固定部材には略調整スクリューの軸
方向に延びると共にナット体の弾発力と弾接する案内面
を有する案内部を備え、各案内部の案内面は前方から見
て当該案内部と支点部とを結ぶ線に対して略平行となっ
ているので、走行等による振動があっても、ナット体が
固定部材に設けられた案内部によってその振れを止めら
れるため調整スクリューが合成樹脂製であるにもかかわ
らず振動によって撓むことがなく、調整スクリューが金
属(鉄)製の場合に劣らない耐振性を発揮する。
(C.従来技術)[第12図乃至第14図] 従来の車輌用前照灯の一例aを第12図乃至第14図に示
す。
bは合成樹脂製のランプボディであり、前方に開口し
た凹部cを有し、該凹部cの前面開口がレンズdによっ
て覆われている。
eはランプボディbの後部内面に突設された支点軸で
あり、その前端に球部fが一体に形成されている。
g、gは鉄製の調整スクリューであり、その中間部が
ランプボディbの後壁部に回転自在に支持されている。
また、該調整スクリューg、gの前端部が螺軸部h、h
となっている。
iは合成樹脂製のリフレクタであり、その後部中央に
電流jが支持されている。
リフレクタiの後面部には1つの球受体kと2つのナ
ット体l、lが支持されており、そして、球受体kに上
記支点軸eの球部fが回動自在に嵌合されており、ま
た、ナット体l、lに調整スクリューg、gの螺軸部
h、hが螺合されている。
しかして、調整スクリューg及び/又はgを回転操作
することにより、リフレクタiがランプボディbに対し
て傾動されてビームの照射角度が変更される。
(D.発明が解決しようとする課題)[第12図乃至第14
図] ところで、上記車輌用前照灯aにあっては、上下方向
の振動を受けると、支点軸eの側方に位置している調整
スクリューgは第14図に矢印mで示すように略上下方向
の応力を受けて撓みを起こし、左右方向の振動を受ける
と、支点軸eの下方に位置している調整スクリューgは
同じく第14図に矢印nで示すように略左右方向の応力を
受けて撓みを起こす。
従って、調整スクリューg、gを合成樹脂で形成する
と、曲げ疲労強度が鉄と比較して小さいため、振動を受
けたときの撓みが繰り返されることにより折損し易いと
いう問題がある。
そのために、依然として調整スクリューg、gに鉄製
のものを使用しなければならず、耐食性の向上と軽量化
を図ることができないでいた。
(E.課題を解決するための手段) 本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するため
に、調整スクリューを合成樹脂で形成すると共に、該調
整スクリューが螺合するナット体は上記調整スクリュー
の軸方向に直交する方向で互いに反対側の側面に位置し
調整スクリューの軸方向に直交する方向での弾性を有す
る弾発部を有し、固定部材には略調整スクリューの軸方
向に延びると共にナット体の弾発部と弾接する案内面を
有する案内部を備え、各案内部の案内面は前方から見て
当該案内部と支点部とを結ぶ線に対して略平行となるよ
うにしたものである。
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、調整スクリ
ューが合成樹脂製であるので、軽量化と耐食性の向上を
図ることができ、しかも、振動を受けたときに各調整ス
クリューが受ける応力は固定部材に設けられた案内部の
案内面が受けることになるので調整スクリューにかかる
負担がきわめて少なく、調整スクリューが金属(鉄)製
の場合に劣らない耐振性を発揮することになる。
(F.実施例)[第1図乃至第11図] 以下に、本発明車輌用前照灯の詳細を図示した各実施
例に従って説明する。
(F−1.第1の実施例)[第1図乃至第6図] 第1図乃至第6図は本発明車輌用前照灯の第1の実施
例1を示すものである。尚、この第1の実施例1は本発
明をいわゆるリフレクタ可動型の自動車用前照灯に適用
したものである。
(a.ランプボディ)[第1図、第2図、第4図乃至第6
図] 2は合成樹脂製のランプボディであり、前面に開口し
た凹部3を有している。また、ランプボディ2の後部壁
4の中央には孔5が形成されている。
6はランプボディ2の後部壁4の一の隅角部の内面に
突設されたボス座であり、該ボス座6には前面に開口し
た下孔6aが形成されている。
7、7はランプボディ2の後部壁4のうち上記ボス座
6から下方に隔った隅角部と側方に隔った隅角部の内面
に突設された正面から見て円形をした突部であり、該突
部7、7の中心部にはこれを前後に貫通した挿通孔7a、
7aが形成され、また、該突部7、7の周縁には環状の突
条7b、7bが形成されている。
8はランプボディ2の開口縁に形成された据付溝であ
り、前方に向って開口している。
9h、9vはランプボディ2に設けられた案内部である。
案内部9hは後部壁4のうち上記ボス座6から左方に隔
った位置にある突部7の上端及び下端に接した各位置か
ら前方へ向って一体に突設された2つの案内板10、10か
ら成り、これら案内板10、10の互いに対向する面10h、1
0hが案内面とされ、これら案内面10h、10hは正面から見
て上記ボス座6と当該突部7とを結んだ線と略平行にな
る向きに形成されている。
案内部9vは後部壁4のうち上記ボス座6から下方に隔
った位置にある突部7の左端及び下端に接した各位置か
ら前方へ向って一体に突設された2つの案内板10、10か
ら成り、これら案内板10、10の互いに対向する面10v、1
0vが案内面とされ、これら案内面10v、10vは正面から見
て上記ボス座6と当該突部7とを結んだ線と略平行にな
る向きに形成されている。
尚、11、11、・・・は上記各案内板10、10、・・・の
反案内面側の面とランプボディ2の内面との間に一体に
形成された補強壁である。
このようなランプボディ2は車体に固定されている。
(b.支点軸)[第1図、第2図、第6図] 12は支点軸であり各部が金属によって一体に形成され
ている。
支点軸12は全体として棒状をしており、中間部に形成
されたフランジ12aより後側の部分が螺軸部12bとされ、
前端には球部12cが形成されている。
そして、かかる支点軸12はその螺軸部12bがランプボ
ディ2に形成された前記ボス座6の下孔6aにフランジ12
aのところまで捩じ込まれ、これによって、ランプボデ
ィ2の後部壁4の一の隅角部から前方へ突出するように
取着される。
(c.調整スクリュー)[第1図、第2図、第4図、第6
図] 13h、13vはランプボディ2に回転自在に支持される調
整スクリューである。尚、2つの調整スクリュー13h、1
3vは何れも同じ構造をしており、かつ、同様にしてラン
プボディ2に支持されるので、その一方について詳細に
説明する。
調整スクリュー13の略中間部にフランジ14が形成さ
れ、該フランジ14から前の部分15が螺軸部とされてい
る。
調整スクリュー13のフランジ14から後方へ隔った位置
に環状溝16が形成され、後端部17は六角柱状に形成され
ている。そして、このような調整スクリュー13は合成樹
脂により一体に形成されている。
18はワッシャであり、調整スクリュー13に外嵌されフ
ランジ14の後面に接触される。
19はオーリングであり、ワッシャ18の後面に接するよ
うに調整スクリュー13に外嵌される。
そして、調整スクリュー13のフランジ14から後側の部
分がランプボディ2の後部壁4に形成された挿通孔7aに
前側から挿通され、オーリング19が突部7に形成された
環状突条7bの内側に位置される。また、この状態で、調
整スクリュー13の環状溝16から後端までの部分がランプ
ボディ2の後部壁4から後方へ突出される。
20はワッシャであり、調整スクリュー13のランプボデ
ィ2の後部壁4から後方へ突出している部分の環状溝16
の前側に外嵌される。
21は合成樹脂製のプッシュオンフィクスであり、円帯
状をしていて内縁部に係合片21a、21a、・・・が形成さ
れている。該プッシュオンフィクス21が調整スクリュー
13にその後端から外嵌され、その係合片21a、21a、・・
・が環状溝16の後側面と係合される。
これによって、調整スクリュー13はランプボディ2の
後部壁4に対する前後方向への動きを阻止され、ランプ
ボディ2の後部壁4に回転自在に支持されることにな
る。
(d.ナット体)[第1図、第2図、第4図、第5図] 22はナット体であり、合成樹脂により略角ブロック状
に形成された主部と一端が主部に連結された弾性ウィン
グとが一体に形成されて成る。
主部23にはこれを前後に貫通した螺孔24が形成されて
おり、後端には外方へ突出した突縁25が形成されてい
る。また、主部23の互いに反対側に位置した2つの側面
には弾性爪片26、26が形成され、該弾性爪片26、26の後
端26a、26aが主部23の側面から突出されている。
27、27は弾性ウィングであり、それぞれ前後方向に湾
曲した2本の腕片27a、27a、・・・が基部27b、27bから
延びており、基部27b、27bが主部23の弾性爪片26、26が
形成された側面の突縁25、25に一体に連結されている。
従って、各腕片27a、27a、・・・は弾性爪片26、26を外
側から覆うように延び、その前端の自由端は主部23の側
面の前端寄りの部分に近接している。
(e.リフレクタ)[第1図、第2図、第4図乃至第6
図] 28はリフレクタであり、合成樹脂によって形成されて
いる。
該リフレクタ28は前方に向って開口した凹部29を有し
ており、該凹部29の内面が反射面とされている。
リフレクタ28の後面のうち一の隅角に後方へ向って突
出した取付部30が形成されている。該取付部30は一の側
面が開口した略角筒状をしており、その後面壁には円形
の取付孔30aが形成されている。
上記取付部30から下方へ隔った位置及び側方へ隔った
位置の2箇所に後方へ向って突出した取付部31、31が形
成されている。これら取付部31、31は略角筒の相対向す
る2つの側面が開放された形状をしており、その後面壁
には角形の取付孔31a、31aが形成されている。尚、取付
部30から下方へ隔った位置にある取付部31はその左右の
側面が開放され、取付部30から側方へ隔った取付部31は
その上下の側面が開放されている。
尚、32はリフレクタ28の中央部に形成された電球取付
孔である。
(f.球受体)[第1図、第2図、第6図] 33は球受体であり、合成樹脂で形成されている。
該球受体33は前半の被支持部34と後半の受部35とが一
体に形成されて成る。
受部35は略円柱ブロック状をしており、後面に開口し
た球状凹部36が形成されている。また、球状凹部36を囲
んでいる壁部には後端に達したスリット37、37、37が形
成されており、これによって該壁部に大きな撓み性が付
与されている。尚、球状凹部36の開口端36aは後方に行
くに従って拡径するようにされている。
被支持部34は受部35より小径な円柱状の主部38と該主
部38のうち受部35の前端から稍前方に離間した部分の周
方向に略螺間隔に隔った位置から突設された係合片39、
39、39とから成り、該係合片39、39、39の前面39a、39
a、39aが先端に行くに従って後方へ変位する傾斜面とさ
れている。
(g.ナット体、球受体のリフレクタへの支持)[第1
図、第2図、第4図乃至第6図] 上記したナット体22、22及び球受体33は次のようにし
てリフレクタ28に支持される。
ナット体22はその主部23がリフレクタ28の取付部31の
取付孔31aに後方から挿入される。このとき、ナット体2
2の弾性ウィング27、27は取付部31の開放された側面と
対応した向きに位置され、かつ、取付部31の後端壁の側
端の外側に位置されるようにされる。そして、主部23が
後端の突縁25と弾性爪片26、26の後端26a、26aとの間で
取付孔31aにその開口縁を挟むところまで挿入される。
この状態で、ナット体22は無理に後方へ引き抜こうとし
ない限り取付部31から脱落しない程度に取付部31に支持
される。
球受体33はその被支持部34が取付部30の取付孔30aに
後方から挿通される。そして、係合片39、39、39が取付
孔30aの前方へ通り抜けたところで、係合片39、39、39
と受部35の前端面との間で取付孔30aの開口縁を挟持す
る状態となって、球受体33が取付部30に支持される。
(h.リフレクタのランプボディへの支持)[第1図、第
2図、第4図乃至第6図] ランプボディ2に設けられた支点軸12の球部12cをリ
フレクタ28に支持された球受体33の球状凹部36に嵌合す
る。これによって、球継手状の支点部40が形成される。
また、調整スクリュー13h、13vの螺軸部15、15をリフ
レクタ28に支持されたナット体22、22の螺孔24、24に各
別に螺合する。すると、各ナット体22、22の弾性ウィン
グ27、27、・・・の腕片27a、27a、・・・が各案内部9
h、9vの案内面10h、10h、10v、10vに各別に弾接した状
態となる。このようにして、エイミング調整部41h、41v
が形成される。
しかして、一方のエイミング調整部41hの調整スクリ
ュー13hを回転操作すると、ナット体22が調整スクリュ
ー13hの螺軸部15に沿って前後方向に移動するため、リ
フレクタ28は支点部40と他方のエイミング調整部41vと
を結ぶ線を回動軸として左右方向に傾動され、これによ
って、ビームの照射軸が左右方向で調整されることにな
る。また、他方のエイミング調整部41vの調整スクリュ
ー13vを回転操作すると、ナット体22が調整スクリュー1
3vの螺軸部15に沿って前後方向に移動するため、リフレ
クタ28は支点部40と一方のエイミング調整部41hとを結
ぶ線を回動軸として上下方向に回動され、これによっ
て、ビームの照射軸が上下方向で調整されることにな
る。
そして、前照灯1が振動を受けた場合、それが上下方
向の振動であると、リフレクタ28のうちエイミング調整
部41hの調整スクリュー13hと連結された部分が上下方向
に振れようとするが、それはナット体22の弾性ウィング
27、27が案内部9hの案内面10h、10hによって受けられて
いるため、殆ど上下に動かず、従って、リフレクタ28の
当該部分が上下方向に振れることが防止される。
また、前照灯1の受けた振動が左右方向の振動である
と、リフレクタ28のうちエイミング調整部41vの調整ス
クリュー13vと連結された部分が左右方向に振れようと
するが、それはナット体22の弾性ウィング27、27が案内
部9vの案内面10v、10vによって受けられているため、殆
ど上下に動かず、従って、リフレクタ28の当該部分が左
右方向に振れることが防止される。
(i.レンズ、電球他)[第1図乃至第6図] 42はリフレクタ28の電球取付孔32に取着された電球、
43は電球42とランプボディ2の中央孔5との間に取着さ
れた防水カバーである。
44はレンズであり、前面部44aと該前面部44aの周縁か
ら後方へ向って突設された周壁部44bとが一体に形成さ
れて成り、該周壁部44bの後端部がランプボディ2に形
成された据付溝8内に嵌合され接着剤45等によって固定
されている。
(F−2.第2の実施例)[第7図乃至第11図] 第7図乃至第11図は本発明車輌用前照灯の第2の実施
例1Aを示すものである。
この第2の実施例1Aは前記第1の実施例1が本発明を
いわゆるリフレクタ可動型の自動車用前照灯に適用した
ものであるのに対し、いわゆるユニット可動型と称され
る自動車用前照灯に適用した点で相違しており、他の多
くの点で共通しているので、この第2の実施例1Aの説明
については上記第1の実施例1と相違する点について主
として行ない、他の部分については第1の実施例におけ
る同一ないし同様の部分に付した符号と同じ符号を付す
ることによって説明は省略する。
(a.前照灯ユニット)[第7図乃至第11図] 46が前照灯ユニットである。
47はリフレクタ体であり、合成樹脂によって形成さ
れ、前方に向って開口した凹部48を有しており、該凹部
48の内面が反射面とされている。また、中央部には電球
取付孔49が形成され、更に、前端の開口縁部には前方に
向って開口した据付溝50が形成されている。
51は電球であり、リフレクタ体47の電球取付孔49に取
着されている。
52はレンズであり、前面部52aと該前面部52aの周縁か
ら後方へ向って突設された周壁部52bとが一体に形成さ
れて成り、該周壁部52bの後端部がリフレクタ体47に形
成された据付溝50内に嵌合された接着剤45等によって固
定されている。
このようにして、前照灯ユニット46が形成される。
そして、この前照灯ユニット46のリフレクタ体47の後
面から取付部30及び31、31が一体に突設されており、か
つ、これら取付部30、31、31に球受体33、ナット体22、
22がそれぞれ支持されている。
(b.ランプハウジング)[第7図、第9図乃至第11図] 53は合成樹脂で形成されたランプハウジングであり、
前面に開口した凹部54を備えており、車体に固定され
る。
そして、このようなランプハウジング53の凹部54内に
案内部9h、9vが一体に形成されると共に支点軸12が固定
され、かつ、調整スクリュー13h、13vが回転自在に支持
される。
(c.前照灯ユニットのランプハウジングへの支持)[第
7図、第9図乃至第11図] しかして、前照灯ユニット46に支持された球受体33の
球状凹部36内にランプハウジング53に固定された支点軸
12の球部12cが嵌合され、更に、前照灯ユニット46に支
持されたナット体22、22にランプハウジング53に支持さ
れた調整スクリュー13h、13vの螺軸部15、15が各別に螺
合され、これによって、前照灯ユニット46はランプハウ
ジング53にその凹部54内で傾動自在に支持される。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明車
輌用前照灯は、車体に対して傾動自在に支持された傾動
部材を傾動させることによってビームの照射角度が変更
される車輌用前照灯であって、車体に固定される固定部
材と傾動部材との間が1つの支点部と2つのエイミング
調整部によって連結され、エイミング調整部は固定部材
に回転自在に支持された合成樹脂製の調整スクリューと
傾動部材に支持され調整スクリューが螺合されたナット
体とを有し、ナット体は上記調整スクリューの軸方向に
直交する方向で互いに反対側の側面に位置し調整スクリ
ューの軸方向に直交する方向での弾性を有する弾発部を
有し、固定部材には略調整スクリューの軸方向に延びる
と共にナット体の弾発部と弾接する案内面を有する案内
部を備え、各案内部の案内面は前方から見て当該案内部
と支点部とを結ぶ線に対して略平行となっていることを
特徴とする。
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、調整スクリ
ューが合成樹脂製であるので、軽量化と耐食性の向上を
図ることができ、しかも、振動を受けたときに各調整ス
クリューが受ける応力は固定部材に設けられた案内部の
案内面が受けることになるので調整スクリューにかかる
負担がきわめて少なく、調整スクリューが金属(鉄)製
の場合に劣らない耐振性を発揮することになる。
尚、上記各実施例において示した具体的な形状や構造
は何れも本発明の実施に当っての具体化のほんの一例を
示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範
囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明車輌用前照灯の第1の実施例
を示すものであり、第1図は分解斜視図、第2図は一部
を切り欠いて示す斜視図、第3図は正面図、第4図は第
3図のIV−IV線に沿う拡大断面図、第5図は第3図のV
−V線に沿う拡大断面図、第6図は第3図のVI−VI線に
沿う断面図、第7図乃至第11図は本発明車輌用前照灯の
第2の実施例を示すものであり、第7図は分解斜視図、
第8図は正面図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う拡大
断面図、第10図は第8図のX−X線に沿う拡大断面図、
第11図は第8図のXI−XI線に沿う断面図、第12図乃至第
14図は従来の車輌用前照灯の一例を示すもので、第12図
は分解斜視図、第13図は一部を切り欠いて示す斜視図、
第14図は問題点を示す一部省略正面図である。 符号の説明 1……車輌用前照灯、 2……ランプボディ(固定部材)、 3……凹部、10……案内部、 10h、10v……案内面、 13h、13v……調整スクリュー、 22……ナット体、27……弾発部、 28……リフレクタ(傾動部材)、 40……支点部、 41h、41v……エイミング調整部、 42……電球、44……レンズ、 1A……車輌用前照灯、 46……前照灯ユニット(傾動部材)、 47……リフレクタ体、51……電球、 52……レンズ、53……固定部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に対して傾動自在に支持された傾動部
    材を傾動させることによってビームの照射角度が変更さ
    れる車輌用前照灯であって、 車体に固定される固定部材と傾動部材との間が1つの支
    点部と2つのエイミング調整部によって連結され、 エイミング調整部は、固定部材に回転自在に支持された
    合成樹脂製の調整スクリューと傾動部材に支持され調整
    スクリューが螺合されたナット体とを有し、 ナット体は上記調整スクリューの軸方向に直交する方向
    で互いに反対側の側面に位置し調整スクリューの軸方向
    に直交する方向での弾性を有する弾発部を有し、 固定部材には調整スクリューの軸方向に延びると共にナ
    ット体の弾発部と弾接する案内面を有する案内部を備
    え、 各案内部の案内面は前方から見て当該案内部と支点部と
    を結ぶ線に対して略平行となっている ことを特徴とする車輌用前照灯
  2. 【請求項2】固定部材が前方に開口した凹部を有するラ
    ンプボディであり、傾動部材がランプボディの凹部内に
    配置されると共に電球を保持したリフレクタであり、ラ
    ンプボディの凹部の前面開口がレンズで覆われたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車輌用前照灯
  3. 【請求項3】傾動部材が電球を支持したリフレクタ体と
    該リフレクタ体の前面開口を覆うレンズとを備えた前照
    灯ユニットであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の車輌用前照灯
JP2175960A 1990-07-03 1990-07-03 車輌用前照灯 Expired - Lifetime JP2596467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2175960A JP2596467B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 車輌用前照灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2175960A JP2596467B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 車輌用前照灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0465004A JPH0465004A (ja) 1992-03-02
JP2596467B2 true JP2596467B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=16005271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2175960A Expired - Lifetime JP2596467B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 車輌用前照灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596467B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4228891B4 (de) * 1992-08-29 2004-08-12 Robert Bosch Gmbh Einrichtung zur Verstellung von Elementen in Beleuchtungseinrichtungen, insbesondere Fahrzeugscheinwerfern
JP5263283B2 (ja) * 2010-12-08 2013-08-14 一文機工株式会社 スタッドピン
US9097269B2 (en) * 2012-06-04 2015-08-04 Fisher Controls International, Llc Bracket assemblies for use with actuators
EP3626533B1 (en) * 2018-09-24 2023-06-28 Valeo Iluminacion Lighting device for vehicle with vibration absorber
US11644172B2 (en) 2019-11-20 2023-05-09 Mitsubishi Electric Corporation Headlight device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0465004A (ja) 1992-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0787041B2 (ja) 前照灯の組立方法
US4188655A (en) Vehicle headlamp and mounting assembly
US4761717A (en) Headlamp pivot assembly
JP2596467B2 (ja) 車輌用前照灯
GB2318826A (en) Coupling device for connecting support member of rear-view mirror to casing member
US2733335A (en) Headlamp adjusting device
US5833347A (en) Aiming apparatus for vehicular headlamp
US4527861A (en) Antiglare rear view mirror
US5161876A (en) Lamp assembly
GB1520204A (en) Vehicle headlight beam adjusting device
JPH0665093U (ja) 自動車用ルームランプ装置
JP2514758Y2 (ja) 車輌用前照灯
JP2707372B2 (ja) 自動車用前照灯のエイミングスクリュー支持ナット
JPS6222001Y2 (ja)
JPH0132242Y2 (ja)
JPS61202945A (ja) 前照灯の光軸調整装置
JPH08148003A (ja) 自動車用ヘッドランプ
JP2841027B2 (ja) 車輌用前照灯
US3643087A (en) Headlamp assembly
JPH0120200Y2 (ja)
JPH0731452Y2 (ja) 車輌用前照灯の照射角調整装置における調整ねじの支持構造
JPH11151971A (ja) 車輌用灯具の照射角度調整機構
JPS5842186Y2 (ja) 自動車用前照灯の保持機構
JPH0451363Y2 (ja)
JPS5832164Y2 (ja) 前照灯取付装置