JP2594913Y2 - リールのハンドル取付講造 - Google Patents

リールのハンドル取付講造

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JP2594913Y2 JP1990093010U JP9301090U JP2594913Y2 JP 2594913 Y2 JP2594913 Y2 JP 2594913Y2 JP 1990093010 U JP1990093010 U JP 1990093010U JP 9301090 U JP9301090 U JP 9301090U JP 2594913 Y2 JP2594913 Y2 JP 2594913Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリールのハンドル取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、先端側の握り本体部と、その握り本体部より基
端側に向けて小径に絞り込まれた軸部とを有する握り柄
を、ハンドルフレームの横向きに突出する支軸部に直接
遊嵌して、取り付けていた(例えば、実公昭58−28531
号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来構成においては、握り柄を支軸部に遊
嵌している分、公転するハンドルフレームに対して握り
柄が自転することになって、握り柄が支軸部に対して回
転しないものに比べて操作性は良好ではあるが、握り柄
と支軸部とが直接接触する状態となるので、巻き取り荷
重が重くなるにつれて握り柄と支軸部との相対回転状態
が悪くなり、巻き取り操作に円滑さを欠く場合もあり、
改善の余地があった。
本考案の目的は、巻き取り荷重が重くなっても、従来
よりも軽快に巻き取り操作が可能で、巻き取り操作も円
滑に行うことのできるリールのハンドル構造を提供する
点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、ハンドルフレームにフレー
ム基端部とそのフレーム基端部より延出された支軸部と
を備えるとともに、前記支軸部に対して握り柄を外嵌し
て設け、前記支軸部の先端部分に先端側ころがり軸受と
前記支軸部の基端部分に基端側ころがり軸受とを配置
し、前記握り柄を基端側の軸部と前記軸部に比べて径方
向に張り出す部分を備えた先端側の握り本体部とで形成
するとともに、前記軸部の前記フレーム基端部に隣接す
る基端部位に大径膨出部を形成し、前記握り本体部内に
前記先端側ころがり軸受を内嵌するとともに、前記大径
膨出部内に前記基端側ころがり軸受を内嵌させて前記握
り柄を支持する点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
ハンドルで巻き取り操作を行う場合には、先端側の握
り本体部と大径膨出部との間の軸部を中指と薬指とで挟
み込み、手の掌で握り本体部を握り込むようにして握り
柄を握って操作を行う。
したがって、径方向に張り出す握り本体部と、軸部の
大径膨出部とで規制された状態に中指と薬指とが収まる
ので、ハンドル操作時に指の位置が安定し、ハンドル操
作が行い易い。しかも、大径膨出部の存在によって、軸
部を握る指と、この握り柄が相対回転するフレーム基端
部との間に間隔を設けることができるので、握り柄を回
転操作する際に、指がフレーム基端部に振れることが少
なく、ハンドル操作が行い易い。
一方、転がり軸受の位置は、ハンドル操作する際に握
り柄を握る手の操作荷重が主として作用する握り本体部
を支持する位置と、その握り部の倒れを規制するように
軸部の基端側とに設けてあるので、合理的な支持形態を
採ることができ、握り部の回転を軽快安定して行わせる
ことができる。
しかも、軸部の基端部においては、軸受を支持する為
に大径膨出部となして、中指等挟み込まれる軸部の径を
小径化しているので、握り易い形状となっている。
〔考案の効果〕
したがって、巻き取り荷重に左右されない状態で、軽
い操作力で軽快な操作が可能となった。
特に、軸受の設置位置を前記したように合理的に設定
したので、効率良く操作荷重を受けることができ、操作
性の良い支持構造とすることができた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、ハンドル(1)を備えたリール
ボディ(2)の前部に、ベールアーム(3)を有したロ
ータ(4)、及び、スプール(5)夫々を備えると共
に、ハンドル(1)操作力で回動する駆動ギヤ(6)か
らの動力をピニオンギヤ(7)、筒軸(8)夫々を介し
てロータ(4)に伝える伝動系、及び、ピニオンギヤ
(7)からの動力を往復前後作動に変換して、スプール
軸(9)に伝えるオシレーティング機構(A)夫々を備
えてスピニングリールを構成する。
第1図乃至第3図に示すように、オシレーティング機
構(A)は、前記ピニオンギヤ(7)より中間ギヤ(1
4)を介して動力伝達を受ける入力ギヤ(10)を、その
端部に備えた螺軸(11)と、この螺軸(11)に形成した
エンドレスの螺旋溝(11A)に係合するコマ部材(12)
と、このコマ部材(12)からの移動力をスプール軸
(9)に伝える可動フレーム(13)とで成る。
尚、図中(15)はハンドル(1)の糸繰出し側への逆
転のみを阻止し糸巻取り側への正回転を許容する状態
と、正逆何れの方向へも回転する状態とを現出するラチ
ュット機構である。上記二状態は切換レバー(24)で切
換えるようにする。(16)はスプール(5)のスカート
部(5A)からの糸の抜け出しを抑える糸落ち防止具であ
り、この糸落ち防止具はスプール軸(9)周りに遊転
し、かつ、スプール(5)と一体的に前後移動する。第
1図に示すように、スプール軸(9)の前端に配設した
ドラグ装置(17)を設定操作レバー(18)の回転操作に
よってドラグ力を調節可能である。図中(19)はクリッ
ク音を発生するスプリングカム機構である。
第3図に示すように、握り本体部(21A)と、その握
り本体部(21A)より基端側に向けて小径に絞り込まれ
た軸部(21B)とを有する握り柄(21)を、フレーム基
端部(20A)とその基端部(20A)の先端より横向きに延
出された支軸部(20B)とを有するハンドルフレーム(2
0)に対して、その支軸部(20B)を介して取り付け、前
記支軸部(20B)のハンドルフレーム側に配置された基
端側ころがり軸受(22B)で前記軸部(21B)の基端部分
を支持するとともに、前記支軸部(20B)の先端近くに
位置する先端側ころがり軸受(22A)で握り本体部(21
A)を支持し、前記握り柄(21)を前記支軸部(20B)に
対して相対回転可能に支持している。これによって、巻
き取り荷重が大きな場合にも軽い操作を行うことができ
る。
先端側ころがり軸受(22A)においては、インナーレ
ースの前記先端側面(反対側面)を支軸部(20B)の先
端鍔部に接当させるとともに、アウターレースの前記基
端側面(一側面)を握り柄(21)の内面に接当させる。
前記支軸部(20B)の基端側に位置する基端側ころがり
軸受(22B)においては、インナーレースの前記基端側
面(反対側面)を前記ハンドルフレーム(20)の側面に
接当させ、アウターレースの前記先端側面(一側面)を
握り柄(21)の内面に接当させて、前記握り柄(21)の
前記支軸部(20B)に対する位置決めを行っている。
次に、駆動ギヤ(6)とピニオンギヤ(7)との咬合
関係について説明する。駆動ギヤ(6)とピニオンギヤ
(7)との歯数比を常に整数倍となるようにする。例え
ば、ピニオンギヤ歯数5、駆動ギヤ歯数30とする。そう
すると常に同一歯が噛み合うことになって、歯のなじみ
が良くなり、ハンドル操作時の操作間隔が良好になる。
駆動ギヤ(6)とピニオンギヤ(7)とをメインテナン
ス等で解体再組立するることを考慮して、歯の咬合位置
をかえないように、ピニオンギヤ(7)と駆動ギヤ
(6)とに“アイマーク”(a)を印す。尚、材質とし
てはピニオンギヤ(7)を黄銅かステンレスを使用し、
駆動ギヤ(6)としては亜鉛ダイキャストかアルミニウ
ム鍛造品を使用する。
オシレーティング機構(A)について説明する。前記
ピニオンギヤ(7)の筒軸(8)を、リールボディ
(2)のハンドル(1)支持側そく壁内面より延設した
ブラケット(23)で支持し、併せて、スプール軸(9)
を片持ち状に支持する。前記スプール軸(9)と平行に
螺軸(11)を配置し、この螺軸(11)の前後端をリール
ボディ(2)の前後軸受支承部(24A),(24B)で支持
するようにする。前軸受支承部(24A)を、前記ブラケ
ット(23)と一体で形成することなくより前方に位置さ
せているので、図示するように、可動フレーム(13)を
略L形に形成できる。つまり、可動フレーム(13)にお
けるスプール軸への連結部位(9a)よりも、前記コマ部
材(12)の取付部位(12a)を、リール本体の前後方向
における前方側に位置させてある。前記スプール軸
(9)への連結部位においては、スプール軸(9)の後
端を回転不能に可動フレーム(13)内に内嵌し、スプー
ル軸(9)に直交するビスで固定して連結部を形成す
る。
したがって、スプール軸(9)をストローク前端に移
動させた状態で、前記可動フレーム(13)におけるコマ
部材(12)の取付部位(12a)をピニオンギヤ(7)の
外周面に対向する位置まで入り込ますことができ、それ
だけ、螺軸(11)の配置位置を前方に寄せることができ
る。その結果、螺軸(11)の後端を軸支する後軸受支承
部(24B)を、スプール軸(9)が最大後退した位置よ
りも前方に位置させることができる。又、前記スプール
軸(9)の後端より螺軸(11)の後軸受支承部(24B)
に対向するリールボディ(2)の後端壁(b)を前下り
傾斜姿勢にできる。但し、第2図に示すように、リール
ボディ(2)の後端壁(b)を前下り姿勢にすることに
よって、後軸受支承部(24B)を前方に突出させ、可動
フレーム(13)における連結部位(9a)と取付部位(12
a)との間の凹入部内に入り込ませている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るリールのハンドル取付構造の実施例
を示し、第1図はリールの縦断側面図、第2図は螺軸の
後端の軸支構造を示す縦断側面図、第3図はリールの要
部縦断正面図である。 (1)……ハンドル、(2)……リールボディ、(5)
……スプール、(9)……スプール軸、(9a)……連結
部位、(11)……螺軸、(11A)……螺旋溝、(12)…
…コマ部材、(12a)……取付部位、(13)……可動フ
レーム、(20)……ハンドルフレーム、(20A)……フ
レーム基端部、(20B)……支軸部、(21)……握り
柄、(21A)……握り本体部、(21B)……軸部、(22
A),(22B)……ころがり軸受。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 89/00 - 89/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルフレーム(20)にフレーム基端部
    (20A)とそのフレーム基端部(20A)より延出された支
    軸部(20B)とを備えるとともに、前記支軸部(20B)に
    対して握り柄(21)を外嵌して設け、前記支軸部(20
    B)の先端部分に先端側ころがり軸受(22A)と前記支軸
    部(20B)の基端部分に基端側ころがり軸受(22B)とを
    配置し、前記握り柄(21)を基端側の軸部(21B)と前
    記軸部(21B)に比べて径方向に張り出す部分を備えた
    先端側の握り本体部(21A)とで形成するとともに、前
    記軸部(21B)の前記フレーム基端部(20A)に隣接する
    基端部位に大径膨出部を形成し、前記握り本体部(21
    A)内に前記先端側ころがり軸受(22A)を内嵌するとと
    もに、前記大径膨出部内に前記基端側ころがり軸受(22
    B)を内嵌させて前記握り柄(21)を支持するリールの
    ハンドル取付構造。
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