JP2594295B2 - 家庭用濾過器 - Google Patents

家庭用濾過器

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JP2594295B2
JP2594295B2 JP62291093A JP29109387A JP2594295B2 JP 2594295 B2 JP2594295 B2 JP 2594295B2 JP 62291093 A JP62291093 A JP 62291093A JP 29109387 A JP29109387 A JP 29109387A JP 2594295 B2 JP2594295 B2 JP 2594295B2
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activated carbon
hollow fiber
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water
fiber membrane
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朋信 大津
一幸 猿渡
春己 東島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、中空糸膜を用いて飲料水等を濾過する濾過
器に関するものである。
従来の技術 最近、無数の微孔を有する中空糸を束ねて構成される
中空糸膜が、飲料水等を濾過するための濾材として用い
られるようになってきている。
以下、この種の濾過器について従来の構成を図面に基
づいて説明する。
第3図において、20は中空構造で、壁面に無数の微孔
が形成された中空糸である。21は中空糸20を収容し、保
持する中空糸膜ケースである。中空糸20はU字状に曲げ
られて束ねられている。そして、各中空糸20の端部25は
合成樹脂等により固められ、中空糸膜ケース21の内側に
固着されている。中空糸膜とは、中空糸壁面の微孔を利
用して水を濾過する一種のフィルタのことであって、使
用時には水は中空糸外部から壁面を浸透して中空糸内部
へ流入し、その時水の中の塵が濾され、中空糸内へ流入
した水は中空糸端部の開口部より外部へ流出する。22は
内部に活性炭23を濾材として封入した活性炭ケース、24
は活性炭23の流出を防ぐために設けられた網である。28
は濾過用カートリッジ21を収容する本体ケース、29は原
水流入管、30は濾過水流出管である。
本濾過器は、第3図に示される矢印に沿って水を通す
ことにより使用される。すなわち、給水口26より流入し
た原水は、活性炭23により残留塩素等が除去され、中空
糸20を束ねて構成される中空糸膜により鉄錆等のにごり
の成分及び一般細菌等が除去されて濾過水流出口27より
流出する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら以上のような構成では、長期間濾過水を
使用すると中空糸20の表面に付着した無数の一般細菌が
増殖する場合があり、時にはヘロイド状となる場合もあ
り、例えばそこから発生する硫化水素等の化学物質がい
くらか濾過水中に混入し、濾過水が悪臭を発することが
あった、 本発明は以上の問題点を解決するものであり、中空糸
の表面に付着した一般細菌等の増殖により発生した悪臭
の原因となる硫化水素が濾過水中へ混入することを抑え
ることができる濾過器を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 以上の問題点を解決するため本発明の家庭用濾過器
は、側壁に微孔が設けられた中空糸を束ね、中空糸を中
空糸端面の開口と微孔の間に水が流通するように保持し
て成る中空糸膜ケースと、活性炭の流出を防止する網を
入水口及び出水口に備え、内部に活性炭を封入した活性
炭ケースとを有し、中空糸膜ケース内には活性炭ケース
側に粉末状活性炭を封入し、通水によって中空糸の表面
に粉末状活性炭を付着させて、中空糸の表面上で増殖し
た一般細菌が作り出す硫化水素等の化学物質を吸着させ
ることを特徴とする。
作用 活性炭ケースのほかに中空糸膜ケースを設け、粉末状
活性炭をこれに封入して通水するから、中空糸膜表面上
に均一に粉末活性炭を付着させることができ、通水抵抗
を小さくすることができ、さらに残留塩素が除去されて
殺菌力が低下した中空糸ケース内の中空糸表面上で増殖
する一般細菌が作り出す硫化水素等の化学物質を粉末状
活性炭が吸着することができる。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図において、1は側壁に微孔が設けられた中空糸、2
は束ねた中空糸1を中空糸端面の開口と微孔との間に水
が流通するように保持する中空糸膜ケース、3は粒状活
性炭4を濾材として封入した活性炭ケース、5は活性炭
ケース3の入水口及び出水口に設けた粒状活性炭4の流
出を防止する為の網である。活性炭ケース3へ封入され
る粒状活性炭4としては粒の大きさが0.21〜0.24mmのも
のが用いられる。
本実施例において中空糸膜は従来例と同様に構成され
る。中空糸膜ケース2の中の活性炭ケース3側には粉末
状活性炭が投入されている。第2図は第1図に示す中空
糸1の1本を拡大した図である。粉末状活性炭を中空糸
膜ケース2内に入れ、給水口7から濾過水流出口8へ向
かって水を通過すると、ちょうど束ねられた中空糸1に
粉末状活性炭を塗したような状態となり、粉末状活性炭
の粒子6は第2図に示したように中空糸1の表面に付着
し、活性炭粒子が中空糸膜の全体に均一に付着した状態
となる。中空糸膜ケース2の中に投入される粉末状活性
炭としては、425meshにおける通過が90%以上の細かさ
のものが用いられる。
本実施例における濾過は従来例と同様に、第1図に示
される矢印に沿って粒状活性炭4及び中空糸に通水され
ることにより行われる。
この濾過器を長期間使用すると濾された一般細菌等が
中空糸1の表面に無数に付着してくる。それが増殖する
ことによって硫化水素等が発生するが、これは中空糸1
の表面を覆う粉末状活性炭によって吸着され、濾過水中
に硫化水素は混入しない。
実際に、中空糸有効面積1m2とし、中空糸膜ケース2
内に粉末状活性炭10gを投入し、また残留塩素等を除去
する活性炭として活性炭ケース3内に粒状活性炭50gを
封入し、約6カ月使用して、さらに24時間滞留させた後
の濾過水の硫化水素濃度を測定した。その結果、中空糸
膜ケース内に10gの粉末状活性炭を入れた場合の濾過水
では硫化水素濃度は0.0112mg/であり、臭いは全く気
にならなかった。一方従来のように中空糸膜ケース内に
活性炭を入れていない場合の濾過水では、硫化水素濃度
は0.0635mg/であり、卵が腐ったような硫化水素臭が
発生した。
発明の効果 以上のように本発明は、中空糸の束の中に粉末状活性
炭を混在させたことにより、中空糸表面に直に粉末状活
性炭粒子が付着する事となり、それによって中空糸表面
にて発生する硫化水素等の化学物質を良く取り除くこと
ができ、飲料水等から硫化水素等の悪臭がすることがな
く、また一般細菌も硫化水素等も吐出することがなく衛
生的で良好な水素の水を提供することができる。また、
活性炭ケースのほかに中空糸ケースを設け、粉末状活性
炭をこれに封入して通水するから、通水抵抗を小さくす
ることができ、長期間にわたって濾過器を連続して使用
することができる。
中空糸膜フィルタは一般細菌をも濾すという優れた性
能を持っているにかかわらず、濾されて残された一般細
菌の増殖と通水抵抗の増大、悪臭の発生が障害となって
従来長時間の使用ができなかった。しかし、本発明によ
ってその使用可能時間を延ばすことができ、中空糸膜フ
ィルタを用いた家庭用濾過器の普及に大きく貢献するこ
とにもなって実用的な効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における濾過器の濾過用カート
リッジを縦方向に切断した断面図、第2図は同濾過用カ
ートリッジ中の中空糸部分を拡大した部分拡大図、第3
図は従来の濾過器を縦方向に切断した断面図である。 1……中空糸、2……中空糸膜ケース 3……活性炭ケース、4……粒状活性炭 5……網、6……粉末状活性炭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東島 春己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−238391(JP,A) 実開 昭52−103384(JP,U) 実開 昭60−144989(JP,U) 特公 昭56−16695(JP,B2) 炭素材料学会編「活性炭−基礎と応 用」(1981−1−10)講談社P.277− 278

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁に微孔が設けられた中空糸を束ね、前
    記中空糸を前記中空糸端面の開口と前記微孔の間に水が
    流通するように保持して成る中空糸膜ケースと、活性炭
    の流出を防止する網を入水口及び出水口に備え、内部に
    活性炭を封入した活性炭ケースとを有し、前記中空糸膜
    ケース内には前記活性炭ケース側に粉末状活性炭を封入
    し、通水によって前記中空糸の表面に前記粉末状活性炭
    を付着させて、前記中空糸の表面上で増殖した一般細菌
    が作り出す硫化水素等の化学物質を吸着させることを特
    徴とする家庭用濾過器。
JP62291093A 1987-11-18 1987-11-18 家庭用濾過器 Expired - Lifetime JP2594295B2 (ja)

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