JP2594176Y2 - 波動減速機構を有する減速駆動装置 - Google Patents

波動減速機構を有する減速駆動装置

Info

Publication number
JP2594176Y2
JP2594176Y2 JP1991078188U JP7818891U JP2594176Y2 JP 2594176 Y2 JP2594176 Y2 JP 2594176Y2 JP 1991078188 U JP1991078188 U JP 1991078188U JP 7818891 U JP7818891 U JP 7818891U JP 2594176 Y2 JP2594176 Y2 JP 2594176Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
reduction mechanism
motor
hollow shaft
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991078188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0522906U (ja
Inventor
井 茂 和 永
本 勅 川
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP1991078188U priority Critical patent/JP2594176Y2/ja
Publication of JPH0522906U publication Critical patent/JPH0522906U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594176Y2 publication Critical patent/JP2594176Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、波動減速機構を有する
減速駆動装置に関するものであり、特に詳しくは、ワー
クの位置決め制御に好適な減速駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】弾性変形可能なウェーブジェネレータ
と、その外周のフレクスプラインと、該フレクスプライ
ンが噛合するサーキュラ・スプラインとを備え、フレク
スプラインの歯数をサーキュラスプラインの歯数よりも
僅かに少なくした波動減速機構(ハーモニックドライ
ブ)は、特に例示するまでもなく公知である。また、電
動機の回転を上記波動減速機構によって減速させる減速
駆動装置は、例えば米国特許第4398110号明細書
によって既に知られている。上記公知の減速駆動装置
は、波動減速機構によって電動機の回転速度を大幅にか
つ精度よく減速できるという利点を有するが、電動機と
波動減速装置との配設に関する配慮に欠けるために、軸
方向高さが高くなって安定性に欠けるばかりでなく、必
要な配線や配管の設置スペースがないために、これらが
作業の邪魔になるという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、電動機の外周
に波動減速機構を配設した減速駆動装置が、実公平1−
35581号公報によって提案されている。 この減速駆
動装置は、軸方向高さを低くすることができ、かつ筒状
の胴部を利用して電動機への配線を通すことができる
が、筒状胴部の先端に電動機を覆うカバーが固定されて
いるために、減速した出力部に必要な機器を取付けるこ
とが面倒である。 また、中空筒部に固定されたカバーに
よっては、波動減速機構の可動サーキュラ・スプライン
を覆うことができないために、サーキュラ・スプライン
とその内側のフレクスプラインとの噛合部に塵埃が侵入
し易いという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、偏平で安定性がよく、かつ配線や配管の設
置スペースを確保できる、波動減速機構を有する減速駆
動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、電動機の回転を、波動減速機構によって
テーブルに伝達させる減速駆動装置において、上記減速
駆動装置が、中空軸を有する基台と、該中空軸の外周に
固定されたステータ及び上記基台の上面に取付けたスラ
ストベアリングによって回転自在に支持されたロータを
有する偏平な電動機と、上記ロータの外周にウェーブ・
ジェネレータが固定された、上記電動機とほぼ同じ高さ
波動減速機構と、上記中空軸に取付けたベアリングに
回転可能に支承され、上記電動機及び波動減速機構を覆
い、かつ基台に向けて伸びるスカート部の内面に波動減
速機構のサーキュラ・スプラインを取付けたテーブルと
を備えていることを特徴としている。
【0006】
【作用】通電によって電動機のロータが回転すると、こ
の回転は波動減速機構によって大幅に減速されるので、
テーブルが減速回転する。したがって、テーブルに取付
ける機器等を大幅に減速回転することができる。この場
合、偏平な電動機の径方向外方にこれとほぼ同じ高さの
波動減速機構を設けたことにより、減速駆動装置全体の
高さが低くなって偏平化されるので、装置の安定性が向
上する。
【0007】また、スカート部を有するテーブルによっ
て電動機と波動減速機構を覆ったので、機器等を取付け
るためのテーブルを利用して、これらの部材への塵埃の
侵入を防止することができる。さらに、電動機のロータ
を基台の上面に取付けたスラストベアリングによって、
波動減速機構のサーキュラ・スプラインを取付けたテー
ブルをベアリングによって、それぞれ支持したので、基
台の軸心と平行な方向の負荷を安定して支承することが
できる。また、電動機やテーブルに設置する機器等に必
要な配線や配管を、中空軸を利用して設置できるので、
これらが作業の邪魔になることがない。
【0008】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、この減速駆動装
置は、基台1と、偏平な電動機2と、これとほぼ同じ高
さの波動減速機構(ハーモニックドライブ)3と、テー
ブル4とを備えている。上記基台1は、中心に大径の中
空軸6を備え、必要な配線や配管(図示省略)は、中空
軸6の孔を通すことができる。また、電動機2のステー
タ(コイルアセンブリ)7は中空軸6の段部6aに支承
されており、その径方向外方のロータ8は、基台1 に取
付けられたスラストベアリング9によって、回転自在に
支承されている。
【0009】波動減速機構3を構成するウェーブ・ジェ
ネレータ11は、ロータ8の外周に一体回転可能に取付
けられ、さらにその径方向外方に、フレクスプライン1
2とサーキュラ・スプライン13とが設置されている。
上記フレクスプライン12の歯数は、サーキュラ・スプ
ライン13の歯数より僅かに少なく、ウェーブ・ジェネ
レータ11の弾性変形と回転とによって、サーキュラ・
スプライン13に噛合しながら回転する。一方テーブル
4は、中心部分が、中空軸6に嵌着させたベアリング1
5によって基台1に回転自在に支承され、基台1側に向
けて伸びるスカート部4aに、上記サーキュラ・スプラ
イン13が取付けられている。図中の符号8aはロータ
8の磁石、16は基台1の底面側に取付けられた電動機
2等のコントローラで、環状に形成されている。
【0010】上記実施例は、ステータ(コイルアセンブ
リ)7に通電するとロータ8が回転し、ロータ8の回転
が波動減速装置3により大幅に減速されて、テーブル4
が減速回転する。そして、電動機2と波動減速機構3と
によってテーブル4を回転させるため、加減速が自由で
かつバックラッシュがないので、高精度の位置決めをす
ることができる。この場合、偏平な電動機2の径方向外
方に、これとほぼ同じ高さの波動減速機構3を設けたこ
とにより、減速駆動装置全体の高さが低くなって偏平化
されるので、テーブル4および該テーブルに設置される
所望の機器(図示省略)が安定して回転し、かつ中空軸
6に必要な配線や配管を通すことができるので、配線や
配管が作業の邪魔になることがない。
【0011】また、基台1に向いて伸びるスカート部4
aを有するテーブル4によって、電動機2と波動減速機
構3とを覆ったので、機器等を取付けるためのテーブル
によってこれらの部材への塵埃の侵入を防止することが
できる。 さらに、ロータ8をスラストベアリング9によ
って、テーブル4をベアリング15によってそれぞれ支
持したので、これらのベアリングによって中空軸6と平
行な方向の負荷を支えることができる。
【0012】また、電動機2をステッピングモータとす
ると、テーブル4の回転を一層高精度に制御することが
できる。さらに、剛性を保つことができるクロスローラ
ベアリング等を使用してインデックステーブル等とした
場合、特に有効である。
【0013】
【考案の効果】本考案は、偏平な電動機の径方向外方に
これとほぼ同じ高さの波動減速機構を設けたことによ
り、全体の高さが低くなって装置が偏平化されるので、
機器を取付けるためのテーブルが安定して減速回転す
る。また、このテーブルを利用して、電動機や波動減速
機構をスカート部を有するテーブルによって覆ったの
で、これらの部材への塵埃の侵入を防止することができ
る。さらに、基台の軸方向と平行な方向の負荷を、ベア
リングによって支持することができる。また、基台に設
けた中空軸に必要な配線や配管を通すことができるの
で、これらが作業の邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 電動機 3 波動減速機構 4 テーブル 6 中空軸 7 ステータ 8 ロータ 11 ウェーブ・ジェネレータ 13 サーキュラ・スプライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−74936(JP,A) 特開 昭52−32459(JP,A) 特開 昭63−53340(JP,A) 実開 昭60−132166(JP,U) 実公 平1−35581(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 1/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転を、波動減速機構によってテ
    ーブルに伝達させる減速駆動装置において、 上記減速駆動装置が、中空軸を有する基台と、該中空軸
    の外周に固定されたステータ及び上記基台の上面に取付
    けたスラストベアリングによって回転自在に支持された
    ロータを有する偏平な電動機と、上記ロータの外周にウ
    ェーブ・ジェネレータが固定された、上記電動機とほぼ
    同じ高さの波動減速機構と、上記中空軸に取付けたベア
    リングに回転可能に支承され、上記電動機及び波動減速
    機構を覆い、かつ基台に向けて伸びるスカート部の内面
    に波動減速機構のサーキュラ・スプラインを取付けたテ
    ーブルとを備えている、 ことを特徴とする波動減速機構を有する減速駆動装置。
JP1991078188U 1991-09-02 1991-09-02 波動減速機構を有する減速駆動装置 Expired - Lifetime JP2594176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991078188U JP2594176Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 波動減速機構を有する減速駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991078188U JP2594176Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 波動減速機構を有する減速駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0522906U JPH0522906U (ja) 1993-03-26
JP2594176Y2 true JP2594176Y2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=13655009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991078188U Expired - Lifetime JP2594176Y2 (ja) 1991-09-02 1991-09-02 波動減速機構を有する減速駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594176Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254789A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Yaskawa Electric Corp 回転ステージ
JP6711535B2 (ja) * 2016-08-31 2020-06-17 日本電産シンポ株式会社 電動機付き波動歯車減速機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6435581U (ja) * 1987-08-25 1989-03-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0522906U (ja) 1993-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10612638B2 (en) Speed reducer with electric motor
JPH0156624B2 (ja)
JP2001112215A (ja) 減速機一体型アクチュエータ
US20230261544A1 (en) Driving motor having BLDC motor and swivel actuator using same
KR20220092407A (ko) Bldc 모터를 구비한 구동모터 및 이를 이용한 스위블 액추에이터
JP2020020365A (ja) 駆動装置およびロボット
JP2594176Y2 (ja) 波動減速機構を有する減速駆動装置
JPH0135581Y2 (ja)
JPH03134345A (ja) モータ内蔵形アクチュエータ
JPH07267541A (ja) エレベーター用駆動機
JPH02232191A (ja) ダイレクトドライブロボットのストッパ装置
JPS6056891A (ja) 工業用ロボツト
JPH0218678Y2 (ja)
JPS60132166U (ja) 減速機付アウタ−ロ−タ形モ−タ
KR102654827B1 (ko) Bldc 모터를 구비한 구동모터 및 이를 이용한 스위블 액추에이터
JPH02253031A (ja) 遊星歯車装置
JPH0733575Y2 (ja) 減速ギヤ付速度制御用ブラシレスモータ
JPH0245697A (ja) ファン装置
JPH0585786B2 (ja)
CN214446405U (zh) 机器人关节本体驱动器及具有其的机器人
JP2003299311A (ja) ギアドブラシレスモータ
JPH1118366A (ja) エレベータ
JPH0596606U (ja) 1軸複合動作ユニット
JP3003739U (ja) モータースクリュー
JP2508163Y2 (ja) 一方向クラッチを内蔵した回転電機