JP2593514Y2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2593514Y2
JP2593514Y2 JP1992032642U JP3264292U JP2593514Y2 JP 2593514 Y2 JP2593514 Y2 JP 2593514Y2 JP 1992032642 U JP1992032642 U JP 1992032642U JP 3264292 U JP3264292 U JP 3264292U JP 2593514 Y2 JP2593514 Y2 JP 2593514Y2
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JP
Japan
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movable contact
contact piece
push button
support
rod
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Inventor
亀久善 西川
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株式会社サガミ電子工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種の電子機器等に利
用することができるオールタネイトタイプの押釦スイッ
チに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプッシュプッシュスイッチとも呼
ばれるオールタネイトタイプの押釦スイッチは図8に示
すように絶縁材によって形成された箱体1と、この箱体
1の底面に植設したコモン端子2と、固定端子3および
4と、コモン端子2を支点としてシーソ運動できるよう
に支持された可動接片5と、この可動接片5を位置ずれ
することなくシーソ運動できるように支持する可動接片
支持体6と、可動接片支持体6を転換操作する押棒7
と、この押棒7を支持して転換動作する棒受8と、押棒
7を可動接片支持体6に向かって押し付けるバネ9と、
棒受8の上面に形成されて互いに逆向きの傾斜面8A,
8Bに案内されて棒受8の回動遊端に係合し、棒受8を
転換操作するピン11と、ピン11を押下操作する押釦
12と、押釦12とピン11を上方に偏倚させる反発バ
ネ13と、押釦12を推動自在に支持する押釦収納部1
4とによって構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のオールタネイト
タイプの押釦スイッチは箱体1と押釦収納部14とが別
々に作られており、更に、可動接片支持体6に転換方向
に向う圧接力を与えるために棒受8と、押棒7と、バネ
9を必要とし、この点で部品の数が多く組立工程数が多
くなり、コストが掛かる欠点がある。
【0004】このため、棒受8と押棒7及びバネ9を省
略し、反発バネ13の下端を直接可動接片支持体6に係
合させ、反発バネ13の反力を直接可動接片支持体6に
与える構造とすることも考えられるが、この構造を採る
とき、可動接片支持体6の傾斜の向きが反発バネ13に
対して逆向きに復帰しようとする反力を発生させ、可動
接片支持体6を水平な姿勢に戻してしまい、転換状態に
維持できない不都合が生じる。 このために、従来は棒受
8、押棒7、バネ9等の部品を用いて複雑な構造によっ
て可動接片支持体6の転換状態を維持させている。
【0005】この考案の目的は、部品の数を少なくし、
構造を簡素化して組立てを容易に行うことができるオー
ルタネイトタイプの押釦スイッチを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案では、箱体と押
釦収納部とを樹脂材によって一体成形し、箱体と押釦収
納部とを合体する工程を省くと共に、棒受と可動接片支
持体とを一体化し、この一体化によって押棒と、この押
棒を押し付けるバネと、可動接片支持体または棒受の何
れか一方を省略した構造としたものである。
【0007】この考案の構造によれば部品の数が少なく
なり、組立てが容易となって安価に作ることができる利
点が得られる。
【0008】
【実施例】図1乃至図7にこの考案の一実施例を示す。
図1は定常状態、図2は押釦12を途中まで押下操作し
た状態、図3は押釦12の押下操作により切り換えが完
了した状態を示している。図示するように、この考案に
おいては棒受と可動接片支持体とが一体化されている点
と、反発バネ13の反力を押釦12の復帰力と、棒受と
可動接片支持体が一体化された物体16(以下これを棒
受兼可動接片支持体と称す)を支点に圧接させるための
力に利用する構造とした点を特徴とするものである。
【0009】このために反発バネ13の下端にバネ受板
17を設ける。バネ受板17は図5に示すように箱体1
の長辺方向に長い平面形状が長方形の絶縁板で形成され
る。上面から底面に向かってスリット17Aが形成さ
れ、このスリット17Aを通じてピン11を上面から底
面に自由に貫通させる。バネ受板17の底面側にはスリ
ット17Aの両側に三角形の突起17Bを形成する。こ
の三角形の突起17Bの先端を棒受兼可動接片支持体1
6に設けた凹部16Aに係合させ、バネ受板17の両端
には下方に延びた突面17Cを形成し、この突面17C
が箱体1の内壁面に衝合して反転動作時にバネ受板17
が廻り過ぎることを規制する構造としている。
【0010】棒受兼可動接片支持体16は図6に示すよ
うに凹部16Aを形成した部分の間に互いに逆向きに傾
斜した傾斜面8Aと8Bが形成される。棒受兼可動接片
支持体16の底面側には可動接片5を支持するための凹
溝16Bを形成する。この例では凹溝16Bを2条形成
し、2枚の可動接片5を支持する構造とした場合を示
す。
【0011】可動接片5は導電性のバネ材をコ字状に折
り曲げて構成される。コ字状に折り曲げられた遊端側の
辺の中央にコモン端子2に接触するコモン端子接触部5
Aが形成され、両端に固定端子3および4との接触部5
B,5Cが形成される。これらコモン端子接触部5Aお
よび接触部5B,5Cは図4に示すようにコモン端子2
と固定端子3および4を挟み付け、電気的な接触を維持
する。
【0012】棒受兼可動接片支持体16の側面に一対の
軸16Cが突設される。この軸16Cは箱体1の開口面
を蓋する底面板18に形成した突起18Aで囲まれて形
成された凹部18Bに係合し位置決めされる。軸16C
の下側に突起16Dを形成し、この突起16Dを支点と
して棒受兼可動接片支持体16がシーソ運動する。以上
説明した構造によれば1個の反発バネ13の反力によっ
て押釦12に復帰力を与えると共に、棒受兼可動接片支
持体16に底面板18に向かう圧接力を与えることがで
きる。この圧接力によって可動接片5が固定端子3およ
び4に接離することができる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
押釦収納部14と箱体1とを樹脂材によって一体に成形
することができる。箱体1は底面側が開放されており、
この底面側の開口部分から押釦13,ピン11,反発バ
ネ13,バネ受板17,棒受兼可動接片支持体16,底
面板18の順に部品を挿入することにより組立てを行う
ことができる。よって組立てを容易に行うことができ
る。
【0014】しかも押釦収納部14と箱体1とを一体化
すると共に、棒受と可動接片支持体とを一体化したか
ら、箱体1に押釦収納部14を組付ける工程および従来
使われている押棒7とバネ9が不要となり、部品の数を
少なくすることができる。この点でも組立てを簡素化す
ることができコストダウンが期待できる。また部品の数
が少なくなったから形状を小形化することができる利点
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図。
【図2】この考案による押釦スイッチの押釦をわずかに
押下した状態を示す断面図。
【図3】この考案による押釦スイッチが反転動作を終了
した状態を示す断面図。
【図4】この考案による押釦スイッチの図3に示したA
−A線上の断面図。
【図5】この考案の実施例に用いたバネ受板の構造を説
明するための斜視図。
【図6】この考案の実施例に用いた棒受兼可動接片支持
体の構造を説明するための斜視図。
【図7】この考案の実施例に用いた可動接片の構造を説
明するための斜視図。
【図8】従来の技術を説明するための断面図。
【符号の説明】
1 箱体 2 コモン端子 3,4 固定端子 5 可動接片 11 ピン 12 押釦 13 反発バネ 14 押釦収納部 16 棒受兼可動接片支持体 17 バネ受板 18 底面板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.スイッチ部を収納する箱体と、押釦
    を推動自在に支持する押釦収納部とを一体成形した絶縁
    ケースと、 B.この絶縁ケースの底面開口部を閉塞し、上記絶縁ケ
    ースの底面から端子を導出する底面板と、 C.この底面板の内側に突出されたコモン端子の位置を
    支点にシーソ運動する可動接片と、 D.この可動接片に跨がって可動接片を支持し、上面に
    互いに逆向きの傾斜面を有し、上記可動接片と共にシー
    ソ運動する絶縁体によって成形された棒受兼可動接片支
    持体と、 E.上記絶縁ケースの押釦収納部に収納された押釦の裏
    側に形成された穴に一端が圧接されて支持され、他端が
    上記棒受兼可動接片支持体に形成された互いに逆向きの
    傾斜面の何れか一方と対向し、上記押釦を押下操作する
    ことにより、上記棒受兼可動接片支持体の端部に係合し
    て上記棒受兼可動接片支持体をシーソ運動させ、上記可
    動接片の接触状態を転換させるピンと、 F.このピンを貫通させるスリットと、このスリットを
    挟んで両側に下向きに突出した突起とを具備し、この突
    起が上記棒受兼可動接片支持体の上面に形成した凹部に
    係合し、上記棒受兼可動接片支持体のシーソ運動に連動
    して上記棒受兼可動接片支持体にその転換方向に向う圧
    接力を与えるバネ受板と、 G.このバネ受板と上記押釦との間に介挿され、上記押
    釦に押下操作に対する復帰力を与え、上記棒受兼可動接
    片支持体に転換方向に向かう圧接力を与える反発バネ
    と、 によって構成したことを特徴とする押釦スイッチ。
JP1992032642U 1992-05-19 1992-05-19 押釦スイッチ Expired - Fee Related JP2593514Y2 (ja)

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