JP2593046Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2593046Y2
JP2593046Y2 JP1991078771U JP7877191U JP2593046Y2 JP 2593046 Y2 JP2593046 Y2 JP 2593046Y2 JP 1991078771 U JP1991078771 U JP 1991078771U JP 7877191 U JP7877191 U JP 7877191U JP 2593046 Y2 JP2593046 Y2 JP 2593046Y2
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康之 安間
勝 太田
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アスティ株式会社
オーエムプランニング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スイッチ装置に係り、
特に、その標準化を促進させることにより、仕様の変更
に対して、最小限の部品の変更で対応できるように工夫
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチ装置は、例えば、図14
に示すように構成されている。まず、スライダー101
があり、このスライダー101の図中下面側には、カム
部103が形成されている。上記カム部103の図中下
方には、アクションピン104が配置されていて、この
アクションピン104は、その下方に配置されたバネ部
材105によって、カム部103方向に押圧・付勢され
ている。
【0003】上記スライダー101の図中左側端部に
は、挿入部107が形成されていて、この挿入部107
には、レンズ109を介して、釦部材111が被冠され
る。又、スライダー101の図中右側端部には、凹部1
13が形成されていて、この凹部113内には、コイル
スプリング115を介して、接点部材117が挿入・配
置されている。
【0004】一方、ターミナル部材119が配置されて
いて、このターミナル部材119には、3本の端子12
1を備えた基板123が取付けられている。又、スライ
ダー101と上記ターミナル部材119との間には、リ
ターンコイルスプリング125が介挿されている。そし
て、上記各部品は所定の状態で組立てられるとともに、
図示しないケース内に収容され、そのケース内に収容さ
れた状態で、各部品が所定の状態に保持されることにな
る。
【0005】上記構成のスイッチ装置は、例えば、各種
車両、各種機器に組み込まれることになる。そして、そ
の状態で操作する場合には、まず、釦部材111を押圧
操作すると、スライダー101がリターンコイルスプリ
ング125のスプリング力に抗して図中右方向に付勢さ
れ、フルストロークの位置まで移動される。その後、上
記押圧力を解除すると、フルストロークの位置からロッ
クストロークの位置までリターンコイルスプリング12
5によって戻される。そして、カム部103とアクショ
ンピン104との係合関係によって、スライダー101
側が所定の押し込み位置に保持される。それによって、
接点部材117と端子121とが電気的に接続されてそ
の接続状態が保持される。次に、釦部材111を介して
再度押圧操作すると、上記カム部103とアクションピ
ン104との係合関係が解除される。そして、スライダ
ー101とアクションピン104はフルストロークの位
置まで移動し、そこで押圧力を解除すると、リターンコ
イルスプリング125によって元の位置まで復帰され、
接点部材117と端子121との電気的接続状態が解除
される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。まず、スイッチ装置として
は、組み込む機器等によってその仕様が異なることがあ
り、例えば、ストローク(フルストローク及びロックス
トローク)が変わる場合がある。そのように仕様が変更
した場合、従来のスイッチ装置にあっては、カム部10
3の形状を変更する必要がある。ところが、従来の場合
には、カム部103がスライダー101に形成されてい
るために、スライダー101毎別の部材に変更しなけれ
ばならなかった。スライダー101は、図にも示すよう
に、単純な板体ではなく、その製造に際しては、専用の
金型を製造して、その金型を使用して成形されるもので
あり、よって、それを変更するとなると、金型から製造
し直す必要があり、作業が煩雑であることはもとより、
コスト的にも大きな問題があった。
【0007】又、従来のスイッチ装置の場合には、各部
品を所定の状態で組み込んで一体化するためには、ケー
ス内に入れなければならなかった。そのため、組立作業
が困難であることはもとより、例えば、性能試験等を行
った後不良部品を交換するためには、その都度ケースを
取り外す必要があり、作業が極めて煩雑であった。
【0008】本考案はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、各部品の標準化を促進
させて、仕様の変更に対しても最小限の部品の変更だけ
で容易に対応できるようにし、又、ケース内に入れなく
ても、各部品を所定の状態に組み込んで機能させること
ができるようにしたスイッチ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願考案によるスイッチ装置は、任意個数の端子が固定
された基板と、上記基板に対して着脱可能に取付けられ
凹部と該凹部内に突設された凸部とによって形成される
カム部を備えたカム部材と、上記基板に対して平行な方
向に移動自在に配置され弾性部材によって一方向に付勢
されているとともに上記端子に対して電気的に接続され
たり切り離されたりする接点部材を備えた板状のスライ
ダーと、上記スライダーに着脱可能に取付けられスライ
ダーと共に移動してその際上記カム部材のカム部に関係
して動作してスライダーの他方向への移動状態をカム部
との係合関係により適宜保持するアクションピンと、上
記スライダーに取付けられスライダーを上記弾性部材の
付勢力に抗して他方向に移動させる操作部と、上記基板
を保持するとともに上記スライダーを移動可能に保持し
てその移動量を規制するターミナル部材と、を具備し、
上記スライダーの他方向側の先端面の位置及びアクショ
ンピンのスライダーに対する取付位置を適宜変えること
により、ストロークを変更するようにし、上記カム部材
のカム部はストローク変更時におけるアクションピンの
位置の変更を許容する範囲で予め形成されていることを
特徴とするものである。
【0010】その際、操作部を介して押圧力を付与する
ことによりスライダー及びアクションピンを弾性部材の
付勢力に抗して他方向にフルストロークさせ、その状態
で接点部材と端子とが電気的に接続された状態となり、
その後上記押圧力を解除するとスライダー及びアクショ
ンピンが弾性部材の付勢力によって一方向に所定量だけ
移動しアクションピンとカム部との係合関係によりロッ
クストロークの位置に保持され、その後、操作部を介し
て再度押圧力を付与することによりスライダー及びアク
ションピンを弾性部材の付勢力に抗して他方向にフルス
トロークさせ、その後上記押圧力を解除するとスライダ
ー及びアクションピンが弾性部材の付勢力によって一方
向に移動して初期位置に戻り、接点部材と端子との電気
的接続状態が解除されるものであり、上記スライダーの
他方向側の先端面の位置及びアクションピンのスライダ
ーに対する取付位置を適宜変えることにより、上記フル
ストロークとロックストロークを調整するようにするこ
とが考えられる。
【0011】
【作用】まず、第1請求項によるスイッチ装置の基本的
動作を説明すると、まず、操作部を介して押圧力を付与
することによりスライダー及びアクションピンを弾性部
材の付勢力に抗して他方向に移動させる。そして、上記
押圧力の付与を解除することにより、スライダー及びア
クションピンが弾性部材の付勢力によって一方向に移動
し、アクションピンとカム部との係合関係により適宜保
持される。その際、保持される位置は1箇所であっても
よいし、2箇所以上であってもよく、その位置保持は、
操作部を介して押圧力を適宜付与してスライダー及びア
クションピンを弾性部材の付勢力に抗して他方向に移動
させることにより適宜解除され、次の保持位置まで移動
したり、或いは、初期位置に戻ったりする。ところで、
本考案の場合には、仕様変更、例えば、スライダー及び
アクションピンのストロークを変更する場合には、板状
部材のスライダーのみを変更すればよい。具体的には、
ターミナル部材との関係でスライダーのターミナル部材
側の突出長さを変えるとともに、アクションピンのスラ
イダーに対する取付位置を変更すればよいものである。
【0012】又、第2請求項によるスイッチ装置の場合
には、第1請求項によるスイッチ装置の中で、スライダ
ー及びアクションピンを1箇所の保持位置で保持するタ
イプを示すものである。すなわち、スライダー及びアク
ションピンをフルストロークさせて離す。それによっ
て、接点部材と端子とが電気的に接続されるとともに、
所定のロックストロークの位置に保持される。そして、
再度フルストロークさせて離すと初期位置に戻るもので
ある。そして、この場合には、上記スライダーの他方向
側の先端面の位置及びアクションピンのスライダーに対
する取付位置を適宜変えることにより、上記フルストロ
ークとロックストロークを調整するものである。
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図10を参照して本考案の
一実施例を説明する。図1は本実施例によるスイッチ装
置を上方からみた平断面図であり、図2は同上の側断面
図であり、図3は同上の分解斜視図である。まず、スラ
イダー1があり、このスライダー1の図中左側は二股状
になっていて、アーム部3、3になっている。上記アー
ム部3、3には、係止片5、5が突設されている。スラ
イダー1の上記アーム部3、3の図中右側には、開口部
7と、穴9とが形成されており、これら開口部7及び孔
9には、アクションピン11が装着される。上記アクシ
ョンピン11はコ字状をなしていて、その両端を上記開
口部7及び穴9内に挿入するものである。そして、上記
アクションピン11は、穴9内に挿入された端部を支点
として、開口部7内に挿入された端部が開口部7の範囲
内で回動するとともに、上記スライダー1のスライドに
伴って移動することになる。
【0014】上記アクションピン11は、アクションバ
ネ部材13によって、スライダー1への取付状態を保持
される。このアクションバネ部材13は、スライダー1
に形成された開口部15、17内に、その足部19、1
9を挿入されることにより、スライダー1に固定され
る。そして、一体に備えたバネ部21によって、上記ア
クションピン11をスライダー1側に押圧・付勢するも
のである。又、上記アクションバネ部材13には、3個
の接点部材23、23、23が一体に形成されている。
これら3個の接点部材23、23、23は、スライダー
1に形成された開口部25を介して、スライダー1の図
中下面側に突出配置されている。
【0015】上記スライダー1のアーム部3、3には、
レンズ27を介して、釦部材29が被冠される。上記釦
部材29側には、支持片31、31が突設されていて、
これら支持片31、31には、係合穴33、33が形成
されている。スライダー1のアーム部3、3は、その先
端でレンズ27を釦部材29側に押し付けるとともに、
その係止片5、5を、上記係合穴33、33内に係合さ
せる。それによって、スライダー1、レンズ27、釦部
材29の連結状態が保持されるものである。又、上記釦
部材29の図中左側端部には開口部35が形成されてお
り、レンズ27の端部は、この開口部35に丁度嵌合し
た状態となる。
【0016】一方、スライダー1の下方には、基板37
が配置されている。この基板37には、開口部39が形
成されていて、この開口部39にはカム部材41が取付
けられている。すなわち、カム部材41には一対の足部
43、43が突設されていて、これら一対の足部43、
43を介して、上記開口部39に挿入・固定されてい
る。カム部材41には、所定の形状のカム部45が形成
されている。このカム部45については、後で詳しく説
明する。尚、図中符号81はランプである。
【0017】基板37の図中右側端部には、3本の端子
49、49、49が取付けられている。各端子49の図
中左側端部には、爪48、48と、爪50が形成されて
おり、これら爪48、48、50によって基板37の端
部を図中上下方向から挟持するようにして取付けられ、
その際発生する弾性力によって固定されるものである。
そして、カム部材41、3本の端子49を備えた基板3
7は、ターミナル部材51に装着されている。
【0018】上記ターミナル部材51は、一対のガイド
部53、53を備えていて、これらガイド部53には、
上下二段にわたってガイド溝55、57が形成されてい
る。上記ガイド溝55には、スライダー1が移動自在に
嵌合し、ガイド溝57には基板37が嵌合される。又、
スライダー1とターミナル部材51との間には、弾性部
材としてのリターンコイルスプリング59が装着されて
いる。上記リターンコイルスプリング59は、ターミナ
ル部材51側に設けられたガイド部61によってガイド
されている。そして、スライダー1を常時図中左方向に
付勢している。
【0019】又、ガイド部53、53には、開口部58
が形成されており(図中一方のみを示している)、これ
ら開口部58に基板37側の突起38、38が嵌合し、
それによって、基板37はターミナル部材51に固定さ
れる。又、上記ガイド部53、53には、開口部60が
形成されている(図中一方のみを示している)。これら
開口部60に、スライダー1の突起2、2が移動自在に
嵌合する。そして、上記突起2、2がそれぞれの開口部
60の図中左端に衝突することにより、スライダー1の
図中左方向への移動量を規制している。又、スライダー
1の図中右方向への移動量は、スライダー1の先端面4
が、ターミナル部材51の内端面52に衝突することに
より規制される。
【0020】次に、カム部45の構成について、アクシ
ョンピン11との関係で詳細に説明する。まず、カム部
45は、図4に示すように、略ハート型をなす凹部63
と、この凹部63内の略中心位置に設けられ略ハート型
をなす凸部65より構成されている。一方、アクション
ピン11の一方の端部67は、上記凹部63内に挿入さ
れた状態にある。尚、他方の端部は上記凹部63の図中
右側に設けられた溝64内に移動自在に嵌合することに
なる。そして、釦部材29を介して、スライダー1を図
中右側に押圧して、リターンコイルスプリング59のス
プリング力に抗して図中右側に移動させると、それに伴
って、アクションピン11の端部67も、図4中矢印a
で示す方向に移動する。尚、その際、凹部63の段部6
9によって、アクションピン11の端部67が図中下側
に移動していくことを規制している。
【0021】アクションピン11の端部67は、凹部6
3内を図中矢印bで示す方向にさらに移動して、フルス
トロークの位置まで移動する。その状態で、釦部材29
への押圧力の付与を解除すると、スライダー1はリター
ンコイルスプリング59のスプリング力によって図中左
方向に戻される。その際、アクションピン11の端部6
7も、同方向に戻されることになるが、凹部63の段部
71によって、図中矢印cで示す方向に強制的に移動さ
れる。そして、凸部65に係合した状態となる(ロック
ストロークの位置)。これによって、アクションピン1
1はもとより、スライダー1の戻り動作が停止されてロ
ックされた状態となる。この状態において、接点部材2
3と端子49との関係をみてみると、両者は電気的に接
続された状態にあり、それによって、ランプ81が点灯
する。
【0022】次に、釦部材29を介して再度押圧力を付
与して、スライダー1及びアクションピン11を図中右
方向に移動させる。それによって、アクションピン11
の端部67は、図中矢印dで示す方向に移動して、再度
フルストロークの位置まで移動する。その際、図中上方
への移動は、凹部63の段部73によって規制されてい
る。そして、その状態で、釦部材29への押圧力の付与
を解除すると、スライダー1及びアクションピン11
は、リターンコイルスプリング59のスプリング力によ
って、図中矢印eで示す方向に戻されていき、初期位置
に復帰する。その際、図中上方への移動は段部74によ
って規制される。
【0023】ところで、本実施例によるスイッチ装置の
場合には、図1及び図2に示すカバー75を被冠しなく
ても、各部品を組立てて機能させることができるように
なっている。つまり、透明カバー75を要することな
く、各部品相互の関係によって所定の状態に組み込まれ
ている。
【0024】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、釦部材29を介して押圧力を付与し、それによっ
て、スライダー1をリターンコイルスプリング59のス
プリング力に抗して図中右方向にフルストロークさせ
る。その状態で接点部材23と端子49とは、電気的に
接続された状態となる。それによって、アクションピン
11の端部67が、カム部45の凹部63に沿ってフル
ストロークする。その状態で、釦部材29への押圧力の
付与を解除すると、スライダー1及びアクションピン1
1は、リターンコイルスプリング59によって戻され
る。そして、アクションピン11がカム部45の凸部6
5に係合し、それによって、スライダー1及びアクショ
ンピン11が、ロックストロークの位置に保持されるこ
とになる。
【0025】次に、釦部材29に押圧力を再度付与し
て、スライダー1及びアクションピン11を、リターン
コイルスプリング59のスプリング力に抗して、フルス
トロークの位置まで移動させる。その状態で、釦部材2
9に対する押圧力の付与を解除すると、スライダー1及
びアクションピン11は、リターンコイルスプリング5
9のスプリング力によって、元の初期位置まで戻され
る。それによって、接点部材23と端子49との電気的
接続状態は解除される。
【0026】次に、スライダー1及びアクションピン1
1のストロークの変更、すなわち、フルストロークとロ
ックストロークを変更する場合について説明する。図5
に示すように、フルストロークが5mmで、ロックストロ
ークが3mmであったとする。この場合には、アクション
ピン11はスライダー1の移動動作に伴って、図6に示
すように移動する。つまり、初期位置では図中実線で示
すような状態にあり、フルストロークの位置で図中一点
鎖線で示す位置にあり、ロックストロークの位置では図
中破線で示す位置にある。又、スライダー1の端面2と
ターミナル部材51の内端面52との間は上記フルスト
ロークに対応して5mmとなっている。尚、図5において
は、アクションピン11を実線で示している。
【0027】次に、上記状態から、フルストロークを3
mm、ロックストロークを1.5mm に変更するものとする。
その場合には、まず、スライダー1の先端を延長して、
その端面2と内端面52との距離を3mmとする。それと
同時に、スライダー1に対するアクションピン11の取
付位置を図中右側に所定量(1.5mm )だけ移動させる。
その際、アクションバネ部材13の取付位置も同時に移
動することになる。それによって、アクションピン11
は、スライダー1の移動に伴って、図7に示すような状
態で移動することになり、フルストロークを3mm、ロッ
クストロークを1.5mm の状態となる。そして、初期位置
では図中実線で示すような状態にあり、フルストローク
の位置で図中一点鎖線で示す位置にあり、ロックストロ
ークの位置では図中破線で示す位置にある。又、図5に
おいてはアクションピン11を破線で示す。
【0028】つまり、フルストロークとロックストロー
クを変更する場合には、スライダー1の端面4とターミ
ナル部材51の内端面52との距離を適宜変更するとと
もに、アクションピン11及びアクションバネ部材13
のスライダー1に対する取付位置を適宜変更すればよ
い。アクションピン11及びアクションバネ部材13の
スライダー1に対する取付位置を変更するには、スライ
ダー1の開口部7、穴9、開口部15、17、開口部2
5の位置を変えることになる。何れにしても、フルスト
ロークとロックストロークを変更する場合には、板状部
材であるスライダー1のみを変更すればよいことにな
る。
【0029】尚、本実施例によるスイッチ装置の回路構
成としては、例えば、図8ないし図13に示すようなも
のが考えられる。図8と図9に示すものが第1の種類、
図10と図11に示すものが第2の種類、図12と図1
3に示すものが第3の種類のスイッチ装置の回路構成を
示している。何れの場合にも、スイッチオン(すなわ
ち、接点部材23と端子49が電気的に接続された状態
で、ランプ81が点灯するようなものである。
【0030】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、スイッチ装置を構成する各部
品の標準化が促進されたので、仕様の変更、具体的に
は、フルストロークとロックストロークの変更に対し
て、容易に対応することができる。すなわち、従来の場
合には、カム部103を備えたスライダー101全体を
変更しなければならなかったのに対して、本実施例の場
合には、スライダー1のみを変更すればよい。スライダ
ー101の変更と、スライダー1の変更を比較してみる
と、前者は金型の大幅な変更が必要になる等煩雑な作業
と高いコストを余儀なくされるが、スライダー1の場合
には簡単なプレス成形で製造されるので、作業も簡単で
あるとともに低コストですむことになる。そして、上記
スライダー1以外の部品は全て共通部品として使用する
ことができる。又、大きな仕様変更によりカム部45の
形状を変更したい場合にも、カム部材41のみを変更す
ればよい。
【0031】又、カバー75を被冠しなくても、各部品
を組立てて機能させることができる。よって、例えば、
性能試験等も、カバー75を被冠しない状態で行うこと
ができ、仮に、不良部品があってこれを交換する場合に
も、カバー75が被冠されていないので便利である。
【0032】又、その他の効果としては、バネ部材13
が接点部材23を一体に備えているので、従来それぞれ
別部品としていた場合に比べて、部品点数を減少させる
ことができ、組立作業が容易になるとともに、部品管理
も簡単になる。又、端子49は基板37に対して、単な
る嵌め込みによって固定されていて、従来のように、半
田付け作業、カシメ作業を不要とすることができるの
で、組立時の作業工程を減少させて組立作業を簡単にす
ることができる。
【0033】尚、本考案は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記一実施例の場合には、初期位
置からフルストローク、フルストロークからロックスト
ローク、ロックストロークからフルストローク、フルス
トロークから初期位置、というタイプのものを示してい
るが、2個以上のロックストローク位置を備えるものに
も適用できる。
【0034】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によるスイッ
チ装置によると、各部品の標準化を促進させることによ
り、仕様変更に対しても、最低限の部材の変更によって
容易に対応することができるようになった。又、カバー
を被冠しなくても、全ての部品が所定の状態に組立てら
れるようになっているので、カバーを被冠しない状態で
性能試験を行うことができる等、組立てる上で極めて便
利になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の平
断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の側
断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の分
解斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す図でカム部とアクショ
ンピンとの関係を示す図である。
【図5】本考案の一実施例を示す図でストロークを変更
する場合のカム部とアクションピンとの関係を示す平面
図である。
【図6】本考案の一実施例を示す図でストロークを変更
する場合のカム部とアクションピンとの関係を示す側面
図である。
【図7】本考案の一実施例を示す図でストロークを変更
する場合のカム部とアクションピンとの関係を示す側面
図である。
【図8】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の電
気的接続関係を示す図である。
【図9】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の回
路図である。
【図10】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の
電気的接続関係を示す図である。
【図11】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の
回路図である。
【図12】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の
電気的接続関係を示す図である。
【図13】本考案の一実施例を示す図でスイッチ装置の
回路図である。
【図14】従来例を示す図でスイッチ装置の分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 スライダー 11 アクションピン 23 接点部材 27 釦部材(操作部) 37 基板 49 端子 51 ターミナル部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意個数の端子が固定された基板と、 上記基板に対して着脱可能に取付けられ凹部と該凹部内
    に突設された凸部とによって形成されるカム部を備えた
    カム部材と、 上記基板に対して平行な方向に移動自在に配置され弾性
    部材によって一方向に付勢されているとともに上記端子
    に対して電気的に接続されたり切り離されたりする接点
    部材を備えた板状のスライダーと、 上記スライダーに着脱可能に取付けられスライダーと共
    に移動してその際上記カム部材のカム部に関係して動作
    してスライダーの他方向への移動状態をカム部との係合
    関係により適宜保持するアクションピンと、 上記スライダーに取付けられスライダーを上記弾性部材
    の付勢力に抗して他方向に移動させる操作部と、 上記基板を保持するとともに上記スライダーを移動可能
    に保持してその移動量を規制するターミナル部材と、を
    具備し、 上記スライダーの他方向側の先端面の位置及びアクショ
    ンピンのスライダーに対する取付位置を適宜変えること
    により、ストロークを変更するようにし、上記カム部材のカム部はストローク変更時におけるアク
    ションピンの位置の変更を許容する範囲で予め形成され
    ている ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチ装置において、
    操作部を介して押圧力を付与することによりスライダー
    及びアクションピンを弾性部材の付勢力に抗して初期位
    置から他方向にフルストロークさせ、その状態で接点部
    材と端子とが電気的に接続された状態となり、その後上
    記押圧力を解除するとスライダー及びアクションピンが
    弾性部材の付勢力によって一方向に所定量だけ移動しア
    クションピンとカム部との係合関係によりロックストロ
    ークの位置に保持され、その後、操作部を介して再度押
    圧力を付与することによりスライダー及びアクションピ
    ンを弾性部材の付勢力に抗して他方向にフルストローク
    させ、その後上記押圧力を解除するとスライダー及びア
    クションピンが弾性部材の付勢力によって一方向に移動
    して初期位置に戻り、接点部材と端子との電気的接続状
    態が解除されるものであり、上記スライダーの他方向側
    の先端面の位置及びアクションピンのスライダーに対す
    る取付位置を適宜変えることにより、上記フルストロー
    クとロックストロークを調整するようにしたことを特徴
    とするスイッチ装置。
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