JP2592716B2 - キャスターの制動機構 - Google Patents
キャスターの制動機構Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この出願の発明は、搬送用機械類、買い物用カートそ
の他の運搬車などに使用されるキャスターの制動機構に
関するものである。
の他の運搬車などに使用されるキャスターの制動機構に
関するものである。
従来、この種のキャスターの制動機構は、例えば第6
図および第7図に示したように、取付板(2)の下方に
取り付けられ、両側下部に通穴(図示せず)を設け、片
側に案内突起(21)を設けた把持体(1)と、中心部に
貫通穴(図示せず)を設けた車輪(7)と、ブレーキラ
イニング(10)、案内溝(22)、上部摺動体(23)、下
部摺動体(24)、および縦長穴(25)を設けたブレーキ
シュー(9)と、略直線形に作成され、両端に操作部
(15a)(15b)、中央部に通穴(図示せず)、および中
央上部と中央下部にそれぞれ摺動面(14a)(14b)を設
けたブレーキハンドル(14)とからなる。そして、ブレ
ーキシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)の上方に配され、ブレーキシュー(9)の案内溝
(22)に把持体(1)の案内突起(21)が嵌まり込むよ
うにして、このブレーキシュー(9)を把持体(1)に
接着し、把持体(1)の両側下部の通穴(図示せず)、
車輪(7)の貫通穴(図示せず)、ブレーキシュー
(9)の縦長穴(25)、およびブレーキハンドル(14)
の通穴(図示せず)に車軸(図示せず)を貫通させて車
輪(7)を回転自在に取り付け、ブレーキハンドル(1
4)の摺動面(14a)(14b)をそれぞれブレーキシュー
(9)の上部摺動体(23)および下部摺動体(24)が摺
動するようにしている。
図および第7図に示したように、取付板(2)の下方に
取り付けられ、両側下部に通穴(図示せず)を設け、片
側に案内突起(21)を設けた把持体(1)と、中心部に
貫通穴(図示せず)を設けた車輪(7)と、ブレーキラ
イニング(10)、案内溝(22)、上部摺動体(23)、下
部摺動体(24)、および縦長穴(25)を設けたブレーキ
シュー(9)と、略直線形に作成され、両端に操作部
(15a)(15b)、中央部に通穴(図示せず)、および中
央上部と中央下部にそれぞれ摺動面(14a)(14b)を設
けたブレーキハンドル(14)とからなる。そして、ブレ
ーキシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)の上方に配され、ブレーキシュー(9)の案内溝
(22)に把持体(1)の案内突起(21)が嵌まり込むよ
うにして、このブレーキシュー(9)を把持体(1)に
接着し、把持体(1)の両側下部の通穴(図示せず)、
車輪(7)の貫通穴(図示せず)、ブレーキシュー
(9)の縦長穴(25)、およびブレーキハンドル(14)
の通穴(図示せず)に車軸(図示せず)を貫通させて車
輪(7)を回転自在に取り付け、ブレーキハンドル(1
4)の摺動面(14a)(14b)をそれぞれブレーキシュー
(9)の上部摺動体(23)および下部摺動体(24)が摺
動するようにしている。
このように構成された従来のキャスターの制動機構
は、以下に示すように作動する。
は、以下に示すように作動する。
先ず、第6図〜第8図に示した状態では、ブレーキシ
ュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪(7)か
ら離れている。そこで、この解除状態から、ブレーキハ
ンドル(14)の操作部(15a)を足先で押さえることに
より、第9図に示した状態にまで、ブレーキハンドル
(14)を回動させる。
ュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪(7)か
ら離れている。そこで、この解除状態から、ブレーキハ
ンドル(14)の操作部(15a)を足先で押さえることに
より、第9図に示した状態にまで、ブレーキハンドル
(14)を回動させる。
すなわち、前記回動によりブレーキハンドル(14)の
摺動面(14a)(14b)をそれぞれブレーキシュー(9)
の上部摺動体(23)および下部摺動体(24)が摺動する
ことにより、ブレーキシュー(9)が全体的に下げられ
る。そして、ブレーキシュー(9)のブレーキライニン
グ(10)が車輪(7)に接触するので、キャスターはロ
ック状態となる。
摺動面(14a)(14b)をそれぞれブレーキシュー(9)
の上部摺動体(23)および下部摺動体(24)が摺動する
ことにより、ブレーキシュー(9)が全体的に下げられ
る。そして、ブレーキシュー(9)のブレーキライニン
グ(10)が車輪(7)に接触するので、キャスターはロ
ック状態となる。
次に、この第9図のロック状態から、ブレーキハンド
ル(14)の操作部(15b)を足先で押さえるにより、第
6図〜第8図に示した状態にまで、ブレーキハンドル
(14)を回動させ元の状態に戻す。
ル(14)の操作部(15b)を足先で押さえるにより、第
6図〜第8図に示した状態にまで、ブレーキハンドル
(14)を回動させ元の状態に戻す。
しかしながら、上記従来のキャスターの制動機構は、
ブレーキハンドル(14)が略直線形に作成されているの
で、その操作部(15a)(15b)が車軸(図示せず)の軸
心から約180゜開いた位置となり、同一方向からブレー
キハンドル(14)を操作できず、操作が非常に面倒であ
るという課題を有していた。
ブレーキハンドル(14)が略直線形に作成されているの
で、その操作部(15a)(15b)が車軸(図示せず)の軸
心から約180゜開いた位置となり、同一方向からブレー
キハンドル(14)を操作できず、操作が非常に面倒であ
るという課題を有していた。
また、上記従来のキャスターの制動機構は、ブレーキ
ハンドル(14)の操作部(15a)(15b)を足先で押さえ
る力でのみ作動するようにしているので、制動する場合
にも制動を解除する場合にも足先に強い力を入れる必要
があり、操作が非常にし難いという課題を有していた。
ハンドル(14)の操作部(15a)(15b)を足先で押さえ
る力でのみ作動するようにしているので、制動する場合
にも制動を解除する場合にも足先に強い力を入れる必要
があり、操作が非常にし難いという課題を有していた。
そこで、この出願の発明は、上記従来のキャスターの
制動機構が有する課題を解決するためになされたもので
ある。
制動機構が有する課題を解決するためになされたもので
ある。
そのため、この出願の発明にかかるキャスターの制動
機構は、取付板(2)の下方に取り付けられ、両側下部
に通穴(3)を設け、片側に差込穴(4)を設けると共
にこの差込穴(4)にスプリング受け(5)を連設し、
さらにこの片側下端に転動面(6)を設けた把持体
(1)と、中心部に貫通穴(8)を設けた車輪(7)
と、ブレーキランニング(10)、スプリング当部(1
1)、および軸穴(13)を設けたブレーキシュー(9)
と、略L字形に作成され、両端に操作部(15a)(15
b)、角部に通穴(16)、およびこの通穴(16)の片側
に軸穴(17)を設けたブレーキハンドル(14)とからな
り、ブレーキシュー(9)の軸穴(13)とブレーキハン
ドル(14)の軸穴(17)を、リベット頭(18a)を有す
るリベット(18)により回転自在にリベット締めして、
このリベット(18)のリベット頭(18a)をブレーキシ
ュー(9)側に配し、把持体(1)のスプリング受け
(5)に押上スプリング(19)を入れると共に、ブレー
キシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)の上方に配され、ブレーキシュー(9)のスプリ
ング当部(11)がスプリング受け(5)の押上スプリン
グ(19)に当接するようにして、このブレーキシュー
(9)を把持体(1)の差込穴(4)に差し込み、把持
体(1)の両側下部の通穴(3)、車輪(7)の貫通穴
(8)、およびブレーキハンドル(14)の通穴(16)に
車軸(20)を貫通させて車輪(7)を回転自在に取り付
け、リベット(18)のリベット頭(18a)が、押上スプ
リング(19)の中心部と車軸(20)の軸心とを結ぶ線
(L)の両側に移動可能に、把持体(1)の転動面
(6)を転動するようにしたものとしている。
機構は、取付板(2)の下方に取り付けられ、両側下部
に通穴(3)を設け、片側に差込穴(4)を設けると共
にこの差込穴(4)にスプリング受け(5)を連設し、
さらにこの片側下端に転動面(6)を設けた把持体
(1)と、中心部に貫通穴(8)を設けた車輪(7)
と、ブレーキランニング(10)、スプリング当部(1
1)、および軸穴(13)を設けたブレーキシュー(9)
と、略L字形に作成され、両端に操作部(15a)(15
b)、角部に通穴(16)、およびこの通穴(16)の片側
に軸穴(17)を設けたブレーキハンドル(14)とからな
り、ブレーキシュー(9)の軸穴(13)とブレーキハン
ドル(14)の軸穴(17)を、リベット頭(18a)を有す
るリベット(18)により回転自在にリベット締めして、
このリベット(18)のリベット頭(18a)をブレーキシ
ュー(9)側に配し、把持体(1)のスプリング受け
(5)に押上スプリング(19)を入れると共に、ブレー
キシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)の上方に配され、ブレーキシュー(9)のスプリ
ング当部(11)がスプリング受け(5)の押上スプリン
グ(19)に当接するようにして、このブレーキシュー
(9)を把持体(1)の差込穴(4)に差し込み、把持
体(1)の両側下部の通穴(3)、車輪(7)の貫通穴
(8)、およびブレーキハンドル(14)の通穴(16)に
車軸(20)を貫通させて車輪(7)を回転自在に取り付
け、リベット(18)のリベット頭(18a)が、押上スプ
リング(19)の中心部と車軸(20)の軸心とを結ぶ線
(L)の両側に移動可能に、把持体(1)の転動面
(6)を転動するようにしたものとしている。
この出願の発明にかかるキャスターの制動機構は、上
記手段を施したため、次のような作用を有する。
記手段を施したため、次のような作用を有する。
先ず、この出願の発明にかかるキャスターの制動機構
は、ブレーキハンドル(14)が略L字形に作成されてい
るので、その操作部(15a)(15b)が車軸(20)の軸心
から約90゜開いた位置となり、同一方向からブレーキハ
ンドル(14)を操作することができる。
は、ブレーキハンドル(14)が略L字形に作成されてい
るので、その操作部(15a)(15b)が車軸(20)の軸心
から約90゜開いた位置となり、同一方向からブレーキハ
ンドル(14)を操作することができる。
また、この出願の発明にかかるキャスターの制動機構
は、把持体(1)のスプリング受け(5)に押上スプリ
ング(19)を入れると共に、ブレーキシュー(9)のス
プリング当部(11)がこの押上スプリング(19)に当接
するようにしているので、キャスターの制動を解除する
場合にブレーキハンドル(14)の操作部(15b)は足先
で押さえる力でのみ作動するのではなく、この押上スプ
リング(19)のスプリング力も作用して作動する。
は、把持体(1)のスプリング受け(5)に押上スプリ
ング(19)を入れると共に、ブレーキシュー(9)のス
プリング当部(11)がこの押上スプリング(19)に当接
するようにしているので、キャスターの制動を解除する
場合にブレーキハンドル(14)の操作部(15b)は足先
で押さえる力でのみ作動するのではなく、この押上スプ
リング(19)のスプリング力も作用して作動する。
以下、この出願の発明の構成を、実施例として示した
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
(1)は、取付板(2)の下方に取り付けられ、略倒
U字形に作成された把持体でり、両側下部に通穴(3)
を設け、片側に差込穴(4)を設けると共にこの差込穴
(4)にスプリング受け(5)を連設し、さらにこの片
側下端に転動面(6)を設けている。
U字形に作成された把持体でり、両側下部に通穴(3)
を設け、片側に差込穴(4)を設けると共にこの差込穴
(4)にスプリング受け(5)を連設し、さらにこの片
側下端に転動面(6)を設けている。
(7)は、中心部に貫通穴(8)を設けた車輪であ
る。この車輪(7)は、実施例で示すものは、硬質の合
成樹脂の一体成形品としているが、その他の適宜の材質
とすることができ、またトレッド部(7a)のみをゴム等
の摩擦抵抗の大きい材質とすることもできる。
る。この車輪(7)は、実施例で示すものは、硬質の合
成樹脂の一体成形品としているが、その他の適宜の材質
とすることができ、またトレッド部(7a)のみをゴム等
の摩擦抵抗の大きい材質とすることもできる。
(9)は、略倒L字形に作成され、ブレーキライニン
グ(10)、スプリング当部(11)、切欠き(12)、およ
び軸穴(13)を設けたブレーキシューである。なお、ブ
レーキライニング(10)は、車軸(7)を実施例に示し
たように硬質の合成樹脂の一体成形品とした場合には、
ゴム等の摩擦抵抗の大きい材質のものが使用されるが、
車輪(7)のトレッド部(7a)をゴム等の摩擦抵抗の大
きい材質とした場合には、特にゴム等の摩擦抵抗の大き
い材質のものを使用しなくてもよい。
グ(10)、スプリング当部(11)、切欠き(12)、およ
び軸穴(13)を設けたブレーキシューである。なお、ブ
レーキライニング(10)は、車軸(7)を実施例に示し
たように硬質の合成樹脂の一体成形品とした場合には、
ゴム等の摩擦抵抗の大きい材質のものが使用されるが、
車輪(7)のトレッド部(7a)をゴム等の摩擦抵抗の大
きい材質とした場合には、特にゴム等の摩擦抵抗の大き
い材質のものを使用しなくてもよい。
(14)は、略L字形に作成され、両端に操作部(15
a)(15b)、角部に通穴(16)、およびこの通穴(16)
の片側に軸穴(17)を設けたブレーキハンドルである。
a)(15b)、角部に通穴(16)、およびこの通穴(16)
の片側に軸穴(17)を設けたブレーキハンドルである。
そして、この出願の発明に係るキャスターの制動機構
は、上記部材を以下に示すように構成してなる。
は、上記部材を以下に示すように構成してなる。
先ず、前記ブレーキシュー(9)の軸穴(13)とブレ
ーキハンドル(14)の軸穴(17)を、リベット頭(18
a)を有するリベット(18)により回動自在にリベット
締めして、このベット(18)のリベット頭(18a)をブ
レーキシュー(9)側に配す。そして、把持体(1)の
スプリング受け(5)に押上スプリング(19)を入れる
と共に、ブレーキシュー(9)のブレーキライニング
(10)が車輪(7)の上方に配され、ブレーキシュー
(9)のスプリング当部(11)がスプリング受け(5)
の押上スプリング(19)に当接するようにして、このブ
レーキシュー(9)を把持体(1)の差込穴(4)に差
し込む。さらに、把持体(1)の両側下部の通穴
(3)、車輪(7)の貫通穴(8)、およびブレーキハ
ンドル(14)の通穴(16)に車軸(20)を貫通させて車
輪(7)を回転自在に取り付ける。この場合、リベット
(18)のリベット頭(18a)が、押上スプリング(19)
の中心部と車軸(20)の軸心とを結ぶ線(L)の両側に
移動可能に、把持体(1)の転動面(6)を転動するよ
うにしている。
ーキハンドル(14)の軸穴(17)を、リベット頭(18
a)を有するリベット(18)により回動自在にリベット
締めして、このベット(18)のリベット頭(18a)をブ
レーキシュー(9)側に配す。そして、把持体(1)の
スプリング受け(5)に押上スプリング(19)を入れる
と共に、ブレーキシュー(9)のブレーキライニング
(10)が車輪(7)の上方に配され、ブレーキシュー
(9)のスプリング当部(11)がスプリング受け(5)
の押上スプリング(19)に当接するようにして、このブ
レーキシュー(9)を把持体(1)の差込穴(4)に差
し込む。さらに、把持体(1)の両側下部の通穴
(3)、車輪(7)の貫通穴(8)、およびブレーキハ
ンドル(14)の通穴(16)に車軸(20)を貫通させて車
輪(7)を回転自在に取り付ける。この場合、リベット
(18)のリベット頭(18a)が、押上スプリング(19)
の中心部と車軸(20)の軸心とを結ぶ線(L)の両側に
移動可能に、把持体(1)の転動面(6)を転動するよ
うにしている。
以上にように構成されたこの出願の発明に係るキャス
ターの制動機構は、以下に示すように作動する。
ターの制動機構は、以下に示すように作動する。
先ず、第3図に示した状態では、ブレーキシュー
(9)のブレーキライニング(10)が車輪(7)から離
れており、この状態では押上スプリング(19)によりブ
レーキシュー(9)のスプリング当部(11)が上方へ押
し上げられているため、自重でブレーキハンドル(14)
が回動することはなく、キャスターが制動することはな
い。そこで、この第3図の解除状態から、ブレーキハン
ドル(14)の操作部(15a)を足先で押さえることによ
り、第4図に示した状態を経て、第5図に示した状態に
まで、ブレーキハンドル(14)を回動させる。
(9)のブレーキライニング(10)が車輪(7)から離
れており、この状態では押上スプリング(19)によりブ
レーキシュー(9)のスプリング当部(11)が上方へ押
し上げられているため、自重でブレーキハンドル(14)
が回動することはなく、キャスターが制動することはな
い。そこで、この第3図の解除状態から、ブレーキハン
ドル(14)の操作部(15a)を足先で押さえることによ
り、第4図に示した状態を経て、第5図に示した状態に
まで、ブレーキハンドル(14)を回動させる。
すなわち、前記回動によりブレーキシュー(9)のリ
ベット(18)のリベット頭(18a)が把持体(1)の転
動面(6)を転動し、ブレーキシュー(9)の切欠き
(12)が車軸(20)に嵌まり込み、この切欠き(12)の
周面と車軸(20)とが接触してブレーキハンドル(14)
のそれ以上の回動が制限され、ブレーキシュー(9)の
リベット(18)のリベット頭(18a)が車軸(3)の軸
心を中心として車軸(3)の下方に回動するので、ブレ
ーキシュー(9)が全体的に下げられる。そして、ブレ
ーキシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)に接触するので、キャスターはロック状態とな
る。
ベット(18)のリベット頭(18a)が把持体(1)の転
動面(6)を転動し、ブレーキシュー(9)の切欠き
(12)が車軸(20)に嵌まり込み、この切欠き(12)の
周面と車軸(20)とが接触してブレーキハンドル(14)
のそれ以上の回動が制限され、ブレーキシュー(9)の
リベット(18)のリベット頭(18a)が車軸(3)の軸
心を中心として車軸(3)の下方に回動するので、ブレ
ーキシュー(9)が全体的に下げられる。そして、ブレ
ーキシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)に接触するので、キャスターはロック状態とな
る。
次に、この第5図のロック状態から、ブレーキハンド
ル(14)の操作部(15b)を足先で押さえるように、第
4図に示した状態を経て、第3図に示した状態にまで、
ブレーキハンドル(14)を回動させ元の状態に戻す。こ
の場合、第5図に示した状態では、リベット(18)のリ
ベット頭(18a)が、押上スプリング(7)の中心部と
車軸(3)の軸心とを結ぶ線(L)の内側(第5図中の
右側)にあるので、前記押上スプリング(19)に対抗し
てブレーキハンドル(14)を回動させなければならない
が、第4図に示した状態を経て、第3図に示した状態に
戻すにしたがって、リベット(18)のローラ頭(18a)
が、前記線(L)の外側(第3図中の左側)に移動する
ので、前記押上スプリング(19)のスプリング力により
押し戻され、ブレーキハンドル(14)をスムースに回動
させることできる。
ル(14)の操作部(15b)を足先で押さえるように、第
4図に示した状態を経て、第3図に示した状態にまで、
ブレーキハンドル(14)を回動させ元の状態に戻す。こ
の場合、第5図に示した状態では、リベット(18)のリ
ベット頭(18a)が、押上スプリング(7)の中心部と
車軸(3)の軸心とを結ぶ線(L)の内側(第5図中の
右側)にあるので、前記押上スプリング(19)に対抗し
てブレーキハンドル(14)を回動させなければならない
が、第4図に示した状態を経て、第3図に示した状態に
戻すにしたがって、リベット(18)のローラ頭(18a)
が、前記線(L)の外側(第3図中の左側)に移動する
ので、前記押上スプリング(19)のスプリング力により
押し戻され、ブレーキハンドル(14)をスムースに回動
させることできる。
この出願の発明にかかるキャスターの制動機構は、以
上に述べたように構成されているので、次のような効果
を有する。
上に述べたように構成されているので、次のような効果
を有する。
先ず、この出願の発明にかかるキャスターの制動機構
は、ブレーキハンドル(14)が略L字形に作成されてい
るので、その操作部(15a)(15b)が車軸(20)の軸心
から約90゜開いた位置となり、同一方向からブレーキハ
ンドル(14)を操作することができ、操作が非常にし易
いものとなった。
は、ブレーキハンドル(14)が略L字形に作成されてい
るので、その操作部(15a)(15b)が車軸(20)の軸心
から約90゜開いた位置となり、同一方向からブレーキハ
ンドル(14)を操作することができ、操作が非常にし易
いものとなった。
また、この出願の発明にかかるキャスターの制動機構
は、把持体(1)のスプリング受け(5)に押上スプリ
ング(19)を入れると共に、ブレーキシュー(9)のス
プリング当部(11}がこの押上スプリング(19)に当接
するようにしているので、ブレーキハンドル(14)の操
作部(15b)は足先で押さえる力でのみ作動するのでは
なく、この押上スプリング(19)のスプリング力も作用
するので、制動を解除する場合には足先に強いを入れる
必要はなく、操作が非常にし易いものとなった。
は、把持体(1)のスプリング受け(5)に押上スプリ
ング(19)を入れると共に、ブレーキシュー(9)のス
プリング当部(11}がこの押上スプリング(19)に当接
するようにしているので、ブレーキハンドル(14)の操
作部(15b)は足先で押さえる力でのみ作動するのでは
なく、この押上スプリング(19)のスプリング力も作用
するので、制動を解除する場合には足先に強いを入れる
必要はなく、操作が非常にし易いものとなった。
第1図は、この出願の発明にかかる制動機構を備えたキ
ャスターの分解斜視図。第2図は、同キャスターの正面
図。第3図から第5図は、この出願の発明にかかるキャ
スターの制動機構の作動状態を示す説明図。第6図は、
従来の制動機構を備えたキャスターの斜視図。第7図
は、同キャスターの正面図。第8図および第9図は、従
来のキャスターの制動機構の作動状態を示す説明図。 (1)……把持体、(2)……取付板 (3)……通穴、(4)……差込穴 (5)……スプリング受け、(6)……転動面 (7)……車輪、(8)……貫通穴 (10)……ブレーキライニング (11)……スプリング当部、(13)……軸穴 (14)……ブレーキハンドル (15a)(15b)……操作部、(16)……通穴 (17)……軸穴、(18)……リベット (18a)……リベット頭 (19)……押上スプリング、(20)……車軸
ャスターの分解斜視図。第2図は、同キャスターの正面
図。第3図から第5図は、この出願の発明にかかるキャ
スターの制動機構の作動状態を示す説明図。第6図は、
従来の制動機構を備えたキャスターの斜視図。第7図
は、同キャスターの正面図。第8図および第9図は、従
来のキャスターの制動機構の作動状態を示す説明図。 (1)……把持体、(2)……取付板 (3)……通穴、(4)……差込穴 (5)……スプリング受け、(6)……転動面 (7)……車輪、(8)……貫通穴 (10)……ブレーキライニング (11)……スプリング当部、(13)……軸穴 (14)……ブレーキハンドル (15a)(15b)……操作部、(16)……通穴 (17)……軸穴、(18)……リベット (18a)……リベット頭 (19)……押上スプリング、(20)……車軸
Claims (1)
- 【請求項1】取付板(2)の下方に取り付けられ、両側
下部に通穴(3)を設け、片側に差込穴(4)を設ける
と共にこの差込穴(4)にスプリング受け(5)を連設
し、さらにこの片側下端に転動面(6)を設けた把持体
(1)と、中心部に貫通穴(8)を設けた車輪(7)
と、ブレーキランニング(10)、スプリング当部(1
1)、および軸穴(13)を設けたブレーキシュー(9)
と、略L字形に作成され、両端に操作部(15a)(15
b)、角部に通穴(16)、およびこの通穴(16)の片側
に軸穴(17)を設けたブレーキハンドル(14)とからな
り、ブレーキシュー(9)の軸穴(13)とブレーキハン
ドル(14)の軸穴(17)を、リベット頭(18a)を有す
るリベット(18)により回転自在にリベット締めして、
このリベット(18)のリベット頭(18a)をブレーキシ
ュー(9)側に配し、把持体(1)のスプリング受け
(5)に押上スプリング(19)を入れると共に、ブレー
キシュー(9)のブレーキライニング(10)が車輪
(7)の上方に配され、ブレーキシュー(9)のスプリ
ング当部(11)がスプリング受け(5)の押上スプリン
グ(19)に当接するようにして、このブレーキシュー
(9)を把持体(1)の差込穴(4)に差し込み、把持
体(1)の両側下部の通穴(3)、車輪(7)の貫通穴
(8)、およびブレーキハンドル(14)の通穴(16)に
車軸(20)を貫通させて車輪(7)を回転自在に取り付
け、リベット(18)のリベット頭(18a)が、押上スプ
リング(19)の中心部と車軸(20)の軸心とを結ぶ線
(L)の両側に移動可能に、把持体(1)の転動面
(6)を転動するようにしたことを特徴とするキャスタ
ーの制動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24780490A JP2592716B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | キャスターの制動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24780490A JP2592716B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | キャスターの制動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123902A JPH04123902A (ja) | 1992-04-23 |
JP2592716B2 true JP2592716B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=17168906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24780490A Expired - Fee Related JP2592716B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | キャスターの制動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002538045A (ja) * | 1999-03-05 | 2002-11-12 | ヒル−ロム,インコーポレイティド | キャスタ及び制動システム |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH068005U (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-01 | 株式会社荒井製作所 | キャスタのブレーキ |
JP2009196380A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Matsunaga Seisakusho:Kk | ロッキング装置を有するキャスター |
US11654715B2 (en) | 2017-05-08 | 2023-05-23 | Snap-On Incorporated | Caster wheel |
-
1990
- 1990-09-17 JP JP24780490A patent/JP2592716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002538045A (ja) * | 1999-03-05 | 2002-11-12 | ヒル−ロム,インコーポレイティド | キャスタ及び制動システム |
JP4986326B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2012-07-25 | ヒル−ロム,インコーポレイティド | キャスタ及び制動システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123902A (ja) | 1992-04-23 |
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