JP2592114Y2 - ケーブル用防振支持体 - Google Patents

ケーブル用防振支持体

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JP2592114Y2
JP2592114Y2 JP1993005739U JP573993U JP2592114Y2 JP 2592114 Y2 JP2592114 Y2 JP 2592114Y2 JP 1993005739 U JP1993005739 U JP 1993005739U JP 573993 U JP573993 U JP 573993U JP 2592114 Y2 JP2592114 Y2 JP 2592114Y2
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JP
Japan
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cable
rigid plate
stopper
elastic member
side rigid
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JP1993005739U
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English (en)
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JPH0658229U (ja
Inventor
将司 松本
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Marugo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Marugo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作用ケーブル等を防
振支持するケーブル用防振支持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等において、シフトレバーの操作
をミッションに伝達するために両者をケーブルで連絡し
ているが、最近では、ミッションケースの振動が車内に
伝達されるのを防ぐために、ミッションケースに対して
ケーブルを防振支持するようにしている。図4は従来に
おけるケーブル用防振支持体の要部断面図であるが、要
するに、ミッションケース10に固定側剛性板12を固
定し、この固定側剛性板12にゴム等の弾性部材14を
介してケーブル側剛性板16を取り付け、このケーブル
側剛性板16でケーブル18を保持するのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、ミッション
ケース10の振動を効果的に遮断するためには弾性部材
14のばね定数は低く(軟らかく)設定しなければなら
ない。特に、ケーブル18の重量は大して重くないか
ら、ばね定数はきわめて低いものが要求される。しか
し、ばね定数がむやみに低いと、ケーブル18に操作荷
重等が加わると、ケーブル側剛性板16が過大変位し、
固定側剛性板12等に当たって変形や破損を起こしてシ
フト操作に支障を来す。
【0004】このため、固定側剛性板12とケーブル側
剛性板16との間に一定以上の変位を規制するストッパ
ーを設けたものもあるが、従来のストッパーは多くの部
材を用いた複雑な構造をしており、且つ、ケーブルの荷
重方向のストッパー機能しか有していないものであっ
た。ケーブルは可撓性を有しており、又、ミッションケ
ースはあらゆる方向に振動しているから、ストッパー機
能は一方向だけでは不十分である。本考案は、このよう
な課題を解決するものであって、要するに、簡単な構造
で、あらゆる方向にストッパー効果を有するケーブル用
防振支持体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本考案
は、振動体に取り付けられる固定側剛性板とケーブルを
保持するケーブル側剛性板とを弾性部材によって結合す
るとともに、ケーブル側剛性板の過大変位を規制するス
トッッパーを設けたケーブル用防振支持体において、
性部材がケーブルの引張荷重をすべて剪断力で受け持つ
ものにするとともに、固定側剛性板とケーブル側剛性板
とに孔と、この孔に一定の間隙を有して突入し、両者
、ケーブルの延伸方向とこれに直角で互いに直交する
方向の三次元方向における相対的過大変位があると衝突
してそれ以上の変位を規制する突起とからなるストッパ
ーを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記の手段をとることにより、即ち、弾性部材
はケーブルの引張荷重をすべて剪 断力で受け持つもので
あるから、ばねを軟らかくでき、振動遮断性に優れる。
、固定側剛性板とケーブル側剛性板の形状を変えるだ
けで、他部材を必要としないでストッパー構造が得られ
る。そして、孔と突起との形状や隙間を調整すること
で、あらゆる方向にストッパー効果を発揮させることが
できる。
【0007】
【実施例】図1は本考案に係るケーブル用防振支持体の
一部断面平面図、図2は側面図、図3は斜視図である
が、ミッションケース10に取り付けられる固定側剛性
板12と、ケーブル18を保持するケーブル側剛性板1
6とを弾性部材14で結合する点は前記と同じである。
本実施例では、ケーブル側剛性板16を平面視略Z形に
形成し、ケーブル18の荷重(延伸)方向(Z軸方向)
に対して弾性部材14がその剪断力で受け持つ構成にし
ている。
【0008】本実施例における弾性部材14はあまり大
きな接着面積を有せず、且つ、間隔をあけて二個所設け
ている。弾性部材14のばね定数を低く抑え、振動荷重
や操作荷重を分散させるためである。この点が確保され
る以上、弾性部材14の数は二つに限られず、一つであ
ってもよいし、三つ以上のこともある。更に、弾性部材
14が荷重を受け持つのは剪断力によるものだけに限ら
れず、圧縮力や圧縮力と剪断力とを複合したものでもよ
い。尚、ケーブル側剛性板16に形成された鍵孔はケー
ブル18を取り付けるための取付部20である。
【0009】弾性部材14のばね定数を低く抑えたが故
に、ケーブル18の操作荷重に基づくケーブル側剛性板
16の過大変位を規制するため、両者の間にストッパー
22を設けることは前述したが、本考案では、このスト
ッパー22を以下のように構成する。即ち、固定側剛性
板12に窓状の孔24をあけるとともに、ケーブル側剛
性板16にこの孔24に一定の間隙を有して突入する突
起26を形成するのである。尚、本実施例では、孔24
と突起26とは共に弾性部材14の傍にこれと対応させ
て設けているが、これは、ストッパー効果を最大に発揮
させるためであって、勿論、これに限定されるものでは
ない。
【0010】孔24と突起26との一定間隙は、ケーブ
ル18の荷重方向であるZ軸方向だけではなく、これと
直角な二つの方向、即ち、X軸方向、Y軸方向にも設け
る。具体的に言えば、Z軸方向、Y軸方向については、
+、−方向共に孔24と突起26間に一定の間隙を持た
せることである。問題なのは突起26の挿入方向である
X軸方向であるが、先ず、+方向については、突起26
の根元の本体側を一定の間隙をあけて段に形成し、この
方向の変位については段の部分が固定側剛性板12に当
たってそれ以上変位できないようにする。−方向につい
ては、孔24に挿入した突起26の先を固定側剛性板1
2から一定間隔離して曲げることで対処している(図1
参照)。
【0011】ところで、以上は固定側剛性板12に孔2
4を、ケーブル側剛性板16に突起26を形成したもの
であるが、孔24と突起26が逆であってもよいのは勿
論である。以上により、ケーブル18に操作荷重がかか
ってこれが三次元方向に過大変位したとしても、いずれ
の方向とも、ストッパー22によってそれ以上変位する
のを規制する。
【0012】
【考案の効果】以上、本考案は、弾性部材はケーブルの
引張荷重をすべて剪断力で受け持つものであるから、ば
ねを軟らかくでき、振動遮断性に優れる。そして、固定
側剛性板とケーブル側剛性板との形状を若干変えて相互
に孔と突起を形成するのみでストッパーを具現できるか
ら、製作コストが非常に安価である。更に、孔と突起と
の形状や隙間を調整することで、ケーブル側剛性板が三
次元方向に過大変位するのを防ぐことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るケーブル用防振支持体の一部断面
平面図である。
【図2】本考案に係るケーブル用防振支持体の側面図で
ある。
【図3】本考案に係るケーブル用防振支持体の斜視図で
ある。
【図4】従来例に係るケーブル用防振支持体の断面図で
ある。
【符号の説明】
12 固定側剛性板 14 弾性部材 16 ケーブル側剛性板 18 ケーブル 22 ストッパー 24 孔 26 突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体に取り付けられる固定側剛性板と
    ケーブルを保持するケーブル側剛性板とを弾性部材によ
    って結合するとともに、ケーブル側剛性板の過大変位を
    規制するストッッパーを設けたケーブル用防振支持体に
    おいて、弾性部材がケーブルの引張荷重をすべて剪断力
    で受け持つものにするとともに、固定側剛性板とケーブ
    ル側剛性板とに孔と、この孔に一定の間隙を有して突入
    し、両者に、ケーブルの延伸方向とこれに直角で互いに
    直交する方向の三次元方向における相対的過大変位があ
    ると衝突してそれ以上の変位を規制する突起とからなる
    ストッパーを設けたことを特徴とするケーブル用防振支
    持体。
  2. 【請求項2】 孔と突起及び弾性部材の組合せが間隔を
    あけて複数設けられるものである請求項1のケーブル用
    防振支持体。
JP1993005739U 1993-01-26 1993-01-26 ケーブル用防振支持体 Expired - Lifetime JP2592114Y2 (ja)

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