JP2591790Y2 - バルコニーの床枠結合構造 - Google Patents

バルコニーの床枠結合構造

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JP2591790Y2
JP2591790Y2 JP1991070670U JP7067091U JP2591790Y2 JP 2591790 Y2 JP2591790 Y2 JP 2591790Y2 JP 1991070670 U JP1991070670 U JP 1991070670U JP 7067091 U JP7067091 U JP 7067091U JP 2591790 Y2 JP2591790 Y2 JP 2591790Y2
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広昭 須藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレハブ方式で、建て
物躯体に対して装着するバルコニ−の床枠結合構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に知られているプレハブ方式のバル
コニ−は、その周囲下縁を構成する床枠相互を、そのバ
ルコニ−のコ−ナ−部において、現場作業により、斜め
45度に留め切りし、突き合わせ、コ−キング処理をす
るか、あるいは、一方の床枠の端面を他方の床枠の側面
に突き合わせ接続し、後者の端部には雨水潜入防止用の
キャップを被嵌している。また、床下に支柱を伸ばす必
要がある場合には、バルコニ−のコ−ナ−部あるいは中
間部に通し柱を設けるので、この柱の側面に対して床枠
端部を突き合わせ接続している。このように、現場の状
況により、床枠の接続条件が異なるので、この部分のプ
レハブ化が遅れており、どうしても現場合せによる手作
業が残る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、現場で、留め切りなどの作業を行なう場合には、
作業に熟練を要し、出来上がりの精度にバラ付きがあ
り、また、仕上りの見栄えが悪い。また、通し柱を用い
るときには、バルコニ−全体の意匠性が損なわれるとい
う問題も残る。
【0004】
【考案の目的】本考案は上記事情に基いてなされたもの
で、現場施工に際して、留め切りなどの手作業がなく、
しかも、床下にバルコニ−支柱を伸ばす必要がある場合
にも、そのまま、対応できる構造のバルコニ−の床枠結
合構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案では、
図示の実施例にも明らかにしているように、バルコニ
周囲下縁を構成する床枠(1)相互を結合するととも
に、該床枠の底面に支柱(17)の上端を結合する結合
部材(2、3)を備えたバルコニ−の床枠結合構造にお
いて、上記結合部材(2、3)は、天板(2E、3E)
と中間板(2D、3D)が略断面逆L形に一体に形成さ
れ、中間板の両側面には床枠端部を結合するジョイント
部(2A、3A)を突出して備えるとともに、天板の底
面には下端を開放した先細短柱状の支柱挿入部(2B、
3B)を突出して備え、筒形支柱の上端が上記支柱挿入
部に外挿され天板の底面に当接された状態で結合されて
いることを特徴としている。
【0006】
【作用】従って、バルコニ−のコ−ナ−部であれ、中間
部であれ、床枠(1)相互はバルコニ−の寸法に合せ
て、寸法切りしてあれば、現場で、上記結合部材(2、
3)を介して、床枠(1)を組み立てるだけで、バルコ
ニ−の周囲を構成でき、また、現場条件に合せて、支柱
(17)を下方に伸ばす必要があれば、上記結合部材
(2、3)に支柱(17)の上端を結合することで、簡
単に適応できることになる。このため、現場合せ作業が
減少し、プレハブ化が効果的に実現でき、安定した高品
質を維持でき、仕上げ状態での見栄えを良くするなどの
メリットが得られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して、
具体的に説明する。この実施例におけるバルコニ−は、
妻梁、桁部材などバルコニー床部周囲の床枠1を、本考
案に係る中間結合部材2およびコーナー結合部材3を介
して相互に結合し、バルコニ−の周囲下縁を構成し、正
面の床枠1および背面の建物躯体(図示せず)に沿って
根太掛け部材4、5を設け、更に、この根太掛け部材
4、5間に根太6を架け渡し、そこに床板を張るととも
に、上記床枠1に沿って手摺支柱8を立て、手摺を兼ね
る笠木9、胴縁10などを取付けて構成されている。
【0008】上記中間結合部材2は、図2ないし図5に
示すように、床枠1の端部を結合する複数のジョイント
部2A、2Aを中間板2Dの両側面に突出して備えると
ともに、上記中間板2Dの背面の上部に庇状に突出した
天板2Eの中央に、先細短柱状の下端を開放した支柱挿
入部2Bを突出して形成している。特に、上記中間結合
部材2は、上記支柱挿入部2Bを間にして反対側に上記
ジョイント部2A、2Aを突設した中間支柱用の床枠結
合素子として構成されている。なお、この実施例では、
上記床枠1に取付ける枠カバ−11に対応して、これと
連接されるカバ−部2Cが上記支柱挿入部2B上に形成
されている。
【0009】また、上記コーナー結合部材3は、図6な
いし図8に示されるように、床枠1の端部を結合する複
数のジョイント部3A、3Aを中間板3Dの両側面に突
出して備えるとともに、上記中間板3Dの背面の上部に
庇状に突出した天板3Eの中央に、先細短柱状の下端を
開放した支柱挿入部3Bを突出して形成している。特
に、上記コーナー結合部材3は、上記支柱挿入部3Bに
対して互いに直角に交差する床枠1の端部を受けるよう
に上記ジョイント部3A、3Aを突設したコ−ナ−用の
床枠結合素子として構成されている。また、ここにも、
中間結合部材2と同様に、上記床枠1に取付ける枠カバ
−11に対応して、これと連接されるカバ−部3Cが上
記支柱挿入部3B上に形成されている。
【0010】なお、この実施例では、上記床枠1は、引
き抜き成形部材で構成され、上記ジョイント部2Aある
いは3Aに嵌合する筒状の床枠本体1Aの背面に、ほぼ
L字形断面の形状で支持部1Bを一体的に形成してい
て、バルコニ−前縁に相当する部分では、この支持部1
Bが前述の根太掛け部材4として機能している。また、
上記バルコニ−の側縁に相当する部分、即ち、妻梁とし
て使用された床枠1は、図9に示されているように、そ
の支持部1Bに床板受け12をビス止めで取付けてい
る。また、前述の手摺支柱8は、その下端を上記支持部
1B内に挿入した状態で、ボルト・ナットの固定手段1
3により、取付け金具14を介して、上記床枠本体1A
の背面に固定され、また、ボルト・ナットの固定具15
により、上記支持部に固定されている。この場合、上記
床枠本体1Aの背面には、蟻溝形のスリット1Cが形成
されており、そこに、上記ボルト・ナットの固定手段1
3のボルト頭13Aが摺動自在に嵌合している。上記取
付け金具14は、手摺支柱8の下端外周を包持するコ形
の包持部14Aの両端に外方に固定片部14Bが突設さ
れた形状を有し、固定片部14Bの外縁には凹欠状に固
定溝14Cが形成されている。この固定溝14Cとスリ
ット1Cに上記固定手段13のボルト頭13Aが貫通し
て螺子止め固定されるようになっている。また、上記床
枠1は、その床枠本体1Aの上に、前述の枠カバ−11
を装着する装着溝条1Dを形成している。
【0011】このような構成では、床枠1は、バルコニ
−寸法に合せた端切りを行なうだけで、床枠本体1Aの
端部を中間結合部材2およびコーナー結合部材3のジョ
イント部2Aおよび3Aに嵌合して、バルコニ−の周囲
下縁の中間部あるいはコ−ナ−部において、互いに接続
される。なお、接続後には、ねじ等の結合具16で、上
記床枠本体1Aを上記ジョイント部2Aおよび3Aに取
付け、固定する。従って、従来のように、現場での留め
切り、コ−キング処理などの作業が無くなり、作業性が
向上する。また、出来上がりの見栄えも良く、安定した
品質を確保できる。また、上記支柱挿入部2B、3Bに
バルコニー支柱17の先端を挿入し、ねじ等の結合具1
8で固定すれば良いから、現場条件に合せて、床枠の接
続構造を変更する必要がなく、バルコニ−としての全体
の意匠性を損なうこともない。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上詳述したように、結合部
材が、床枠端部を結合する複数のジョイント部を側面に
備えるとともに、上記ジョイント部の間に位置して下端
を開放した支柱挿入部を形成しているので、バルコニ−
のコ−ナ−部であれ、中間部であれ、床枠相互はバルコ
ニ−の寸法に合せて、寸法切りしてあれば、現場で、上
記結合部材を介して、床枠を組み立てるだけで、バルコ
ニ−の周囲を構成でき、また、現場条件に合せて、バル
コニー支柱を下方に伸ばす必要があれば、上記結合部材
にバルコニー支柱の上端を結合することで、簡単に適応
できることになる。このため、現場合せ作業が減少し、
プレハブ化が効果的に実現でき、安定した高品質を維持
でき、仕上げ状態での見栄えを良くするなどの実用上の
効果が得られる。また、結合部材は、天板2E、3Eと
中間板2D、3Dが略断面逆L形に一体に形成され、中
間板の両側面には床枠端部を結合するジョイント部2
A、3Aを突出して備えるとともに天板の底面には下端
を開放した先細短柱状の支柱挿入部2B、3Bを突出し
て備え、筒形支柱の上端が上記支柱挿入部に外挿され天
板の底面に当接された状態で結合される構造としたの
で、支柱の下方からの挿入固定が容易で、結合作業中あ
るいは結合後支柱の位置がずれることがなく安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構造を適用したバルコニ−の全体概略
斜視図である。
【図2】同じく、中間結合部材の分解斜視図である。
【図3】同じく、上記結合部材の平面図である。
【図4】同じく、上記結合部材の正面図である。
【図5】同じく、上記結合部材の側面図である。
【図6】本考案のコ−ナ−結合部材の分解斜視図であ
る。
【図7】同じく、上記結合部材の平面図である。
【図8】同じく、上記結合部材の正面図である。
【図9】バルコニ−の組立状態を示す一部縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 床枠 1A 床枠本体 1B 支持部 1C 装着溝条 2 中間結合部材、3 コーナー結合部材 2A、3A ジョイント部 2B、3B 支柱挿入部 3C カバ−部 4、5 根太掛け部材 6 根太 7 床板 8 手摺支柱 9 笠木 10 胴縁 11 枠カバ− 12 床板受け 13 固定手段、15 固定具 14 取付け金具 16、18 結合具 17 バルコニー支柱

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニ−の周囲下縁を構成する床枠相
    互を結合するとともに、該床枠の底面に支柱の上端を結
    合する結合部材を備えたバルコニ−の床枠結合構造にお
    いて、上記結合部材は、天板と中間板が略断面逆L形に
    一体に形成され、中間板の両側面には床枠端部を結合す
    るジョイント部を突出して備えるとともに、天板の底面
    には下端を開放した先細短柱状の支柱挿入部を突出して
    備え、筒形支柱の上端が上記支柱挿入部に外挿され天板
    の底面に当接された状態で結合されていることを特徴と
    するバルコニ−の床枠結合構造。
  2. 【請求項2】 上記結合部材は、上記支柱挿入部を間に
    して反対側に上記ジョイント部を設けた中間支柱用の床
    枠結合素子として構成されている請求項1に記載のバル
    コニ−の床枠結合構造。
  3. 【請求項3】 上記結合部材は、上記支柱挿入部に対し
    て互いに直角に交差する床枠の端部を受けるように上記
    ジョイント部を設けたコ−ナ−用の床枠結合素子として
    構成されている請求項1に記載のバルコニ−の床枠結合
    構造。
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JPS5654102U (ja) * 1979-10-04 1981-05-12
JPS5868502U (ja) * 1981-11-02 1983-05-10 ワイケイケイ株式会社 バルコニ−における側柱と横材の連結部構造

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JPH0514302U (ja) 1993-02-23

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