JP2591472B2 - プロテクション制御回路 - Google Patents

プロテクション制御回路

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JP2591472B2
JP2591472B2 JP6097197A JP9719794A JP2591472B2 JP 2591472 B2 JP2591472 B2 JP 2591472B2 JP 6097197 A JP6097197 A JP 6097197A JP 9719794 A JP9719794 A JP 9719794A JP 2591472 B2 JP2591472 B2 JP 2591472B2
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尚 土井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロテクション制御回路
に関し、特に複数の現用ユニットと一つの予備ユニット
とから構成される1:N冗長系のプロテクション制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1:Nプロテクション制御方式に
おいては、図3に示すように、複数の現用ユニット1−
i(i=1,2,……)と、一つの予備ユニット6と、
外線側切替えユニット3と、装置側切替え部4と、切替
え制御部7とから構成されたシステムにおける現用ユニ
ット1−iと予備ユニット6との切替え制御を行ってい
る。
【0003】尚、切替え制御部7は切替え制御バス13
0を介して現用ユニット1−iと予備ユニット6と外線
側切替えユニット3と装置側切替え部4とに夫々接続さ
れている。
【0004】現用ユニット1−i及び予備ユニット6は
夫々電話回線等の外線10iを介して入力された信号に
対してフォーマット変換等の各種処理を施し、処理を施
した信号を回線11iを介して装置内に送出する。
【0005】ここで、例えば現用ユニット1−1に障害
が発生すると、切替え制御部7は切替え制御バス130
を介して現用ユニット1−1の障害を検出する。切替え
制御部7は現用ユニット1−1の障害を検出すると、切
替え制御バス130を介して現用ユニット1−1と予備
ユニット6と外線側切替えユニット3と装置側切替え部
4とに対して夫々切替え制御を行い、現用ユニット1−
1を予備ユニット6に切替える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の1:N
プロテクション制御方式では、複数の現用ユニットのい
ずれかに障害が発生すると、切替え制御部が切替え制御
バスを介して現用ユニットと予備ユニットと外線側切替
えユニットと装置側切替え部とに対して夫々切替え制御
を行わなければならないので、切替え制御部の制御対象
が数多く存在することとなる。
【0007】よって、切替え制御部による切替え制御の
処理が複雑化するとともに、障害の発生した現用ユニッ
トと予備ユニットとの切替えに要する処理時間が長くな
ってしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、切替え制御部による切替え制御の処理を簡単化す
ることができ、切替えに要する処理時間を短縮すること
ができるプロテクション制御回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるプロテクシ
ョン制御回路は、複数の現用ユニット及び予備ユニット
と、前記複数の現用ユニットに対応して設けられた外線
と前記複数の現用ユニット及び前記予備ユニットとの接
続を行う外線側切替え回路と、前記複数の現用ユニット
に対応して設けられた装置内の回線と前記複数の現用ユ
ニット及び前記予備ユニットとの接続を行う装置側切替
え回路とを含み、前記複数の現用ユニットのうちの一つ
に障害が発生したときに前記外線側切替え回路及び前記
装置側切替え回路を制御して前記障害が発生した現用ユ
ニットと予備ユニットとの切替えを行うプロテクション
制御回路であって、前記障害の発生時に前記障害が発生
した現用ユニットと前記予備ユニットとを切替えるため
の切替え情報を生成する生成手段と、前記予備ユニット
に設けられかつ前記生成手段で生成された切替え情報に
基づいて前記外線側切替え回路及び前記装置側切替え回
路各々に切替え指示を出力する手段と、前記障害の発生
時に前記障害が発生した現用ユニットと予備ユニットと
の切替えが可能か否かを判定する判定手段と、前記判定
手段が前記現用ユニットと前記予備ユニットとの切替え
が不可と判定したときに障害情報を上位装置に出力する
手段とを備えている。
【0010】
【0011】本発明の別のプロテクション制御回路は、
上記の構成のほかに、前記障害が発生した現用ユニット
が復旧したか否かを監視する監視手段と、前記監視手段
が前記障害が発生した現用ユニットの復旧を検出したと
きにその現用ユニットが障害前に接続されていた外線及
び装置内の回線に夫々接続するための接続情報を作成す
る作成手段と、前記予備ユニットに設けられかつ前記作
成手段で作成された接続情報に基づいて前記外線側切替
え回路及び前記装置側切替え回路各々に切替え指示を出
力する手段とを具備している。
【0012】
【作用】現用ユニットにおける障害の発生を切替え制御
部で監視し、現用ユニットに障害が発生したときに予備
ユニットに切替え情報を出力する。この切替え情報に基
づいて予備ユニットで生成された切替え指示を外線側切
替えユニット及び装置側切替え部4に送出する。
【0013】これによって、現用ユニットと予備ユニッ
トとの切替えを行う場合に切替え制御部5の制御対象は
障害が発生した一つの現用ユニットと予備ユニットとに
限定されるため、切替え処理の制御を簡単化することが
でき、その切替えに要する処理時間が短縮される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例による
1:Nプロテクション制御回路は、複数の現用ユニット
1−i(i=1,2,……)と、一つの予備ユニット2
と、外線側切替えユニット3と、装置側切替え部4と、
切替え制御部5とから構成されている。
【0016】尚、切替え制御部5は切替え制御バス10
0を介して現用ユニット1−iと予備ユニット2とに夫
々接続され、予備ユニット2は切替え制御線121,1
22を介して外線側切替えユニット3と装置側切替え部
4とに夫々接続されている。
【0017】外線側切替えユニット3は切替え制御線1
21を介して入力される予備ユニット2からの切替え指
示に応じて外線10iと現用ユニット1−i及び予備ユ
ニット2との接続を切替える。
【0018】また、装置側切替え部4は切替え制御線1
22を介して入力される予備ユニット2からの切替え指
示に応じて現用ユニット1−i及び予備ユニット2と装
置内の回線11iとの接続を切替える。
【0019】例えば、現用ユニット1−1に障害が発生
し、現用ユニット1−1を予備ユニット2に切替える場
合、切替え制御部5は切替え制御バス100を介して現
用ユニット1−1と予備ユニット2とに対して切替え制
御を行う。
【0020】このとき、予備ユニット2は切替え制御部
5の切替え制御に応答し、切替え制御線121,122
を介して外線側切替えユニット3と装置側切替え部4と
に対して夫々切替え指示を出力する。
【0021】ここで、現用ユニット1−1が外線側切替
えユニット3及び装置側切替え部4を介して外線101
及び回線111に夫々接続されているとすると、外線側
切替えユニット3は予備ユニット2からの切替え指示に
応じて外線101と現用ユニット1−1との接続を外線
101と予備ユニット2との接続に切替える。
【0022】また、装置側切替え部4は予備ユニット2
からの切替え指示に応じて回線111と現用ユニット1
−1との接続を予備ユニット2と回線111との接続に
切替える。
【0023】よって、現用ユニット1−1と予備ユニッ
ト2との切替えを行う場合、切替え制御部5は制御対象
がそれら現用ユニット1−1と予備ユニット2とに限定
されるため、切替え処理の制御を簡単化することがで
き、その切替えに要する処理時間が短縮される。
【0024】図2は図1の切替え制御部5の動作を示す
フローチャートである。これら図1及び図2を用いて本
発明の一実施例の動作について説明する。
【0025】切替え制御部5は運用が開始されると、常
に現用ユニット1−iにおけるエラーの発生を監視して
おり(図2ステップS1)、現用ユニット1−iにおい
てエラーの発生を検出すると、その現用ユニット1−i
の切替えが可能か否かを判定する(図2ステップS
2)。
【0026】予備ユニット2が未使用状態であれば、切
替え制御部5は現用ユニット1−iの切替えが可能であ
ると判定し、切替え制御バス100を介して現用ユニッ
ト1−iと予備ユニット2とに対して切替え制御を行
い、障害が発生した現用ユニット1−iと予備ユニット
2との切替えを制御するための切替え情報を予備ユニッ
ト2に出力する。
【0027】予備ユニット2は切替え制御部5からの切
替え情報に基づいて外線側切替えユニット3及び装置側
切替え部4に対する切替え指示を生成し、生成した切替
え指示を切替え制御線121,122を介して外線側切
替えユニット3と装置側切替え部4とに夫々出力する。
【0028】外線側切替えユニット3は予備ユニット2
からの切替え指示に応じて外線10iと現用ユニット1
−iとの接続を外線10iと予備ユニット2との接続に
切替える。
【0029】また、装置側切替え部4は予備ユニット2
からの切替え指示に応じて回線11iと現用ユニット1
−iとの接続を予備ユニット2と回線11iとの接続に
切替える。
【0030】外線側切替えユニット3及び装置側切替え
部4において外線10i及び回線11iの接続の切替え
が行われると、図示せぬ上位装置は障害が発生した現用
ユニット1−iの復旧を開始する。
【0031】切替え制御部5はその現用ユニット1−i
の復旧状態を監視し(図2ステップS4)、現用ユニッ
ト1−iが復旧すると、切替え制御バス100を介して
現用ユニット1−iと予備ユニット2とに対して切替え
制御を行い、システムを障害前の状態に復旧するための
接続情報を生成して予備ユニット2に送出する(図2ス
テップS5)。
【0032】予備ユニット2は切替え制御部5からの接
続情報に基づいて外線側切替えユニット3及び装置側切
替え部4に対する切替え指示を生成し、生成した切替え
指示を切替え制御線121,122を介して外線側切替
えユニット3と装置側切替え部4とに夫々出力する。
【0033】外線側切替えユニット3は予備ユニット2
からの切替え指示に応じて外線10iと予備ユニット2
との接続を外線10iと現用ユニット1−iとの接続に
切替える。
【0034】また、装置側切替え部4は予備ユニット2
と回線11iとの接続を予備ユニット2からの切替え指
示に応じて回線11iと現用ユニット1−iとの接続に
切替える。
【0035】
【0036】一方、予備ユニット2が使用状態であれ
ば、切替え制御部5は現用ユニット1−iの切替えが不
可であると判定し、上位装置に対して緊急度の高い障害
情報を送出する(図2ステップS6)。
【0037】このように、障害の発生時に障害が発生し
た現用ユニットと予備ユニットとを切替えるための切替
え情報を切替え制御部5で生成し、その切替え情報に基
づいて予備ユニット2で生成された切替え指示を外線側
切替えユニット3及び装置側切替え部4に出力して障害
が発生した現用ユニット1−iと予備ユニット2との切
替えを行うことによって、プロテクション切替え実行の
際の切替え制御部5の制御対象を障害が発生した一つの
現用ユニット1−iと予備ユニット2とに限定すること
ができる。よって、切替え制御部5による切替え制御の
処理を簡単化することができ、切替えに要する処理時間
を短縮することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の現用ユニット及び予備ユニットと、複数の現用ユニ
ットに対応して設けられた外線と複数の現用ユニット及
び予備ユニットとの接続を行う外線側切替え回路と、複
数の現用ユニットに対応して設けられた装置内の回線と
複数の現用ユニット及び予備ユニットとの接続を行う装
置側切替え回路とを含み、複数の現用ユニットのうちの
一つに障害が発生したときに外線側切替え回路及び装置
側切替え回路を制御して障害が発生した現用ユニットと
予備ユニットとの切替えを行うプロテクション制御回路
において、障害の発生時にその障害が発生した現用ユニ
ットと予備ユニットとを切替えるための切替え情報を生
成し、この切替え情報に基づいて外線側切替え回路及び
装置側切替え回路各々に予備ユニットから切替え指示を
出力することによって、切替え制御部による切替え制御
の処理を簡単化することができ、切替えに要する処理時
間を短縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の切替え制御部の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 現用ユニット 2 予備ユニット 3 外線側切替えユニット 4 装置側切替え部 5 切替え制御部 100 切替え制御バス 101〜103 外線 111〜113 装置内の回線 121,122 切替え制御線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現用ユニット及び予備ユニット
    と、前記複数の現用ユニットに対応して設けられた外線
    と前記複数の現用ユニット及び前記予備ユニットとの接
    続を行う外線側切替え回路と、前記複数の現用ユニット
    に対応して設けられた装置内の回線と前記複数の現用ユ
    ニット及び前記予備ユニットとの接続を行う装置側切替
    え回路とを含み、前記複数の現用ユニットのうちの一つ
    に障害が発生したときに前記外線側切替え回路及び前記
    装置側切替え回路を制御して前記障害が発生した現用ユ
    ニットと予備ユニットとの切替えを行うプロテクション
    制御回路であって、前記障害の発生時に前記障害が発生
    した現用ユニットと前記予備ユニットとを切替えるため
    の切替え情報を生成する生成手段と、前記予備ユニット
    に設けられかつ前記生成手段で生成された切替え情報に
    基づいて前記外線側切替え回路及び前記装置側切替え回
    路各々に切替え指示を出力する手段と、前記障害の発生
    時に前記障害が発生した現用ユニットと予備ユニットと
    の切替えが可能か否かを判定する判定手段と、前記判定
    手段が前記現用ユニットと前記予備ユニットとの切替え
    が不可と判定したときに障害情報を上位装置に出力する
    手段とを有することを特徴とするプロテクション制御回
    路。
  2. 【請求項2】 前記障害が発生した現用ユニットが復旧
    したか否かを監視する監視手段と、前記監視手段が前記
    障害が発生した現用ユニットの復旧を検出したときにそ
    の現用ユニットが障害前に接続されていた外線及び装置
    内の回線に夫々接続するための接続情報を作成する作成
    手段と、前記予備ユニットに設けられかつ前記作成手段
    で作成された接続情報に基づいて前記外線側切替え回路
    及び前記装置側切替え回路各々に切替え指示を出力する
    手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のプロテク
    ション制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7162045B1 (en) 1999-06-22 2007-01-09 Yamaha Corporation Sound processing method and apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581419B2 (ja) * 1993-11-24 1997-02-12 日本電気株式会社 伝送装置、及び伝送装置によるプロテクション方法

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US7162045B1 (en) 1999-06-22 2007-01-09 Yamaha Corporation Sound processing method and apparatus

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