JP2590312Y2 - フレキシブルケーブルコネクタ - Google Patents

フレキシブルケーブルコネクタ

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JP2590312Y2
JP2590312Y2 JP6041592U JP6041592U JP2590312Y2 JP 2590312 Y2 JP2590312 Y2 JP 2590312Y2 JP 6041592 U JP6041592 U JP 6041592U JP 6041592 U JP6041592 U JP 6041592U JP 2590312 Y2 JP2590312 Y2 JP 2590312Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフレキシブルケーブルコ
ネクタに関し、特に、複数かつ多種類のフレキシブルケ
ーブルを一度に接続することができるフレキシブルケー
ブルコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】配線板同士、又は配線板と他の電子装置
とを電気的に接続するために、フレキシブルプリント回
路板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FF
C)等のいわゆるフレキシブルケーブルが使用されてい
る。一般にフレキシブルケーブルは、専用のコネクタを
介して配線板に接続される。フレキシブルケーブル接続
用のコネクタ(以下、フレキシブルケーブルコネクタと
いう)は、接続されるフレキシブルケーブルの回路端数
と同一数の複数のコンタクトを備え、それらのコンタク
トのテールを配線板の導体パターンに接続して配線板上
に固定される。したがって、従来のフレキシブルケーブ
ルコネクタは、1つのコネクタで1つのフレキシブルケ
ーブルを接続するものであり、接続されるフレキシブル
ケーブルの種類(回路本数や幅寸法)に対応して多種類
のコネクタが用意されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】今日のように、配線板
の導体パターンの高密度化が進み、それに伴って対外接
続用のフレキシブルケーブルの本数の増加及び種類の多
様化が著しくなると、従来のフレキシブルケーブルコネ
クタでは配線板に実装されるコネクタ個数が必然的に増
加する。したがって、部品点数及びコネクタ実装工程数
の増加により配線板の製造コストが上昇し、また、配線
板上のコネクタ占有スペースの拡大により配線板を使用
する電子機器の小型化を妨げる等の課題が生じる。
【0004】本考案は、上記の従来技術における課題を
解決するために鋭意、工夫改善を施したものであり、そ
の目的は、コネクタ個数を増やすことなく、フレキシブ
ルケーブルの本数や種類の増加に対応でき、配線板の製
造コストを低減するとともに電子機器の小型化に寄与す
るフレキシブルケーブルコネクタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、整列配置された複数のコンタクトを固定
的に支持するコネクタ本体と、コネクタ本体に設けら
れ、コンタクトに電気的に接続されるフレキシブルケー
ブルを挿入、支持するケーブル挿入部と、ケーブル挿入
部に移動可能に配置され、ケーブル挿入部を、挿入され
るフレキシブルケーブルの回路端数に対応した幅寸法に
略等しい挿入寸法を有する複数の挿入部分に分割する少
なくとも1つの分割部材とを具備し、ケーブル挿入部に
分割形成された挿入部分の各々に異なるフレキシブルケ
ーブルを挿入して一度に複数のフレキシブルケーブルを
接続することを特徴とするフレキシブルケーブルコネク
タを提供する。
【0006】このフレキシブルケーブルコネクタにおい
て、上記コネクタ本体が、コネクタ本体に変位可能に取
着されてそれ自体の変位によりフレキシブルケーブルを
上記コンタクトに圧着するアクチュエータを備え、上記
ケーブル挿入部がこのアクチュエータに設けられる構成
としてもよい。さらに本考案は、整列配置された複数の
コンタクトを固定的に支持するコネクタ本体と、コネク
タ本体に設けられ、コンタクトに電気的に接続されるフ
レキシブルケーブルを挿入、支持するケーブル挿入部
と、ケーブル挿入部に移動可能に配置され、ケーブル挿
入部の挿入寸法を、挿入されるフレキシブルケーブルの
回路端数に対応した幅寸法に実質的に一致させる寸法規
定部材とを具備し、異なる回路端数及び幅寸法を有した
多種類のフレキシブルケーブルを選択的に接続すること
を特徴とするフレキシブルケーブルコネクタを提供す
る。
【0007】このフレキシブルケーブルコネクタにおい
て、上記コネクタ本体が、コネクタ本体に変位可能に取
着されてそれ自体の変位によりフレキシブルケーブルを
上記コンタクトに圧着するアクチュエータを備え、上記
ケーブル挿入部がこのアクチュエータに設けられる構成
としてもよい。さらに本考案は、2列に整列配置された
複数のコンタクトを固定的に支持するコネクタ本体と、
コネクタ本体に設けられ、各列のコンタクトに独立して
電気的に接続される異なるフレキシブルケーブルを挿
入、支持するとともに、それらフレキシブルケーブルの
回路端数に対応した幅寸法に略等しい挿入寸法をそれぞ
れに有する複数のケーブル挿入部とを具備し、ケーブル
挿入部の各々に異なるフレキシブルケーブルを挿入して
一度に複数のフレキシブルケーブルを接続することを特
徴とするフレキシブルケーブルコネクタを提供する。
【0008】このフレキシブルケーブルコネクタにおい
て、上記コネクタ本体が、コネクタ本体に変位可能に取
着されてそれ自体の変位によりフレキシブルケーブルを
上記コンタクトに圧着するアクチュエータを備え、上記
複数のケーブル挿入部がこのアクチュエータに設けられ
る構成としてもよい。また、上記複数のコンタクトが上
記2列間で相互に絶縁される構成としてもよい。さら
に、上記複数のコンタクトは上記2列間で対向するコン
タクトが相互に短絡され、上記複数のケーブル挿入部
は、フレキシブルケーブルをいずれか一方の列のコンタ
クトに選択的に接続するように、上記コネクタ本体の長
手方向に沿って配置される構成とすることもできる。
【0009】
【作用】ケーブル挿入部に移動可能に配置される分割部
材は、ケーブル挿入部を、接続されるフレキシブルケー
ブルの回路端数に対応した幅寸法に略等しい挿入寸法を
有する複数の挿入部分に分割する。このようにしてケー
ブル挿入部に分割形成された挿入部分の各々に、対応す
る回路端数を備えたフレキシブルケーブルを挿入するこ
とにより、一度に複数のフレキシブルケーブルが接続さ
れる。分割部材を移動してケーブル挿入部の所望位置に
配置すれば、異なる回路端数を有した多種類のフレキシ
ブルケーブルを選択的に接続することもできる。
【0010】また、ケーブル挿入部に移動可能に配置さ
れる寸法規定部材は、ケーブル挿入部の挿入寸法を、挿
入されるフレキシブルケーブルの回路端数に対応した幅
寸法に実質的に一致させる。したがって、異なる回路端
数を有した多種類のフレキシブルケーブルを選択的に接
続することができる。さらに、2列に整列配置した複数
のコンタクトを支持するコネクタ本体に設けた複数のケ
ーブル挿入部は、挿入される異なるフレキシブルケーブ
ルの回路端数に対応した幅寸法に略等しい挿入寸法をそ
れぞれに有する。したがって、各ケーブル挿入部に、各
列のコンタクトに独立して電気的に接続される異なるフ
レキシブルケーブルを挿入することにより、一度に複数
のフレキシブルケーブルを接続することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に示した好適な実施例に基づ
き、本考案をさらに詳細に説明する。図1を参照する
と、本考案の第1実施例によるフレキシブルケーブルコ
ネクタ10は、整列配置された複数のコンタクト12
(図1(b)に1つだけ図示)を固定的に支持するコネ
クタ本体14と、コネクタ本体14の上端に設けられ、
コンタクト12に電気的に接続されるフレキシブルケー
ブル(図示せず)を挿入、支持するケーブル挿入部16
と、ケーブル挿入部16に移動可能に配置され、ケーブ
ル挿入部16を2つの挿入部分に分割する分割部材18
とを具備する。分割部材18によって分割形成される挿
入部分は、挿入されるフレキシブルケーブルの回路端数
に対応した幅寸法に一致した挿入寸法W1,W2を有す
る。複数のコンタクト12は、コネクタ本体14のコン
タクト支持部20にて相互に絶縁支持される。コンタク
ト12のテール22は、コネクタ本体12の下端から延
出されて配線板(図示せず)の導体パターンに接続さ
れ、この状態でフレキシブルケーブルコネクタ10が配
線板に固定される。
【0012】分割部材18は絶縁材料からなり、その直
線状の両側縁24にはそれぞれ突起26が設けられる。
一方、コネクタ本体14のケーブル挿入部16の直線状
の両側壁28には、所定間隔で複数個の凹部30が形成
される。分割部材18は、両側縁24の突起26をケー
ブル挿入部16の所望位置の凹部30に嵌合することに
よりケーブル挿入部16に脱着可能に取着され、ケーブ
ル挿入部16を所望の挿入寸法を有した複数の挿入部分
に分割する。このようにして分割形成された各挿入部分
に、所望の回路端数及び幅寸法を備えた異なる種類のフ
レキシブルケーブルがそれぞれ挿入され、コンタクト1
2に接続される。分割部材18は、ケーブル挿入部16
を所望寸法の3個以上の挿入部分に分割するために、複
数個使用することもできる。また、突起26と凹部30
とを互いに入れ換えて、分割部材18が凹部を、かつケ
ーブル挿入部16が凸部を備える構成としてもよい。
【0013】このように、第1実施例によるフレキシブ
ルケーブルコネクタ10は、コネクタ本体14のケーブ
ル挿入部16に分割部材18を移動可能に配置すること
により、ケーブル挿入部16を複数の挿入部分に分割す
る構造を有する。したがって、複数のフレキシブルケー
ブルとの接続が可能なだけの多数のコンタクト12を備
えたコネクタ本体14を用意し、所望個数の分割部材1
8をコネクタ本体14のケーブル挿入部16の所望位置
に配置して複数の挿入部分に分割することにより、所望
の回路端数及び幅寸法を備える所望個数のフレキシブル
ケーブルを確実に支持し、かつ電気接続することができ
る。さらにフレキシブルケーブルコネクタ10は、複数
のコンタクト12を備えるコネクタ本体14として従来
市販されているものを流用し、分割部材18とその取着
構造(例えば凹部30)を付加するだけで構成できるの
で、コスト的にも極めて有利である。
【0014】図2は、図1の変更例のフレキシブルケー
ブルコネクタ10′を示す。この変更例において、分割
部材32は、コネクタ本体14のケーブル挿入部16の
所望位置に配置されてケーブル挿入部16を分割する分
割部34と、分割部34から横方向へ延出される操作部
36とを備えて構成される。分割部材32の分割部34
は、コネクタ本体14のケーブル挿入部16に形成され
た対向する波状側壁38に嵌合可能な波状の両側縁部4
0を有する。分割部材32の操作部36は、分割部34
をケーブル挿入部16の所望位置に配置したときに、コ
ネクタ本体14の長手方向一端部から外方へ突出する。
分割部材32に操作部36を設けたことにより、分割部
34をケーブル挿入部16の所望位置に配置する際の分
割部材32の脱着作業が容易になる。操作部36を図2
(a)のように無孔片とした場合、分割部材32は、ケ
ーブル挿入部16の挿入寸法を、挿入されるフレキシブ
ルケーブルの回路端数に対応した幅寸法に一致させる寸
法規定部材として作用し、フレキシブルケーブルコネク
タ10′は異なる回路端数及び幅寸法を有した多種類の
フレキシブルケーブルを選択的に接続する構成となる。
また、図2(b)のように操作部36にケーブル挿入部
16と平行に延びる矩形孔42を設けた場合は、図1の
実施例と同様にケーブル挿入部16に2つの挿入部分が
形成され、一度に2種類のフレキシブルケーブルが接続
可能となる。この矩形孔42は、接続しようとするフレ
キシブルケーブルの種類及び本数に適宜対応して複数個
設けることができる。
【0015】図3は本考案の第2実施例によるフレキシ
ブルケーブルコネクタ44を示す。フレキシブルケーブ
ルコネクタ44は、周知のいわゆるゼロフォースコネク
タであり、複数のコンタクト46を固定支持するコネク
タ本体48と、コネクタ本体48に変位可能に装着され
るアクチュエータ50と、アクチュエータ50に脱着可
能に取着される分割部材52とを具備する。アクチュエ
ータ50は、フレキシブルケーブルを挿入支持するケー
ブル挿入部54と、コネクタ本体48内でフレキシブル
ケーブルの回路端をコンタクト46に圧着する圧着部5
6と、コネクタ本体48に異なる位置で係止される係止
部58とを備える。フレキシブルケーブルの挿入時に
は、アクチュエータ50は、圧着部56とコンタクト4
6との間を拡張する非固定位置(図3(b))に係止さ
れ、フレキシブルケーブルを容易に(ゼロフォースで)
挿入することができる。フレキシブルケーブルの回路端
をコンタクト46に近接して配置した後、アクチュエー
タ50をコネクタ本体48内に押し込んで固定位置に係
止すると、圧着部56によりフレキシブルケーブルの回
路端がコンタクト46に圧着される。
【0016】分割部材52は、アクチュエータ50のケ
ーブル挿入部54を帯状に横断し、曲成されたその両端
に内側へ突出する突起60を有する。したがって分割部
材52は、アクチュエータ50の両側縁に設けられた複
数の凹部62のうち、所望の凹部62に突起60を係合
させることにより、ケーブル挿入部54を所望寸法の挿
入部分に分割する。それによりフレキシブルケーブルコ
ネクタ44は、所望の回路端数及び幅寸法を備える所望
個数のフレキシブルケーブルを確実に支持し、かつ電気
接続することができる。分割部材52は、ケーブル挿入
部54を複数の挿入部分に分割するために、複数個使用
することができる。フレキシブルケーブルコネクタ44
もまた、市販のゼロフォースコネクタに分割部材52と
その取着構造を付加するだけで構成できる。
【0017】図4は本考案の第3実施例によるフレキシ
ブルケーブルコネクタ64を示す。フレキシブルケーブ
ルコネクタ64はやはりゼロフォースコネクタであり、
複数のコンタクト66を固定支持するコネクタ本体68
と、コネクタ本体68に変位可能に装着されるアクチュ
エータ70とを具備する。複数のコンタクト66は、コ
ネクタ本体68内で長手方向へ2列に整列かつ同一ピッ
チで配置され、各列間で対向するコンタクト66は相互
に短絡されて共通のテール72を備える。アクチュエー
タ70は、長手方向に沿った両側縁に複数のケーブル挿
入部74を交互配置で備え、かつ長手方向に沿った略中
央に直線状に連続する圧着部76を備える。アクチュエ
ータ70の複数のケーブル挿入部74は、それぞれに接
続されるフレキシブルケーブルFの幅寸法に一致した挿
入寸法に予め形成される。
【0018】フレキシブルケーブルFは、図4(b)に
断面で示すように、先端で一方の面に回路端の導体Cが
露出され、その裏面に補強板Bが固着される。図4のフ
レキシブルケーブルコネクタ64のケーブル挿入部74
には、フレキシブルケーブルFが導体Cの露出面をコネ
クタ本体68の外側へ向けて挿入される。したがってフ
レキシブルケーブルコネクタ64では、複数のフレキシ
ブルケーブルFが導体Cの露出面を交互に反対方向へ外
側に向けて接続されることになる。
【0019】このように、第3実施例によるフレキシブ
ルケーブルコネクタ64は、アクチュエータ70に形成
するケーブル挿入部74の配置及び長さを予め設定する
ことにより、1つのコネクタで一度に多種類、かつ導体
Cの露出面が反対に配置される複数のフレキシブルケー
ブルFの接続を可能にするものである。したがって、ケ
ーブル挿入部74の配置及び長さが異なる多種類のアク
チュエータを用意して、適宜コネクタ本体68へ装着、
交換することにより、多種類のフレキシブルケーブルコ
ネクタが容易に形成される。
【0020】図5は本考案の第4実施例によるフレキシ
ブルケーブルコネクタ78を示す。フレキシブルケーブ
ルコネクタ78もゼロフォース構造を有し、複数のコン
タクト80を固定支持するコネクタ本体82と、コネク
タ本体82に変位可能に装着されるアクチュエータ84
とを具備する。複数のコンタクト80は、コネクタ本体
82内で長手方向へ2列に整列配置されるが、各列のコ
ンタクト80は相互に絶縁され、独立したテール86を
備える。また、各列のコンタクト80が必ずしも同一ピ
ッチを有する必要はない。アクチュエータ84は、長手
方向に沿った両側縁に対向してケーブル挿入部88を備
え、かつ長手方向に沿った略中央に直線状に連続する圧
着部90を備える。アクチュエータ84の対向配置した
ケーブル挿入部88は、それぞれに接続されるフレキシ
ブルケーブルFの幅寸法に一致した挿入寸法に予め形成
される。このような構造でも、アクチュエータ84のケ
ーブル挿入部88の挿入寸法を予め設定することによ
り、1つのコネクタで一度に2種類、かつ導体Cの露出
面が反対に配置されるフレキシブルケーブルFの接続が
可能になる。
【0021】図6は本考案の第5実施例によるフレキシ
ブルケーブルコネクタ92を示す。フレキシブルケーブ
ルコネクタ92は、第3及び第4実施例によるフレキシ
ブルケーブルコネクタ64及び78の構造の組合せによ
り構成されるものであり、複数のコンタクト94を固定
支持するコネクタ本体96と、コネクタ本体96に変位
可能に装着されるアクチュエータ98とを具備する。複
数のコンタクト94は、コネクタ本体96内で長手方向
へ2列に整列かつ各列間で相互に絶縁して配置される。
アクチュエータ98は、長手方向に沿った両側縁に対向
して、かつ長手方向へ所定間隔で複数のケーブル挿入部
100を備える。各ケーブル挿入部100の挿入寸法
は、それぞれに接続されるフレキシブルケーブルFの幅
寸法に対応して多様に設定することができる。
【0022】上記の第3〜第5実施例によるフレキシブ
ルケーブルコネクタ64,78,92は、ケーブル挿入
部74,88,100に第1及び第2実施例の分割片1
6,32,52と同様の部材を配備することにより、各
ケーブル挿入部74,88,100の個々の長さを変更
可能とすることができる。これにより、アクチュエータ
70,84,98を交換することなく、接続されるフレ
キシブルケーブルの多様な幅寸法に対応可能となる。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、フレキシブルケーブルコネクタのケーブル挿
入部を複数の挿入部分に分割し、また、その挿入寸法を
変化させて、一度に複数のフレキシブルケーブルを接続
したり、異なる回路端数を有した多種類のフレキシブル
ケーブルを選択的に接続する構成としたので、コネクタ
個数を増やすことなく、フレキシブルケーブルの本数や
種類の増加、及び種類変更に対応することが可能とな
る。したがって、配線板の製造コストの低減、及び電子
機器の小型化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるフレキシブルケーブ
ルコネクタの、(a)斜視図、(b)線I−Iに沿った
断面図、である。
【図2】図1のフレキシブルケーブルコネクタの2つの
変更例の斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例によるフレキシブルケーブ
ルコネクタの、(a)斜視図、(b)線 III−III に沿
った断面図、である。
【図4】本考案の第3実施例によるフレキシブルケーブ
ルコネクタの、(a)斜視図、(b)線IV−IVに沿った
断面図、である。
【図5】本考案の第4実施例によるフレキシブルケーブ
ルコネクタの、(a)斜視図、(b)線V−Vに沿った
断面図、である。
【図6】本考案の第5実施例によるフレキシブルケーブ
ルコネクタの、(a)斜視図、(b)線VI−VIに沿った
断面図、である。
【符号の説明】
10,10′,44,64,78,92…フレキシブル
ケーブルコネクタ 12,46,66,80,94…コンタクト 14,48,68,82,96…コネクタ本体 16,54,74,88,100…ケーブル挿入部 18,32,52…分割部材 50,70,84,98…アクチュエータ

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整列配置された複数のコンタクトを固定
    的に支持するコネクタ本体と、 前記コネクタ本体に設けられ、前記コンタクトに電気的
    に接続されるフレキシブルケーブルを挿入、支持するケ
    ーブル挿入部と、 前記ケーブル挿入部に移動可能に配置され、該ケーブル
    挿入部を、挿入されるフレキシブルケーブルの回路端数
    に対応した幅寸法に略等しい挿入寸法を有する複数の挿
    入部分に分割する少なくとも1つの分割部材、 とを具備し、前記ケーブル挿入部に分割形成された前記
    挿入部分の各々に異なるフレキシブルケーブルを挿入し
    て一度に複数のフレキシブルケーブルを接続することを
    特徴とするフレキシブルケーブルコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ本体は、該コネクタ本体に
    変位可能に取着されてそれ自体の変位によりフレキシブ
    ルケーブルを前記コンタクトに圧着するアクチュエータ
    を備え、前記ケーブル挿入部は該アクチュエータに設け
    られる請求項1記載のフレキシブルケーブルコネクタ。
  3. 【請求項3】 整列配置された複数のコンタクトを固定
    的に支持するコネクタ本体と、 前記コネクタ本体に設けられ、前記コンタクトに電気的
    に接続されるフレキシブルケーブルを挿入、支持するケ
    ーブル挿入部と、 前記ケーブル挿入部に移動可能に配置され、該ケーブル
    挿入部の挿入寸法を、挿入されるフレキシブルケーブル
    の回路端数に対応した幅寸法に実質的に一致させる寸法
    規定部材、 とを具備し、異なる回路端数及び幅寸法を有した多種類
    のフレキシブルケーブルを選択的に接続することを特徴
    とするフレキシブルケーブルコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ本体は、該コネクタ本体に
    変位可能に取着されてそれ自体の変位によりフレキシブ
    ルケーブルを前記コンタクトに圧着するアクチュエータ
    を備え、前記ケーブル挿入部は該アクチュエータに設け
    られる請求項3記載のフレキシブルケーブルコネクタ。
  5. 【請求項5】 2列に整列配置された複数のコンタクト
    を固定的に支持するコネクタ本体と、 前記コネクタ本体に設けられ、前記各列のコンタクトに
    独立して電気的に接続される異なるフレキシブルケーブ
    ルを挿入、支持するとともに、該フレキシブルケーブル
    の回路端数に対応した幅寸法に略等しい挿入寸法をそれ
    ぞれに有する複数のケーブル挿入部、 とを具備し、前記ケーブル挿入部の各々に異なるフレキ
    シブルケーブルを挿入して一度に複数のフレキシブルケ
    ーブルを接続することを特徴とするフレキシブルケーブ
    ルコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記コネクタ本体は、該コネクタ本体に
    変位可能に取着されてそれ自体の変位によりフレキシブ
    ルケーブルを前記コンタクトに圧着するアクチュエータ
    を備え、前記複数のケーブル挿入部は該アクチュエータ
    に設けられる請求項5記載のフレキシブルケーブルコネ
    クタ。
  7. 【請求項7】 前記複数のコンタクトは前記2列間で相
    互に絶縁される請求項5又は6記載のフレキシブルケー
    ブルコネクタ。
  8. 【請求項8】 前記複数のコンタクトは前記2列間で対
    向するコンタクトが相互に短絡され、前記複数のケーブ
    ル挿入部は、フレキシブルケーブルをいずれか一方の列
    の該コンタクトに選択的に接続するように、前記コネク
    タ本体の長手方向に沿って配置される請求項5又は6記
    載のフレキシブルケーブルコネクタ。
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