JP2589485Y2 - ハンガー装置 - Google Patents

ハンガー装置

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JP2589485Y2
JP2589485Y2 JP1993036175U JP3617593U JP2589485Y2 JP 2589485 Y2 JP2589485 Y2 JP 2589485Y2 JP 1993036175 U JP1993036175 U JP 1993036175U JP 3617593 U JP3617593 U JP 3617593U JP 2589485 Y2 JP2589485 Y2 JP 2589485Y2
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hook
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bar
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正徳 桜井
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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  • Buckles (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バー材に複数のフッ
クを設けてなるハンガー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のハンガー装置には、フ
ックをバー材に固定したものと、バー材の長手方向へ移
動可能に係合させたもの(実公昭48−34750号公
報参照)とがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前者のハンガー装置に
おいては、各フックの位置が決まっているため、各フッ
クに吊り下げられた品物によっては品物間に大きな隙間
ができてしまったり、品物どうしが重なってしまうとい
う問題がある。後者のハンガー装置では、フックが移動
可能であるので、前者の問題を解消し得る反面、品物を
フックに吊り下げたり、フックから取り外したりする際
に、他のフックに吊り下げられた品物が移動してしまう
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1に係る考案は、バー材と、このバー材にそ
の長手方向へ移動可能に、かつ長手方向と直交する方向
へ移動不能に係合したフックと、このフックを上記バー
材に固定する固定具とを備え、上記バー材にはこれを貫
通する複数の取付孔がバー材の長手方向へ互いに離れて
形成され、上記フックには、これを貫通し、所定の位置
に移動させたときに上記取付孔と対向する挿通孔が形成
され、上記固定具が、上記挿通孔を通り抜け不能である
頭部と、この頭部の一端面に形成され、上記挿通孔およ
び上記取付孔を回動可能に貫通する軸部と、この軸部の
先端部に形成された係合部とを有し、上記係合部が、所
定の回動位置において上記挿通孔および上記取付孔を通
り抜け可能であり、かつ上記挿通孔および上記取付孔を
通り抜けた後、上記固定具を回動させたときに上記頭部
と協働して上記バー材および上記フックを挟持して、上
記フックを上記バー材に固定することを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】フックに吊り下げるべき物品の大きさに対応さ
せてフックをバー材の長手方向へ適宜移動させ、フック
の挿通孔をバー材の取付孔に対向させる。その後、固定
具の係合部および軸部を挿通孔および取付孔に挿通す
る。そして、固定具を回動させると、その頭部と係止部
とがフックおよびバー材を挟持し、フックをバー材に固
定する。
【0006】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1〜図
4を参照して説明する。図2はこの考案に係るハンガー
装置を示すものであり、水平に配置された横バー(バー
材)1と、複数(図2には1つのみ図示)のフック2
と、フック2を横バー1に固定するための固定つまみ
(固定具)3とを備えている。
【0007】横バー1は、金属板を断面「コ」字状に形
成したものであり、その両端部には、樹脂製の止め具4
が固定されている。また、横バー1には、ねじ挿通孔1
1が形成されており、このねじ挿通孔11に挿通された
ビス(図示せず)によって壁面または洋服タンスの内面
等に固定されるようになっている。さらに、横バー1に
は、多数の取付孔12が適宜の間隔をもって配置形成さ
れている。取付孔12は、略長方形状をなしており、そ
の長手方向を上下方向に向けて形成されている。
【0008】上記フック2は、金属板をプレス加工した
ものであり、図3に示すように、その上端部には装着部
21が形成されている。この装着部21は、断面略
「コ」字状をなしており、上記横バー1に着脱可能に、
かつ横バー1の長手方向へ移動可能に嵌め込まれてい
る。また、装着部21の中央部には、挿通孔22が形成
されている。この挿通孔22は、上記取付孔12と同様
な形状をなしており、装着部21に横バー1を装着した
状態でフック2を適宜位置に移動させると、取付孔21
と一致するように配置されている。さらに、装着部21
の前面には、挿通孔22の両側に凸部23が形成されて
いる。一方、フック2の下端部には、ハンガー等を掛け
るための略半円状をなす掛け部24が形成されている。
【0009】上記固定つまみ3は、硬質の樹脂を成形し
てなるものであり、図4に示すように、頭部31を有し
ている。この頭部31の一端面中央部には、円形突出部
32が形成されている。この円形突出部32の高さは、
上記凸部23の高さより高くなっており、その外径は上
記2つの凸部23,23間の距離とほぼ等しくなってい
る。また、頭部31の一端面の外周部には、2つの係止
突部(係止部)33A,33Bが周方向に180゜離れ
て形成されている。各係止突部33A,33Bは、円形
突出部32と同一高さを有しており、その内周側の端部
が円形突出部32に連なっている。
【0010】また、頭部32の一端面のうちの2つの係
止突部33A,33B間に位置する部分には、カム面3
4A,34Bがそれぞれ形成されている。各カム面34
A、,34Bは、その各部と係止突部33A(33B)
の先端面との間の段差量(以下、単に段差量という。)
が、周方向の一方向(図4(B)の矢印方向)へ向かう
にしたがって小さくなるように傾斜している。したがっ
て、一方のカム面34Aの段差量は、係止突部33A側
で大きく、係止突部33B側で小さくなっており、他方
のカム面34Bの段差量は、係止突部33B側で大き
く、係止突部33A側で小さくなっている。各カム面3
4A,34Bの最大段差量は、上記凸部23の高さより
大きく、最小段差量は凸部23の高さより小さくなって
いる。
【0011】また、上記円形突部32の中央部には、断
面円形の軸部35が形成されている。この軸部35の長
さは、横バー1の厚さとフック2の厚さとを加えた合計
厚さとほぼ同じ長さになっている。また軸部35の外径
は、取付孔12および挿通孔22に挿通した状態で回動
することができるよう、それらの幅とほぼ同一になって
いる。
【0012】軸部35の先端部には、係合部36が形成
されている。この係合部36は、取付孔12および挿通
孔22に挿通し得るように、それらとほぼ同形状で、か
つほぼ同寸法の長方形状をなしており、その中央部に軸
部35が位置するように形成されている。また、係合部
36は、上記凸部23,23を各係止突部33A,33
Bの側面のうちの段差量が大きい側の側面に突き当てた
ときに、取付孔12と一致して挿通可能な状態になるよ
う配置形成されている。
【0013】次に、上記構成のフック装置の作用を説明
する。まず、図1(A)に示すように、挿通孔22を取
付孔12に対向させる。この場合、フック2の装着部2
1を横バー1に係合させた状態でフック2を横バー1の
長手方向へ移動させることにより、挿通孔22を取付孔
12に対向させることができる。次に、固定つまみ3の
頭部31を持ってその係合部36および軸部35を挿通
孔22および取付孔12に順次挿通する(図1(C)参
照)。この状態では、凸部23がカム面34A,34B
の段差が最も大きい箇所に位置しているので、カム面3
4A,34Bと凸部23とが接触しておらず、円形突部
32および係止突部33A,33Bがフック2に接触し
ている。
【0014】次に、図1(B)に示すように、固定つま
み3を一方向(図1において時計方向)にほぼ90°回
動させる。すると、係合部36の長手方向が取付孔12
の短手方向を向くようになり(図1(D)参照)、係合
部36が取付孔12を通り抜け不能になって横バー1に
係合する。また、固定つまみ3の回動により、カム面3
4A,34Bが凸部23,23の先端面に突き当たり、
頭部31を横バー1側からフック2側へ移動するように
押圧する。このとき、係合部36が横バー1に係合して
いるので、係合部36と頭部31とが横バー1とフック
2とを挟持固定する。つまり、フック2が横バー1に固
定される。
【0015】次に、フック2の固定を解除する場合に
は、固定つまみ3を他方向へ回動させる。そして、係止
突部33A,33Bを凸部23に突き当てると、係合部
36が取付孔12と一致する。その後、係合部36を取
付孔12および挿通孔22から抜き出す。
【0016】上記のハンガー装置では、横バー1に複数
の取付孔12が形成されているので、フック2に吊り下
げる品物の大きさに合わせてフック2の位置を適宜選択
することができる。したがって、品物間に大きな隙間が
生じたり、あるいは品物どうしが重なるのを防止するこ
とができる。しかも、フック2が固定具3によって固定
されているので、品物を吊り下げたり、取り外したりす
る際に他のフック2が移動することがない。したがっ
て、当該他のフック2およびそれに吊り下げられた品物
を元の位置に戻す手間を省くことができる。
【0017】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更可能である。例えば、上記の実施例においては、
取付孔12を長方形状に形成しているが、断面非円形で
あれば、他の形状であってもよい。
【0018】また、上記の実施例においては、挿通孔2
2を取付孔12と同一形状に形成しているが、係合部3
6が挿通可能で、かつ頭部31より小さい寸法に形成す
る限り、取付孔12と異なる形状、例えば円形にしても
よい。ただし、挿通孔22を取付孔12と同一形状にし
た場合には、係合部36をフック2側から取付孔12に
挿通するに際し、係合部36を挿通孔22に挿通した状
態のまま取付孔12に挿通することができ、取付孔12
に対する挿通を容易に行うことができる。したがって、
そのようにするのが望ましい。
【0019】さらに、上記の実施例においては、フック
2に凸部23を形成し、固定具3に係止突部(係止部)
33A,33Bおよびカム面36を形成しているが、逆
にフック2に係止部およびカム面を形成し、固定具3に
凸部を形成してもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のハンガ
ー装置によれば、品物の大きさに合わせてフックの位置
を適宜選択することができ、したがって品物間に大きな
隙間が形成されたり、品物どうしが重なったりするのを
防止することができ、しかも品物を吊り下げ、取り外す
際に他のフックおよび品物が移動することがないので、
それらを元に戻す手間を省くことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部を示すものであっ
て、図1(A)は係合部を挿通孔および取付孔に挿通し
た状態を示す正面図、図1(B)は固定具を一方向へほ
ぼ90°回動させた状態を示す正面図、図1(C)は図
1(A)のC−C矢視断面図、図1(D)は図1(B)
のD−D矢視断面図である。
【図2】この考案の一実施例の一部を省略して示す正面
図である。
【図3】同実施例のフックを示すものであって、図3
(A)はその正面図、図3(B)はその側面図である。
【図4】同実施例の頭部を示すものであって、図4
(A)はその側面図、図4(B)は図4(A)のB矢視
図、図4(C)は図4(B)の一部省略C矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 横バー(バー材) 2 フック 3 固定つまみ(固定具) 12 取付孔 22 挿通孔 31 頭部 35 軸部 36 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 21/04 A47G 29/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バー材と、このバー材にその長手方向へ
    移動可能に、かつ長手方向と直交する方向へ移動不能に
    係合したフックと、このフックを上記バー材に固定する
    固定具とを備え、上記バー材にはこれを貫通する複数の
    取付孔がバー材の長手方向へ互いに離れて形成され、上
    記フックには、これを貫通し、所定の位置に移動させた
    ときに上記取付孔と対向する挿通孔が形成され、上記固
    定具が、上記挿通孔を通り抜け不能である頭部と、この
    頭部の一端面に形成され、上記挿通孔および上記取付孔
    を回動可能に貫通する軸部と、この軸部の先端部に形成
    された係合部とを有し、上記係合部が、所定の回動位置
    において上記挿通孔および上記取付孔を通り抜け可能で
    あり、かつ上記挿通孔および上記取付孔を通り抜けた
    後、上記固定具を回動させたときに上記頭部と協働して
    上記バー材および上記フックを挟持して、上記フックを
    上記バー材に固定することを特徴とするハンガー装置。
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JPS59183519U (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 株式会社 近藤製作所 ロツカ−ジヨイント
JPS6232212U (ja) * 1985-08-13 1987-02-26
JP2512515Y2 (ja) * 1990-11-14 1996-10-02 日産自動車株式会社 脱着固定装置の取付構造

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