JP2512515Y2 - 脱着固定装置の取付構造 - Google Patents

脱着固定装置の取付構造

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JP2512515Y2
JP2512515Y2 JP1990118986U JP11898690U JP2512515Y2 JP 2512515 Y2 JP2512515 Y2 JP 2512515Y2 JP 1990118986 U JP1990118986 U JP 1990118986U JP 11898690 U JP11898690 U JP 11898690U JP 2512515 Y2 JP2512515 Y2 JP 2512515Y2
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Piolax Inc
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、飾板をパネル板に取付け脱着自由に固定す
ることの出来る脱着固定装置の取付構造に関するもので
ある。
[従来の技術] パネル板に対して90度回転させて取付ける構成からな
る固定装置に関する従来技術としては、第6図に示すも
のがある。
即ち、本従来技術の構成は、固定部材1と、Eリング
7と、係止体8とからなり、固定部材1は、半径方向に
伸延したフランジ2と該フランジ2から垂設された脚部
5とを備え、該脚部5には、パネル穿設孔に挿入し回動
させることにより係止する突出体6と、脚部5の基端部
3の外周に形成されたリング溝4を有している。
取付にあたっては、まず固定部材1の前記リング溝4
にEリング7を横方向から挿入、固着しておき、次に、
飾板Kに形成された丸孔に固定部材1の脚部5を嵌挿す
る。
しかして、固定部材1のフランジ2に飾板Kが当接さ
れた状態で、飾板KとEリング7との間に前記係止体8
を横方向から押圧して挿入すれば、係止体8は、飾板K
とEリング7により上下の動きを拘束されるため、飾板
Kと固定部材1が一体化される。
この状態で、パネル板Pに前記脚部5の形状に対応し
て形成された穿設孔に脚部5を嵌挿した後、略90度回転
させることにより、飾板Kをパネル板Pに取付けるよう
になっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、かかる構成では、部品点数が多く、コスト高
となるうえに、前記Eリング7はメッキ処理を施すた
め、工数が増加するという欠点があった。
また、係止体8を横方向から嵌挿する作業が困難であ
り、作業に時間を要し、作業の機械化も不可能であると
いう不具合を有していた。
本考案は、上記の従来技術の問題点に鑑み案出された
ものであって、その目的とするところは、部品点数が少
なく、組付作業が簡単、確実であり、作業の機械化も可
能な、取付孔を介して回転行為により脱着自由に固定で
きるようにした脱着固定装置の取付構造を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る脱着固定装
置の取付構造は、第1部材と、第2部材とからなる脱着
固定装置と、飾板と、パネル板とから構成され、前記第
1部材は、半径方向に伸延したフランジと、前記フラン
ジの中心位置から立垂した把持部と、前記把持部より反
対方向に垂設された脚部とを備え、前記脚部には第2部
材を係止する係止部と、突出体を有し、前記第2部材に
は、外形が円形の基板が形成され、中央部に第1部材の
突出体を通過させ得る透孔と、該透孔周縁に形成した立
壁とを備えるとともに、該立壁の内周面に前記係止部に
係合する嵌合部を形成してなり、前記突出体が挿入可能
な大きさの取付孔をもつ前記飾板に前記第1部材の脚部
を嵌入し、飾板の裏面側に配設した第2部材をその透孔
が突出体と対応する位置にし、飾板の前記取付孔の中に
前記立壁を嵌入するとともに、突出体を含めた脚部を透
孔を介して貫通させることにより、第1部材の係止部を
各々対応位置の嵌合部に係止させて、第1部材と第2部
材とを係合、固定することにより飾板を仮保持し、前記
第1部材の脚部形状に合致した穿設孔が形成されたパネ
ル板の該穿設孔に前記脚部を挿入、貫通させた後に、当
該脚部を回転することにより、脚部の突出体が穿設孔周
縁に係合して、飾板をパネル板に取付け可能としたこと
を特徴とするものである。
[作用] 第1段階として、第1部材の係止部と第2部材の嵌合
部とを係合、固定することにより飾板を仮保持すること
が可能であり、組付け工程中において、飾板に第1部材
と第2部材とをあらかじめ組み付けた状態で移動させる
ことができ、流れ作業等の組付け工程での作業の簡素
化、迅速化を図ることができる。
第1部材と第2部材とにより構成されているので、前
記第2部材により飾板を完全に、かつ強力に保持するこ
とができる。
これは、前記した両者のそれぞれが、互いに係止する
係止部を保持し、係止状態にあるときは両者が分離する
ことなく飾板を挟持しているためである。
また、脚部にある突出部を90度回動させることにより
固定され、更に反対方向に90度回動させることにより開
放される構成となっている。
これは、作業性が非常に簡単であり、かつ確実性が高
い。
しかも本構成は二部品よりなるものであるから、部品
点数が少なく組付けも押圧嵌合で完成する設計のためコ
スト的にも有利である。
[実施例] 以下、本考案になる脱着固定装置を第1図乃至第5図
示による実施例によって詳述する。
第2図は第1部材10を示し、(a)は正面図、(b)
は側面図、(c)は底面図を示している。
第3図は第2部材20を示し、(a)は正面図、(b)
は左半分を断面図とした底面図、(c)は右側面図を示
している。
しかして、本脱着固定装置は、パネル板Pの取付孔30
を介して回動させることにより固定される第1部材10
と、前記第1部材10に飾板Kを固定するための第2部材
20とから構成されている。
前記第1部材10は、硬質の合成樹脂材により成形され
ており、半径方向に伸延したフランジ11aと、前記フラ
ンジ11aの中心位置から立垂した把持部11と、前記把持
部11より反対方向に垂設された脚部12とが一体形成され
ている。
前記脚部12には、第2部材20を係止するために先端を
爪型に尖状とし、且つ外径の相反した位置に二個形成さ
れた係止部13と、パネルPの取付孔30に挿入し回動させ
ることにより係止する突出体14と、前記係止部13及び突
出体14との間に形成された円形のリング状の保持環体15
と、前記係止部13の直下位置の該保持環体15に、同じく
二個形成されたストッパー16とより構成されている。
更に、前記各ストッパー16と直交する位置には、前記
突出体14が、先端の内面に凹部17を形成して両側に突出
して伸びている。
なお、脚部12の先端は、円筒体が次第にゆるやかに細
くなったような形を構成している。
前記第2部材20は、硬質合成樹脂材により成形されて
おり、前記フランジ11aとほぼ同じ大きさの円形の基板2
1を有し、中央部には、第1部材10のもつ突出体14を通
過させ得る平面形状に中心を円形に、その上下の二方向
を連続して角孔とした鍵状の透孔22が形成されており、
前記鍵状の中心位置に相当する部分には第2図(c)で
理解されるように立壁23が立設され、前記立壁23の内側
を構成する孔内壁24の先端部分に嵌合部25が形成されて
いる。
そして前記嵌合部25は、その先端を内側に曲折して爪
形状になっている。
第4図に示すように前記パネル板Pの穿設孔30は鍵状
孔を形成しており、中心部に丸孔を形成し、両側からは
前記突出体14が挿入自由になるような寸法をもった角孔
が続けて穿設されている。
ここで、31はパネル板Pの表面に突出している半球体
の突起物、32はR部を示し、穿設孔30の孔形状の変わる
境目に相当する部分を示している。
上記した二部品によりなる脱着固定装置は、飾板Kを
挟持した状態で組立てられるのである。
即ち、第1図の如く、まず、第1部材10の把持部11を
手でもって挟持し、突出体14が容易に挿入できるような
大きさの円形の取付孔40をもつ飾板Kに前記第1部材10
の脚部12を嵌入する。
フランジ11aの裏面が飾板Kに当接するが、この後、
飾板Kの裏面側に配設した第2部材20をその鍵状透孔22
が突出体14と対応する位置にして、第2部材20の立壁23
が飾板Kの方向に向くようにして、前記飾板Kの取付孔
40の中に立壁23を嵌入するとともに、突出体14を含めた
脚部12を透孔22を介して貫通させる。
すると、第1部材10の係止部13が各々対応位置の嵌合
部25に係止されて、第1部材10と第2部材20とが、飾板
Kを介在して一体化される。
即ち、組付けの第1段階として、第1部材の係止部と
第2部材の嵌合部とを係合、固定することにより飾板を
仮保持することが可能である。
第5図(a)は、パネルPの穿設孔30に対して脚部12
を挿入した直後の状態図である。
そして、把持部11を回転させると、脚部12の突出体14
は、パネル板Pの外側にあって回転し、第5図(b)に
示すように90度回転したところで突出体14の先端にある
凹部17がパネル板P上の半球体の突起物31と確実に嵌合
する。
同時に、ストッパー16を穿設孔30の境目のR部32に追
突することで回転の力を阻止する。
これによって、第1部材10は挿入時の位置から90度の
一方向に回転させて係止でき、また反対方向に90度回転
させて戻せば、挿入時の状態となり、取り外しができる
ような構成となっている。
このように、脱着固定装置は二部品によって構成さ
れ、飾板Kを予め挟着したあと、脚部12にある突出体14
の90度回転を利用して、前記飾板Kを脱着するものであ
り、取付時等の回転が90度に限定されており、かつ突起
物31との嵌合による節度感を得て確実に取付けが行な
え、また取り外しも同様に簡単容易となった。
[考案の効果] 上記構成からなる本考案では以下の効果を奏し得る。
(1) 組付けの第1段階として、第1部材の係止部と
第2部材の嵌合部とを係合、固定することにより飾板を
仮保持することが可能であり、組付け工程中において、
飾板に第1部材と第2部材とをあらかじめ組み付けた状
態で移動させることができ、流れ作業等の組付け工程で
の作業の簡素化、迅速化を図ることができる。
(2) 飾板を第2部材の押圧力のみで完全に固定し、
かつパネル板に対しても十分な固定力が得られるように
なる。
即ち、上記従来例のようなスライドによる取付手段が
無いため、取付作業を機械化することが可能となる。
(3) 二つの部材による組み合せになるものであるか
ら、部品点数が少なく、かつ安価で製造が可能となって
量産効果が期待される。
(4) 組付が簡単で確実なものであるため、品質向上
に寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の脱着固定装置を示す説明図であって、 第1図は、脱着固定装置を所定の板に取付けた状態を説
明する図、 第2図は、第1部材の説明図で、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は底面図、 第3図は、第2部材の説明図で、(a)は正面図、
(b)は一部を断面で示した底面図、(c)は側面図、 第4図は、パネル板の孔形状の説明図、 第5図は、取付状態の図で、(a)は脚部を挿入した直
後の説明図、(b)は回転して固定した状態の図、 第6図は従来の脱着固定装置の構成を示す説明図であ
る。 10……第1部材、11……把持部、11a……フランジ部、1
2…脚部、13……係止部、14……突出体、16……ストッ
パー、17……凹部、20……第2部材、21……基板、22…
…透孔、23……立壁、25……嵌合部、30……穿設孔、40
……取付孔、P……パネル板、K……飾板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浦 一春 東京都中央区日本橋2丁目3番18号 河 西工業株式会社内 (72)考案者 中林 功 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内 (56)参考文献 特公 昭53−4470(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材と、第2部材とからなる脱着固定
    装置と、飾板と、パネル板とから構成され、 前記第1部材は、半径方向に伸延したフランジと、前記
    フランジの中心位置から立垂した把持部と、前記把持部
    より反対方向に垂設された脚部とを備え、前記脚部には
    第2部材を係止する係止部と、突出体を有し、 前記第2部材には、外形が円形の基板が形成され、中央
    部に第1部材の突出体を通過させ得る透孔と、該透孔周
    縁に形成した立壁とを備えるとともに、該立壁の内周面
    に前記係止部に係合する嵌合部を形成してなり、 前記突出体が挿入可能な大きさの取付孔をもつ前記飾板
    に前記第1部材の脚部を嵌入し、飾板の裏面側に配設し
    た第2部材をその透孔が突出体と対応する位置にし、飾
    板の前記取付孔の中に前記立壁を嵌入するとともに、突
    出体を含めた脚部を透孔を介して貫通させることによ
    り、第1部材の係止部を各々対応位置の嵌合部に係止さ
    せて、第1部材と第2部材とを係合、固定することによ
    り飾板を仮保持し、 前記第1部材の脚部形状に合致した穿設孔が形成された
    パネル板の該穿設孔に前記脚部を挿入、貫通させた後
    に、当該脚部を回転することにより、脚部の突出体が穿
    設孔周縁に係合して、飾板をパネル板に取付け可能とし
    たことを特徴とする脱着固定装置の取付構造。
JP1990118986U 1990-11-14 1990-11-14 脱着固定装置の取付構造 Expired - Lifetime JP2512515Y2 (ja)

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