JP4145549B2 - 掛け具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掛軸や絵画等の装飾品、帽子やハンドバック等の小物を壁面に掛けておく場合に好適な掛け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
掛け具は、従来より金属製のものが一般的用いられてきており、例えば、実公昭41−862号公報では、金属板又はベニヤ板からなる吊杆に複数の透孔を穿設し、その透孔に金属製の掛け金具を係止するようにし、所定位置の透孔に掛け金具を係止して掛軸を掛ける点が記載されている。また、実開昭53−102896号公報では、帯鋼の下部に掛け金具を取り付けて、帯鋼を適宜巻き上げることで所定の高さに掛け金具を位置するようにした掛軸掛けが記載されている。また、特開平11−76020号公報には、線材からなるハンガー軸に先端を鉤型に曲げたフック体を摺動可能に挿通してフック体とハンガー軸との間の摩擦力により任意の高さでフック体を仮止めする点が記載されている。
【0003】
こうした金属を用いた掛け具は強度的に優れているものの、近年の自然志向のインテリアデザインに示されるような木のような厚みのある質感に乏しい。素材として金属を用いた場合重量を小さくする必要から板状又は線状の形状を採用することが多くなり、木材のような厚みを持たせることは少ない。木のような厚みのある質感を重視すると、木材やプラスチックを用いることが考えられるが、こうした素材は金属に比べると、強度的に弱くなるため、単に金属に代替して用いることは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明ではこうした木のような厚みのある質感を重視するとともに、強度的にも従来の掛け具に比べ遜色のない構造の掛け具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る掛け具は、両側に長手方向に沿って所定の間隔で複数の穴部が長手方向とほぼ直交する方向に貫通して形成されるとともに台形状の断面を有する棒状基体と、外形が四角形の断面形状でその内部に前記棒状基体の台形状の断面を囲むように嵌合し前記棒状基体の長手方向にのみ摺動可能に設けられた支持部材と、前記支持部材に突設された掛止部と、前記棒状基体の穴部に挿入されて前記支持部材を所定位置に保持する棒状部材とを備え、前記支持部材は、前記棒状基体の台形状の断面の平行2辺のうち短辺側が切欠かれて切欠部が形成されて当該切欠部の表面は前記棒状基体表面とほぼ同一となっているとともに摺動する際に前記棒状部材に当接する端部に凹部が形成されており、前記棒状部材は、前記穴部の両側から突出するように設定されて前記支持部材の凹部内に配置されることを特徴とする
【0006】
本発明は上記のような構成を有することで、強度的に従来と遜色のないものになるとともに、木のような厚みのある質感を重視したデザインとすることが可能となる。強度の面からみると、支持部材に突設された掛止部に物体を掛けることで重力による力が加わった場合、支持部材が棒状基体の両側で位置決め部材により2個所で保持される。特に、掛止部を位置決め部材が支持部材を保持する位置の間に設けているので、棒状基体両側の保持位置に重力が加わり、重力を分散して保持することができる。また、位置決め部材により保持された状態では掛止部に加わる重力により支持部材に棒状基体から離れる方向にモーメントが働くが、支持部材は棒状基体に嵌合しているためこうしたモーメントに十分抗することができる。そして、この状態では、支持部材の下端部が棒状基体に押し付けられるようになるため、支持部材をより安定した状態にすることができる。
【0007】
また、棒状基体の両側に穴部を設けているので、壁面等に設置した状態では穴部が目立たず、棒状基体に支持部材が取り付けられて、厚みのあるすっきりした形状となる。こうした形状は、例えば長押に掛ける屏風押えに似た形状にも通じ、これまでの木材加工品のデザインを醸し出すものとなる。従来の金属製の掛け具は重量の点から厚みを大きくすることはできず側面に支持機構等を設けることはできなかった。したがって、前面に透孔を設けていたが、デザイン的には制約されたものとならざるを得ない。本発明では棒状基体に厚みを持たせて両側に穴部を形成することができることから、デザインを検討する上で自由度は大きくなる。そして、加工の面からみると、棒状基体に摺動可能に取り付ける支持部材の形状は、従来の木材加工でも対応することができる形状であり、棒状基体に穿設された穴部の加工についても上述したように棒状基体の長手方向に力が加わることから、穴部の間隔を取ることで強度的に弱くなることはない。
【0008】
また、支持部材に前記棒状基体の長手方向に沿って所定の幅で切欠部を形成し、切欠部の表面が棒状基体表面と同一面か又はその表面より低くなるように形成することで、例えば本発明に係る掛け具を壁面に設置した場合に棒状基体が壁面に面接触して安定した状態で設置できるとともに、設置した状態で支持部材を摺動することが可能となる。
【0009】
また、棒状基体の両側に穿設された穴部を長手方向とほぼ直交する方向に貫通して形成して、貫通した前記穴部に位置決め部材として棒状部材を挿入することで、簡単な構成で位置決めを行うことができ、さらに位置決め部材に棒状部材を用いることで支持部材を保持する際の強度を高めることができる。そして、支持部材に、位置決め部材に当接する凹部を形成し、凹部に位置決め部材を収納することで支持部材と位置決め部材とがずれることが防止され安定して保持することができる。また、位置決め部材が支持部材に隠れることですっきりしたデザインにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る掛け具に関する実施形態について詳しく説明する。図1は、掛け具の斜視図を示しており、図2は掛け具の分解組立図、図3は掛け具の正面図、図4は掛け具の側面図、図5は掛け具の背面図をそれぞれ示している。
【0011】
棒状基体1には支持部材2が長手方向に摺動自在に嵌合しており、その具体的な構造を図6に示す。図6は図4のA−A断面図を示しているが、棒状基体1は台形状の断面を有し、支持部材2は外形が四角形の断面形状でその内部に棒状基体1の台形を囲むように嵌合している。したがって、支持部材2は棒状基体1の長手方向にのみ摺動自在となる。また、図4及び図6に示しように、支持部材2は、棒状基体1の台形の平行2辺のうち短辺側が切欠かれており、その切欠き部の表面は棒状基体1の表面とほぼ同一になっている。この場合切欠き部の表面は棒状基体1の表面より低く形成されてもよく、壁面に棒状基体1を吊り下げたときに棒状基体1の表面が壁面に接するようになればよい。棒状基体1には長手方向とほぼ直交する方向に所定間隔で貫通孔が穿設され、両側に穴部5が形成されている。穴部5には、棒状の位置決め部材3が図2に示すように挿入されてその先端部が穴部5より突出するように配される。棒状基体1の上端には壁面に設けられたフック等に係止するための透孔7が設けられている。
【0012】
支持部材2には掛止部4が突設されており、この実施形態では棒状部材が斜め上方に向けて支持部材2に固定されている。掛止部4はこうした棒状部材以外にフックのような形状でもよく、用途に合せて様々な形状を採用することができる。支持部材2は、図2に示すように棒状基体1の端から長手方向に挿入されて装着される。予め設定された位置決め部材3に支持部材2は当接して所定位置に保持される。支持部材2には、位置決め部材3と接する部分に凹部6が形成されている。図4に示すように、凹部6内に位置決め部材3が配置されることで支持部材2をより安定した状態にすることができる。また、図3に示すように、正面から見ると位置決め部材3が支持部材2に隠れてデザイン的にもすっきりしたものとなる。
【0013】
掛止部4に掛け軸等を掛けた場合、図3に示すように、棒状基体1の両側の穴部5に位置する位置決め部材3にそれぞれf、fの力が加わり、さらに、図4に示すようなモーメントMが作用することから、支持部材2の下端部が棒状基体1に押し付けられ、摩擦力fが加わることになる。したがって、f、f及びfの3個所で掛け軸等を支えることになり、安定した状態を保つことができるのである。
【0014】
上述した実施形態において、棒状基体1及び支持部材2について材料は特に限定されていないが、ある程度厚みを持たせることができる木材やABS樹脂、メラミン樹脂又はユリア樹脂等の合成樹脂が好ましい。そして、従来同様漆や樹脂による表面加工を必要に応じて行うこともできる。こうした材料を用いることで、木のような厚みのある質感を持たせることができる。また、棒状基体1及び支持部材2の嵌合構造は、長手方向に摺動自在であればよく、例えば図7及び図8に示すような構造でもよい。図7及び図8は、図6と同様の断面図で、図7では棒状基体1の両側で支持部材2が楔状に嵌合しており、図8では棒状基体1が楕円状の断面を有し、それを囲むように支持部材2が嵌合している。また、支持部材2の凹部6についても、図9に示すように支持部材の内面に形成することで位置決め部材3を側面からも隠すようにすることができ、この場合には位置決め部材3の抜け落ちを防止することもできる。また、位置決め部材3は棒状部材以外にも棒状基体1の両側の穴部5にそれぞれ嵌め込む突起部材でもよく、その場合穴部5は貫通孔にする必要はない。
【0015】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明に係る掛け具は、強度的に従来と遜色のないものになるとともに、木のような厚みのある質感を重視したデザインとすることが可能となる。強度の面からみると、支持部材が棒状基体の両側で位置決め部材により2個所で保持されるとともに、支持部材の下端部が棒状基体に押し付けられるようになるため、支持部材をより安定した状態にすることができる。
【0016】
また、棒状基体の両側に穴部を設けているので、壁面等に設置した状態では穴部が目立たず、棒状基体に支持部材が取り付けられて、厚みのあるすっきりした形状となる。本発明では棒状基体に厚みを持たせて両側に穴部を形成することができることから、デザインを検討する上で自由度は大きくなる。そして、加工の面からみると、棒状基体に摺動可能に取り付ける支持部材の形状は、従来の木材加工でも対応することができる形状であり、棒状基体に穿設された穴部の加工についても上述したように棒状基体の長手方向に力が加わることから、穴部の間隔を取ることで強度的に弱くなることはない。
【0017】
また、切欠部の表面が棒状基体表面と同一面か又はその表面より低くなるように形成することで、例えば本発明に係る掛け具を壁面に設置した場合に棒状基体が壁面に面接触して安定した状態で設置できるとともに、設置した状態で支持部材を摺動することが可能となる。
【0018】
また、棒状基体の両側に穿設された穴部を長手方向とほぼ直交する方向に貫通して形成して、前記穴部に挿入される棒状部材を位置決め部材とすることで、簡単な構成で位置決めを行うことができ、さらに位置決め部材に棒状部材を用いることで支持部材を保持する際の強度を高めることができる。そして、支持部材に、位置決め部材に当接する凹部を形成し、凹部に位置決め部材を収納することで支持部材と位置決め部材とがずれることが防止され安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の斜視図である。
【図2】本発明に係る実施形態の分解組立図である。
【図3】本発明に係る実施形態の正面図である。
【図4】本発明に係る実施形態の側面図である。
【図5】本発明に係る実施形態の背面図である。
【図6】図4におけるA−A断面図である。
【図7】本発明に係る実施形態の変形例の断面図である。
【図8】本発明に係る実施形態の別の変形例の断面図である。
【図9】本発明に係る実施形態の支持部材の変形例である。
【符号の説明】
1 棒状基体
2 支持部材
3 位置決め部材
4 掛止部
5 穴部
6 凹部
7 透孔

Claims (1)

  1. 両側に長手方向に沿って所定の間隔で複数の穴部が長手方向とほぼ直交する方向に貫通して形成されるとともに台形状の断面を有する棒状基体と、外形が四角形の断面形状でその内部に前記棒状基体の台形状の断面を囲むように嵌合し前記棒状基体の長手方向にのみ摺動可能に設けられた支持部材と、前記支持部材に突設された掛止部と、前記棒状基体の穴部に挿入されて前記支持部材を所定位置に保持する棒状部材とを備え、前記支持部材は、前記棒状基体の台形状の断面の平行2辺のうち短辺側が切欠かれて切欠部が形成され当該切欠部の表面が前記棒状基体表面とほぼ同一となっているとともに摺動する際に前記棒状部材に当接する端部に凹部が形成されており、前記棒状部材は、前記穴部の両側から突出するように設定されて前記支持部材の凹部内に配置されることを特徴とする掛け具。
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