JP2588771B2 - T形パイプの溶接方法および溶接治具 - Google Patents

T形パイプの溶接方法および溶接治具

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はT形パイプの溶接方法および溶接治具に関
し、特に、溶接のためのパイプ加工が簡単で良好な外観
および強度の得られるT形パイプの溶接方法および溶接
治具に関する。
[従来の技術] 従来のT形パイプの溶接方法を第4図乃至第6図を参
照して説明する。
第4図に示すようにパイプ2の外周の半径rと等しい
円筒内面形状にパイプ1の端面が加工され、該端面をパ
イプ2の側面に圧接するとともに、両パイプに接触する
溶接電極間に電流を流すと、両パイプの接触面の抵抗に
より発熱しパイプ端面が溶着し第5図に示すT形パイプ
が製造される。
しかしながらこの溶接方法ではパイプ1とパイプ2と
は面接触となるので、当初の接触面積を小さくするよう
にプロジェクションを形成するためにはパイプ1の端面
に3次元的な面取り作業をしなければならない。
また、パイプ1の半径を正確に合わせて円筒形状に加
工することも手間がかかり、パイプの端面加工が非常に
コスト高となる問題があった。
そこで、第6図に示すようにパイプ1の端面を平面状
に加工して当初パイプ1とパイプ2が線接触してプロジ
ェクションが形成されるようにし、パイプ1を溶込ませ
てT形パイプを製造する方法が提案されている。(特開
昭57−175086号公報参照) [発明が解決しようとする課題] しかしながら上記パイプ端面を平面に加工するものは
パイプ端面の溶込みが大きく外観がよくないうえに、大
きい溶接強度が得られないという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので
パイプ端面加工が簡単であり、良好な外観および溶接強
度の得られるT形パイプの溶接方法および溶接治具を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のT形パイプの溶接方法は、円筒内面形状の溝
3a,3aを端面に有する一対の溶接電極3、3で、第2の
パイプ2の溶接部分の半径rよりも大きくかつ同半径r
の1.25倍を越えない半径の円筒形状面に存在するように
加工された端面を有する第1のパイプ1の側面を、前記
円筒形状面が円筒内面形状の溝3a,3aと同方向となるよ
うに両側から把持し、第2のパイプ2を溶接電極3、3
の円筒内面形状の溝3a、3aに沿うように配置して第2の
パイプ2の側面と第1のパイプ1の端面とを突き合わ
せ、抵抗溶接を行うものである。
また本発明のT形パイプの溶接治具は、第1のパイプ
1の端面に第2のパイプ2の側面を突き合わせて抵抗溶
接するT形パイプの溶接治具において、第1のパイプ1
の側面を両側から把持する一対の溶接電極3、3は、第
1のパイプ1を把持する部分の端面に、第2のパイプ2
の溶接部分の側面外周の半径rよりも大きくかつ同半径
rの1.25倍を越えない半径Rの円筒内面形状の溝3a、3a
を有すると共に、溝3a、3aに連なる半径Rよりも大きい
半径の溝3b、3bを備えるものである。
[作用] パイプの端面が溶接される相手のパイプ側面の半径よ
り大きい半径に加工されているので当初突合わせ面は線
接触となり実質的にプロジェクションを形成したのと同
じになる。また、端面が所定の径をもつように加工され
たパイプを把持する電極は溶接される相手のパイプ側面
の半径より大きいがその1.25倍を越えない半径の円筒状
溝を形成するように加工されているので溶接したパイプ
の金属材料の逃げ部分が好ましい形で形成され、これに
より更に溶接強度を高めると共に外観を良くできるので
ある。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。図において従来例で示した部分と同様の機
能を有する部分は同一の符号を付してある。
第1図に示すようにパイプ1の端面はパイプ2の外周
の半径rより大きい半径Rの円筒面形状に加工される。
ただし、r<R≦1.25rである。
Rが1.25rより大きくなるとパイプの溶込みが大きくな
り本発明の効果が小さくなる。
パイプ1をその側周に沿って把持する下部側の溶接電
極3,3は第2図に示すように端面の中心部がパイプ2の
外周の半径rより大きい半径Rの円筒面の一部分である
溝を形成するような円筒状面3a,3aに加工されている。
円筒状面3a,3aの両側の部分はRよりさらに大きい半
径の円筒状面3b,3bに加工されている。このようにする
ことにより、パイプ2が溶接電極3,3の円筒状面3a,3aに
置かれ、図示されていない上部側の溶接電極との間で加
圧保持されたとき、パイプ2が曲がっていても溶接部か
ら離れた部分でパイプ2と溶接電極3,3が接触しないよ
うにすることができる。
溶接電極3,3のパイプ1を把持する面3cはパイプ1の
外周の半径と同一としている。このような溶接電極3,3
がパイプ1を把持すると、図示していない上部側の溶接
電極に加圧力が印加され、溶接電極3,3の円筒状面3a,3a
に置かれたパイプ2の側面はパイプ1の端面に圧接され
通電されて溶接が行われる。
第3図は本発明に係わる溶接治具の他の一実施例を示
し、径の小さいパイプ1の端面をこれより径の大きいパ
イプ2の側面に溶接するのに適した溶接治具を示してい
る。
この溶接治具では溶接電極3,3の円筒状面3a,3aの径が
パイプ2の外径より大きくなるよう加工されており、そ
して円筒状面3a,3aにより形成される溝面からパイプ1
の端面部分が突出するよう溶接電極3,3によってパイプ
1は上記溝面のほぼ中央に把持されている。
本発明の実施例は以上のように構成されているが発明
はこれに限られず、例えば、パイプの当接角度は直角に
限らず、溶接されるパイプは湾曲したものでもよい。
[発明の効果] 以上、説明したように本発明はパイプの端面が溶接さ
れる相手のパイプ側面の半径よい大きい半径に加工され
ているので当初突合わせ面は線接触となり実質的にプロ
ジェクションが形成されるため3次元の面取り加工が必
要でなくパイプの加工が容易である。また、溶込みが少
ないため外観や溶接強度が良好となる。さらに、端面に
所定の加工が施されたパイプを把持する溶接電極は溶接
される相手のパイプ側面外周の半径より大きいがその1.
25倍を超えない半径の円筒状溝に加工されているので端
面が突合わせ溶接されるパイプの溶融金属の逃げ部分を
好ましい形で形成することができ、従って更に溶接強度
が高められると同時に外観をよくできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例のパイプ加工状態を示す平面
図、第2図(a)は同実施例の溶接電極を示す上面図、
第2図(b)は同正面図、第3図は本発明の他の実施例
を示す平面図、第4図は従来技術におけるパイプ加工状
態を示す平面図、第5図はT形パイプを示す正面図、第
6図は他の従来技術におけるパイプ加工状態を示す平面
図である。 1…パイプ、2…パイプ、3…溶接電極、3a…円筒状
面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒内面形状の溝(3a,3a)を端面に有す
    る一対の溶接電極(3、3)で、第2のパイプ(2)の
    溶接部分の半径rよりも大きくかつ同半径rの1.25倍を
    越えない半径の円筒形状面に存在するように加工された
    端面を有する第1のパイプ(1)の側面を、前記円筒形
    状面が円筒内面形状の溝(3a,3a)と同方向となるよう
    に両側から把持し、第2のパイプ(2)を溶接電極
    (3、3)の円筒内面形状の溝(3a、3a)に沿うように
    配置して第2のパイプ(2)の側面と第1のパイプ
    (1)の端面とを突き合わせ、抵抗溶接を行うことを特
    徴とするT形パイプの溶接方法。
  2. 【請求項2】第1のパイプ(1)の端面に第2のパイプ
    (2)の側面を突き合わせて抵抗溶接するT形パイプの
    溶接治具において、第1のパイプ(1)の側面を両側か
    ら把持する一対の溶接電極(3、3)は、第1のパイプ
    (1)を把持する部分の端面に、第2のパイプ(2)の
    溶接部分の側面外周の半径rよりも大きくかつ同半径r
    の1.25倍を越えない半径Rの円筒内面形状の溝(3a、3
    a)を有すると共に、溝(3a、3a)に連なる半径Rより
    も大きい半径の溝(3b、3b)を備えることを特徴とする
    T形パイプの溶接治具。
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