JP2587649Y2 - 手摺等の柱脚固定具 - Google Patents

手摺等の柱脚固定具

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JP2587649Y2
JP2587649Y2 JP1993001078U JP107893U JP2587649Y2 JP 2587649 Y2 JP2587649 Y2 JP 2587649Y2 JP 1993001078 U JP1993001078 U JP 1993001078U JP 107893 U JP107893 U JP 107893U JP 2587649 Y2 JP2587649 Y2 JP 2587649Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手摺等の柱脚固定具に
関するものであり、より詳しくは、屋根上又は床上の手
摺等の柱脚を固定するために、施設床パネル等に容易に
施工できる柱脚固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物の屋上や屋内の床等に手摺
を設ける場合は、手摺の柱脚を床面に立設しなければな
らない。従来の手摺としては、コンクリート床へアンカ
ーを打ち込んで土台を固定し、この土台上に手摺の柱脚
を固定したものが提案されている(特開平4−7451
号公報)。更に、このような柱脚の固定に際しては基礎
ブロックを設置したり、柱脚廻りの防水処理等を施した
ものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
柱脚の固定では、土台及び基礎ブロック等が重量の増加
をもたらすため床面の耐用年数を悪くし、また柱脚の完
全な固定も困難であった。更に、柱脚廻りの防水処理も
複雑な構造であり、損傷を受け易い構造であるため雨漏
り等を引き起こすおそれがあった。従って、本考案の目
的は、手摺等の柱脚の施工を容易にし、その脚固定にも
信頼性を有する軽量で経済的な手摺等の柱脚固定具を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、床上で手摺等
の柱脚を固定するための柱脚固定具において、上記床面
に施設されるベースプレート、一端がベースプレートに
形成された挿通孔に挿通され且つ他端が上記床を支持す
る鉄骨構造体に取り付けられる固定用ボルト、及び上記
ベースプレートの挿通孔に挿通されると共に上記床板を
貫通し且つ該貫通端が床板下面で係止される締付用ボル
トを具えた柱脚固定具を提供することにより上記目的を
達成したものである。
【0005】
【作用】手摺等の柱脚固定具は、鉄骨構造体に固定用ボ
ルトを介して固定され、また床パネルを貫通させた締付
用ボルトによっても固定され、その上に手摺等の柱脚を
取り付けてもその強度において全く問題がない。また、
手摺等の柱脚固定具の施工では、床パネル等を施設した
後、柱脚固定具のベースプレートを所定の位置に載置
し、固定用ボルトでベースプレートを固定すると共に、
その床上側から締付用ボルトによっても固定し、柱脚固
定具の本体を容易に取り付けることができる。更に、手
摺等の柱脚固定具の脚廻り自体は複雑な構造となってお
らず、断熱材及び防水シート等を容易に施設でき、また
その防水性にも充分な信頼性を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る手摺等の柱脚固定具の実
施例を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例
に係る手摺等の柱脚固定具の取り付け断面図であり、図
2は、本実施例に係る柱脚固定具に手摺等の柱脚を設け
るときの断面図であり、図3は、本実施例に係る手摺等
の柱脚固定具に防水手段を敷設した断面図であり、図4
は、本実施例に係る手摺等の柱脚固定具の本体の上面図
であり、図5は、本実施例に係る手摺等の柱脚固定具の
締付用ボルトの装着工程を示す図である。
【0007】図1に示す如く、本実施例に係る手摺等の
柱脚固定具1は、床上2Aで手摺等の柱脚3を固定する
ものである。しかして、図1及び図4に示す如く柱脚固
定具1は、上記床パネル面21に施設されるベースプレ
ート4、一端が上記ベースプレート4に形成された挿通
孔7、7に挿通され、且つ他端が床パネル2を支持する
H型梁(鉄骨構造体)5に取り付けられる固定用ボルト
6、及び上記ベースプレート4の挿通孔8、8・・に挿
通されると共に上記床パネル2を貫通し且つ該貫通端9
5が床パネル2下面で係止される締付用ボルト9を具え
ていることである。
【0008】本実施例の手摺等の柱脚固定具を更に説明
すると、手摺等の柱脚固定具1の本体は、ベースプレー
ト4と所定の高さの円柱10と上プレート11とから成
り、床パネル2上に設けられる。床パネル2の端部はH
型梁5に支持され、また床パネル2と立設した壁面用パ
ネル12との間には、断面L字受け金具13を介してモ
ルタル14が充填される。ベースプレート4は床面21
上及びモルタル14上の一部に載置されており、図4に
示す如くベースプレート4には、円形の挿通孔8、8、
8、8及び長円形の挿通孔7、7が形成される。円形の
挿通孔8はベースプレート4の幅広端部面に千鳥に形成
され、また長円形の挿通孔7はベースプレート4の幅狭
端部面に長手方向を対向する円形挿通孔8に向けて形成
されている。
【0009】図1に示す如く、既にモルタル充填時にH
型梁5に取り付けられた固定用ボルト6はベースプレー
ト4の長円形挿通孔7に挿通され、ベースプレート4
は、固定用ボルト6とナット15により固定されるよう
になっている。ベースプレート4の円形挿通孔8には締
付用ボルト9が挿通され、更に締付用ボルト9は床パネ
ル2にドリル等で設けた貫通孔16に挿通される。図5
に示す如く締付用ボルト9は雄ネジ部91と、本体92
と、バネ93の押圧により突き出るロッド部94と、ロ
ッド部94の先端に枢支される係止片95とからなる。
このような締付用ボルト9を床パネル2の貫通孔16に
挿入する際は、係止片95をロッド部94に沿わせて行
う。締付用ボルト9が床パネル2を貫通し、係止片95
がパネル下面22から突き出すと、バネ93の付勢によ
り係止片95が略直角に回動し、係止片95は床パネル
下面2Bの係止窪み96に係止されるようになってい
る。また床パネル2の貫通孔16はパネル2内の鉄筋を
避けて形成する必要があるため、ベースプレート4の円
形挿通孔8は千鳥に余分に形成されている。従って、締
付用ボルト6は適宜な位置の挿通孔8に挿通され、ベー
スプレート4自体は締付用ボルト9とナット17により
床パネル面21に固定されるようになっている。
【0010】このように構成された手摺等の柱脚固定具
1では、先ず、床パネル2がH型梁5に施設され、また
H型梁5に取り付けるモルタル受け金具13を取り付け
るボルト及びナットの一部を本考案の固定用ボルトに代
えて取り付け、モルタル14の充填がなされ、床の施工
が成される。この状態で、柱脚固定具1の本体を床パネ
ル上21に載置し、ベースプレート4は固定用ボルト6
及びナット15を介して固定される。この場合、ベース
プレート4の位置の微調整を容易にするため、挿通孔7
は長孔となっている。次に、ベースプレート4の挿通孔
8に対応する床パネル2にはドリル等により貫通孔16
が開口される。この場合、挿通孔8は床パネル2内の鉄
筋位置を配慮して、複数個余分に設けてあると共に、千
鳥に形成してあるため、所望の位置に確実に貫通孔16
を設けることができる。開口後、締付用ボルトをベース
プレート4の挿通孔8及び貫通孔16に挿通させ、先端
部の係止片95が床パネル下面22に係止された状態で
ナット17を螺合し、ベースプレートを完全に固定す
る。 このような施工作業は床パネル2の施工後も容易
にでき、しかも、鉄骨構造体であるH型梁5を介して固
定されるのでその強度及び安全性が充分に維持される。
【0011】従って、図2に示す如く、手摺等の柱脚3
の端部プレート33と上プレート11とを接合し、ボル
ト及びナットで固定することにより、手摺等を安全且つ
容易に取り付けることができる。また、本考案の手摺等
の柱脚固定具1には図3に示す如く容易に防水構造を施
工することができる。即ち、柱脚固定具1の取り付け
後、断熱材34を床パネル上21に施設し、更に防水シ
ート35を施設する。また、柱脚固定具1の円柱10部
分には脚廻り防水シート36を取り付け、手摺等の端部
プレート33と上プレート11の取り付けの際に、水切
りカバー37を取り付ければよい。
【0012】上記実施例においては、手摺等の柱脚固定
具1のベースプレート4の形状を略野球の本塁ベース状
にしたが、特にその形状には制限されない。また挿通孔
の位置も特に限られるものではない。また、手摺等の柱
脚固定具1の支柱部を円柱10としたが、その形状に制
限はなく多角形状のものでもよい。またその長さもデザ
イン上適宜変えることができる。尚、上記実施例では、
手摺一般に用いることを示して説明したが、このような
使用に限るものではなく、アンテナの設置、物置の設
置、室外機等の設置等に用いてもよい。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る手摺等の柱脚固定具は、手
摺等の柱脚の施工を容易にし、その脚固定にも信頼性を
有し、軽量で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る手摺等の柱脚固定具の取り付け
断面図である。
【図2】本実施例に係る手摺等の柱脚固定具に手摺等の
柱脚を設けるときの断面図である。
【図3】本実施例に係る手摺等の柱脚固定具に防水手段
を敷設した断面図である。
【図4】本実施例に係る手摺等の柱脚固定具の本体の上
面図である。
【図5】本実施例に係る手摺等の柱脚固定具の締付用ボ
ルトの装着工程を示す図である。
【符号の説明】
1 手摺等の柱脚固定具 2 床パネル 3 手摺等の柱脚 4 ベースプレート 5 H型梁(鉄骨構造体) 6 固定用ボルト 7 長円形挿通孔 8 円形挿通孔 9 締付用ボルト 10 円柱 11 上プレート 14 モルタル 15、17 ナット 16 貫通孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上で手摺等の柱脚を固定するための柱
    脚固定具において、 上記床面に施設されるベースプレート、 一端がベースプレートに形成された挿通孔に挿通され且
    つ他端が上記床を支持する鉄骨構造体に取り付けられる
    固定用ボルト、 及び上記ベースプレートの挿通孔に挿通されると共に上
    記床板を貫通し且つ該貫通端が床板下面で係止される締
    付用ボルトを具えた柱脚固定具。
  2. 【請求項2】 上記ベースプレートの固定用ボルトの挿
    通孔が長孔であることを特徴とする請求項2記載の柱脚
    固定具。
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