JP3032104B2 - 柱下端部の固定方法 - Google Patents

柱下端部の固定方法

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JP3032104B2 JP5199950A JP19995093A JP3032104B2 JP 3032104 B2 JP3032104 B2 JP 3032104B2 JP 5199950 A JP5199950 A JP 5199950A JP 19995093 A JP19995093 A JP 19995093A JP 3032104 B2 JP3032104 B2 JP 3032104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沓石を介して支持され
る柱の下端部を強固に固定し、揚力が作用する場合にも
充分な抵抗力を有する柱下端の固定構造および柱下端の
固定方法並びに前記固定構造もしくは固定方法で用いら
れる柱下端固定用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】木造の建物等において柱が沓石を介して
支持される場合がある。例えば玄関ポーチの庇を支持す
る柱等では外観が重視され、自然石の沓石の上に柱が立
設される。このような柱は下端付近で他の横方向の部材
と連結されず、つまり下端部は独立しているので柱の下
端を沓石および基礎に固定しなければならない。このよ
うな柱の下端を固定する構造としては、例えば図8に示
すような構造が知られている。
【0003】図8(a)に示す構造は、コンクリート基
礎33に沓石32が設置され、この沓石32の上面に凹
部32aが設けられている。一方、柱31の下端には凸
部31a(ダボ)が設けられており、この凸部31aが
上記沓石の凹部32aと嵌め合わせられることにより、
柱31が沓石32に支持されるとともに水平方向の移動
が生じないように固定される。
【0004】また、図8(b)に示す構造では、コンク
リートからなる基礎43に下端側が埋め込まれたアンカ
ーボルト44を備え、このアンカーボルト44の上端側
が、沓石42に設けられた貫通孔および柱下端面から上
方に設けられた縦穴に挿通されている。また、柱41の
側面には、上記縦穴と連通するように側穴41aが穿設
されており、この側穴41aからアンカーボルト44の
先端部にナットを螺合させ、柱41の下端部と沓石42
とを基礎部に固定することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構造もしくは固定方法では次のような問題
点がある。図8(a)に示すような構造では、柱の下端
が沓石の凹部に嵌合されているだけで、柱に揚力が生じ
た場合には、これに抵抗することができない。一般に柱
には上部構造の重量等が作用しており、通常時には沓石
から柱が浮き上がるようなことはないが、玄関ポーチの
ように大きく張り出した庇を支持する柱等では暴風時に
庇が吹き上げられ、柱下端が浮き上がって沓石からはず
れる恐れがある。
【0006】また、図8(b)に示すような構造もしく
は固定方法では、アンカーボルトによって揚力に抵抗す
ることができるが、このアンカーボルトを設置するに
は、基礎のコンクリートを打設前に正確な位置に支持し
ておかなければならない。さらにコンクリートが硬化し
た後、沓石を正確な位置、高さに設置しなければなら
ず、この作業に多大な手間がかかるという問題がある。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、揚力が作用するような場
合にも柱の下端を沓石を介して強固に固定することがで
き、しかも施工性に優れた柱下端部の固定構造、および
柱下端部の固定方法、並びに前記固定構造または固定方
法で用いることができる柱下端固定用金具を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記のような問題点を解決するものであり、 沓石
の上に立設される柱の下端部の固定構造であって、 柱
下端面に、ねじ孔を有する柱座プレートが固着され、
前記柱座プレートの下側にあって柱を支持する沓石と、
該沓石の下側に介挿されるベースプレートと、前記柱座
プレートとがアンカーボルトによって締め付け固定さ
れ、 前記ベースプレートが、前記沓石を支持する基礎
部に固定されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、柱下端部の固定
方法に関するものであり、 柱下端面に、ねじ孔を有す
る柱座プレートを固着し、 前記柱座プレートの下側に
あって柱を支持する沓石と、該沓石の下側に介挿される
ベースプレートとに、あらかじめ貫通孔を穿設してお
き、 アンカーボルトを、前記沓石とべースプレートと
の貫通孔に挿通し、先端部を前記柱座プレートのねじ孔
に螺合して前記柱座プレートと沓石とベースプレートと
を締め付け固定し、 前記べースプレートを所定の位
置、高さに設定し、前記沓石を支持する基礎部に固定す
ることを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、 上記請求項2
に記載の、柱下端部の固定方法において、 前記ベース
プレートに設けられた複数の取付用貫通孔にそれぞれ取
付調整用ボルトを挿通し、 該取付調整用ボルトにナッ
トを螺合した後、基礎部に固定されたアンカー体にねじ
込むとともに、前記ナットと該取付調整用ボルトの頭部
とによって前記ベースプレートを挟持して、該ベースプ
レートを固定するものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、柱下端部固定用
金具に関するものであり、 ねじ孔を有し、柱下端面に
固定される柱座プレートと、 基礎部に固定されるベー
スプレートと、 前記ベースプレートに設けられた貫通
孔に挿通されるとともに、前記柱座プレートの前記ねじ
孔に螺合され、該柱座プレートと前記ベースプレートと
の間に沓石を介挿して締め付けることができるアンカー
ボルトと、を有することを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記請求項4に
記載の柱下端部固定用金具において、 前記ベースプレ
ートに設けられた取付用貫通孔に挿通され、基礎部に固
定されたアンカー体に螺着することができる取付調整用
ボルトと、 該取付調整用ボルトと螺合され、前記ベー
スプレートを前記取付調整用ボルトの頭部との間で挟持
するナットとを有するものである。
【0013】上記請求項1から請求項5に記載の発明に
おいて、上記柱座プレートは、柱下端面に固着され、沓
石上に安定よく当接されるものであれば形状・厚さ等を
適宜に設計が可能である。また、柱座プレートに設けら
れたねじ孔は、該柱座プレートに貫通孔を設け、この貫
通孔と中心位置がほぼ一致するようにナットを固着した
ものでもよいし、柱座プレートに設けた貫通孔の内周面
に雌ねじを設けたものでもよい。上記ベースプレート
は、アンカーボルトによって沓石に締め付け固定するこ
とができるとともに、基礎部に固定することが可能であ
れば、形状・寸法等を適切に設計することができる。上
記基礎部は、コンクリート等をほぼ平坦に敷き均した基
礎盤、コンクリート等による独立基礎、布基礎等、その
構造・形状等は適宜選択が可能である。また、上記ベー
スプレートを基礎部に固定する構造としては、例えば、
基礎部にアンカー体を固定し、このアンカー体に螺合さ
れたボルトによってベースプレートを固定する構造、又
はベースプレートをコンクリート、モルタル等で埋め込
み、基礎部と一体として固定する構造等、ベースプレー
トが強固に固定される構造であれば適宜選択が可能であ
る。
【0014】前記請求項3又は請求項5に記載の構成に
おいて、前記アンカー体は、基礎部に穿設された穴に、
雌ねじが軸線方向に切られたほぼ筒状体をくさびの作用
によって固定する、いわゆるホールインアンカーであっ
てもよいし、エポキシ樹脂等の接着剤を穴内に充填して
固定するものであってもよい。
【0015】
【作用】上記請求項1に記載の発明に係る、柱下端部の
固定構造では、柱下端面に固着された柱座プレートと、
沓石と、ベースプレートとがアンカーボルトによって締
め付け固定され、さらにベースプレートが基礎部に固定
されるので、柱の下端部は沓石、ベースプレートを介し
て基礎と強固に固定される。したがって、柱に揚力が生
じても柱下端が沓石から浮き上がったり、沓石からはず
れ落ちたりすることがなく、信頼度の高い構造となる。
また、柱を所定位置に固定する前に、柱と沓石とベース
プレートとを一体となるようにアンカーボルトで締め付
け、その後、ベースプレートを基礎部と固定することが
できるので、アンカーボルト及び沓石のそれぞれについ
て正確な位置に設定して固定する手間を省略することが
でき作業性が向上する。
【0016】上記請求項2に記載の発明に係る、柱下端
部の固定方法では、柱下端面に固着された柱座プレート
と、沓石と、ベースプレートとを締め付け固定し、その
後、ベースプレートを基礎部に固定するので、正確な位
置に柱下端を設定して固定する作業を効率よく行なうこ
とができ、さらに、揚力に対しても抵抗し得る信頼度の
高い柱下端部の固定構造が得られる。
【0017】上記請求項3に記載の発明に係る、柱下端
部の固定方法では、ベースプレートに複数の取付調整用
ボルトが挿通されており、これらの取付調整用ボルトを
基礎部に固定されたアンカー体にねじ込んで固定するの
で、簡単な作業でベースプレートを固定することがで
き、揚力に対しても強固な固定構造が得られる。また、
取付調整用ボルトとこれに螺合されたナットとを適宜回
転させることによってベースプレートの高さを調整する
ことができ、正確に柱下端を固定することが可能とな
る。
【0018】上記請求項4に記載の発明に係る柱下端部
固定用金具では、柱下端面に固着される柱座プレート
と、基礎部に固定されるベースプレートと、ベースプレ
ートと柱座プレートとの間に沓石を介挿してこれらを締
め付けることができるアンカーボルトとを有しているの
で、容易に柱と沓石とベースプレートとが一体となるよ
うに固着することができる。また、柱を所定位置に設定
した後、ベースプレートを基礎部に固定することによっ
て、柱は柱座プレート・沓石・ベースプレート・アンカ
ーボルトを介して基礎部に強固に固定される。したがっ
て柱下端を固定する工程が簡略化される。
【0019】上記請求項5に記載の発明に係る柱下端部
固定用金具では、複数の取付調整用ボルトによってベー
スプレートが基礎部に強固に固定されるとともに、施工
時において、この取付調整用ボルトと、これに螺合され
たナットとを適切に回転させることによってベースプレ
ートの高さを調整することができ、正確な高さに柱の下
端の設定することが容易に行ない得る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は請求項1に記載の発明の一実施例である柱下
端部の固定構造を示す概略構成図である。この柱下端部
の固定構造は、基礎コンクリート部13の上に沓石2を
設置し、その上に柱1を固定支持するものであり、柱下
端面には柱座プレート3がビス4により固定され、この
柱座プレート3の下面が自然石からなる沓石2に当接さ
れ、さらにこの沓石2の下面には鋼材からなるベースプ
レート7が当接されている。上記柱座プレート3は図2
に示すように、固定用のビス穴3aの他に、中心付近に
は貫通孔3bが設けられ、上面には上記貫通孔3bと中
心が一致するようにナット5が溶接して固定されてい
る。また、ベースプレート7及び沓石2のほぼ中心位置
にそれぞれ上下方向に貫通孔2a,7aが設けられてお
り、下側から挿通されたアンカーボルト6が、上記柱座
プレート3の上面に固定されたナット5と螺合され、柱
座プレート3、沓石2およびベースプレート7を締め付
けて、固定している。なお、柱1の下端面には上記ナッ
ト5及びアンカーボルト6の先端部が突き出すのを許容
する凹部1aが設けられている。
【0021】上記ベースプレート7は、図3に示すよう
にアンカーボルト6が挿通される貫通孔7aの他に、両
端付近にそれぞれ取付用貫通孔7bを有し、取付調整用
ボルト8が上方から挿通され、この取付調整用ボルト8
とこれに螺合されたナット9によってベースプレート7
が挟持されている。この取付調整用ボルト8の先端は基
礎コンクリート11に固定されたホールインアンカー1
0にねじ込んで固定されている。上記ベースプレート
7、取付調整用ボルト8及び沓石2の下部は、仕上げモ
ルタル12によって埋め込まれ、沓石2およびベースプ
レート7の下側に隙間が生じないように仕上げモルタル
が充填されて上部からの鉛直荷重を基礎コンクリート1
1に支持させるようになっている。
【0022】次に上記柱下端部の固定構造の施工方法で
あって、請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施例
である柱下端部の固定方法について説明する。まず、図
4(a)に示すように、上面側にナット5が溶接で取り
つけられた柱座プレート3を柱1の下端面にビス4で固
着する。この柱の上端部を図4(b)に示すように仮サ
ポート21で支持された庇20に接合し、吊り下げるよ
うに支持する。柱の下端部には図5(a)、図5(b)
に示すように沓石2およびベースプレート7を当接し、
アンカーボルト6によってこれらを締め付け固定する。
【0023】一方、基礎コンクリート11には、図6
(a)、図6(b)、図6(c)に示すようにハンマー
ドリル等によって穴を穿設し、ホールインアンカー10
を挿入し、固定する。このホールインアンカー10は穴
にアンカー体を挿入する際に、くさびの作用によって外
径が拡大し、穴の内周面にアンカー体側面が強く押し付
けられて固定されるものである。次に図6(d)に示す
ように、ベースプレート7の両端付近に設けられた取付
用貫通孔に取付調整用ボルト8を挿通し、ナット9を螺
合させた後、先端から上記ホールインアンカー10にね
じ込む。そして取付調整用ボルトの頭部をベースプレー
ト7に当接し、高さ、水準を調整し、ナット9で締め付
けて固定する。
【0024】続いて、図7に示すように基礎コンクリー
ト11上に仕上げ用モルタル12を敷き均し、沓石2及
びベースプレート7の下側にも隙間なく充填し、沓石2
の下部、ベースプレート7及び取付調整用ボルト8を埋
め込んで固定する。
【0025】なお、上記実施例ではアンカー体としてホ
ールインアンカーを用いているが、いわゆるケミカルア
ンカーを用いてもよい。これは基礎コンクリートに穿設
された穴内にエポキシ樹脂等の接着剤が封入されたカプ
セルを投入しておき、アンカー体を挿入した際にカプセ
ルを破壊して接着剤を穴の内面とアンカー体との間に充
填し、この接着剤の硬化によりアンカー体を固定するも
のである。
【0026】
【発明の効果】上記請求項1に記載の発明に係る、柱下
端部の固定構造では、柱下端面に固着された柱座プレー
トと、沓石と、ベースプレートとがアンカーボルトによ
って締め付け固定され、ベースプレートが基礎部に固定
されるので、揚力が作用する柱であっても、柱の下端部
が基礎と強固に固定され、信頼度の高い柱下端部の固定
構造が得られる。また、柱を所定位置に固定する前に、
柱と沓石とベースプレートとを一体となるようにアンカ
ーボルトで締め付けておくことができるので、作業性が
向上する。また、請求項2に記載の柱下端部の固定方法
では、信頼度の高い柱下端部の固定構造を、効率の良い
作業で得ることができる。さらに請求項3に記載の柱下
端部の固定方法では、ベースプレートが複数の取付調整
用ボルトで基礎部に固定されるので、揚力に対しても強
固に固定されるとともに、高さの調整を容易に行うこと
ができる。上記請求項4に記載の発明に係る柱下端部固
定用金具では、柱下端面に固着される柱座プレートと、
沓石と、ベースプレートとをアンカーボルトで締め付け
て固定することができるので、ベースプレートを基礎部
に固定することによって柱下端を基礎部に強固に固定す
ることができ、作業性も向上する。また、上記請求項5
に記載の発明に係る柱下端部固定用金具では、複数の取
付調整用ボルトによって、柱下端部の高さを調整して固
定することが容易に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例である柱下端
部の固定構造を示す概略構成図である。
【図2】上記図1に示す柱下端部の固定構造で用いられ
る柱座プレートの平面図である。
【図3】上記図1に示す柱下端部の固定構造で用いられ
るベースプレートの平面図である。
【図4】請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施例
である柱下端部の固定方法を示す施工要領図である。
【図5】請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施例
である柱下端部の固定方法を示す施工要領図である。
【図6】請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施例
である柱下端部の固定方法を示す施工要領図である。
【図7】請求項2又は請求項3に記載の発明の一実施例
である柱下端部の固定方法を示す施工要領図である。
【図8】従来の、柱下端部の固定構造を示す概略斜視図
である。
【符号の説明】
1 柱 2 沓石 3 柱座プレート 4 ビス 5 ナット 6 アンカーボルト 7 ベースプレート 8 取付調整用ボルト 9 ナット 10 ホールインアンカー 11 基礎コンクリート 12 仕上モルタル 20 庇 21 仮サポート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−368517(JP,A) 特開 平5−33351(JP,A) 実開 昭60−87911(JP,U) 実開 昭63−23401(JP,U) 実開 昭58−181744(JP,U) 実開 平2−21206(JP,U) 実公 昭37−6872(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 503 E02D 27/00 E04B 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沓石の上に立設される柱の下端部の固
    定構造であって、 柱下端面に、ねじ孔を有する柱座プレートが固着され、 前記柱座プレートの下側にあって柱を支持する沓石と、
    該沓石の下側に介挿されるベースプレートと、前記柱座
    プレートとがアンカーボルトによって締め付け固定さ
    れ、 前記ベースプレートが、前記沓石を支持する基礎部に固
    定されていることを特徴とする柱下端部の固定構造。
  2. 【請求項2】 柱下端面に、ねじ孔を有する柱座プレ
    ートを固着し、 前記柱座プレートの下側にあって柱を支持する沓石と、
    該沓石の下側に介挿されるベースプレートとに、あらか
    じめ貫通孔を穿設しておき、 アンカーボルトを、前記沓石とべースプレートとの貫通
    孔に挿通し、先端部を前記柱座プレートのねじ孔に螺合
    して前記柱座プレートと沓石とベースプレートとを締め
    付け固定し、 前記べースプレートを所定の位置、高さに設定し、前記
    沓石を支持する基礎部に固定することを特徴とする柱下
    端部の固定方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の、柱下端部の固
    定方法において、 前記ベースプレートに設けられた複数の取付用貫通孔に
    それぞれ取付調整用ボルトを挿通し、 該取付調整用ボルトにナットを螺合した後、基礎部に固
    定されたアンカー体にねじ込むとともに、前記ナットと
    該取付調整用ボルトの頭部とによって前記ベースプレー
    トを挟持して、該ベースプレートを固定することを特徴
    とする柱下端部の固定方法。
  4. 【請求項4】 ねじ孔を有し、柱下端面に固定される
    柱座プレートと、 基礎部に固定されるベースプレートと、 前記ベースプレートに設けられた貫通孔に挿通されると
    ともに、前記柱座プレートの前記ねじ孔に螺合され、該
    柱座プレートと前記ベースプレートとの間に沓石を介挿
    して締め付けることができるアンカーボルトと、を有す
    ることを特徴とする柱下端部固定用金具。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の柱下端部固定用
    金具において、 前記ベースプレートに設けられた取付用貫通孔に挿通さ
    れ、基礎部に固定されたアンカー体に螺着することがで
    きる取付調整用ボルトと、 該取付調整用ボルトと螺合され、前記ベースプレートを
    前記取付調整用ボルトの頭部との間で挟持するナットと
    を有することを特徴とする柱下端部固定用金具。
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