JP2586770Y2 - パネル取付ユニットのロック機構 - Google Patents

パネル取付ユニットのロック機構

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JP2586770Y2
JP2586770Y2 JP6065592U JP6065592U JP2586770Y2 JP 2586770 Y2 JP2586770 Y2 JP 2586770Y2 JP 6065592 U JP6065592 U JP 6065592U JP 6065592 U JP6065592 U JP 6065592U JP 2586770 Y2 JP2586770 Y2 JP 2586770Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、操作パネルに本体を
固定した後、この本体にロック部を介して収納部を取り
付ける操作スイッチ等のパネル取付ユニットに関し、特
に本体とロック部とを固定するロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】操作パネルに取り付けられる操作スイッ
チや表示灯等のパネル取付ユニットは一般に、操作部ま
たは表示部を有する本体と、ロック部を有する収納部と
を分割して構成されている。たとえば、操作スイッチで
は操作パネルに操作部を固定したのち、操作部の背面に
形成された取付部にロック部を介して収納部を固定す
る。このロック部の構造として本出願人は実願昭63−
40206号において、収納部のロック部に回転自在に
されたリング状のロックプレートを設け、このロックプ
レートの内周面に操作部の取付部の外周面に形成された
縦溝および横溝に係合する突起を設けた操作スイッチの
ロック機構を提案した。このロック機構においては、突
起が縦溝および横溝に係合する範囲においてロックプレ
ートが回転自在にされているため、ロックプレートを突
起が操作部の取付部に形成された縦溝に対向するように
位置させた状態で、収納部のロック部内に操作部の取付
部を嵌入する。この後、ロックプレートを回転させて突
起を横溝に係合させることにより操作部と収納部との取
付方向についての移動が規制される。このようにして上
記操作スイッチのロック機構によれば、収納部に対する
操作部の取付部の固定を確実に行うことができるととも
に、その確認作業を容易に行うことができるようにし、
操作部と収納部との取付不良の発生を防止して装置の故
障や破損等の事故を未然に防止することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記操
作スイッチのロック機構では、操作部等の本体に対して
収納部を嵌合した後、レバーを操作して両者を固定する
作業が必要で、多数のパネル取付ユニットを操作パネル
に取り付ける際にはその取付作業が煩雑化する問題があ
った。また、本体および収納部に形成された突起と爪部
との係合によって両者を固定するようにしたものでは、
両者を嵌合した後におけるレバー等の操作を不要にする
ことができるが、一旦両者を固定した後は容易に取り外
すことができず、メンテナンス作業やレイアウトの変更
を容易に行うことができなくなる問題があった。
【0004】この考案の目的は、本体に収納部を嵌合す
るだけで両者を固定することができるとともに、本体か
ら収納部を離脱する際には、マイナスドライバ等の一般
工具によって容易に操作することができるようにし、メ
ンテナンス時やレイアウトの変更時における作業性を向
上することができるパネル取付ユニットのロック機構を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案のパネル取付ユ
ニットのロック機構は、操作パネルに取り付けられる本
体と、ロック部を有する収納部とから構成され、本体の
取付部にその背面側からロック部を介して収納部を装着
するパネル取付ユニットのロック機構において、本体の
取付部の外周面の一箇所に、凹凸部と取付部の背面側に
いくにしたがって突出量が減少する傾斜面とが本体の前
後方向に連続する段部を形成し、前記ロック部が、前記
取付部を内挿するとともに、前記段部に対向する位置
に、前記段部に係合し、且つ断面形状において収納部の
外側に露出する係合孔部を有する突起を、この突起に対
して前記段部との係合方向の弾性力を付与する弾性部材
を介して備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案のパネル取付ユニットのロック機構に
おいては、操作パネルに取り付けられた本体の取付部が
収納部のロック部に内挿される。この時、本体の取付部
の外周面の一箇所に形成された段部に、収納部のロック
部に形成された突起が係合する。この突起はロック部に
弾性部材を介して設けられており、この弾性部材は突起
に対して段部との係合方向に弾性力を付与する。また、
段部は本体の前後方向に連続する凹凸部と傾斜面とで構
成され、この傾斜面は取付部の背面側にいくにしたがっ
て突出量が減少するように形成されている。したがっ
て、取付部をロック部に挿入していくと、突起はまず、
傾斜面にその背面側から当接し、徐々に外側に押し広げ
られて凸部を越え、この後凹部内に嵌入する。このよう
にして凹部内に嵌入した突起は、本体の取付部と収納部
のロック部とが離間する方向への移動が規制され、ロッ
ク部から取付部を離脱できなくなる。突起は弾性部材に
より段部との係合方向に付勢されており、この弾性部材
の弾性力に抗する外力が作用しない限り突起と段部との
係合状態は維持される。
【0007】一方、突起が有する係合孔部は断面形状に
おいて収納部の外側に露出しており、操作パネルに取り
付けられた本体に対して収納部を装着した後に、収納部
の背面方向から係合孔部に対して一般工具等を挿入する
ことかできる。このように突起が有する係合孔部に一般
工具を挿入してこれを外側に移動させることにより、突
起に対して弾性部材の弾性力に抗する外力を作用させる
ことができ、突起と段部の凹部との係合状態が解除され
る。この突起と凹部との係合状態の解除により収納部と
本体との離間が可能となる。
【0008】
【実施例】図1は、この考案の実施例であるロック機構
が適用されるパネル取付ユニットである操作スイッチの
組立図である。操作スイッチ1は操作パネルに取り付け
られる本体2とスイッチ機構を収納する収納部3とによ
って構成されている。本体2は操作パネルの前面に位置
する操作部5と、この操作部5の背面に連続する取付部
6とからなる。取付部6の外周面の一部にはネジ部8が
形成されており、このネジ部8に締付ナット7が螺合す
る。操作パネルに本体2を取り付けるにあたっては、図
外の操作パネルの前面側から取付用の孔部に取付部6を
嵌入し、操作部5の背面と締付ナット7との間に操作パ
ネルを挟持させる。
【0009】上記本体2の取付部6に対して収納部3は
着脱自在に構成されている。この収納部3の着脱はロッ
ク部4を介して行われる。取付部6の外周面の互いに対
向する二箇所には突出部15が形成されており、収納部
3の前面に構成されたロック部4はこの取付部6に外嵌
する形状に形成されている。即ち、ロック部4の内部に
は、取付部6の突出部15に対向する二箇所に嵌合部1
6が形成されており、ロック部4の断面形状は、その上
面を除く部分について取付部6の断面形状に完全に一致
する。
【0010】取付部6の外周面の上面部分には、操作部
5側から順に凹部9a、凸部9bおよび傾斜面9cから
なる段部9が形成されている。傾斜面9cには背面側に
いくにしたがって低下する傾斜が与えられている。一
方、ロック部4においてこの段部9に対向する上面部分
は開放されており、収納部3の前面から段部9に対向す
る位置に弾性板13を介して突起11が突出形成されて
いる。この突起11の上部には長孔が形成された係合孔
部12が設けられている。この係合孔部12は収納部3
の断面形状から上側に露出しており、収納部3の背面か
ら係合後部12の長孔に対してマイナスドライバ等の一
般工具を挿入することができる。
【0011】突起11は凹部9aに嵌合する形状に形成
されており、本体2の取付部6をロック部4内に背面方
向から外嵌する際に、突起11は傾斜面9cに当接す
る。突起部11は弾性板13を介して収納部3の前面か
ら突出形成されているため、突起11は外力の作用によ
り上下方向に弾性変位する。ロック部4には弾性板13
の上面に対向するガイド部14が延出しており、このガ
イド板14を越えて突起11が上方に変位することを防
止している。
【0012】図2に示すように、収納部3の前面に突出
するロック部4は、本体2の取付部6に外嵌する。この
時、取付部6の二箇所に形成された突出部15とロック
部4に形成された嵌入部16との係合により両者の位置
決めがなされる。また、この係合により本体2と収納部
3の回り防止をも実現できる。これとともに、ロック部
4に延出する突起11が取付部6の上面の段部9に係合
する。以上の構成により、ロック部4に取付部6を内挿
して収納部3を本体2方向に移動させるだけで、収納部
3を本体2にワンタッチで容易に装着することができ
る。
【0013】図3は、上記ロック機構を適用した操作ス
イッチにおける突起と段部との係合状態を示す要部の側
面断面図である。図3(A)に示すように、取付部6に
対して収納部3のロック部4を矢印X方向に移動する
と、ロック部4に形成された突起11が取付部6の段部
9に含まれる傾斜面9cに当接する。この状態でさらに
ロック部4を収納部3とともに矢印X方向に移動する
と、傾斜面9cと突起11との当接力が突起11に上方
向に作用する。この作用力によって弾性板13は上方向
に弾性変形を生じ、突起11は上方に変位して段部9の
凸部9bの上面に当接する。
【0014】さらに、収納部3を矢印X方向に移動して
いくと突起11は凸部9bを越えて凹部9aに達する。
突起11が凸部9bの上面に当接している状態では弾性
板13の変形により突起11には下方向の弾性力が作用
している。したがって、突起11が凸部9bを越えて凹
部9aに達すると、この弾性力により突起11は凹部9
a内に嵌入する。凹部9aの背面側の側面および突起1
1の背面側の側面はともに垂直面によって構成されてお
り、凹部9a内に嵌入した突起11は矢印X方向と反対
方向への移動が規制される。この規制によって収納部3
と取付部6との分離が確実に禁止される。
【0015】操作スイッチのメンテナンス時やレイアウ
トの変更時においては、取付部6とロック部4との装着
状態を解除して本体2から収納部3を分離する必要が生
じる。このような場合には図3(B)に示すように、突
起11を上方に持ち上げ、突起11と凹部9aとの係合
状態を解除する。この時、突起11の上方に形成された
係合孔部12の長孔12aは、収納部3の断面形状にお
いて上方に露出しており、長孔12aに対して収納部3
の背面方向からマイナスドライバ等の一般工具を挿入
し、弾性板13の弾性力に抗して係合孔部12を突起1
1とともに上方に変位させることができる。これによっ
て突起11は凹部9aとの係合状態を外れ、この状態の
ままで収納部3を矢印Y方向に移動させることにより収
納部3は本体2から分離する。
【0016】なお、弾性板13の上面に対向するガイド
14の形成位置は、弾性板13の弾性変形範囲内におい
て弾性板13の上面に当接する位置にされている。した
がって、係合孔部12を介して突起11を上方に変位さ
せるに際して弾性板13にその弾性範囲を越える変形を
生じることがなく、この部分における破損の発生を未然
に防止することができる。
【0017】また、凹凸部9a,9bおよび傾斜面9c
からなる段部9は、取付部6の一箇所にのみ形成されて
いるため、収納部3を本体2から取り外すに際して、係
合孔部12の長孔12aに挿入した一本の一般工具を一
方の手で操作し、他方の手で収納部3を矢印Y方向に引
き抜くことができるため、本体2から収納部3を離脱す
る作業を極めて容易に行うことかできる利点がある。
【0018】さらに、本体2と収納部3との分離時に操
作される係合孔部12が収納部3の上面から上方に露出
しているため、長孔12aに対して一般工具を直線的に
挿入することができる。したがって、比較的狭いスペー
スでも係合孔部12を突起11とともに上方に変位させ
ることができ、複数の操作スイッチを集設した場合であ
っても、メンテナンスやレイアウトの変更に際して本体
2から収納部3を容易に分離することができる。
【0019】
【考案の効果】この考案によれば、本体の取付部に形成
された段部とロック部に形成された突起とが一箇所にお
いてのみ係合するため、本体に対する収納部の装着をワ
ンタッチで行うことができるとともに、両者の分離に際
して操作すべき箇所が少なく、その作業を極めて容易に
行うことができる利点がある。また、段部と突起との係
合を解除する際に操作される係合孔部が断面形状におい
て収納部の外側に露出していることから、収納部の背面
方向から一般工具を用いて容易に操作することができ、
特殊工具の使用を不要にして作業の簡略化を図ることか
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるロック機構を用いた操
作スイッチの組立図である。
【図2】同操作スイッチの構成する収納部の正面図であ
る。
【図3】同操作スイッチにおける突起と段部との係合状
態を示す要部の側面断面図である。
【符号の説明】
1−操作スイッチ 2−本体 3−収納部 4−ロック部 6−取付部 9−段部 9a−凹部 9b−凸部 9c−傾斜面 11−突起 12−係合孔部 13−弾性板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作パネルに取り付けられる本体と、ロッ
    ク部を有する収納部とから構成され、本体の取付部にそ
    の背面側からロック部を介して収納部を装着するパネル
    取付ユニットのロック機構において、 本体の取付部の外周面の一箇所に、凹凸部と取付部の背
    面側にいくにしたがって突出量が減少する傾斜面とが本
    体の前後方向に連続する段部を形成し、 前記ロック部が、前記取付部を内挿するとともに、前記
    段部に対向する位置に、前記段部に係合し、且つ断面形
    状において収納部の外側に露出する係合孔部を有する突
    起を、この突起に対して前記段部との係合方向の弾性力
    を付与する弾性部材を介して備えたことを特徴とするパ
    ネル取付ユニットのロック機構。
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