JP2586679Y2 - モータ - Google Patents
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- JP2586679Y2 JP2586679Y2 JP4272792U JP4272792U JP2586679Y2 JP 2586679 Y2 JP2586679 Y2 JP 2586679Y2 JP 4272792 U JP4272792 U JP 4272792U JP 4272792 U JP4272792 U JP 4272792U JP 2586679 Y2 JP2586679 Y2 JP 2586679Y2
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】ステータコアとこれに包囲状に取付けら
れるインシュレータとこの上に巻設されるコイルから成
るステータとを備えたモータに於て、ステータを組付け
る場合、該ステータをハウジングの円筒部に外嵌状に嵌
合固着していた。
れるインシュレータとこの上に巻設されるコイルから成
るステータとを備えたモータに於て、ステータを組付け
る場合、該ステータをハウジングの円筒部に外嵌状に嵌
合固着していた。
【０００３】その際、接着剤を使用して固定していた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】従って、ステータをハ
ウジングの円筒部に固定する従来の方法では、接着塗布
作業を要し、作業能率が悪く、かつ、接着不良の発生率
も比較的高かった。
ウジングの円筒部に固定する従来の方法では、接着塗布
作業を要し、作業能率が悪く、かつ、接着不良の発生率
も比較的高かった。
【０００５】そこで、本考案では、接着剤を使用するこ
となく、ステータを確実にハウジングの円筒部に組付け
ることができ、しかも、軸方向に抜けたり、周方向のが
た付きを生じたりすることもないモータを提供すること
を目的とする。
となく、ステータを確実にハウジングの円筒部に組付け
ることができ、しかも、軸方向に抜けたり、周方向のが
た付きを生じたりすることもないモータを提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の一つの目的を達成
するために、本考案に係るモータは、ステータコアとこ
れに包囲状に取付けられるインシュレータとこの上に巻
設されるコイルから成るステータを備えたモータに於
て、ハウジングの円筒部の外周面に、係止爪と軸方向小
凹凸部とを設けると共に、上記インシュレータの円筒壁
部の端面に、該係止爪が係止して該ステータの軸方向の
抜けを防止する切欠部を形成し、かつ、該インシュレー
タの円筒壁部の内周面に、上記軸方向小凹凸部に嵌合し
て該ステータの周方向のがた付きを防止する軸方向小凸
凹部を、形成したものである。
するために、本考案に係るモータは、ステータコアとこ
れに包囲状に取付けられるインシュレータとこの上に巻
設されるコイルから成るステータを備えたモータに於
て、ハウジングの円筒部の外周面に、係止爪と軸方向小
凹凸部とを設けると共に、上記インシュレータの円筒壁
部の端面に、該係止爪が係止して該ステータの軸方向の
抜けを防止する切欠部を形成し、かつ、該インシュレー
タの円筒壁部の内周面に、上記軸方向小凹凸部に嵌合し
て該ステータの周方向のがた付きを防止する軸方向小凸
凹部を、形成したものである。
【０００７】また、上記インシュレータの円筒壁部に、
軸方向の切込みが形成されている。
軸方向の切込みが形成されている。
【０００８】
【作用】ハウジングの円筒部の外周面に、係止爪と軸方
向小凹凸部とを設けると共に、インシュレータの円筒壁
部の端面に、係止爪が係止してステータの軸方向の抜け
を防止する切欠部を形成し、かつ、該インシュレータの
円筒壁部の内周面に、上記軸方向小凹凸部に嵌合して該
ステータの周方向のがた付きを防止する軸方向小凸凹部
を、形成したものでは、円筒部の係止爪をインシュレー
タの切欠部に係止させると共に、円筒部の軸方向小凹凸
部とインシュレータの軸方向小凸凹部とを嵌合させれ
ば、ステータをハウジングに組付けることができる。
向小凹凸部とを設けると共に、インシュレータの円筒壁
部の端面に、係止爪が係止してステータの軸方向の抜け
を防止する切欠部を形成し、かつ、該インシュレータの
円筒壁部の内周面に、上記軸方向小凹凸部に嵌合して該
ステータの周方向のがた付きを防止する軸方向小凸凹部
を、形成したものでは、円筒部の係止爪をインシュレー
タの切欠部に係止させると共に、円筒部の軸方向小凹凸
部とインシュレータの軸方向小凸凹部とを嵌合させれ
ば、ステータをハウジングに組付けることができる。
【０００９】また、ステータをハウジングに組付けれ
ば、係止爪が切欠部に係止していることにより、ステー
タの軸方向の抜けが防止され、軸方向小凹凸部と軸方向
小凸凹部とが嵌合していることにより、ステータの周方
向のがた付きが防止される。
ば、係止爪が切欠部に係止していることにより、ステー
タの軸方向の抜けが防止され、軸方向小凹凸部と軸方向
小凸凹部とが嵌合していることにより、ステータの周方
向のがた付きが防止される。
【００１０】また、インシュレータの円筒壁部に軸方向
の切込みを形成しておけば、ステータの円筒部への外嵌
の際、円筒壁部が容易に拡開し、組立作業がより容易に
なる。
の切込みを形成しておけば、ステータの円筒部への外嵌
の際、円筒壁部が容易に拡開し、組立作業がより容易に
なる。
【００１１】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
詳説する。
【００１２】図１は本考案に係るモータを示し、具体的
にはファンモータを示している。このモータは、ハウジ
ング１の円筒部２に取付けられるステータ３と、該円筒
部２に内嵌されるすべり軸受４を介して回転自在に保持
されるインペラ５と、からなる。
にはファンモータを示している。このモータは、ハウジ
ング１の円筒部２に取付けられるステータ３と、該円筒
部２に内嵌されるすべり軸受４を介して回転自在に保持
されるインペラ５と、からなる。
【００１３】しかして、ステータ３は、ステータコア６
と、これに包囲状に取付けられるプラスチック製のイン
シュレータ７と、この上に巻設されるステータコイル８
と、からなる。
と、これに包囲状に取付けられるプラスチック製のイン
シュレータ７と、この上に巻設されるステータコイル８
と、からなる。
【００１４】また、インシュレータ７は、ステータコア
６の一面６ａ側から外嵌される第１部材９と、該ステー
タコア６の他面６ｂ側から外嵌される第２部材10と、か
ら構成する。
６の一面６ａ側から外嵌される第１部材９と、該ステー
タコア６の他面６ｂ側から外嵌される第２部材10と、か
ら構成する。
【００１５】第１部材９は、図２と図３に示すように、
円筒壁部11と、ステータコア６の一面６ａに対応する一
面対応壁部12と、該一面対応壁部12の外縁部から垂設さ
れる（ステータコア６のティース25外周面に対応する部
位は省略される。）垂下壁部13と、一面対応壁部12から
立設される立上り片部14…と、を備える。
円筒壁部11と、ステータコア６の一面６ａに対応する一
面対応壁部12と、該一面対応壁部12の外縁部から垂設さ
れる（ステータコア６のティース25外周面に対応する部
位は省略される。）垂下壁部13と、一面対応壁部12から
立設される立上り片部14…と、を備える。
【００１６】また、第２部材10は、円筒壁部15と、ステ
ータコア６の他面６ｂに対応する他面対応壁部16と、該
他面対応壁部16の外縁部から立設される（ステータコア
６のティース25外周面に対応する部位は省略される。）
立上り壁部17と、該他面対応壁部16から垂設される垂下
片部18…と、を備える。
ータコア６の他面６ｂに対応する他面対応壁部16と、該
他面対応壁部16の外縁部から立設される（ステータコア
６のティース25外周面に対応する部位は省略される。）
立上り壁部17と、該他面対応壁部16から垂設される垂下
片部18…と、を備える。
【００１７】そして、第１部材９と第２部材10とは、相
互に係止する雄雌係止機構Ｍを介して連結される。
互に係止する雄雌係止機構Ｍを介して連結される。
【００１８】雄雌係止機構Ｍは、図４に示すように、第
１部材９の垂下壁部13に設けられる係止片19と、第２部
材10の立上り壁部17に設けられる窓部20と、から形成さ
れる。
１部材９の垂下壁部13に設けられる係止片19と、第２部
材10の立上り壁部17に設けられる窓部20と、から形成さ
れる。
【００１９】即ち、係止片19には、切欠部21が形成さ
れ、第２部材10の立上り壁部17には窓部20より上方の裏
面に凹溝22が形成される。
れ、第２部材10の立上り壁部17には窓部20より上方の裏
面に凹溝22が形成される。
【００２０】従って、第１部材９と第２部材10とを、垂
下壁部13と立上り壁部17とを重ね合わせれば、係止片19
が凹溝22に案内されて、該係止片19の先端部が窓部20に
侵入し、図４に示すように、切欠部21に、凹溝22を形成
することにより形成される残部23が係合し、第１部材９
と第２部材10とは連結される。
下壁部13と立上り壁部17とを重ね合わせれば、係止片19
が凹溝22に案内されて、該係止片19の先端部が窓部20に
侵入し、図４に示すように、切欠部21に、凹溝22を形成
することにより形成される残部23が係合し、第１部材９
と第２部材10とは連結される。
【００２１】即ち、第１部材９と第２部材10とからなる
インシュレータ７にて、ステータコア６は、孔部24の内
周面及び各ティース25…の外周面を除いた部分が、被覆
される。
インシュレータ７にて、ステータコア６は、孔部24の内
周面及び各ティース25…の外周面を除いた部分が、被覆
される。
【００２２】なお、雄雌係止機構Ｍは、この場合、ステ
ータコア６のティース25間に配設される。つまり、周方
向に180 °ピッチに２個又は周方向に90°ピッチに４個
配設される。
ータコア６のティース25間に配設される。つまり、周方
向に180 °ピッチに２個又は周方向に90°ピッチに４個
配設される。
【００２３】しかして、雄雌係止機構Ｍとしては、図５
に示すように、第１部材９側に窓部20が設けられ、第２
部材10側に係止片19が設けられるものであってもよい。
に示すように、第１部材９側に窓部20が設けられ、第２
部材10側に係止片19が設けられるものであってもよい。
【００２４】このように、雄雌係止機構Ｍを介して、第
１部材９と第２部材10とを連結すれば、第１・第２部材
９，10は強固に一体化され、組立ラインにおいて、コイ
ル８を巻設するまでに、インシュレータ７が分離するこ
とがなくなり、組立ての自動化を確実に図ることができ
る。
１部材９と第２部材10とを連結すれば、第１・第２部材
９，10は強固に一体化され、組立ラインにおいて、コイ
ル８を巻設するまでに、インシュレータ７が分離するこ
とがなくなり、組立ての自動化を確実に図ることができ
る。
【００２５】また、第１部材９と第２部材10とを連結す
るには、係止片19…と窓部20…とが対応するように、第
１部材９と第２部材10とを相互に接近させ、第１部材９
の垂下壁部13と第２部材10の立上り壁部17とを当接状と
すればよく、その連結は簡単かつ確実に行なうことがで
きる。
るには、係止片19…と窓部20…とが対応するように、第
１部材９と第２部材10とを相互に接近させ、第１部材９
の垂下壁部13と第２部材10の立上り壁部17とを当接状と
すればよく、その連結は簡単かつ確実に行なうことがで
きる。
【００２６】しかして、ハウジング１の円筒部２の外周
面２ａには、図１に示すように、係止爪26と軸方向小凹
凸部27（図７参照）とが設けられる。
面２ａには、図１に示すように、係止爪26と軸方向小凹
凸部27（図７参照）とが設けられる。
【００２７】即ち、図７に示すように、係止爪26は、円
筒部２の一端面28側に、軸心に関して対称に配設される
ように、２個設けられ、また、軸方向小凹凸部27は、円
筒部２の一端面28側に、係止爪26に対して周方向に約90
°ずれるように配設される。
筒部２の一端面28側に、軸心に関して対称に配設される
ように、２個設けられ、また、軸方向小凹凸部27は、円
筒部２の一端面28側に、係止爪26に対して周方向に約90
°ずれるように配設される。
【００２８】また、図６に示すように、インシュレータ
７の第１部材９の円筒壁部11の端面11ａに、略Ｖ字形状
の一対の切欠部29，29が、形成される。この切欠部29，
29は、軸心に関して対称に配設される。
７の第１部材９の円筒壁部11の端面11ａに、略Ｖ字形状
の一対の切欠部29，29が、形成される。この切欠部29，
29は、軸心に関して対称に配設される。
【００２９】さらに、第１部材９の円筒壁部11の内周面
30の端面11ａ側に、一対の軸方向小凸凹部31，31が形成
される。この軸方向小凸凹部31，31は切欠部29，29に対
して周方向に90°ずれるように配設される。
30の端面11ａ側に、一対の軸方向小凸凹部31，31が形成
される。この軸方向小凸凹部31，31は切欠部29，29に対
して周方向に90°ずれるように配設される。
【００３０】従って、ステータ３を円筒部２に組付けた
際には、図１と図８に示すように、円筒部２の係止爪2
6，26がインシュレータ７の切欠部29，29に係止し、か
つ、円筒部２の軸方向小凹凸部27とインシュレータ７の
軸方向小凸凹部31，31とが嵌合する。
際には、図１と図８に示すように、円筒部２の係止爪2
6，26がインシュレータ７の切欠部29，29に係止し、か
つ、円筒部２の軸方向小凹凸部27とインシュレータ７の
軸方向小凸凹部31，31とが嵌合する。
【００３１】即ち、係止爪26，26が切欠部29，29に係止
することにより、ステータ３の軸方向の抜け（具体的に
は、図１に示す矢印Ａ方向の抜け）を防止することがで
き、軸方向小凹凸部27，27と軸方向小凸凹部31，31とが
図９に示すように嵌合しているので、該ステータ３の周
方向のがた付きが防止される。
することにより、ステータ３の軸方向の抜け（具体的に
は、図１に示す矢印Ａ方向の抜け）を防止することがで
き、軸方向小凹凸部27，27と軸方向小凸凹部31，31とが
図９に示すように嵌合しているので、該ステータ３の周
方向のがた付きが防止される。
【００３２】また、切欠部29は、実施例では略Ｖの字形
状としているので、係止爪26が切欠部29に係止した際に
は、ステータ３の周方向のずれをも防止している。
状としているので、係止爪26が切欠部29に係止した際に
は、ステータ３の周方向のずれをも防止している。
【００３３】しかして、インペラ５は、軸部32がすべり
軸受４に回転自在に嵌合される碗形基部33を備え、該碗
形基部33の内周面にヨーク34を介して取付けられるロー
タマグネット35が付設される。
軸受４に回転自在に嵌合される碗形基部33を備え、該碗
形基部33の内周面にヨーク34を介して取付けられるロー
タマグネット35が付設される。
【００３４】また、碗形基部33の外周面には羽根36…が
突設される。
突設される。
【００３５】ところで、すべり軸受４は、図１に示すよ
うに、一端面４ａ側に開口する盲孔37を有し、この盲孔
37に碗形基部33の軸部32が回転自在に嵌合される。
うに、一端面４ａ側に開口する盲孔37を有し、この盲孔
37に碗形基部33の軸部32が回転自在に嵌合される。
【００３６】この場合、ステータ３の磁気センタＳ
1 は、ロータマグネット35の磁気センタＳ2 よりεだ
け、回路基板39側に寄っている。
1 は、ロータマグネット35の磁気センタＳ2 よりεだ
け、回路基板39側に寄っている。
【００３７】従って、インペラ38が回転する際には、ロ
ータマグネット35は、矢印Ｂの如く軸心方向の内方へ引
張られ、該碗形基部33の軸部32の盲孔37から矢印Ａ方向
に抜けるのを防止している。
ータマグネット35は、矢印Ｂの如く軸心方向の内方へ引
張られ、該碗形基部33の軸部32の盲孔37から矢印Ａ方向
に抜けるのを防止している。
【００３８】しかして、碗形基部33の外面40側には、フ
ィンガーガード41が配設され、このフィンガーガード41
により碗形基部33の矢印Ａ方向の抜けを防止している。
なお、図１では軸部32の上端を僅かに突出して、振動や
衝撃がかかった時でも、基部33の外面40の全体がフィン
ガーガード41に接触することを防止して、騒音を防止し
ている。
ィンガーガード41が配設され、このフィンガーガード41
により碗形基部33の矢印Ａ方向の抜けを防止している。
なお、図１では軸部32の上端を僅かに突出して、振動や
衝撃がかかった時でも、基部33の外面40の全体がフィン
ガーガード41に接触することを防止して、騒音を防止し
ている。
【００３９】また、碗形基部33の外面40と、フィンガー
ガード41の裏面42とは、僅かな寸法Ｃをもって対向し、
外面40と裏面42との間に隙間43が形成される。
ガード41の裏面42とは、僅かな寸法Ｃをもって対向し、
外面40と裏面42との間に隙間43が形成される。
【００４０】従って、碗形基部33は、フィンガーガード
41に接することなく、しかも、抜け出ることなく回転す
ることができる。即ち、別途抜け防止のための機構を設
けることなくインペラ５はなめらかに回転する。
41に接することなく、しかも、抜け出ることなく回転す
ることができる。即ち、別途抜け防止のための機構を設
けることなくインペラ５はなめらかに回転する。
【００４１】なお、回路基板39には、ホール素子44、ド
ライブＩＣ45等が付設される。
ライブＩＣ45等が付設される。
【００４２】しかして、上述の如く構成されるモータを
組立てるには、まず、インシュレータ７の第１部材９を
ステータコア６の一面６ａ側から外嵌すると共に、イン
シュレータ７の第２部材10をステータコア６の他面６ｂ
側から外嵌し、かつ、第１・第２部材９，10を、雄雌係
止機構Ｍを介して連結する。
組立てるには、まず、インシュレータ７の第１部材９を
ステータコア６の一面６ａ側から外嵌すると共に、イン
シュレータ７の第２部材10をステータコア６の他面６ｂ
側から外嵌し、かつ、第１・第２部材９，10を、雄雌係
止機構Ｍを介して連結する。
【００４３】そして、この状態にてコイル８を巻設して
ステータ３を形成し、このステータ３をハウジング１の
円筒部２に、係止爪26が切欠部29に係止すると共に軸方
向小凹凸部27と軸方向小凸凹部31とが嵌合するように、
外嵌し、すべり軸受４の盲孔37に、碗形基部33の軸部32
を挿入すればよい。なお、ステータ３を円筒部２に外嵌
させて行けば、インシュレータ７の円筒壁部11が一旦拡
開し、係止爪26が切欠部29に係止した際に、円筒壁部11
は元の円筒形状に戻る。
ステータ３を形成し、このステータ３をハウジング１の
円筒部２に、係止爪26が切欠部29に係止すると共に軸方
向小凹凸部27と軸方向小凸凹部31とが嵌合するように、
外嵌し、すべり軸受４の盲孔37に、碗形基部33の軸部32
を挿入すればよい。なお、ステータ３を円筒部２に外嵌
させて行けば、インシュレータ７の円筒壁部11が一旦拡
開し、係止爪26が切欠部29に係止した際に、円筒壁部11
は元の円筒形状に戻る。
【００４４】従って、ステータ３の組立作業、ステータ
３の円筒部２への組付作業、インペラ５の取付け作業等
が極めて簡単なものとなり、しかも、それらの作業も確
実に行なうことができる。
３の円筒部２への組付作業、インペラ５の取付け作業等
が極めて簡単なものとなり、しかも、それらの作業も確
実に行なうことができる。
【００４５】また、軸受構造としても、盲孔37とこれに
回転自在に挿入される軸部32とから構造されるので、簡
単で、かつ、コスト高とならない利点もある。
回転自在に挿入される軸部32とから構造されるので、簡
単で、かつ、コスト高とならない利点もある。
【００４６】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、インシュレータ７に形成される切欠部29と
しては、勿論、Ｖの字形とする必要はなく、要は、係止
爪26が係止して、ステータ３の軸方向の抜けが防止され
るものであればよく、矩形状等であってもよい。ここ
で、図６に２点鎖線で示すように、インシュレータ７の
円筒壁部11に複数の切込み46を形成しておけば、ステー
タ３の円筒部２への外嵌の際、円筒壁部11が容易に拡開
し、組立作業がより容易になる。
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、インシュレータ７に形成される切欠部29と
しては、勿論、Ｖの字形とする必要はなく、要は、係止
爪26が係止して、ステータ３の軸方向の抜けが防止され
るものであればよく、矩形状等であってもよい。ここ
で、図６に２点鎖線で示すように、インシュレータ７の
円筒壁部11に複数の切込み46を形成しておけば、ステー
タ３の円筒部２への外嵌の際、円筒壁部11が容易に拡開
し、組立作業がより容易になる。
【００４７】また、軸方向小凹凸部27と、これに嵌合す
る軸方向小凸凹部31としても、その凹部の深さや凸部の
突出は自由に変更することができ、凹部と凸部のピッチ
としても自由に変更することができる。
る軸方向小凸凹部31としても、その凹部の深さや凸部の
突出は自由に変更することができ、凹部と凸部のピッチ
としても自由に変更することができる。
【００４８】さらに、係止爪26、軸方向小凹凸部27、軸
方向小凸凹部31の数としても、夫々２個に限る必要もな
く、自由に変更することができる。
方向小凸凹部31の数としても、夫々２個に限る必要もな
く、自由に変更することができる。
【００４９】しかも、軸方向小凹凸部27のすべての凹部
が軸方向小凸凹部31のすべての凸部に嵌合したり、軸方
向凹凸部27のすべての凸部が軸方向小凸凹部31のすべて
の凹部に嵌合したりする必要がない。
が軸方向小凸凹部31のすべての凸部に嵌合したり、軸方
向凹凸部27のすべての凸部が軸方向小凸凹部31のすべて
の凹部に嵌合したりする必要がない。
【００５０】また、ステータ３のステータコア６のティ
ース25の数としても、勿論、４本に限る必要もなく、そ
れに対応して、インシュレータ７の第１部材９と第２部
材10のティースの数も４本に限らない。
ース25の数としても、勿論、４本に限る必要もなく、そ
れに対応して、インシュレータ７の第１部材９と第２部
材10のティースの数も４本に限らない。
【００５１】なお、インシュレータ７とハウジング１が
ともに、樹脂成形品であれば、成形時に、軸方向小凹凸
部27及び軸方向小凸凹部31を形成することができる利点
がある。
ともに、樹脂成形品であれば、成形時に、軸方向小凹凸
部27及び軸方向小凸凹部31を形成することができる利点
がある。
【００５２】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【００５３】請求項１記載のモータによれば、接着剤を
使用することなく、ステータ３をハウジング１の円筒部
２に取付けることができ、しかも、取付けた後は、ステ
ータ３は、軸方向の抜け、及び周方向のがた付きが防止
され、高品質のモータを提供することができる。
使用することなく、ステータ３をハウジング１の円筒部
２に取付けることができ、しかも、取付けた後は、ステ
ータ３は、軸方向の抜け、及び周方向のがた付きが防止
され、高品質のモータを提供することができる。
【００５４】請求項２記載のモータによれば、ステータ
３の円筒部２への外嵌の際、インシュレータ７の円筒壁
部11が容易に拡開し、組立作業がより容易になる。
３の円筒部２への外嵌の際、インシュレータ７の円筒壁
部11が容易に拡開し、組立作業がより容易になる。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図２】ステータの簡略正面図である。
【図３】インシュレータの平面図である。
【図４】要部拡大断面図である。
【図５】変形例の要部拡大断面図である。
【図６】インシュレータの要部斜視図である。
【図７】ハウジングの円筒部の簡略斜視図である。
【図８】円筒部とインシュレータとの組付状態を示す簡
略斜視図である。
略斜視図である。
【図９】要部拡大断面図である。
１ ハウジング ２ 円筒部 ２ａ 外周面 ３ ステータ ６ ステータコア ６ａ 一面 ６ｂ 他面 ７ インシュレータ ８ ステータコイル ９ 第１部材 10 第２部材 26 係止爪 27 軸方向小凹凸部 29 切欠部 31 軸方向小凸凹部 Ｍ 雄雌係止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 3/30 - 3/52 H02K 1/00 - 1/34 H02K 5/00 - 5/26
Claims (2)
- 【請求項１】 ステータコア６とこれに包囲状に取付け
られるインシュレータ７とこの上に巻設されるコイル８
から成るステータ３を備えたモータに於て、ハウジング
１の円筒部２の外周面２ａに、係止爪26と軸方向小凹凸
部27とを設けると共に、上記インシュレータ７の円筒壁
部11の端面11ａに、該係止爪26が係止して該ステータ３
の軸方向の抜けを防止する切欠部29を形成し、かつ、該
インシュレータ７の円筒壁部11の内周面に、上記軸方向
小凹凸部27に嵌合して該ステータ３の周方向のがた付き
を防止する軸方向小凸凹部31を、形成したことを特徴と
するモータ。 - 【請求項２】 上記インシュレータ７の円筒壁部11に、
軸方向の切込み46が形成されている請求項１記載のモー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272792U JP2586679Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4272792U JP2586679Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | モータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595159U JPH0595159U (ja) | 1993-12-24 |
| JP2586679Y2 true JP2586679Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12644092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4272792U Expired - Fee Related JP2586679Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586679Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002171717A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-14 | Ricoh Elemex Corp | モータ |
| JP4701554B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2011-06-15 | 日本電産株式会社 | モータ |
| JP3665755B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2005-06-29 | 東京パーツ工業株式会社 | ステータ支持機構とこのステータ支持機構の製造方法およびこのステータ支持機構を備えたブラシレスモータ |
| JP5470903B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2014-04-16 | 日産自動車株式会社 | 回転電機のステータ |
| US20140035428A1 (en) * | 2011-02-25 | 2014-02-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Stator of rotary electric machine, and manufacturing method therefor |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4272792U patent/JP2586679Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0595159U (ja) | 1993-12-24 |
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