JP2586464B2 - スロ−アウエイ式カツタ− - Google Patents

スロ−アウエイ式カツタ−

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JP2586464B2
JP2586464B2 JP61263345A JP26334586A JP2586464B2 JP 2586464 B2 JP2586464 B2 JP 2586464B2 JP 61263345 A JP61263345 A JP 61263345A JP 26334586 A JP26334586 A JP 26334586A JP 2586464 B2 JP2586464 B2 JP 2586464B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カッター本体のびびりを防止することが
できるスローアウエイ式カッターに関するものである。
[従来の技術] 一般に、正面フライスなどのようなスローアウエイ式
カッターを用いて切削加工を行う場合には、カッター本
体が一回転する毎に各スローアウエイチップが切削と非
切削を繰り返す断続切削となるため、カッター本体に衝
撃が加わってびびりが生じ、スローアウエイチップが欠
損し易くなっている。したがって、びびりが生じにく
く、スローアウエイチップの欠損を防止し得るものであ
ることが要望されている。
ところで、従来の正面フライスとしては、例えば第7
図の正面フライスが知られている。この図に示す正面フ
ライスは、軸線Oを中心として回転せしめられるカッタ
ー本体1の先端部に、周方向へ向って交互にθなる角
度とθなる角度をもって離間した複数のスローアウエ
イチップ2…が配置されてなるものであって、スローア
ウエイチップ2は、主切刃3と副切刃4とを有してお
り、副切刃3がカッターの送り方向(図中矢印Aで示す
方向)に対して平行に位置せしめられるとともに、各々
の主切刃2に一定のラジアルレーキ角、アキシャルレー
キ角、コーナー角が付された状態で、カッター本体1に
着脱自在に装着されている。
このように構成された正面フライスにおいては、スロ
ーアウエイチップ2の主切刃3によって荒切削加工を行
う一方、カッターの送り方向に対して平行になるように
位置せしめられた副切刃4によって仕上げ切削行うよう
になっているので、切削加工面の面粗度を向上させるこ
とができる。さらに、複数のスローアウエイチップ2…
をカッター本体の周方向へ不等間隔をもって配置してい
るので、厚さの異なる切屑が交互に生成される。このた
め、カッター本体が受ける衝撃力の周期と大きさが不規
則となるのでカッター本体が共振しにくくなり、そのび
びりの防止に有効である等の利点がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような正面フライスにおいて
は、カッター本体のびびりを防止してスローアウエイチ
ップの欠損を防ぐという要望に対して充分には応じるこ
とができないという問題があった。すなわち、上記の正
面フライスにおいては、スローアウエイチップの主切刃
のラジアルレーキ角、アキシャルレーキ角およびコーナ
ー角が全て同一に設けられているので、各スローアウエ
イチップ2の主切刃3が受ける衝撃力の大きさは、生成
される切屑の厚さにより若干異なるものの、衝撃力の作
用する方向は、各主切刃3…について全て同一となる。
このため、各スローアウエイチップ2の主切刃3には、
常に同一方向へ向かう衝撃力が加わり、この衝撃力がカ
ッター本体1に伝わる。カッター本体1に伝わる衝撃力
の方向が各スローアウエイチップ2…について同一であ
るから、カッター本体1が共振しやすくなってしまうの
である。
[発明の目的] この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、カッ
ター本体が共振してびびることがほとんどなく、したが
って、スローアウエイチップの欠損を有効に防止するこ
とができるスローアウエイ式カッターを提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明のスローアウェイ式カッターは、軸線を中心
として回転せしめられるカッター本体の外周部に設けら
れた凹部に、主切刃を有する複数のスローアウェイチッ
プを着脱可能に装着してなるスローアウェイ式カッター
において、複数のスローアウェイチップが同一形状で同
一大きさとされていると共に、これらの各スローアウェ
イチップを取り付ける凹部が同一形状とされ、そのうち
の一部のスローアウェイチップの主切刃のラジアルレー
キ角と、残りのスローアウェイチップの主切刃のラジア
ルレーキ角とが、同一方向で異なる大きさに設定されて
いると共に、全てのスローアウェイチップの副切刃がカ
ッターの送り方向と平行になるように配置されているこ
とを特徴とするものである。
[作用] 上記構成のスローアウエイ式カッターにあっては、主
切刃の受ける衝撃力の方向が主切刃のラジアルレーキ角
により異なるので、カッター本体に伝わる衝撃力の方向
がスローアウエイチップにより異なる。このため、カッ
ター本体が共振してびびることがほとんどない。
[実施例] 以下、この本発明の一実施例を第1図ないし第6図を
参照して説明する。
第1図において符号5はカッター本体であって、その
先端部外周には、互いに同形同大の6つのスローアウエ
イチプ6…(図中符号には、説明の便宜上aまたはbの
沿え字が付してある。)がそれぞれサポータ7を介して
楔部材8とクランプねじ9により着脱自在の装着されて
いる。これらスローアウエイチップ6…は、その主切刃
10の径方向に対応する位置のラジアルレーキ角がαaの
ものとαbのもの(ここでαa,αbはともにポジティブ
でαa>αbの2種類に区分されている。
すなわち、一方のスローアウエイチップ6aの主切刃10
a…のうち、カッター本体5の内周側に位置する主切刃1
0aは、カッター本体5の外周を6等分する半径線L1,L2
…の1つL1からカッター本体5の回転方向後方へ寸法X
でけ離間し、かつ軸線Oに対して平行な平面S1上に位置
せしめられている。また、他方のスローアウエイチップ
6bの主切刃10b…のうち、カッター本体5の内周側に位
置する主切刃10bは、半径線L2に対して図中βで示す角
度で回転方向後方へ向かって傾斜する半径線L3から回転
方向後方へ寸法Y(ここでY<X)だけ離間し、かつ軸
線Oに対して平行な平面S2上に位置せしめられている。
ここで、寸法X,Yおよび角度βは、各副切刃11a,11b…が
カッター本体5の外周を6等分する半径線上に位置する
ように設定されている。
そして、各スローアウエイチップ6a,6bの主切刃10a
…,10b…のうち、カッター本体5の外周側に位置する主
切刃10a,10bは、第3図および第4図に示すように、上
記平面S1,S2に対してともに図中γで示す角度で傾斜
し、かつ、第2図に示すように、平面S1またはS2に直交
する平面S3に対して図中δで示す角度で軸線O側へ向か
って傾斜するように位置せしめられている。これによっ
て、主切刃10a,10bは、底面視(第1図)において平面S
1,S2に対してともにγで示す角度で回転方向後方へ向
かって傾斜している。ここで、角度γおよび角度δは、
副切刃11a,11bがカッターの送り方向(第1図において
矢印A方向)と平行となるように設定されている。
このような配置によって、上記主切刃10aのラジアル
レーキ角は、第6図に示すように、主切刃10a上の任意
の点を通る半径線Laと、その点を通り軸線Oに直交する
平面とスローアウエイチップ6aのすくい面とが交叉して
なる直線L4(ここで、直線L4は平面S1に対して平行)と
のなす角度αaとなっている。また上記主切刃10bのラ
ジアルレーキ角は、主切刃10b上の任意の点を通る半径
線Lbと、その点を通り軸線Oに直交する平面とスローア
ウエイチップ6bのすくい面とが交叉してなる直線L5(こ
こで直線L5は平面S2に対して平行)とのなす角度αbと
なっている。そして、これら2種類のスローアウエイチ
ップ6a,6bは、カッター本体5の周方向へ交互に配置さ
れている。
このようなスローアウエイ式カッターにおいては、ス
ローアウエイチップ6aの主切刃10aとスローアウエイチ
ップ6bの主切刃10bとのラジアルレーキ角が異なってい
るので、スローアウエイチップ6aにより切削加工を行う
場合と、スローアウエイチップ6bにより切削加工を行う
場合とで、主切刃10a,10bの受ける衝撃力の方向が異な
る。このため、カッター本体5に伝わる衝撃力の方向が
スローアウエイチップ6a,6bにより異なり、カッター本
体5が共振してびびることがほとんどなく、スローアウ
エイチップ6a,6bの欠損を有効に防止することができ
る。
また、主切刃10bのラジアルレーキ角αbが他の主切
刃10aのラジアルレーキ角αaよりもマイナス方向とな
っているので、切屑の排出性を向上させることができ
る。さらに、各スローアウエイチップ6a,6b…は、基準
となる平面S1,S2に対する相対位置が同一なので、第5
図に示すように、スローアウエイチップ6a,6bを取り付
けるための凹部5aの形状を全て同一とすることができ、
カッター本体5の加工を容易にすることができる。
なお、上記実施例では、主切刃10a,10bの平面S1,S2
対する角度をそれぞれγとし、平面S3に対する角度をそ
れぞれδとしているが、このような構成に限るものでは
なく、角度γと角度δとを主切刃10aと主切刃10bとで異
なる角度にすることにより、ラジアルレーキ角を変えて
もよい。また、周方向に隣接する2つのスローアウエイ
チップ6a・6aの間に2つのスローアウエイチップ6b・6b
を配置する等、その配置を適宜変えてもよい。
さらに、上記実施例では、各副切刃11a,11b…がカッ
ター本体5の周方向へ等間隔をもって位置するように寸
法X,Yおよび角度βを設定しているが、不等間隔に位置
するようにしてもよい。またさらに、上記実施例では、
スローアウエイチップ6…を、そのラジアルレーキ角が
αaのものとαbのものの2種類に区分しているが、も
っと多種類に区分してもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明のスローアウエイ式カッ
ターでは、カッター本体の外周部に装着された複数のス
ローアウェイチップが同一形状で同一大きさとされてい
ると共に、これらの各スローアウェイチップを取り付け
る凹部が同一形状とされ、そのうちの一部のスローアウ
ェイチップの主切刃のラジアルレーキ角と、残りのスロ
ーアウェイチップの主切刃のラジアルレーキ角とが、同
一方向で異なる大きさに設定されていると共に、全ての
スローアウエイチップの副切刃がカッターの送り方向と
平行になるように配置されているから、カッター本体に
伝わる衝撃力の方向が異なり、カッター本体が共振して
びびることがほとんどなく、スローアウェイチップの欠
損を有効に防止することができる。そのうえ、ラジアル
レーキ角の方向がポジまたはネガで同一であるから、二
種のスローアウェイチップ間の衝撃力の差異が小さくな
り、この点においても振動を抑制できる。しかも、角副
切刃で良好な仕上げ切削をすることができる。
更に同一形状のスローアウエイチップを同一の凹部に
装着するようにしたから、スローアウェイチップのラジ
アルレーキ角を異ならせ且つ副切刃を平行に構成して
も、チップの取付作業とカッターの加工が容易で製造コ
ストが低廉になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は正面フライスを示す底面図、第2図は第1
図のII−II線視断面図、第3図はスローアウエイチップ
が配置された状態を示す第2図のIII方向矢視図、第4
図はスローアウエイチップをラジアルレーキ角を変えて
配置した状態を示す第2図におけるIV方向矢視図、第5
図は第3図および第4図のV方向矢視図、第6図は2種
類のスローアウエイチップを比較説明するための底面
図、第7図は従来の正面フライスの一例を示す底面図で
ある。 1……スローアウエイチップ、 2……主切刃、5……カッター本体、 6a,6b……スローアウエイチップ、 10a,10b……主切刃、 20……カッター本体、 22……スローアウエイチップ、 23……切刃(主切刃)、O……軸線、 αa,αb,β1……ラジアルレーキ角。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線を中心として回転せしめられるカッタ
    ー本体の外周部に設けられた凹部に、主切刃を有する複
    数のスローアウェイチップをそれぞれ着脱可能に装着し
    てなるスローアウェイ式カッターにおいて、 前記複数のスローアウェイチップが同一形状で同一大き
    さとされていると共に、これらの各スローアウェイチッ
    プを取り付ける前記凹部が同一形状とされ、 そのうちの一部のスローアウェイチップの主切刃のラジ
    アルレーキ角と、残りのスローアウェイチップの主切刃
    のラジアルレーキ角とが、同一方向で異なる大きさに設
    定されていると共に、全ての前記スローアウェイチップ
    の副切刃がカッターの送り方向と平行になるように配置
    されていることを特徴とするスローアウェイ式カッタ
    ー。
JP61263345A 1986-04-30 1986-11-05 スロ−アウエイ式カツタ− Expired - Fee Related JP2586464B2 (ja)

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