JP2585919B2 - 製品の機種判別装置 - Google Patents

製品の機種判別装置

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JP2585919B2 JP4085581A JP8558192A JP2585919B2 JP 2585919 B2 JP2585919 B2 JP 2585919B2 JP 4085581 A JP4085581 A JP 4085581A JP 8558192 A JP8558192 A JP 8558192A JP 2585919 B2 JP2585919 B2 JP 2585919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインにおいて組み立
てられる製品の機種および組付方向を自動的に判別する
製品の機種判別装置に関し、一層詳細には、例えば、ピ
ストンとクランクシャフトとを連結する車両用コンロッ
ドの機種を車両組付ラインにおいて自動的に判別するた
めの製品の機種判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車製造業界では、車両本体に部品を
自動的に組み付ける自動組立システムが普及している。
車両のエンジン部において、ピストンとクランクシャフ
トとをコンロッドによって連結する組付作業も自動組立
システムによって自動的に行われる好例といえよう。
【0003】そこで、従来技術では、前記コンロッドに
ピストンとクランクシャフトとを組み付ける場合におい
て、クランクシャフトが連結される端部側の大径な孔に
形成された単一のオイル孔の位置によってコンロッドの
組付方向を判別し、さらに、コンロッドに刻設された機
種を示す表示をオペレータが目視確認することによっ
て、コンロッドの機種判別がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術における目視によるコンロッドの組付方向の判
定、および機種の判別では、コンロッドの形状が略表裏
対称形状に製造されているとともに、機種が異なる場合
であっても形状が酷似しているために、組付方向の判
定、および機種の判別を正確に行うことが困難であると
いう不都合が発生する。
【0005】なお、前記組付方向または機種の異なるコ
ンロッドの誤組み付けは動作試験の際に発見されるが、
この場合、コンロッドの周辺には、すでに他の部品の組
み付けが終了しているために、これらの部品を全て分解
し、再組み付けを行わなければならない煩雑さがある。
【0006】このため、前記の如き分解および再組み付
けに多大の時間を必要とするとともに、動作試験の効率
性を阻害し、ライン全体の生産性を低下させるという問
題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたものであって、製品の孔部、例えば、
コンロッドのオイル孔等の位置を正確に検出することに
より、製品の組付方向の判定および製品の機種の判別を
確実、且つ迅速に行うことができる製品の機種判別装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、製品であるコンロッドの大端孔に挿入
される光源と、前記コンロッドのオイル孔を通過した前
記光源からの照明光を検出する受光手段と、前記オイル
孔を通過して前記受光手段で得られた光量によって、前
記コンロッドが所定の機種であるか否かを示す信号を出
力する判別信号生成手段と、を備えることを特徴とす
る。また、本発明は、光源と、 前記光源を囲繞するとと
もに、前記光源からの照明光を所定方向に導く孔部を有
する光源用カバーと、 製品の孔部を通過した前記光源か
らの照明光を検出する受光手段と、 前記製品の孔部を通
過して前記受光手段で得られた光量によって、前記製品
が所定の機種であるか否かを示す信号を出力する判別信
号生成手段と、 を備えることを特徴とする。 さらに、本
発明は、製品であるコンロッドの大端孔に挿入される光
源と、 前記光源を囲繞するとともに、前記光源からの照
明光を所定方向に導く孔部を有する光源用カバーと、
記コンロッドのオイル孔を通過した前記光源からの照明
光を検出する受光手段と、 前記オイル孔を通過して前記
受光手段で得られた光量によって、前記コンロッドが所
定の機種であるか否かを示す信号を出力する判別信号生
成手段と、 を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る製品の機種判別装置では、光源か
らの照明光を、所定位置に位置決めされた製品の孔部に
照射する。
【0010】判別信号生成手段は前記製品の孔部を通過
する光量が予め設定された光量以上であるとき、前記製
品が所定の機種であることを示す信号を導出する。
【0011】従って、製品の孔部を通過する光の量によ
って製品の取付方向、並びに機種を正確、且つ迅速に判
別できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る製品の機種判別装置につ
いて、好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0013】図1は判別されるべき製品としてのコンロ
ッドWと、本発明を実施する機種判別装置10の相対的
位置関係を示す一部省略斜視図であり、図2はコンロッ
ドWに機種判別装置10が配設された場合の一部縦断面
説明図である。
【0014】コンロッドWはピストンピンが装着される
端部側の小径な孔部(以下、小端孔という)Pとクラン
クシャフトピンが装着される端部側の大径な孔部(以
下、大端孔という)Qとを備え、大端孔Qの壁面にはオ
イルが注入されるオイル孔Sが穿設される。
【0015】機種判別装置10は光源部12と受光部1
4とからなり、光源部12は照明光Lを照射する光源1
6と、この光源16が着脱自在に装着されるソケット1
8と、前記光源16から照射される照明光Lの漏出を防
止するカバーフランジ20と、このカバーフランジ20
および前記ソケット18が固着されるブラケット22
と、前記カバーフランジ20に取着され、前記光源16
を囲繞するカバー24とを備え、前記カバー24には照
射孔26が穿設される。
【0016】受光部14は前記光源16から照射される
照明光Lを受光する判別信号生成手段としての光電スイ
ッチ28を備える。
【0017】図3に機種判別装置10を制御する電気回
路29のブロック構成図を示す。
【0018】電気回路29はコンロッドWの機種等のデ
ータを入力する入力回路30と、前記入力されたデータ
に基づいて光源部駆動回路32および受光部駆動回路3
4を制御する制御回路36とを備え、光源部駆動回路3
2から出力される駆動信号は図示しないシリンダ等を付
勢して光源部12を変位させる。また、受光部駆動回路
34から出力される駆動信号はシリンダ40を付勢して
受光部14を変位させるためのものである。
【0019】受光部14から出力されるコンロッドWの
機種判別信号は組立ロボット制御回路38に出力され
る。
【0020】以上のように構成される機種判別装置10
において、コンロッドWの機種を判別する作用について
図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0021】先ず、図示しない自動組立ロボットによっ
てコンロッドWが搬送されて、所定の位置に載置され、
該コンロッドWは位置決めピン42およびコンロッド位
置決めシリンダ44によって位置決めされる。次いで、
制御回路36はオペレータによって入力回路30から入
力されたコンロッドWの機種を示すデータから、例え
ば、コンロッドW1 であることを読み取り、光源部駆動
回路32を介して図示しない光源部駆動シリンダを付勢
し、光源部12を大端孔Qに挿入する(図2参照)。こ
のとき、光源部駆動回路32は入力回路30から入力さ
れたコンロッドW 1 のデータに基づいて、カバー24の
照射孔26を所定の位置に位置決めする。
【0022】さらに、制御回路36は入力回路30から
入力されたコンロッドW1 のデータに基づいて、図示し
ない受光部駆動機構を付勢し、コンロッドW1 のオイル
孔Sの中心線上であって、オイル孔Sの断面と平行とな
る位置へ受光部14を変位させる。
【0023】光源16は予め付勢されて点灯しているた
め、照明光Lは照射孔26およびコンロッドW1 のオイ
ル孔Sを通過して光電スイッチ28に到達する。光電ス
イッチ28は受光した照明光Lが予め設定された光量以
上であるとき、コンロッドW 1 の機種が入力回路30か
ら入力された機種と同一であり、且つ、組付方向が正常
であることを示す信号を組立ロボット制御回路38に対
して出力する。
【0024】この場合、光電スイッチ28の受光面はオ
イル孔Sの直径、例えば、20mmと実質的に同一の有
効直径となるようにマスキングされており、さらに、カ
バー24に穿設された照射孔26の直径も20mmに選
択しておく。また、カバー24の板厚は略10mmと厚
く設定されているため、光束の広がりが抑止され、照明
光Lのビーム幅は略直径20mmとなる。
【0025】図4は予め設定されたコンロッドW1 と機
種が異なるコンロッドW2 との違いを説明する図であ
る。この場合、入力回路30から入力されたコンロッド
1 の機種の形状が、例えば、小端孔Pの中心Aと大端
孔Qの中心B1 との距離がC1であり、これと異なる機
種のコンロッドW2 における小端孔Pの中心Aと大端孔
Qの中心B2 との距離がC2 であったとすると、マスキ
ングされた受光部14の有効受光面の中心はコンロッド
1 のオイル孔Sの中心線上に存在するため、コンロッ
ドW1 のオイル孔Sを通過する照明光L1 を充分に受光
することができる。一方、コンロッドW2 のオイル孔S
を通過する照明光L2 の中心線はマスキングされた受光
部14の有効受光面の中心と一致しないため、受光部1
4は照明光L2 を充分に受光することができない。
【0026】従って、検査判別対象であるコンロッドW
1 と機種が異なるコンロッドW2 が位置決めされた場合
は、光軸がずれるために、光電スイッチ28の受光量が
正常な状態と比較して少量となり、光電スイッチ28は
位置決めされたコンロッドW 2 が設定されたコンロッド
1 と同一であることを示す信号を出力しない。そこ
で、組立ロボット制御回路38は組み付けを停止すると
ともに、警報ブザーを鳴動させる。
【0027】また、位置決めされたコンロッドW1 の位
置決め方向が異なる場合には、オイル孔Sが所定の位置
とならない(図4、S1 参照)。従って、光電スイッチ
28は照明光L1 を全く検出することができないため、
この場合も光電スイッチ28は設定された機種の取付方
向と同一であることを示す信号を出力しない。
【0028】以上説明したように、本実施例によれば、
光源16の照明光Lは、カバー24の照射孔26および
コンロッドWのオイル孔Sを通過して光電スイッチ28
に到達する。光電スイッチ28は前記到達した光量が予
め設定された光量以上か否かを判定することにより、位
置決めされたコンロッドWの機種が入力回路30から入
力された機種と同一か否かを判別する。
【0029】また、コンロッドWの位置決め方向が異な
る場合には、オイル孔Sが所定の位置とならず、照明光
Lが光電スイッチ28に到達しないため、位置決め方向
が異なることを検出することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る製品の機種判別装置では、
製品に穿設された孔部が所定位置にあるか否かで判別信
号生成手段からの出力信号の有無が決定される。
【0031】従って、搬送されて所定の位置に載置され
た製品の載置方向の違い、および製品の機種の違いを検
出することができ、間違った組付方向に製品を組み付け
たり、または、機種の異なる製品に部品を組み付けるこ
とを防止することができる。
【0032】さらに、前記間違いによる組み付けを阻止
することにより、分解および再組み付けによる作業時間
を削減でき、組立ラインの生産性を向上させることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する機種判別装置とコンロッドと
の斜視図である。
【図2】図1の実施例に示す機種判別装置がコンロッド
に配設された場合の一部縦断面説明図である。
【図3】図1に示す実施例を制御する電気回路のブロッ
ク構成図である。
【図4】図1に示す実施例のコンロッドと受光部との位
置関係を説明する図である。
【符号の説明】
10…機種判別装置 12…光源部 14…受光部 16…光源 20…カバーフランジ 24…カバー 26…照射孔 28…光電スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品であるコンロッドの大端孔に挿入され
    光源と、前記コンロッドのオイル孔 を通過した前記光源からの照
    明光を検出する受光手段と、前記オイル孔を通過して 前記受光手段で得られた光量に
    よって、前記コンロッドが所定の機種であるか否かを示
    信号を出力する判別信号生成手段と、 を備えることを特徴とする製品の機種判別装置。
  2. 【請求項2】光源と、 前記光源を囲繞するとともに、前記光源からの照明光を
    所定方向に導く孔部を有する光源用カバーと、 製品の孔部を通過した前記光源からの照明光を検出する
    受光手段と、 前記製品の孔部を通過して前記受光手段で得られた光量
    によって、前記製品が所定の機種であるか否かを示す信
    号を出力する判別信号生成手段と、 を備える ことを特徴とする製品の機種判別装置。
  3. 【請求項3】製品であるコンロッドの大端孔に挿入され
    る光源と、 前記光源を囲繞するとともに、前記光源からの照明光を
    所定方向に導く孔部を有する光源用カバーと、 前記コンロッドのオイル孔を通過した前記光源からの照
    明光を検出する受光手段と、 前記オイル孔を通過して前記受光手段で得られた光量に
    よって、前記コンロッドが所定の機種であるか否かを示
    す信号を出力する判別信号生成手段と、 を備える ことを特徴とする製品の機種判別装置。
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