JP2584739Y2 - 乗用移植機 - Google Patents
乗用移植機Info
- Publication number
- JP2584739Y2 JP2584739Y2 JP9196892U JP9196892U JP2584739Y2 JP 2584739 Y2 JP2584739 Y2 JP 2584739Y2 JP 9196892 U JP9196892 U JP 9196892U JP 9196892 U JP9196892 U JP 9196892U JP 2584739 Y2 JP2584739 Y2 JP 2584739Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stay
- pedal
- view
- stays
- rear stay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、走行機体の前部外側方
に配置した補助苗台或は肥料タンクを支持するステーの
一部をクラッチペダルやブレーキペダルの踏込み操作時
のガイドとなるようにした乗用移植機に関するものであ
る。
に配置した補助苗台或は肥料タンクを支持するステーの
一部をクラッチペダルやブレーキペダルの踏込み操作時
のガイドとなるようにした乗用移植機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】乗用田植機等の乗用移植機においては、
従来、補助苗台、或はペースト状肥料（ペースト肥料）
や液状肥料（液肥）等の流動状肥料を収容する肥料タン
クを走行機体の前部外側方にステーを介して配設したも
のが提案されている。
従来、補助苗台、或はペースト状肥料（ペースト肥料）
や液状肥料（液肥）等の流動状肥料を収容する肥料タン
クを走行機体の前部外側方にステーを介して配設したも
のが提案されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造のものでは、ブレーキペダルやクラッチペダルの踏
込み操作時に足が補助苗台等の取付用ステーに挟まれた
り、取付用ステーが踏込み操作の妨げになったりするこ
とがある。特に、機体の前後長が短く機体全体をコンパ
クトに構成した乗用移植機においては、機体のレイアウ
ト上、無駄なスペースを極力排除して隣り合う部品や部
材同士をできるかぎり接近させた構造とならざるを得な
いため、機体各部の空間を十分余裕を持たせてレイアウ
トすることはスペース的に困難で、運転席回り等は若干
窮屈なレイアウトとなり、居住性やブレーキペダルやク
ラッチペダル等の操作性がある程度犠牲となることは止
むを得ないものである。
構造のものでは、ブレーキペダルやクラッチペダルの踏
込み操作時に足が補助苗台等の取付用ステーに挟まれた
り、取付用ステーが踏込み操作の妨げになったりするこ
とがある。特に、機体の前後長が短く機体全体をコンパ
クトに構成した乗用移植機においては、機体のレイアウ
ト上、無駄なスペースを極力排除して隣り合う部品や部
材同士をできるかぎり接近させた構造とならざるを得な
いため、機体各部の空間を十分余裕を持たせてレイアウ
トすることはスペース的に困難で、運転席回り等は若干
窮屈なレイアウトとなり、居住性やブレーキペダルやク
ラッチペダル等の操作性がある程度犠牲となることは止
むを得ないものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案に係る乗用移植機
は、上記のような実状に基きその問題点を解消すべく創
案されたものであって、走行機体の前部の外側方に補助
苗台或は肥料タンクを配設した乗用移植機において、前
記補助苗台又は肥料タンクを前後２本のステーを介し機
体に取付け、前後２本のステーのうち後部ステーをステ
ップ上に突出させたペダルの外側方に位置させて設ける
と共に、後部ステーの立上がり方向をペダルの踏込み作
動方向に対し、側面視では略一致し、平面視では略平行
となるように設定したことを要旨とする。
は、上記のような実状に基きその問題点を解消すべく創
案されたものであって、走行機体の前部の外側方に補助
苗台或は肥料タンクを配設した乗用移植機において、前
記補助苗台又は肥料タンクを前後２本のステーを介し機
体に取付け、前後２本のステーのうち後部ステーをステ
ップ上に突出させたペダルの外側方に位置させて設ける
と共に、後部ステーの立上がり方向をペダルの踏込み作
動方向に対し、側面視では略一致し、平面視では略平行
となるように設定したことを要旨とする。
【０００５】
【作用】後部ステーをステップ上に突出させたペダルの
外側方に位置させて設けると共に、後部ステーの立上が
り方向をペダルの踏込み作動方向に対し、側面視では略
一致し、平面視では略平行となるように設定してあるの
で、後部ステーがペダル踏込み操作時のガイド作用を果
たし、ステーに足を挟まれたり、ステーがペダル踏込み
操作の妨げとなったりすることがない。
外側方に位置させて設けると共に、後部ステーの立上が
り方向をペダルの踏込み作動方向に対し、側面視では略
一致し、平面視では略平行となるように設定してあるの
で、後部ステーがペダル踏込み操作時のガイド作用を果
たし、ステーに足を挟まれたり、ステーがペダル踏込み
操作の妨げとなったりすることがない。
【０００６】
【実施例】本考案の構成を図面に示された一実施例によ
り説明する。図面には乗用移植機として、前輪１及び後
輪２を有する走行機体（本機）３の後方に、フロート
４、プランタケース５ａと一体のドライブケース５、植
付杆６及び、前低後高状にかつ左右往復動自在に架設さ
れた苗載台７等からなる植付部８が昇降リンク９及び油
圧シリンダ１０を介して昇降可能に連結してなる乗用田
植機が例示されている。上記走行機体３はホイールベー
スが短くしかも機体前部のオーバーハング量が少なく設
定されており、極力小型コンパクトで小回りが利く機体
構成となっている。１１は補助ステップ１１ａを一体に
取付けた機体フレームで、この機体フレーム１１は角パ
イプを主体として強固に枠組構成されており、その上面
は運転席ステップ１２ａ、リヤフエンダ１２ｂ、前部ス
テップ１２ｃ及び前部カバー１２ｄ等を一体成形してな
る覆い体１２により覆われている。１２ｅはクラッチペ
ダル用開口部、１２ｆはブレーキペダル用開口部であ
る。１３はボンネット、１４はステアリングハンドル、
１５運転席、１６はクラッチペダル、１７はブレーキペ
ダルである。
り説明する。図面には乗用移植機として、前輪１及び後
輪２を有する走行機体（本機）３の後方に、フロート
４、プランタケース５ａと一体のドライブケース５、植
付杆６及び、前低後高状にかつ左右往復動自在に架設さ
れた苗載台７等からなる植付部８が昇降リンク９及び油
圧シリンダ１０を介して昇降可能に連結してなる乗用田
植機が例示されている。上記走行機体３はホイールベー
スが短くしかも機体前部のオーバーハング量が少なく設
定されており、極力小型コンパクトで小回りが利く機体
構成となっている。１１は補助ステップ１１ａを一体に
取付けた機体フレームで、この機体フレーム１１は角パ
イプを主体として強固に枠組構成されており、その上面
は運転席ステップ１２ａ、リヤフエンダ１２ｂ、前部ス
テップ１２ｃ及び前部カバー１２ｄ等を一体成形してな
る覆い体１２により覆われている。１２ｅはクラッチペ
ダル用開口部、１２ｆはブレーキペダル用開口部であ
る。１３はボンネット、１４はステアリングハンドル、
１５運転席、１６はクラッチペダル、１７はブレーキペ
ダルである。
【０００７】１８は走行機体３の前部左右両外側方に配
設した補助苗台で、この補助苗台１８は前後２本のステ
ー１９，１９ａを介して走行機体３に着脱自在に取り付
けられている。そして、前後のステー１９，１９ａの下
端部には夫々ロッド２０，２２１が内方へ向け一体に突
設されており、前部側ロッド２０は機体フレーム１１の
前端下面に固着のパイプ２２に差込み固定され、後部側
ロッド２１は上記パイプ２２よりも後方で前輪車軸１ａ
よりも前方に位置して機体フレーム１１に固設のＬ型取
付座２３にボルト２４止めされている。実施例では、前
後２本のステー１９，１９ａは上端の水平部１９ｂを介
して一体に湾曲構成した変形コ字形状のものが例示され
ているが、前後のステー１９，１９ａは別体のものでも
よい。１８ａは苗箱を載置する苗受で、前後のステー１
９，１９ａに複数段（実施例では２段）片持ち状に装着
されている。
設した補助苗台で、この補助苗台１８は前後２本のステ
ー１９，１９ａを介して走行機体３に着脱自在に取り付
けられている。そして、前後のステー１９，１９ａの下
端部には夫々ロッド２０，２２１が内方へ向け一体に突
設されており、前部側ロッド２０は機体フレーム１１の
前端下面に固着のパイプ２２に差込み固定され、後部側
ロッド２１は上記パイプ２２よりも後方で前輪車軸１ａ
よりも前方に位置して機体フレーム１１に固設のＬ型取
付座２３にボルト２４止めされている。実施例では、前
後２本のステー１９，１９ａは上端の水平部１９ｂを介
して一体に湾曲構成した変形コ字形状のものが例示され
ているが、前後のステー１９，１９ａは別体のものでも
よい。１８ａは苗箱を載置する苗受で、前後のステー１
９，１９ａに複数段（実施例では２段）片持ち状に装着
されている。
【０００８】ところで、上記前後２本のステー１９，１
９ａのうち後部ステー１９ａは運転席ステップ１２ａ上
に突出させたクラッチペダル１６又はブレーキペダルペ
ダル１７の外側方に位置させて設けられており、また、
後部ステー１９ａの立上がり方向をクラッチペダル１６
又はブレーキペダルペダル１７の踏込み作動方向ａに対
し、側面視では略一致し、平面視では略平行となるよう
に設定されている。
９ａのうち後部ステー１９ａは運転席ステップ１２ａ上
に突出させたクラッチペダル１６又はブレーキペダルペ
ダル１７の外側方に位置させて設けられており、また、
後部ステー１９ａの立上がり方向をクラッチペダル１６
又はブレーキペダルペダル１７の踏込み作動方向ａに対
し、側面視では略一致し、平面視では略平行となるよう
に設定されている。
【０００９】すなわち、前部ステー１９は、前輪１の前
端縁寄りも前方に位置して機体フレーム１１に対し側面
視で垂直に立ち上げられているのに対し、後部ステー１
９ａの下半部は、前部ステー１９と前輪車軸１ａの略中
間部から運転席ステップ１２ａの前端近傍上方位置まで
クラッチペダル１６又はブレーキペダルペダル１７の踏
込み作動方向ａに沿って後方斜め上方へ向け立ち上げら
れた前傾部１９’ａに形成されている。そして、この前
傾部１９’ａをクラッチペダル１６又はブレーキペダル
ペダル１７の外側端縁に接近させてあり、補助苗台１８
の側方張出し量が極力小さくなるよう配慮されている。
Ｍは線引きマーカーである。
端縁寄りも前方に位置して機体フレーム１１に対し側面
視で垂直に立ち上げられているのに対し、後部ステー１
９ａの下半部は、前部ステー１９と前輪車軸１ａの略中
間部から運転席ステップ１２ａの前端近傍上方位置まで
クラッチペダル１６又はブレーキペダルペダル１７の踏
込み作動方向ａに沿って後方斜め上方へ向け立ち上げら
れた前傾部１９’ａに形成されている。そして、この前
傾部１９’ａをクラッチペダル１６又はブレーキペダル
ペダル１７の外側端縁に接近させてあり、補助苗台１８
の側方張出し量が極力小さくなるよう配慮されている。
Ｍは線引きマーカーである。
【００１０】なお、上記前後のステー１９，１９ａの上
部に、図示しなかったが延長ステーをボルト等の連結具
で連結することにより、苗受１８ａの段数を任意に増加
し得るようになっている。また、施肥装置を装備した移
植機においては前後のステー１９，１９ａに補助苗台１
８の代わりにペースト状肥料等を流動状肥料を収容する
肥料タンクを装着することも可能である。
部に、図示しなかったが延長ステーをボルト等の連結具
で連結することにより、苗受１８ａの段数を任意に増加
し得るようになっている。また、施肥装置を装備した移
植機においては前後のステー１９，１９ａに補助苗台１
８の代わりにペースト状肥料等を流動状肥料を収容する
肥料タンクを装着することも可能である。
【００１１】上記の構成において、後部ステー１９ａの
立上がり方向がクラッチペダル１６やブレーキペダル１
７の踏込み作動方向ａに対し、側面視では略一致し、平
面視では略平行となるように設定されているので、植付
作業中、クラッチペダル１６やブレーキペダル１７を踏
込み操作する際、後部ステー１９ａの前傾部１９’ａの
内側面が踏込み側の足を側方から添接保持するガイド作
用を果たす。そのため、足がペダル１６，１７から滑っ
て外れたり、足が後部ステー１９ａとペダルアーム１６
ａ，１７ａ間に挟まれたりすることがなく、ペダル操作
を一層安全・確実に、かつ円滑に行うことができる。
立上がり方向がクラッチペダル１６やブレーキペダル１
７の踏込み作動方向ａに対し、側面視では略一致し、平
面視では略平行となるように設定されているので、植付
作業中、クラッチペダル１６やブレーキペダル１７を踏
込み操作する際、後部ステー１９ａの前傾部１９’ａの
内側面が踏込み側の足を側方から添接保持するガイド作
用を果たす。そのため、足がペダル１６，１７から滑っ
て外れたり、足が後部ステー１９ａとペダルアーム１６
ａ，１７ａ間に挟まれたりすることがなく、ペダル操作
を一層安全・確実に、かつ円滑に行うことができる。
【００１２】しかも、踏込み側の足を後部ステー１９ａ
の前傾部１９’ａの内側面に接触させることにより、ペ
ダル１６，１７に対する足の的確な踏込み操作位置が直
感的に判断できるので、急停車が必要なとっさの場合や
運転席１５の足回りが見えにくい夜間走行時等において
極めて好都合である。
の前傾部１９’ａの内側面に接触させることにより、ペ
ダル１６，１７に対する足の的確な踏込み操作位置が直
感的に判断できるので、急停車が必要なとっさの場合や
運転席１５の足回りが見えにくい夜間走行時等において
極めて好都合である。
【００１３】また、後部ステー１９ａを前輪車軸１ａの
前方から運転席ステップ１２ａの前端近傍位置上方へ傾
斜状に立ち上がらせてあるので、後部ステー１９ａが丁
度運転席ステップ１２ａの前端近傍の足場から前方に退
避した状態となり、そのため運転席ステップ１２ａの足
元スペースを後部ステー１９ａにより邪魔されることな
く広く構成できるので、機体への乗り降りが楽にでき
る。このことは、機体の前後長が短く、したがって運転
席ステップ１２ａがスペース的に制約される小型の機種
では大きな利点となる。
前方から運転席ステップ１２ａの前端近傍位置上方へ傾
斜状に立ち上がらせてあるので、後部ステー１９ａが丁
度運転席ステップ１２ａの前端近傍の足場から前方に退
避した状態となり、そのため運転席ステップ１２ａの足
元スペースを後部ステー１９ａにより邪魔されることな
く広く構成できるので、機体への乗り降りが楽にでき
る。このことは、機体の前後長が短く、したがって運転
席ステップ１２ａがスペース的に制約される小型の機種
では大きな利点となる。
【００１４】
【考案の効果】本願考案は上述のように構成したことに
より、補助苗台、肥料タンクを支持する後部ステーが、
ペダル操作時の足のガイドの作用を果たすので、後部ス
テーに足を挟まれたり足を取られたりしてペダル操作の
妨げになったりすることがなく、操作性、操縦性が向上
する。また、後部ステーをペダルに近接して設けること
が可能となるので、後部ステーにより機体幅が徒に広が
ることがない。また、後部ステーがステップの前方より
立上るので足元の空間に余裕ができ、乗降を楽に行うこ
とができる。
より、補助苗台、肥料タンクを支持する後部ステーが、
ペダル操作時の足のガイドの作用を果たすので、後部ス
テーに足を挟まれたり足を取られたりしてペダル操作の
妨げになったりすることがなく、操作性、操縦性が向上
する。また、後部ステーをペダルに近接して設けること
が可能となるので、後部ステーにより機体幅が徒に広が
ることがない。また、後部ステーがステップの前方より
立上るので足元の空間に余裕ができ、乗降を楽に行うこ
とができる。
【図１】本考案を装備した乗用移植機の側面図である。
【図２】要部の平面図である。
【図３】機体フレームの平面図である。
【図４】機体フレームの側面図である。
【図５】運転席回りの構造を示す側面図である。
【図６】覆い体の平面図である。
【図７】補助苗台の取付構造を示す正面図である。
１ 前輪 １ａ 前輪車軸 ２ 後輪 ３ 走行機体（本機） １１ 機体フレーム １２ａ 運転席ステップ １２ｅ クラッチペダル用開口部 １２ｆ ブレーキペダル用開口部 １６ クラッチペダル １６ａ クラッチペダルアーム １７ ブレーキペダル １７ａ ブレーキペダルアーム １８ 補助苗台 １９ 前部ステー １９ａ 後部ステー ａ ペダルの踏込み作動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01C 11/02 A01C 11/00 A01C 15/00 A01C 23/00
Claims (1)
- 【請求項１】 走行機体の前部の外側方に補助苗台或は
肥料タンクを配設した乗用移植機において、前記補助苗
台又は肥料タンクを前後２本のステーを介し機体に取付
け、前後２本のステーのうち後部ステーをステップ上に
突出させたペダルの外側方に位置させて設けると共に、
後部ステーの立上がり方向をペダルの踏込み作動方向に
対し、側面視では略一致し、平面視では略平行となるよ
うに設定したことを特徴とする乗用移植機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196892U JP2584739Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 乗用移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196892U JP2584739Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 乗用移植機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650411U JPH0650411U (ja) | 1994-07-12 |
| JP2584739Y2 true JP2584739Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=14041343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9196892U Expired - Lifetime JP2584739Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 乗用移植機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584739Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP9196892U patent/JP2584739Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650411U (ja) | 1994-07-12 |
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