JP3131588B2 - 乗用移動農機のステップ構造 - Google Patents

乗用移動農機のステップ構造

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JP3131588B2 JP11100777A JP10077799A JP3131588B2 JP 3131588 B2 JP3131588 B2 JP 3131588B2 JP 11100777 A JP11100777 A JP 11100777A JP 10077799 A JP10077799 A JP 10077799A JP 3131588 B2 JP3131588 B2 JP 3131588B2
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博 平井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機や農用
トラクタ等の乗用移動農機におけるステップ構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】乗用田植機等の乗用移動農機において
は、通常、図8に示すように、運転席ステップSの前部
側にはクラッチペダル用の開口部Hとブレーキペダル用
の開口部H’を左右に振分け状に設けてあり、これらの
開口部H,H’はペダルアームの移動領域に沿って前後
方向に長く切欠かれている。そして、この開口部H,
H’から夫々クラッチペダルとブレーキペダルを各々の
ペダルアームと共にステップS上に突出させた構造とな
っている。
【0003】そして、上記開口部H,H’は、ペダルの
踏込み操作時に、ペダルアームが開口部H,H’の前後
端縁及び左右側端縁に干渉しないよう、また、寸法誤差
や組立誤差、或は経時的なガタの発生等をも考慮して予
め前後幅及び左右幅とも十分な余裕を持たせて開口面積
を大きく取っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来、ペダ
ルの踏込み操作時や苗補給作業時、或は機体への乗降時
に、足が開口部H,H’に入り込んだり、左右片側のブ
レーキペダルを踏込む必要があるとき、不用意に隣のペ
ダルアームを踏み込んでしまう等の不都合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る乗用移動農
機のステップ構造は、上記のような実状に基きその問題
点を解消すべく創案されたものであって、フラット状の
ステップに設けた開口部から足踏み操作用のブレーキペ
ダルやクラッチペダル等のペダル類を各ペダルアームと
共に前記ステップ上へ突出させるにあたり、前記ペダル
アームを非操作時に、運転席側から機体前方ヘ向かって
傾斜状に突出させた乗用移動農機において、前記各開
口部の後部側に前記ペダルアームの傾斜に沿って、前記
ペダルアームの上方突出基端側を上方から覆う上向き湾
曲状のカバーをステップに設けたことを要旨とする。
【0006】
【作用】ペダルをフラット状のステップ上へ傾斜状に突
出させるため、開口部の後部側に上向き湾曲状のカバー
が設けられているので、該カバーにより、コンパクトに
構成された機体であってもペダルの操作領域を犠牲にす
ることなく、しかも開口部の片側を覆うのみで開口部面
積を小さくして、運転や苗補給等の時、或は機体への乗
降の際に、上記開口部に足が入り込むようなことがな
く、安全性が一層高められる。また、同じ開口部から複
数のペダルが立ち上がっている時、誤って隣接のペダル
アームを踏込むような誤操作が防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の構成を図面に示された一
実施形態より説明する。図面には乗用移動農機として、
前輪1及び後輪2を有する走行機体(本機)3の後方
に、フロート4、プランタケース5aと一体のドライブ
ケース5、植付杆6及び前高後低状で、かつ左右往復動
自在に架設された苗載台7等からなる植付部8が昇降リ
ンク9及び油圧シリンダ10を介して昇降可能に連結し
てなる乗用田植機が例示されている。上記走行機体3は
ホイールベースが短く、しかも機体前部のオーバーハン
グ量が少なく設定されており、極力小型コンパクトで小
回りが利く機体構成となっている。11は補助ステップ
11aを一体に取付けた機体フレームで、この機体フレ
ーム11は角パイプを主体として強固に枠組構成されて
おり、その上面は運転席ステップ12a、リヤフエンダ
12b、前部ステップ12c及び前部カバー12d等を
一体成形してなる覆い体12により覆われている。そし
て、運転席ステップ12aの前部左側にはクラッチペダ
ル用開口部12eが、また前部右側にはブレーキペダル
用開口部12fが設けられている。Pは運転席ステップ
12a及び前部ステップ12cの上面に貼付した滑り止
め部材(ノンスリップシート)で、ステップ上での移動
及び機体3への乗降が安全に行えるよう配慮されてい
る。13はボンネット、14はステアリングハンドル、
15は運転席、16は足踏み操作用のクラッチペダル、
17は同じくブレーキペダルである。16a,17aは
ペダルアームであって、ステップ12aの下方に配設さ
れた走行機構との干渉を避けるために、その踏み込み操
作時において運転席ステップ12aの下方に大きく突出
しないように、夫々上記開口部12e,12fから運転
席ステップ12a上へ運転席側から機体前方へ向かって
傾斜状に突出されており、各ペダルアーム16a,1
7aの基端側は機体フレーム11側にブラケット等を介
して上下回動自在に枢結されている。なお、符号aは各
ペダル16,17の踏込み作動方向を示す。
【0008】18は走行機体3の前部左右両外側方に配
設した補助苗台で、この補助苗台18は前後2本のステ
ー19,19aを介して走行機体3に着脱自在に取り付
けられている。そして、前後のステー19,19aの下
端部には夫々ロッド20,21が内方へ向け一体に突設
されており、前部側ロッド20は機体フレーム11の前
端下面に固着のパイプ22に差込み固定され、後部側ロ
ッド21は上記パイプ22よりも後方で前輪車軸1aよ
りも前方に位置して機体フレーム11に固設のL型取付
座23にボルト24止めされている。本実施形態では、
前後2本のステー19,19aは上端の水平部19bを
介して一体に湾曲構成した変形コ字形状のものが例示さ
れているが、前後のステー19,19aは別体のもので
もよい。18aは苗箱を載置する苗受で、前後のステー
19,19aに複数段(本実施形態では2段)片持ち状
に装着されている。なお、Mは、左右のステー19a,
19aの外側方に夫々装着したマーカーである。
【0009】ところで、上記クラッチペダル用開口部1
2eとブレーキペダル用開口部12fの後部側には、夫
々ペダルアーム16a,17aの上方突出基端側を上方
から覆う上向き湾曲状のカバー25が設けられている。
このカバー25は、本実施形態では覆い体12の成形時
に一体的に設けるものであるが、別体のカバーを覆い体
12に後付けの方法で取付けても良い。なお、上記カバ
ー25はペダルアーム16a,17aの突出方向に沿っ
て前上り状に傾斜させてあるが、その上面側は踏み込み
操作時において踵に対応する部分なので、安定感を持た
せ、かつ操作フィーリングを良くするため極力緩やかな
湾曲面となるよう配慮されている。
【0010】上記の構成において、植付作業中、又は路
上走行中に、クラッチペダル16やブレーキペダル17
の踏込み操作を行う際には、足をペダル16又は17に
載せて踏込むが、クラッチペダル用開口部12eとブレ
ーキペダル用開口部12fの後部側には夫々ペダルアー
ム16a,17aの上方突出基端側を上方から覆う上向
き湾曲状のカバー25が設けられているので、その分、
各開口部12e,12fの開口面積が狭くなり、そのた
め、ペダル踏込み操作時に足が開口部12e又は12f
に入り込むようなことがない。苗の補給作業時や機体へ
の乗降時においても同様である。
【0011】また、左右いずれか一方側のブレーキペダ
ル17を踏込む際、カバー25が左右一対のペダルアー
ム17aの突出基端側を上方からガードしているので、
踏込み側足の踵部分が隣接する右ブレーキペダル側ペダ
ルアーム17a又は左ブレーキペダル側ペダルアーム1
7aを不用意に踏込んでしまうとの誤操作を無くすこと
ができる。
【0012】さらに、カバー25がペダル16,17の
後方下方に位置しているので、ペダル16,17の踏込
み操作時に、カバー25が丁度踏込み側足の踵部分を支
持する受台ともなり、極めて好都合である。
【0013】また、従来の乗用移動農機のもののよう
に、ペダルアーム16a,17aが運転席ステップ12
a上へそのまま露出した構造のものでは、ペダルアーム
16a,17aの突出長が長くなり、本機への乗り降り
時に足がペダルアーム16a,17aに引掛かったりす
ることがあり、殊に、機体長が短い小型の乗用移動農機
では、運転席ステップ12a(特にステップ前後幅)が
スペース的に制約される関係上、本機への乗降時にペダ
ルアーム16a,17aが邪魔となり易いものである
が、ペダルアーム16a,17aの突出基端側をカバー
25で前記ペダルアームの傾斜に沿って上方から覆った
ことにより、ペダルアーム16a,17aの運転席ステ
ップ12a上への突出長(露出長)を短くすることがで
き、しかも、カバー25がアーム露出部分のうち運転席
15寄り側部分をステップ12aの上面からペダルアー
ムの傾斜に沿って上方に膨出させたさせた状態で覆って
いるので、カバー25が必要以上にステップ12a上に
突出することがなく、また、カー25は上向き湾曲状に
形成されているため足が引っ掛かり難く本機3への乗降
を安全に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】本願発明は上述のように構成したことに
より、コンパクトに構成された機体であってもカバーに
より、ペダルの操作領域を犠牲にすることなく開口部の
片側を覆うのみで開口部の面積を小さく出来、運転や苗
補給時等、或は機体への乗降の際に、上記開口部に足が
入り込むようなことがなく、ペダルアームを踏込むこと
もない。また、前記カバーはペダルアームの傾斜に沿っ
た上向き湾曲状に形成さ れているため、足が引っ掛かり
難く安全性が一層高められる。また、同じ開口部から複
数のペダルが立上っている左右のブレーキペダルのよう
な場合、近接して並ぶ隣のペダルアームに足が乗り、誤
って同時にペダル操作がされようとしても、前記カバー
がペダルアームのガードになるので誤って隣のペダルア
ームを踏込むような誤操作を防止できると共に、ペダル
16,17の踏込み操作時に、カバー25が丁度踏込み
側足の踵部分を支持する受台ともなり、ペダル16,1
7の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を装備した乗用移動農機の側面図であ
る。
【図2】要部の平面図である。
【図3】機体フレームの平面図である。
【図4】機体フレームの側面図である。
【図5】運転席回りの構造を示す側面図である。
【図6】覆い体の平面図である。
【図7】補助苗台の取付構造を示す正面図である。
【図8】従来のクラッチペダル用開口部及びブレーキペ
ダル用開口部の平面図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 11 機体フレーム 12 覆い体 12a 運転席ステップ 12e クラッチペダル用開口部 12f ブレーキペダル用開口部 15 運転席 16 クラッチペダル 16a クラッチペダルアーム 17 ブレーキペダル 17a ブレーキペダルアーム 18 補助苗台 25 カバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット状のステップに設けた開口部か
    ら足踏み操作用のブレーキペダルやクラッチペダル等の
    ペダル類を各ペダルアームと共に前記ステップ上へ突出
    させるにあたり、前記ペダルアームを非操作時に、運転
    席側から機体前方ヘ向かって後傾斜状に突出させた乗用
    移動農機において、前記各開口部の後部側に前記ペダル
    アームの傾斜に沿って、前記ペダルアームの上方突出基
    端側を上方から覆う上向き湾曲状のカバーをステップに
    設けたことを特徴とする乗用移動農機のステップ構造。
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