JP2584319Y2 - 排気ガス再循環装置 - Google Patents

排気ガス再循環装置

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JP2584319Y2
JP2584319Y2 JP1993068486U JP6848693U JP2584319Y2 JP 2584319 Y2 JP2584319 Y2 JP 2584319Y2 JP 1993068486 U JP1993068486 U JP 1993068486U JP 6848693 U JP6848693 U JP 6848693U JP 2584319 Y2 JP2584319 Y2 JP 2584319Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は排気ガスの一部を吸気系
に再循環させることにより排気ガス中のNOxを低減す
る排気ガス再循環(EGR)装置に関し、特にその排気
ガスの再循環量を制御するEGRバルブの配置構成の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば実開昭59−1158
46号公報や実開昭63−143754号公報等に開示
されているように、シリンダヘッドに一体的にEGRガ
スの還流通路を形成したものは知られており、また上記
実開昭59−115846号公報にはさらに吸気マニホ
ールドに、シリンダヘッドのEGRガス還流通路に連通
する第1還流通路と吸気通路に連通する第2還流通路を
形成するとともに、第1、第2還流通路を互いに連通し
かつEGRガス量を制御するEGRバルブを直接に取付
けた排気ガス再循環装置が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にEGRガスを吸気通路に還流させる通路をシリンダヘ
ッド及び吸気マニホールドに形成し、EGRバルブを吸
気マニホールドに直接に取付けることにより、EGRガ
スのための外部配管及びEGRバルブ取付手段が不要と
なり、コスト低下を図ることができるが、図7に示すよ
うな横置きエンジンの場合には、エンジン本体の車両走
行方向後部にEGRバルブが配置され、熱害的に不利で
あるという問題がある。
【0004】図7を参照して詳しく説明すると、エンジ
ンルーム21内に横置きにエンジン本体22が搭載さ
れ、吸気マニホールド23は車両走行方向(A方向)に
対してエンジン本体22の後方側に配置され、その吸気
マニホールド23にEGRバルブ24が取付けられてい
るため、車両前方からの走行風Bがエンジン本体22で
遮られてEGRバルブ24の冷却に寄与しないため、熱
害的に不利な配置となり、特に近年はEGRガス量が多
くなる傾向にあり、排気ガスの熱量にて高温になり易い
ためにより重大な問題となってきている。
【0005】そこで、EGRバルブ24が走行風Bで冷
却されるようにするには、図7に仮想線で示すように、
エンジン本体22の一側部にEGRバルブ24を配置
し、外部配管25にてEGRガスを還流する必要があ
り、コスト高になるという問題がある。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、EGRバルブの熱害を防止できかつ低コストの排気
ガス再循環装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、排気ガスの一
部をEGRバルブを介して吸気マニホールド内に供給す
るようにした排気ガス再循環装置において、エンジンル
ームの車幅方向の一側に位置するシリンダヘッドの後端
面又は吸気マニホールドの所定部位にEGRバルブを直
接に取付け、かつシリンダヘッドの排気マニホールドが
接合される一側面から後端面に排気ガスを導くL字状の
第1還流通路と、シリンダヘッドの後端面から吸気マニ
ホールドが接合される他側面に排気ガスを導くL字状の
第2還流通路と、シリンダヘッドの一側面から第2還流
通路の屈曲部に連通して他側面に排気ガスを導く第3還
流通路とが設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案によれば、EGRバルブがエンジンルー
ムの車幅方向の一側に配置されるので、走行風がエンジ
ン本体にて遮られることなくEGRバルブを冷却する効
果を発揮し、EGRバルブの熱害を軽減することがで
き、またEGRバルブをシリンダヘッドの後端面又は吸
気マニホールドの所定部位に直接に取付けているので、
外部配管が不要であり、低コストにて構成できる。
【0009】また、第1、第2、第3還流通路をシリン
ダヘッドに設けることにより、横置きエンジンの場合と
縦置きエンジンの場合の両方に対してシリンダヘッドを
共用化することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。
【0011】図1は横置きエンジンの場合を示してい
る。エンジンルーム1内にエンジン本体2がそのクラン
ク軸を車幅方向に向けた横置きにして搭載されている。
このエンジン本体2におけるシリンダヘッド3の車両走
行方向のA方向に対して前方側の一側面3aに排気マニ
ホールド4が、後方側の他側面3bに吸気マニホールド
5が接続配置されている。そして、シリンダヘッド3の
後端面3cはエンジンルーム1の車幅方向の一側部に位
置しており、このシリンダヘッド3の後端面3cに直接
にEGRバルブ6が取付けられている。7aはシリンダ
ヘッド3の一側面3aから後端面3cにEGRガスを導
く第1還流通路、7bは後端面3cから他側面3bにE
GRガスを導く第2還流通路であり、これら第1、第2
還流通路7a、7bの後端面3cにおけるポートにEG
Rバルブ6の2つのポートが接続されている。図1にお
いて、Bは走行風であり、8はファンである。
【0012】なお、吸気マニホールド5は、図3に示す
ように、集合部9からシリンダヘッド3の各吸気ポート
に接続できるように複数の分岐管10が延出され、それ
らの先端部にシリンダヘッド3の他側面3bに接合する
ための取付フランジ11が設けられ、かつシリンダヘッ
ド3の他側面3bで開口する第2還流通路7bの開口に
一端が接続され、他端が集合部9に連通するEGRガス
還流通路12が設けられている。
【0013】一方、図2は縦置きエンジンの場合を示し
ている。エンジンルーム1内にエンジン本体2がそのク
ランク軸を車両前後方向に向けた縦置きにして搭載され
ている。この場合エンジン本体2は車幅方向にスラント
させかつ車体前後方向にも後方に向けて下がるように前
後にも若干傾斜させて搭載され、このエンジン本体2に
おけるシリンダヘッド3の車幅方向に向きかつ若干下方
に向いている一側面3aに排気マニホールド14が、若
干上方を向いている他側面3bに吸気マニホールド15
が接続配置されている。そのため、図1のようにシリン
ダヘッド3の後端面3cにEGRバルブ6を直接に取付
けた場合には、EGRバルブ6が排気ガス流れの上流側
の排気ポートより下方に位置することになり、結露やカ
ーボンがバルブ内に侵入して機能面で支障が出る恐れが
ある。そこで、縦置きエンジンの場合には、従来例と同
様にその吸気マニホールド15に直接にEGRバルブ6
が取付られている。7cはシリンダヘッド3の一側面3
aから他側面3bにEGRガスを導く第3還流通路であ
る。
【0014】本実施例では、図1の横置きエンジンの場
合及び図2の縦置きエンジンの場合の両方にシリンダヘ
ッド3を共用できるように、そのシリンダヘッド3に図
4〜図6に示すようにEGRガスの還流通路が形成され
ている。図4〜図6において、第1還流通路7aは、一
方のポートaがシリンダヘッド3の一側面3aで開口
し、他方のポートbが後端面3cで開口するようにシリ
ンダヘッド3にL字状に穿孔して形成されている。ま
た、第2還流通路7bは、一方のポートcがシリンダヘ
ッド3の後端面3cにおけるポートbの適当距離上方位
置に開口し、他方のポートdが他側面3bで開口するよ
うにシリンダヘッド3にL字状に穿孔して形成されてい
る。また、第3還流通路7cは、一方のポートeがシリ
ンダヘッド3の一側面3aにおけるポートaの斜め上方
位置で開口し、第2還流通路7bの屈曲部でこの第2還
流通路7bに連通され、第2還流通路7bの一部が第3
還流通路7cと共用されている。
【0015】以上の構成において、図1に示す横置きエ
ンジンの場合は、EGRバルブ6がシリンダヘッド3の
後端面3cに直接に取付けられ、EGRバルブ6の入口
ポートがポートbに、出口ポートがポートcにそれぞれ
接続されている。また、シリンダヘッド3の一側面3a
にはポートaに排気の一部を導入するように構成された
排気マニホールド4が接続されている。また、ポートe
は排気マニホールド4の接合面に配置されるガスケッ
ト、又は別の密閉栓で密閉される。そして、シリンダヘ
ッド3の他側面3bには吸気マニホールド5が接続さ
れ、ポートdがそのEGRガス還流通路12に接続され
る。かくして、排気ガスの一部は第1還流通路7a、E
GRバルブ6、第2還流通路7b、及び吸気マニホール
ド5のEGRガス還流通路12を通って吸気中に還流さ
れる。
【0016】また、図2に示す縦置きエンジンの場合
は、シリンダヘッド3の一側面3aに、ポートeに排気
の一部を導入するように構成された排気マニホールド1
4が接続され、ポートaは排気マニホールド14の接合
面に配置されるガスケット、又は別の密閉栓で密閉され
る。シリンダヘッド3の他側面3bには従来例と同様の
吸気マニホールド15が接続され、ポートdがそのEG
Rガス還流通路に接続され、かつこの吸気マニホールド
15に取付られたEGRバルブ6がそのEGRガス還流
通路の途中に介装される。なお、シリンダヘッド3の後
端面3cには、図6に仮想線で示すように、ポートbの
斜め下方とポートcの斜め上方に配設されたEGRバル
ブ6取付用の一対のボルト穴16を利用してエンジンハ
ンガー17が取付けられ、このエンジンハンガー17に
てポートb、ポートcは密閉される。かくして、排気ガ
スの一部は第3還流通路7c、吸気マニホールド15の
EGRガス還流通路及びEGRバルブ6を通って吸気中
に還流される。
【0017】こうして、図1の横置きエンジンの場合で
も、図2の縦置きエンジンの場合でも、EGRバルブ6
がエンジンルーム1の車幅方向の一端に配置されるの
で、走行風Bがエンジン本体2にて遮られずにEGRバ
ルブ6に接して流れ、EGRバルブ6を冷却する効果が
発揮される。その結果、EGRバルブ6の熱害を確実に
軽減することができる。また、EGRバルブ6をシリン
ダヘッド3又は吸気マニホールド15に直接に取付けて
いるので、外部配管が不要であり、低コストにて構成で
きる。
【0018】
【考案の効果】本考案の排気ガス再循環装置によれば、
以上のようにEGRバルブがエンジンルームの車幅方向
の一端に配置されるので、走行風にてEGRバルブを効
果的に冷却できてEGRバルブの熱害を軽減することが
でき、特にEGRガスを大量に還流させるような場合に
大きな効果を発揮し、またEGRバルブをシリンダヘッ
ド又は吸気マニホールドに直接に取付けているので、外
部配管が不要となり、低コストにて構成することができ
る。
【0019】また、第1、第2、第3還流通路をシリン
ダヘッドに設けているので、横置きエンジンの場合と縦
置きエンジンの場合の両方に対してシリンダヘッドを共
用化することができ、コスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の排気ガス再循環装置を横置
きエンジンに適用した状態の概略平面図である。
【図2】同実施例の排気ガス再循環装置を縦置きエンジ
ンに適用した状態の概略平面図である。
【図3】同実施例の横置きエンジンの場合の吸気マニホ
ールドの平面図である。
【図4】同実施例において横置きエンジンと縦置きエン
ジンの両方に適用できるようにしたシリンダヘッドの要
部の概略構成を示す斜視図である。
【図5】同実施例において横置きエンジンと縦置きエン
ジンの両方に適用できるようにしたシリンダヘッドの要
部の正面図である。
【図6】図5のV−V矢視図である。
【図7】従来例の排気ガス再循環装置を横置きエンジン
に適用した状態の概略平面図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 3 シリンダヘッド 5 吸気マニホールド 6 EGRバルブ 7a 第1還流通路 7b 第2還流通路 7c 第3還流通路 15 吸気マニホールド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスの一部をEGRバルブを介して
    吸気マニホールド内に供給するようにした排気ガス再循
    環装置において、エンジンルームの車幅方向の一側に位
    置するシリンダヘッドの後端面又は吸気マニホールドの
    所定部位にEGRバルブを直接に取付け、かつシリンダ
    ヘッドの排気マニホールドが接合される一側面から後端
    面に排気ガスを導くL字状の第1還流通路と、シリンダ
    ヘッドの後端面から吸気マニホールドが接合される他側
    面に排気ガスを導くL字状の第2還流通路と、シリンダ
    ヘッドの一側面から第2還流通路の屈曲部に連通して他
    側面に排気ガスを導く第3還流通路とを設けたことを特
    徴とする排気ガス再循環装置。
JP1993068486U 1993-12-22 1993-12-22 排気ガス再循環装置 Expired - Fee Related JP2584319Y2 (ja)

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