JP2583764B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

Info

Publication number
JP2583764B2
JP2583764B2 JP62081146A JP8114687A JP2583764B2 JP 2583764 B2 JP2583764 B2 JP 2583764B2 JP 62081146 A JP62081146 A JP 62081146A JP 8114687 A JP8114687 A JP 8114687A JP 2583764 B2 JP2583764 B2 JP 2583764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
insulator layer
integrated circuit
semiconductor integrated
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62081146A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63248148A (ja
Inventor
和雄 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP62081146A priority Critical patent/JP2583764B2/ja
Publication of JPS63248148A publication Critical patent/JPS63248148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583764B2 publication Critical patent/JP2583764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、半導体集積回路の高密度化と高速化に有効
な積層構造の半導体集積回路装置を得るために必要とな
る半導体基板の熱接着方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 本願発明者は、特願昭60−13502号にてこの種の技術
として、熱軟化現象を有する絶縁物が形成されてなる半
導体基板を熱接着する構造と方法を提案した。熱接着の
方法としては、密着させた後熱処理する方法。密着
を確実なものとするために減圧下において、まず周辺部
を加熱接着し、その後、大気圧下で熱処理する方法、及
びの方法において、周辺部以外の部分に溝を形成す
る方法等を提案した。
これらの方法には以下の欠点がある。周辺部のみを
確実に熱接着する必要があるが、半導体基板には数ミク
ロンから数十ミクロンの があり、この を矯正して接着することが困難である。周辺部の熱接
着後大気圧下で熱処理を行なうのは大気圧により、ウェ
ハのそりを矯正する効果をねらったものであるが、矯正
に大気圧以上の圧力が必要な場合には、接着に不均一が
生ずる。
一方最近、BTLのFrye等によって静電吸着力を用いて
ウェハの接着を行なう方法が提案された(J.Electroche
m Soc Vol.133 No.8 p1673)この方法は、大気圧下にお
いて絶縁膜を介して2枚のシリコンウェハ間に電圧を印
加し、ウェハ間に発生する静電吸着力により密着性を向
上させた状態で熱接着する方法である。この方法は静電
吸着力を大気圧以上に高めることが出来る点では優れて
いるが、以下の欠点を有している。
すなわち、第1図はこの方法による場合の状態を示す
もので、1−1は閉じ込められた気泡、1−2,1−5は
半導体基板、1−3,1−4は絶縁物膜であるが、接着
面に気泡1−1が閉じ込められた場合、この気泡1−1
が除去できないために、接着が不均一になる場合があ
る。接着面にSiの熱酸化膜を用いているため1100℃以
上の高温でなければ接着できない。
これら欠点のうち、については、特願昭60−13502
号において提案したように、Siの熱酸化膜より熱軟化温
度の低いPSGあるいはBPSGを使用することにより熱接着
温度の低下が可能である。しかし、内部に閉じ込められ
た気泡1−1は、その大きさや場所が制御できないた
め、接着強度を低下させると共に、接着後一方の半導体
基板を薄層化し、SOI構造を形成後、素子を形成する場
合その歩留りを低下させる問題を有している。
(発明の目的) 本発明の目的は、半導体基板を接着する場合の接着面
に生ずる気泡を除去し、かつ、基板全面における確実な
接着を可能とする半導体集積回路装置の製造方法を提供
することにある。
(発明の特徴) 本発明は熱軟化性を有する絶縁膜が形成されている半
導体基板を他の熱軟化性を有する絶縁膜が形成されてい
る基板に接着する方法において、両基板間に電圧を印加
することにより静電気吸着力を発生させ熱接着に必要と
なる密着性を向上させる工程と、この接着面に気泡を生
じさせないために前記基板の少なくとも一方の表面に
“溝”を形成するか、又は熱接着処理を減圧雰囲気中で
行なうか、又は両者を併用することを主要な特徴とす
る。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
(実施例) 第2図(a)(b)(c)(d)は本発明の第1の実
施例を説明する図であって、2−1,2−6はシリコン基
板、2−2,2−5は絶縁膜として用いられているシリコ
ン酸化膜、2−3,2−4は熱処理によって軟化現象を生
ずる絶縁膜として用いられているリンを多量に含むシリ
コン酸化膜である。シリコン基板2−1,2−6は厚さ500
μmで直径10cmであり、2−2,2−5は厚さ6000Åでシ
リコンを水蒸気中で酸化して得られる。2−3,2−4はP
H3,SiH4,O2を原料として化学的気相成長方法(CVD法)
によって得られるPSG膜で厚さ1μmである。さらに、
2−4には、ピッチ1mmで幅100μmの格子状の溝2−8
が深さ1μmに形成されている。次に、両基板を対向し
て相互接触させ、シリコン基板2−1,2−6間に直流電
圧源2−7から電圧を印加する。この状態で1000℃中の
N2雰囲気で熱処理を行なうことによりシリコン酸化膜2
−3,2−4は相互接着される。
第2図の実施例では、シリコン基板2−1,2−6はSi
基板を用いたがこれは他の半導体基板例えばGaAs等の化
合物半導体やGe基板でも良くまた集積回路素子が形成さ
れていても良い。また、シリコン酸化膜2−2,2−5は
シリコン酸化膜2−3,2−4中に含まれるリンが熱処理
中にシリコン基板2−1,2−6に拡散するのを防止する
ため形成したものであり、接着効果とは無関係である。
このため省略することもできるし、また、他の膜(例え
ば、Si3N4膜,CVD SiO2膜、等)を使用することもでき
る。
また、シリコン酸化膜2−3,2−4はPSG膜を使用した
が、これは熱硬化性を有する膜であれば良く、例えば、
BPSG(ボロンとリンを含むSiO2)を使用する場合には、
PSGより熱硬化温度が低いためさらに低温で熱接着する
ことが可能である。
次に、第2図の実施例において静電吸着と溝形成の効
果について説明する。第3図,第4図,第5図は熱接着
後の基板の接着状態を赤外線透過法によって検査した図
であり、第3図は溝を形成せずに静電吸着のみを用いた
場合、第4図は溝を形成し静電吸着を用いなかった場
合、第5図は両者を用いた場合である。第3図に見られ
る数箇の白点3−2は溝を形成していないために内部に
閉じ込められた気泡により接着が不完全となった部分で
ある。
また、第4図は溝が形成されているため内部に気泡は
生じていないが周辺部4−2に未接着の部分があり、両
基板間に静電吸着を行わなかったために、熱処理中の接
触が不十分であったことを示している。これに対して第
5図では直径10cmのシリコン基板の全面が接着部5−1
で示されるように熱接着している。
第2図に示した溝2−8は、第1の実施例では、ピッ
チ1mm,幅100μm,深さ1μmに形成されているが、この
溝は接着時に内部残留する気体をにがす目的であるため
この寸法に限定されるものではないことは明らかであ
る。
第6図は本発明の第2の実施例であり、6−1〜6−
6は2−1〜2−6とそれぞれ同一であるが、本実施例
では熱処理により軟化現象を生ずる絶縁物層6−3,6−
4には溝は形成されていない。また、接着用基板は真空
容器6−8中におかれている。このように真空容器6−
8中の如き減圧下で基板を静電吸着し、熱処理すること
により、気泡の原因となるガスが存在しないため、溝を
形成しなくともほぼ完全な接着が可能となる。
更に、図示は省略するが、溝の効果と減圧下の効果は
併用しても、それぞれの効果が重畳し、さらに有効に抜
泡できることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の第1の実施例によれ
ば、熱軟化性絶縁物に溝を形成することにより、静電吸
着の効果を高め任意のガス雰囲気中において気泡の生じ
ない接着が可能となる。また、第2の実施例では、真空
中で静電吸着と熱処理を行なうことにより、溝の形成が
不要となる利点を有している。さらに、これらの併用に
より一層抜泡効果をあげることができる。本発明によ
り、内部に気泡の生じない絶縁物による接着が可能とな
り、その応用分野としは、一方の半導体基板を薄層化
し、そこに素子を形成するSOI技術において、気泡の影
響を受けない高い歩留りが得られる。薄層化,素子形
成,接着薄層化を繰り返して行なうことにより、多層化
積層LSIを実現することが可能となり、高密度で高速の
集積回路が形成できるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の欠点を説明するための断面図、第2
図(a)(c)は本発明に用いられる溝の形成された基
板の平面図及び断面図、第2図(b)は第2図(c)の
一部拡大図、第2図(d)は本発明の工程を説明するた
めの断面図、第3図,第4図及び第5図は赤外線透過法
により接着状態を検査した写真の摸写図、第6図は本発
明の他の実施例を説明するため断面略図である。 1−1……気泡、1−2,1−5……半導体基板、1−3,1
−4……絶縁物膜、2−1,2−6,6−1,6−6……シリコ
ン基板、2−2,2−5,6−2,6−5……シリコン酸化膜、
2−3,2−4,6−3,6−4……リンを多量に含むシリコン
酸化膜、2−7……直流電圧源、2−8……溝、3−1,
4−1,5−1……接着部、3−2,4−2……未接着部、6
−8……真空容器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板もしくは半導体集積回路が形成
    されてなる第1の基板上に熱処理によって軟化現象を生
    ずる第1の絶縁物層を形成する第1の工程と、他の半導
    体基板もしくは半導体集積回路が形成されてなる基板の
    いずれかよりなる第2の基板上に熱処理によって軟化現
    象を生ずる第2の絶縁物層を形成する第2の工程と、前
    記第1の絶縁物層もしくは前記第2の絶縁物層の少なく
    とも一方の全面に溝を形成する第3の工程と、前記第1
    の基板と第2の基板とを前記第1の絶縁物層と前記第2
    の絶縁物層とを対向せしめて両基板を相互接触させた状
    態で該両基板間に電圧を印加する第4の工程と、電圧を
    印加した状態で加熱する第5の工程を少なくとも含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板もしくは半導体集積回路が形成
    されてなる第1の基板上に熱処理によって軟化現象を生
    ずる第1の絶縁物層を形成する第1の工程と、他の半導
    体基板もしくは半導体集積回路が形成されてなる基板の
    いずれかよりなる第2の基板上に熱処理によって軟化現
    象を生ずる第2の絶縁物層を形成する第2の工程と、前
    記第1の基板と第2の基板とを前記第1の絶縁物層と前
    記第2の絶縁物層とを対向せしめて両基板を相互接触さ
    せた状態で該両基板間に減圧下において電圧を印加する
    第3の工程と、該減圧下で電圧を印加した状態で加熱す
    る第4の工程を少なくとも含むことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体基板もしくは半導体集積回路が形成
    されてなる第1の基板上に熱処理によって軟化現象を生
    ずる第1の絶縁物層を形成する第1の工程と、他の半導
    体基板もしくは半導体集積回路が形成されてなる基板の
    いずれかよりなる第2の基板上に熱処理によって軟化現
    象を生ずる第2の絶縁物層を形成する第2の工程と、前
    記第1の絶縁物層もしくは前記第2の絶縁物層の少なく
    とも一方の全面に溝を形成する第3の工程と、前記第1
    の基板と第2の基板とを前記第1の絶縁物層と前記第2
    の絶縁物層とを対向せしめて両基板を相互接触させた状
    態で該両基板間に減圧下において電圧を印加する第4の
    工程と、該減圧下で電圧を印加した状態で加熱する第5
    の工程を少なくとも含むことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
JP62081146A 1987-04-03 1987-04-03 半導体集積回路装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2583764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62081146A JP2583764B2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 半導体集積回路装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62081146A JP2583764B2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 半導体集積回路装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63248148A JPS63248148A (ja) 1988-10-14
JP2583764B2 true JP2583764B2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=13738282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62081146A Expired - Fee Related JP2583764B2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 半導体集積回路装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583764B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5681775A (en) * 1995-11-15 1997-10-28 International Business Machines Corporation Soi fabrication process
EP1858071A1 (en) * 2006-05-18 2007-11-21 S.O.I.TEC. Silicon on Insulator Technologies S.A. Method for fabricating a semiconductor on insulator type wafer and semiconductor on insulator wafer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63248148A (ja) 1988-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3975634B2 (ja) 半導体ウェハの製作法
US5514235A (en) Method of making bonded wafers
JP4316701B2 (ja) 2つの構造体の分子結合および分子結合解除のための処理プロセス
US7279779B2 (en) Substrate assembly for stressed systems
JPH098124A (ja) 絶縁分離基板及びその製造方法
JPH07153929A (ja) シリコンウェハーの接着構造およびその接着方法
JPH0312775B2 (ja)
JP2583764B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0682753B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60206058A (ja) 多層半導体装置の製造方法
JPH01133341A (ja) 半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法
JPS61174661A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH09246505A (ja) 半導体集積回路装置
JP2589994B2 (ja) ウェーハの接着方法
JPS63111652A (ja) ウエハ接着方法
JP2576163B2 (ja) 平板接着法
JPH01305534A (ja) 半導体基板の製造方法
JP2857456B2 (ja) 半導体膜の製造方法
JPS61133641A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH01226166A (ja) 半導体装置基板の製造方法
JP3216535B2 (ja) Soi基板およびその製造方法
JPS6218055Y2 (ja)
JPH10335617A (ja) 半導体基板の製造方法
JPH11163307A (ja) 貼り合わせ基板の製造方法
JP2535577B2 (ja) ウェ―ハの接着方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees