JP2582432Y2 - 棟瓦固定具 - Google Patents

棟瓦固定具

Info

Publication number
JP2582432Y2
JP2582432Y2 JP935493U JP935493U JP2582432Y2 JP 2582432 Y2 JP2582432 Y2 JP 2582432Y2 JP 935493 U JP935493 U JP 935493U JP 935493 U JP935493 U JP 935493U JP 2582432 Y2 JP2582432 Y2 JP 2582432Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support piece
ridge
fixing device
roof tile
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP935493U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662045U (ja
Inventor
巌 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanegiken Co Ltd
Original Assignee
Yanegiken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanegiken Co Ltd filed Critical Yanegiken Co Ltd
Priority to JP935493U priority Critical patent/JP2582432Y2/ja
Publication of JPH0662045U publication Critical patent/JPH0662045U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582432Y2 publication Critical patent/JP2582432Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の棟瓦の固定に
用いられる棟瓦固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】棟瓦固定具の従来例について図8を参照
して述べる。図8中、(a)は斜視図、(b)は使用状
態を示す斜視図である。従来の棟瓦固定具は、図8
(a)に示されるように、金属製板材を折り曲げ加工及
び打抜加工することによって形成されており、その中央
部に設定した支持片101の下部に切り込みを入れて左
右振り分け状に折曲することで左右の固定片104が形
成され、また支持片101の上端部を90度捩じ曲げる
ことで取付部102が形成されている。なお固定片10
4には止め孔105が形成され、また取付部102には
取付孔106,107が形成されている。
【0003】前記棟瓦固定具は、図(b)に示されるよ
うに、屋根の棟部112の野地板113上に配設され、
その野地板113上に固定片104がその止め孔105
を通した図示しない釘あるいは木ねじによって止着され
る。また取付部102にはその取付孔106,107に
当該端部を挿入した横架棒117が支持される。この横
架棒117には、冠瓦114及び棟平瓦115等の棟瓦
を緊締するための銅線などからなる緊結線116が結び
付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の棟瓦固定具
によると、棟部112上に立ち上がる支持片101の面
方向に対する支持強度が不足し、その方向へぐらつきを
生じるおそれがある。
【0005】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は棟部上に立ち
上がる支持片のぐらつきを防止することのできる棟瓦固
定具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案の棟瓦固定具は、棟瓦を固定するための緊結線あるい
は横架棒等が取り付けられる取付部をもつ支持片と、屋
根の棟部に固定される左右の固定片とを備え、前記支持
片の両側縁にそれぞれほぼ直角状をなすように左右の補
強片が連設され、その両補強片の各下縁に前記各固定片
が連設されている。
【0007】
【作用】前記手段によれば、取付部をもつ支持片の面方
向に対する支持強度がその支持片と直角をなす両補強片
によって補強される。
【0008】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。棟瓦固定具が図1〜図5に示されている。なお図1
は斜視図、図2は正面図、図3は側面図、図4は平面
図、図5は底面図である。棟瓦固定具は、プレス機によ
り金属製板材に折り曲げ加工及び打抜加工を施すことに
よって形成されており、取付部2を上部にもつ支持片1
と、その支持片1の前後両側縁にそれぞれほぼ直角状を
なすように連設された左右の補強片3と、その各補強片
3の各下縁に傾斜状をなすように連設された左右の固定
片4とを備えている。
【0009】前記固定片4には適数個(図は3個を示
す)の止め孔5が形成されている。このうち、2個は主
たる止め孔5として前記支持片1の水平方向の中心線の
延長線(図4中、線L1 参照)上に設定されている。ま
た取付部2には丸孔の取付孔6と角孔の取付孔7が形成
されている。この取付孔6,7は、前記支持片1の垂直
方向の中心線(図2中、線L2 参照)上に設定されてい
る。また前記支持片1の下縁には、前記中心線L2 上に
位置して切込みによる目印8が付されている。支持片1
に対する取付部2の連設部分には、左右の切欠き溝9が
形成されている。
【0010】前記棟瓦固定具は、次のようにして製作さ
れる。まず図6に展開図で示されるように、棟瓦固定具
を平板状に展開した形状の素板10をプレス機による打
抜加工によって形成する。このとき取付孔6,7、止め
孔5目印8、及び切欠き溝9を同時に形成する。次に、
前記素板10をプレス機によって曲げ加工し、図6に一
点鎖線で示される折れ線に沿って折り曲げることによ
り、補強片3及び固定片4を形成し、図1〜図5に示さ
れる製品とする。
【0011】前記棟瓦固定具は、例えば図7に示される
ようにして使用される。なお図7(a)は断面図、
(b)は斜視図である。図7において棟瓦固定具は、屋
根の棟部12の野地板13上に所定間隔毎に配設され
る。このとき、前記目印8が棟部12の稜線A(図1参
照)上に位置されるとともに、支持片1及び止め孔5が
垂木18上に位置される。前記野地板13には固定片4
の止め孔5を通して図示しない釘あるいは木ねじが止着
される。なお固定片4は野地板13に接着剤で固定され
る場合もある。
【0012】前記取付部2には、各棟瓦固定具間に棟方
向に沿って配置される横架棒17の当該端部が取付孔
6,7に挿入されることにより支持される(図1〜図4
参照)。なお取付部2の左右側縁部を折り曲げることに
より、横架棒17の当該端部をかしめ固定することがで
きる。前記横架棒17には銅線などからなる緊結線16
が結び付けられる。その後、屋根上に桟瓦19、棟平瓦
15(のし瓦とも呼ばれる)、冠瓦14を葺いたのち、
冠瓦14及び棟平瓦15等の棟瓦が前記緊結線16によ
って結び付けられる。なお桟瓦19、棟平瓦15、冠瓦
14で取り囲まれる空間部には、しっくいあるいは土等
の充填材20が詰められる、また横架棒17を用いず、
取付部2に緊結線16が結び付けられる場合もある。
【0013】前記棟瓦固定具によると、取付部2をもつ
支持片1の面方向に対する支持強度がその支持片1と直
角をなす両補強片3によって補強されるため、棟部12
上に立ち上がる支持片1のぐらつきが防止あるいは低減
され、ひいては棟瓦を丈夫に固定することができる。
【0014】また本棟瓦固定具は、プレス加工によって
安価に製作することが可能である。また従来例の取付部
2を捩じ曲げたものでは、支持片1に対する取付部2の
捩じ曲げがしにくいという不具合があったが、本例によ
るとそのような不具合も解消される。また本棟瓦固定具
は、その露出する面の全面にわたってメッキあるいはコ
ーティング処理などによる防錆処理がゆきわたるので高
い防錆効果が得られる。また目印8を付けたことにより
棟瓦固定具の棟部12の稜線Aに対する配置を的確に行
える。また支持片1をもって主たる止め孔5の位置を認
識することができ、これまた釘打ちあるいはねじ止め作
業上便利である。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、取付部をもつ支持片の
面方向に対する支持強度が両補強片によって補強される
ので、棟部上に立ち上がる支持片のぐらつきを防止ある
いは低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】棟瓦固定具の斜視図である。
【図2】棟瓦固定具の正面図である。
【図3】棟瓦固定具の側面図である。
【図4】棟瓦固定具の平面図である。
【図5】棟瓦固定具の底面図である。
【図6】棟瓦固定具の展開図である。
【図7】棟瓦固定具の使用状態を示す説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 支持片 2 取付部 3 補強片 4 固定片 17 横架棒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟瓦を固定するための緊結線あるいは横
    架棒等が取り付けられる取付部をもつ支持片と、屋根の
    棟部に固定される左右の固定片とを備え、前記支持片の
    両側縁にそれぞれほぼ直角状をなすように左右の補強片
    が連設され、その両補強片の各下縁に前記各固定片が連
    設されている棟瓦固定具。
JP935493U 1993-02-10 1993-02-10 棟瓦固定具 Expired - Lifetime JP2582432Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP935493U JP2582432Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 棟瓦固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP935493U JP2582432Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 棟瓦固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662045U JPH0662045U (ja) 1994-09-02
JP2582432Y2 true JP2582432Y2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=11718134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP935493U Expired - Lifetime JP2582432Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 棟瓦固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582432Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662045U (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4669235A (en) Spacing and support construction member
JP2582432Y2 (ja) 棟瓦固定具
CN211949049U (zh) 一种墙角抗扭预制构造柱的连接工装
JP7229534B2 (ja) 外装材と支持部材とを含む外装構造
JP3872312B2 (ja) 足場板
JP2990210B2 (ja) のし瓦固定具
JPH052728Y2 (ja)
JPH0649724Y2 (ja) 外壁材用留付け金具
JP3304930B2 (ja) 垂木取付金具
JPH0331772Y2 (ja)
JPS6073944A (ja) 嵌合外囲体
JP2563344Y2 (ja) 屋根材固定金具
JP3038674U (ja) 際根太支持具
JP3419935B2 (ja) 吊 子
JPH0545712Y2 (ja)
JP2501013Y2 (ja) 下屋受け構造
JPH0637775B2 (ja) 擬木板及びその施工方法
JPH0312089Y2 (ja)
JPH0790989A (ja) のし瓦固定具及び割のし瓦及びのし瓦
JPH0321531Y2 (ja)
JPH0431376Y2 (ja)
JPH04163Y2 (ja)
JPH0640743Y2 (ja) 瓦棒用サン棒取付金具
JPH0724498Y2 (ja) 瓦固定具
JPH0341536Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080724

Year of fee payment: 10