JP2581741Y2 - 室内空気の脱臭浄化用のフイルタ - Google Patents

室内空気の脱臭浄化用のフイルタ

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JP2581741Y2
JP2581741Y2 JP1821892U JP1821892U JP2581741Y2 JP 2581741 Y2 JP2581741 Y2 JP 2581741Y2 JP 1821892 U JP1821892 U JP 1821892U JP 1821892 U JP1821892 U JP 1821892U JP 2581741 Y2 JP2581741 Y2 JP 2581741Y2
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義夫 石井
優二 高木
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株式会社テネックス
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は食品加工工場,大型外
食店舗やホテル等の調理場,その他の悪臭環境において
の消臭及び空気浄化に用いるフイルタに関する。
【0002】
【従来の技術】食品加工工場や大型の外食店舗,ホテル
等では、食品の加工又は調理の際に生じる雑多な臭を消
したり、空気をきれいにするためのフイルタ装置が準備
されているが、一般にそれは大型のものであり、図4の
ように前後一対のみぞ形材aをメッシュ材bでつないだ
枠体Aの中に成形エレメントeを複数個挿入配設して、
一つのフイルタFとなし、このフイルタFの複数個を、
側方からみてV字状又は逆V字状を呈するように枠体A
の前縁同士又は後縁同士を交互に当接させ、溶接等によ
り一体に結合してフイルタユニットとなし、その周縁を
シールしてダクトD内に収容するようにしている。
【0003】上記の成形エレメントeとしては図5のよ
うに熱可塑性の合成せんいからなる中間不織布2と、活
性炭,活性アルミナ,ゼオライト等の粒状の脱臭剤3の
層を交互に重ね、これをホットプレスで押し固めてマッ
ト状にすると共に不織布2と粒状脱臭剤3を部合的に熱
溶着し、その上下全体を不織布1で包み、合せ目を熱シ
ールするようにしたもの、又は図6のように中間不織布
2と粒状脱臭剤3の層とを交互に重ね、その外側をつば
付き皿状の上カバー不織布1aと板状の下カバー不織布
1bとで包被し、周縁のつば部1c同士を溶着すると共
に上下のカバー不織布1a,1bの適所にエンボス加工
を施して、内側に向う突条4a,4bを設け、これらの
突条4a,4bにより中間不織布2同士及び中間不織布
2とカバー不織布1a,1bとを固着して、多くの小室
5に区分し、それらの小室5内に粒状脱臭剤3を封じ込
め、その脱落による片寄りを防ぐようにしたもの等が用
いられている。
【0004】そして、前者のつば無しの成形エレメント
eは図7のようにみぞ形の枠体A中に側方から単純に嵌
め込まれるが、後者のつば付きの成形エレメントeは図
8のように隣り合うもののつば部1cを重ね合せるよう
にして枠体A中に組込まれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
フイルタのうち、みぞ形の枠体の中に成形エレメントを
単純に組込んだものでは、使用中における振動やエレメ
ントの変形等により成形エレメント同士の間に隙間がで
き、そこから悪臭ガスがリークしてしまい、一方、つば
部同士を重ね合せるものでは、隣り合うエレメントのつ
ば部1cは図9のようにそれぞれ上カバー不織布1aの
周縁と下カバー不織布1bの周縁が熱圧着された部分
で、硬く凹凸のある板状になり、つば部の重ね合せはソ
フトにならず、硬い板状のものの重ね合せになって、両
者の間に隙間が存在して、その隙間からやはり悪臭ガス
がリークすることになる。この場合、各つば部1cを溶
着してリークを防ぐことが考えられるが、つば部同士を
連結するとエレメントが長大になって取扱いが厄介にな
る。
【0006】そこで、この考案は成形エレメントを大型
化することなく、隣り合うものの間の重なりを確実に
し、悪臭ガスが漏れないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的のもとにこの考
案は、室内空気の脱臭浄化用のフイルタとして、中間不
織布と粒状の脱臭剤層を交互に重ね、その外側をつば付
き皿状の上カバー不織布と板状の下カバー不織布で包被
し、周縁部を圧着してつば部とした成形エレメントの複
数個を、一対のみぞ形材をメッシュ材で連結した枠体の
中につば部を下にした一方の成形エレメントとつば部を
上にした他方の成形エレメントを交互に嵌挿し、一方の
成形エレメントの上に他方の成形エレメントの本体側縁
部を重ねる一方、他方の成形エレメントのつば部を一方
の成形エレメントの本体側縁部の上に重ねて配設したこ
とを特徴としている。
【0008】
【実施例】図1はこの考案に用いられる成形エレメント
eを示すものであり、熱可塑性の合成せんいからなる中
間不織布12と、その上に散布される活性炭,活性アル
ミナ,ゼオライト等の粒状の脱臭剤13の層が交互に重
ねられ、その外側に同じ材質でつば付き皿状の上カバー
不織布11aと板状の下カバー不織布11bで包被さ
れ、それらの周縁つば部11cが溶着されてマット状に
形成されている。
【0009】そして、この成形エレメントeにエンボス
加工が施されて、上,下のカバー不織布11a,11b
の所要箇所にエレメントの厚さの半分高さの内向きの突
条14(下側のものは図示せず)が複数設けられ、それ
らの突条14によって中間不織布12が縦,横向方向に
波状に曲げられ、それらの中間不織布12と上,下のカ
バー不織布11a,11bとが熱溶着されて、エレメン
ト内部が複数の小室に区分され、粒状脱臭剤13が各小
室に封じ込められると共に不織布に熱溶着されている。
【0010】しかして、このような成形エレメントeの
複数個のものが、図2,図3のように前後一対のみぞ形
材aを底辺部のメッシュ材bで連結した枠体Aに側方か
ら、一つはつば部11cを下にし、次のものは逆につば
部11cを上にし更に次のものは再びつば部11cを下
にするというようにして、交互につば部11cの向きを
異にして順次に挿入され、つば部11cを下にした成形
エレメントeの一側縁のつば部11cの上に、つば部1
1cを上にした成形エレメントeの本体の側縁部が重な
る一方、つば部11cを上にした成形エレメントeの一
側縁のつば部11cがつば部11cを下にした成形エレ
メントeの本体の側縁部の上に重なった状態に配設され
て一つのフイルタFに構成される。
【0011】その使用に当たっては、複数個のものが前
記のようにV字状又逆V字状を呈するように枠体Aの前
縁同士又は後縁同士を交互に当接して一体に結合され、
ユニットをなし、ダクト中に周縁をシールして収容さ
れ、ダクトを通じ流れてくる汚れた空気を各フイルタF
の成形エレメントeを横切らせることにより浄化する。
【0012】この場合、この考案では各成形エレメント
eの隣接部分は硬くなったつば部11c同士が重なり合
うのではなく、一方の硬くなったつば部11cは隣の成
形エレメントeの弾性のある柔軟な本体に重なっている
ので、密着性がよく、重なり部分から悪臭ガスがリーク
することがない。又空気の流れに対し、密度の粗いエレ
メントの本体部分と比較的に密度の密な平らな下カバー
不織布11bの部分とが交互に向き合うことになり、目
詰まりの状態が一様でなくなり、フイルタとしての寿命
が長くなる。
【0013】
【考案の効果】以上のようにこの考案では、悪臭を伴う
室内空気の脱臭浄化用のフイルタとして、上述のように
構成したので、フイルタの使用中に隣り合う成形エレメ
ントが離れることなく、重ね合せ部分を確実に密着させ
ることができ、これまでのように悪臭ガスを漏洩させる
恐れなく、フイルタとしての信頼性を向上させることが
でき、又フイルタとしての寿命を延ばすことができる。
そして、成形エレメントは一体に連結しないので大型化
せず取扱い易く、しかも隣接するもののつば部とエレメ
ント本体の一部を重ね合せるので、全体としてコンパク
トなものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に用いられる成形エレメントの一部切
断斜視図。
【図2】この考案の実施例の斜視図。
【図3】図2のX−X線方向から見た正面図。
【図4】従来のフイルタの使用状態を示す部分的斜視
図。
【図5】つば無し成形エレメントの斜視図。
【図6】つば付き成形エレメントの断面図。
【図7】従来のフイルタの一例の斜視図。
【図8】従来のフイルタの他の例の斜視図。
【図9】つば付き成形エレメントの重なり具合を示す一
部の斜視図。
【符号の説明】
11a 上カバー不織布 11b 下カバ
ー不織布 11c つば部 12 中間不織
布 13 脱臭剤 14 突条 A 枠体 a みぞ形材 b メッシュ材 e 成形エレメ
ント F フイルタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間不織布と粒状の脱臭剤層を交互に重
    ね、その外側をつば付き皿状の上カバー不織布と板状の
    下カバー不織布で包被し、周縁部を圧着してつば部とし
    た成形エレメントの複数個を、一対のみぞ形材をメッシ
    ュ材で連結した枠体の中につば部を下にした一方の成形
    エレメントとつば部を上にした他方の成形エレメントを
    交互に嵌挿し、上記一方の成形エレメントのつば部の上
    に上記他方の成形エレメントの本体側縁部を重ねる一
    方、他方の成形エレメントのつば部を一方の成形エレメ
    ントの本体側縁部の上に重ねて配設してなる室内空気の
    脱臭浄化用のフイルタ。
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