JP2580965B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2580965B2
JP2580965B2 JP5208705A JP20870593A JP2580965B2 JP 2580965 B2 JP2580965 B2 JP 2580965B2 JP 5208705 A JP5208705 A JP 5208705A JP 20870593 A JP20870593 A JP 20870593A JP 2580965 B2 JP2580965 B2 JP 2580965B2
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美鶴 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位装置からの印刷デ
ータを印刷出力するプリンタ装置に関し、特に印字時間
の短縮及び文字の印刷出力の品位向上を図ったプリンタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置は、受信した印刷デ
ータ中の文字の印刷出力に関しては、文字発生部からの
ビットマップフォントを使用するようになっていた。文
字発生部が利用できるフォントデータにはビットマップ
フォントとアウトラインフォントとがあり、例えば、印
刷出力に頻繁に使われる10ポイントまたは12ポイン
ト前後の小さい文字は予め用意されているビットマップ
フォントを用い、それ以外のポイントサイズはアウトラ
インフォントを用いて必要な大きさのビットマップフォ
ントに展開したのち印刷出力するようになっていた。こ
のようにアウトラインフォントをビットマップ展開する
ことで、印刷する文字の大きさを可変にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、このアウトラインフォントをビットマ
ップフォントに展開するという処理が、印字時間に大き
く影響するため、印刷データの全文字をアウトラインフ
ォントからビットマップ展開すると当然印字時間は遅く
なってしまうという課題があった。
【0004】また、アウトラインフォントのビットマッ
プ展開によるフォントと、予め格納したビットマップフ
ォントによる印刷出力の文字が変わってしまい、印刷出
力した文字の全体のバランスが悪くなり、読みづらい感
じになってしまう場合がある、という不都合があった。
【0005】とはいえ、あるフォントのすべての文字サ
イズをビットマップフォントで揃えるには大量の記憶容
量が必要になってしまい、また、すべての文字をアウト
ラインフォントで印刷出力しようとすると印刷時間が掛
かってしまう、という不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に印刷出力の文字の品位を一定に保ちつつメ
モリの容量を有効に活用して高速な印刷出力を得るプリ
ンタ装置を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上位装置か
らの印刷データをドットデータに展開してイメージバッ
ファに描画する描画部と、印刷データ中の文字に対応し
たビットマップフォントを描画部に供給する文字発生部
と、イメージバッファに描画されたドットデータを印刷
出力する印刷部とを備えるプリンタ装置において、文字
発生部に、アウトラインフォントを格納するアウトライ
ンフォント記憶部と、アウトラインフォントの通常の展
開出力で得られるビットマップフォントを予め格納した
フォントキャッシュ用ROMと、このキャッシュROM
に格納したビットマップフォントの文字コードや文字サ
イズなどのフォントキャッシュ情報を有するフォント管
理部とを併設し、文字発生部が、アウトラインフォント
記憶部からアウトラインフォントを取り出してビットマ
ップ展開することによりビットマップフォントを描画部
に供給する第一の供給手段と、予め前記キャッシュRO
Mに格納されているビットマップフォントを取り出して
描画部に供給する第二の供給手段と、第一の供給手段若
しくは第二の供給手段をフォントキャッシュ情報に基づ
いて選択する選択手段とを有し、 前記フォント管理部
が、アウトラインフォントのビットマップ展開に用いる
ビットマップ化座標における当該アウトラインフォント
の座標情報を検出する座標検出手段と、この座標検出手
段が検出したフォント座標情報を用いてアウトラインフ
ォントをビットマップ展開するときの最小限の座標範囲
であるビットマップ切り出し座標を確定する切り出し範
囲確定手段とを具備し、 前記文字発生部が、前記切り出
し範囲確定手段によって確定されたビットマップ切り出
し座標の範囲内でアウトラインフォントをビットマップ
展開することにより切り出したビットマップデータを得
る、等の構成を採っている。これによって前述した目的
を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】上位装置1から印刷データを受信すると、描画
部2は文字コード及びポイントサイズを文字発生部3に
送付しビットマップフォントAを要求する。文字発生部
3の選択手段3cは当該文字コード及びポイントサイズ
からフォント管理部4のフォントキャッシュ情報4aを
検索して当該文字のビットマップフォントAがキャッシ
ュROM6に格納されているかどうかを判断する。
【0009】選択手段3cがフォントキャッシュ情報4
a中に当該文字コードのポイントサイズを発見したと
き、すでにキャッシュROM6にビットマップフォント
Aが作成されているということであるから、文字発生部
3の第二の供給手段3bを起動してフォントキャッシュ
情報4aに従いキャッシュROM6上のビットマップフ
ォントAにアクセスし描画部2にデータ転送する。フォ
ントキャッシュ情報4aに含まれない場合、第一の供給
手段が起動して従来のようにアウトラインフォント5a
を用いてビットマップ展開を行い、ビットマップフォン
トAを作成した後に描画部2にデータ転送する。
【0010】描画部2では、印刷データから一行文字数
や一ページ行数を読み取り、これらの書式に合わせてビ
ットマップフォントAをドットデータとしてイメージバ
ッファ7に書き込む。印刷部8が例えばシリアルプリン
タ方法の場合、印刷部8はイメージバッファ7に蓄積さ
れたドットデータを一行ずつ印刷出力する。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は本発明の第一実施例を示すブロック
図であり、プリンタ装置10は、上位装置1からの印刷
データをドットデータに展開してイメージバッファ7に
描画する描画部2と、印刷データ中の文字に対応したビ
ットマップフォントAを描画部に供給する文字発生部3
と、イメージバッファ7に描画されたドットデータを印
刷出力する印刷部8とを備えている。
【0013】文字発生部3には、アウトラインフォント
5aを格納するアウトラインフォント記憶部5と、アウ
トラインフォント5aの通常の展開出力で得られるビッ
トマップフォントAを予め格納したフォントキャッシュ
用ROM6と、このキャッシュROM6に格納したビッ
トマップフォントAの文字コードや文字サイズなどのフ
ォントキャッシュ情報4aを有するフォント管理部4と
が併設されている。
【0014】また、文字発生部3は、アウトラインフォ
ント記憶部5からアウトラインフォント5aを取り出し
てビットマップ展開することによりビットマップフォン
トAを描画部2に供給する第一の供給手段3aと、予め
キャッシュROM6に格納されているビットマップフォ
ントAを取り出して描画部2に供給する第二の供給手段
3bと、第一の供給手段3a若しくは第二の供給手段3
bをフォントキャッシュ情報4aに基づいて選択する選
択手段3cとを有している。
【0015】これをさらに詳述すると、上位装置1は、
ワークステーションやパーソナルコンピュータなど文章
や図形を作成する装置であり、印刷データは一台のまた
は複数の上位装置1からケーブル等を通じてプリンタ装
置10に伝送される。通常、印刷データには文字コード
と、文字サイズや書体を記述するコードとが記載されて
いる。文字発生部3はこれらの文字コードから対応する
ビットマップフォントAを描画部2に供給する。描画部
2では、印刷データから一行文字数や一ページ行数を読
み取り、これらの書式に合わせてビットマップフォント
Aをドットデータとしてイメージバッファ7に書き込
む。ここでは、印刷部8はシリアルプリンタ方法を採用
しているため、イメージバッファ7に蓄積されたドット
データを一行ずつ印刷出力する。
【0016】文字発生部3に併設されるアウトラインフ
ォント記憶部5には、文字の輪郭をベクトル等で表現し
たアウトラインフォント5aが格納されている。アウト
ラインフォントは加工性に優れており、一つのアウトラ
インフォントから様々なポイントサイズを表現できるほ
か斜体文字なども生成できるようになっている。このア
ウトラインフォント5aは、フォント管理部4に呼び出
されたのち文字発生部3によって印刷データに記載され
たポイントサイズでビットマップフォントAに展開され
たうえ描画部2に供給される。アウトラインフォント記
憶部5は、ここではROMが採用されているが、多数の
書体を印字可能とする場合これをハードディスクとして
もよい。
【0017】アウトラインフォント5aのビットマップ
展開は処理に時間が掛かるため、使用頻度の高い文字は
予め文字発生部3が展開したビットマップフォントAを
キャッシュROM6に格納しておき、アウトラインフォ
ントの展開処理を経ずにビットマップフォントを描画部
2に供給することで印刷処理の高速化を図っている。こ
のキャッシュROM6に格納されたビットマップフォン
トAが文字発生部3によるアウトラインフォント5aの
ビットマップ展開により作成されていることから、印刷
出力される文字の品位はキャッシュROM6を使用して
も全ての文字をアウトラインフォント5aを展開した場
合と同様の高品位を保てる。
【0018】また、フォント管理部4はキャッシュRO
M6に格納したビットマップフォントAの文字コードや
文字サイズなどのフォントキャッシュ情報4aを具備し
ている。例えば、複数の書体を印刷可能に構成されてい
る場合、フォントキャッシュ情報は書体(タイプフェイ
ス)の種類と,文字コードと,文字サイズであるポイン
トサイズと、これらの情報によって特定されるビットマ
ップフォントAのキャッシュROM6におけるアドレス
情報とから構成される。なお、一つの書体から複数の文
字スタイルを表現する場合、例えば斜体文字や影付き文
字などをアウトラインフォント5aから生成するように
成っている場合、これら文字スタイル情報もフォントキ
ャッシュ情報4aの構成要素となる。
【0019】文字発生部3の選択手段3cは、フォント
キャッシュ情報4aを利用してキャッシュROMのビッ
トマップフォントAを取り出すか、若しくはアウトライ
ンフォント記憶部5からアウトラインフォント5aを取
り出してビットマップ展開したうえでビットマップフォ
ントAを描画部2に供給するかを判断する。
【0020】上述した第一の実施例によると、使用頻度
の高い文字をビットマップフォントとしてキャッシュR
OMに予め格納してあり、この文字についてはアウトラ
インフォントのビットマップ展開を経ずに文字発生部か
ら描画部へビットマップフォント供給するため、アウト
ラインフォント展開に要していた時間を短縮でき、ま
た、キャッシュROMに格納するビットマップフォント
が文字発生部の通常の展開処理によって得たビットマッ
プフォントであることから、特にシリアルドットプリン
タ等解像度の比較的低いプリンタにおいて、この印刷出
力を高速化するキャッシュROMを用いたとしてもアウ
トラインフォントのビットマップ展開による文字となん
ら変わるところのない品位で印刷出力することができる
という効果を奏する。
【0021】次に本発明による第二実施例を図面を参照
して説明する。
【0022】第二実施例においてフォント管理部4は、
図2に示すように、アウトラインフォントAのビットマ
ップ展開に用いるビットマップ化座標9における当該ア
ウトラインフォントAの座標情報を検出する座標検出手
段4bと、この座標検出手段4bが検出したフォント座
標情報9aを用いてアウトラインフォントAをビットマ
ップ展開するときの最小限の座標範囲であるビットマッ
プ切り出し座標9bを確定する切り出し範囲確定手段4
cとを具備している。
【0023】また、文字発生部3は、切り出し範囲確定
手段に4cよって確定されたビットマップ切り出し座標
9bの範囲内でアウトラインフォント4aをビットマッ
プ展開して切り出しビットマップデータBを得るように
なっている。
【0024】さらに、フォント管理部4は、切り出しビ
ットマップデータBとビットマップ切り出し座標9bと
を用いてビットマップフォントAを再生する再生手段4
dを有している。
【0025】また、キャッシュ用ROM6に、文字発生
部3が通常に生成した切り出しビットマップデータBを
予め格納すると共にフォントキャッシュ情報4aに切り
出しビットマップデータBに応じた切り出し座標9bを
登録している。
【0026】その他の構成は第一実施例と同様である。
【0027】第二実施例を詳細に説明する。日本語フォ
ントの場合印刷出力するポイントサイズが決まれば1文
字のビットマップフォントデータの容量は一定である
が、欧文フォントの場合ポイントサイズが決まっても文
字によって1文字あたり必要とする文字の幅C及び高さ
Dが異なる。図3(A)に示すように、”m”の文字の
幅C1 と,”e”の文字の幅C2 と,”l”の文字の幅
C3 とがそれぞれ異なり、図3(B)に示すように”
m”の文字の高さD1 と,”l”の文字の高さD3
と,”y”の文字の高さD5 とがそれぞれ異なる。これ
を日本語フォントと同じようにポイントサイズで文字の
容量を固定させれば制御は簡単になるが、一文字あたり
の容量が大きければそれだけビットマップ展開処理等印
刷出力に時間が掛かると共にキャッシュROM6等のメ
モリの容量を多く必要になってしまう。
【0028】このため、第二実施例では、最小限の範囲
でビットマップ展開すると共にキャッシュROM6にあ
らかじめ格納する場合も文字それぞれの最小限の容量で
格納することで、印刷出力の文字の品位を一定に保ちつ
つメモリの容量を有効に活用して高速な印刷出力を得る
プリンタ装置を提供することを、その目的とする。
【0029】その作用は、図4及び図5に示すように、
まず文字のポイントサイズによって印刷部8の解像度に
応じたビットマップ化座標9に当該文字のアウトライン
フォント5aを重ね、座標検出手段4bが文字を直線で
表現しようとしたときの各座標を検出する。切り出し範
囲確定手段4cがフォント座標情報9aを基にアウトラ
インフォントのビットマップ化座標上の最小範囲である
ビットマップ切り出し座標9bを算出する。図4(A)
に”m”の場合を、図4(B)に”l”の場合を図4
(C)に”y”の場合を示した。
【0030】次に、文字発生部3がそのビットマップ切
り出し座標9bに従い通常のアウトラインフォントのビ
ットマップ展開を行う。このビットマップ展開によって
得られる切り出しビットマップデータBに係るフォント
キャッシュ情報4aには、文字コード等のほかビットマ
ップ切り出し座標9bが書き込まれる。また、キャッシ
ュROM6の再生時には、再生手段4dによって、切り
出しビットマップデータBと、フォントキャッシュ情報
4aに含まれるビットマップ切り出し座標に基づいてビ
ットマップフォントに再生される。
【0031】ビットマップ化座標9は、種々の方法があ
るが、印刷部8の解像度とポイントサイズによって座標
の最大値が定められる。例えば、解像度が400[dp
i](ドット/インチ)で12ポイントの文字をビット
マップ展開するとき、仮に12ポイントを1インチに約
したとすると400ドット×400ドットのビットマッ
プ化座標9が得られる。
【0032】座標検出手段は4bは、アウトラインフォ
ント5aのベクトルデータをこのビットマップ化座標9
の座標に置き換えている。図5に”m”の左上部分を拡
大して示すように、座標検出手段4bは与えられたビッ
トマップ化座標上9でアウトラインフォント5aの直線
を作る点p及び曲線部分を直線に近似できる点pとを検
出していく。座標検出手段4bによってこれらの点の座
標及び点と点の繋りから構成されるフォント座標情報9
aが検出される。
【0033】通常、このフォント座標情報9aを利用し
て印刷出力文字の品位向上のため種々の処理が行なわれ
る。例えば文字のエッジ部分のスムージングや、ポイン
トサイズが小さい場合の文字を構成する線が重ならない
ようにする処理や、また文字を構成する線について同じ
太さの線の情報を付随させたアウトラインフォントにあ
って、例えば「三」という文字を構成する3本の線の太
さを同じドット数になるようにする処理等がこのフォン
ト座標情報9aのレベルで行なわれる。
【0034】切り出し範囲確定手段4cは座標検出手段
4bが検出したフォント座標情報9aから最大座標及び
最小座標を算出してビットマップ化するための最小限の
範囲であるビットマップ切り出し座標9bを確定する。
文字発生部3はこのビットマップ切り出し座標9bに基
づいて展開処理し、切り出しビットマップデータBを得
る。この切り出しビットマップデータBはそのままでは
描画部2に供給できずフォント管理部4の再生手段4d
によるビットマップフォントAへの再生が必要となる
が、最小限の範囲でビットマップ展開するため処理が高
速となり、またこの切り出しビットマップデータBをキ
ャッシュROM6に格納するときに大幅な容量削減の効
果がある。再生手段4dはビットマップ切り出し座標の
最小値である左下を基準に再生している。
【0035】上述した第二実施例によると、欧文フォン
トなど文字によって幅や高さの異なるプロポーショナル
フォントのとき、切り出し範囲確定手段4cがビットマ
ップ展開する必要最小限の範囲を確定してビットマップ
展開するため展開処理が高速であり、この切り出しビッ
トマップデータをキャッシュROMに予め格納すること
でキャッシュROM6の容量削減及び印刷処理の高速化
を図ると共にアウトラインフォントのビットマップ展開
による文字となんら変わらない高品位を保つことのでき
るという効果を奏する。
【0036】第三実施例を図面を参照して説明する。
【0037】第三実施例においてキャッシュ用ROM6
には、フォント管理部4の座標検出手段4bが検出した
通常の展開処理の過程で生ずるフォント座標情報9aを
予め格納している。
【0038】その他の構成は第一実施例及び第二実施例
と同様である。
【0039】第三実施例を詳細に説明する。キャッシュ
ROM6の対象となるデータの形式としては、第一実施
例及び第二実施例ではビットマップデータのみであっ
た。ポイントサイズの小さい文字のときにビットマップ
データを持ってもメモリ容量が少なくてすむが、ポイン
トサイズが大きい文字の場合、小さい文字と同じだけの
キャッシュヒット率を上げようとしても、メモリ容量に
限界があるため一定以上の大きい文字に対しては容量の
割にキャッシュの効果が得られないという問題があっ
た。
【0040】このため、第三実施例では、ポイントサイ
ズの大小にかかわらず有効にキャッシュROMが機能せ
しめることで、印刷出力の文字の品位を一定に保ちつつ
メモリの容量を有効に活用して高速な印刷出力を得るプ
リンタ装置を提供することを、その目的とする。
【0041】第二実施例で示したように、フォント管理
部4の座標検出手段4bは印刷部8の解像度及びポイン
トサイズに応じたフォント座標情報9aを検出する。こ
のデータはポイントサイズの拡大に比例して容量の増加
するビットマップフォントと異なり、ポイントサイズの
変化にかかわらずその情報量は一定である。
【0042】このフォント座標情報9aをキャッシュR
OM6にあらかじめ格納しておくことで、アウトライン
フォント記憶部5からのアウトラインフォント5aの取
り出しと、ビットマップ化座標9aにおけるフォント座
標情報9aの検出という工程が省略され、印刷出力を高
速化できる。
【0043】フォントキャッシュ情報4aには、キャッ
シュROM6に格納されているデータがフォント座標情
報であることをあわせて登録してあり、これに応じて文
字発生部6はフォント座標情報9aからビットマップ展
開処理を開始する。
【0044】上述したように第三実施例では、キャッシ
ュROMにビットマップデータではなく座標データで持
つことから、ポイントサイズの大きい文字であってもキ
ャッシュROM6を有効に機能させ従来のRAMキャッ
シュなどでは得られなかったヒット率を維持することが
できると共に、文字発生部のアウトラインフォントの通
常のビットマップ展開の過程で生じるフォントの座標情
報をキャッシュROMのデータに利用するため印字出力
を高品位に保つことのができるという効果を奏する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、使
用頻度の高い文字をキャッシュROMに予め格納してあ
り、この文字についてはアウトラインフォントのビット
マップ展開を経ずに文字発生部から描画部へビットマッ
プフォントを供給するため、アウトラインフォント展開
に要していた時間を短縮でき、また、キャッシュROM
に格納するビットマップフォントが文字発生部の通常の
展開処理によって得たビットマップフォントであること
から、この印刷出力を高速化するキャッシュROMを用
いたとしてもアウトラインフォントのビットマップ展開
による文字となんら変わるところのない品位で印刷出力
することができる従来に無い優れたプリンタ装置を提供
することができる。しかも、欧文フォントなど文字によ
って幅や高 さの異なるプロポーショナルフォントのと
き、切り出し範囲確定手段がビットマップ展開する必要
最小限の範囲を確定してビットマップ展開するため展開
処理が高速であり、この切り出しビットマップデータを
キャッシュROMに予め格納することでキャッシュRO
Mの容量削減及び印刷処理の高速化を図ると共にアウト
ラインフォントのビットマップ展開による文字となんら
変わらない高品位を保つことのできるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第二実施例の構成を示すと共にビット
マップ化座標を示す説明図である。
【図3】欧文フォントの特性を示す説明図で、(A)は
文字の幅を示し、(B)は文字の高さを示す。
【図4】ビットマップ化座標における例を示し、(A)
に”m”を,(B)に”l”を,(C)に”y”の場合
を表わす説明図である。
【図5】座標検出手段の作用を説明するための”m”の
左上部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 上位装置 2 描画部 3 文字発生部 3a 第一の供給手段 3b 第二の供給手段 3c 選択手段 4 フォント管理部 4a フォントキャッシュ情報 4b 座標検出手段 4c 切り出し範囲確定手段 4d 再生手段 5 アウトラインフォント記憶部 5a アウトラインフォント 6 キャッシュROM 7 イメージバッファ 8 印刷部 9 ビットマップ化座標 9a フォント座標情報 9b ビットマップ切り出し座標 10 プリンタ装置 A ビットマップフォント B 切り出しビットマップデータ C 文字の幅 D 文字の高さ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からの印刷データをドットデー
    タに展開してイメージバッファに描画する描画部と、印
    刷データ中の文字に対応したビットマップフォントを前
    記描画部に供給する文字発生部と、前記イメージバッフ
    ァに描画されたドットデータを印刷出力する印刷部とを
    備えたプリンタ装置において、前記文字発生部に、アウ
    トラインフォントを格納するアウトラインフォント記憶
    部と、アウトラインフォントの通常の展開出力で得られ
    るビットマップフォントを予め格納したフォントキャッ
    シュ用ROMと、このキャッシュROMに格納した前記
    ビットマップフォントの文字コードや文字サイズなどの
    フォントキャッシュ情報を有するフォント管理部とを併
    設し、 前記文字発生部が、前記アウトラインフォント記憶部か
    らアウトラインフォントを取り出してビットマップ展開
    することによりビットマップフォントを描画部に供給す
    る第一の供給手段と、予め前記キャッシュROMに格納
    されているビットマップフォントを取り出して描画部に
    供給する第二の供給手段と、前記第一の供給手段若しく
    は前記第二の供給手段を前記フォントキャッシュ情報に
    基づいて選択する選択手段とを有し 前記フォント管理部が、アウトラインフォントのビット
    マップ展開に用いるビットマップ化座標における当該ア
    ウトラインフォントの座標情報を検出する座標検出手段
    と、この座標検出手段が検出したフォント座標情報を用
    いてアウトラインフォントをビットマップ展開するとき
    の最小限の座標範囲であるビットマップ切り出し座標を
    確定する切り出し範囲確定手段とを具備し、 前記文字発生部が、前記切り出し範囲確定手段によって
    確定されたビットマップ切り出し座標の範囲内でアウト
    ラインフォントをビットマップ展開することにより切り
    出したビットマップデータを得る ことを特徴とするプリ
    ンタ装置。
  2. 【請求項2】前記フォント管理部が、前記切り出しビッ
    トマップデータと前記ビットマップ切り出し座標とを用
    いてビットマップフォントを再生する再生手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記キャッシュ用ROMに、前記文字発
    生部が通常に生成した前記切り出しビットマップデータ
    を予め格納すると共に前記フォントキャッシュ情報に前
    記切り出しビットマップデータに応じた前記切り出し座
    標を備えたことを特徴とする請求項又は項記載のプ
    リンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記キャッシュ用ROMが、前記フォン
    ト管理部の座標検出手段が検出した通常の展開処理の過
    程で生ずるフォント座標情報を予め格納したことを特徴
    とする請求項1,2,又は3項記載のプリンタ装置。
JP5208705A 1993-07-30 1993-07-30 プリンタ装置 Expired - Lifetime JP2580965B2 (ja)

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JPH0740597A JPH0740597A (ja) 1995-02-10
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