JP2580877Y2 - オフセット輪転機における熱風遮断装置 - Google Patents

オフセット輪転機における熱風遮断装置

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JP2580877Y2
JP2580877Y2 JP1992021874U JP2187492U JP2580877Y2 JP 2580877 Y2 JP2580877 Y2 JP 2580877Y2 JP 1992021874 U JP1992021874 U JP 1992021874U JP 2187492 U JP2187492 U JP 2187492U JP 2580877 Y2 JP2580877 Y2 JP 2580877Y2
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hot air
dryer
cooling roll
rotary press
offset rotary
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英勝 水野谷
憲一 安斎
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オフセット輪転機にお
ける熱風遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット輪転機においては、印刷され
た用紙を乾燥させるためドライヤーが設けられ、用紙に
熱風を当てることによって乾燥を行っている。オフセッ
ト印刷に使用されるインキは溶剤を含んでいるため、熱
風により殆ど瞬間的に乾燥することができる。熱風を当
てられた印刷紙はクーリングロールに送られて冷却さ
れ、これによってインキの乾燥効果をさらに高めてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、ドライヤーから
発生された熱風は用紙の両面に沿ってクーリングロール
の方に送られるため、クーリングロールまたはクーリン
グロールによって冷却される用紙に熱風が当たり、この
ため、クーリングロールによる冷却が妨げられるという
問題があった。また、クーリングロールに溶剤等を含ん
だ熱風が当たることによって、クーリングロールが汚れ
るという問題もあった。
【0004】本考案は、上記のような問題点を解消し、
オフセット輪転機においてドライヤーから発生された熱
風がクーリングロールに当たることによる冷却効果の低
下およびクーリングロールの汚れの発生を効果的に防止
することのできるオフセット輪転機における熱風遮断装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため、オフセット輪転機において、ドライヤー
とクーリングロールとの間で、走行される印刷紙の両面
に近接して配置された熱風遮断部材と、熱風遮断部材と
印刷紙との間の距離が変化する方向に熱風遮断部材を回
転可能に支持する支持手段とを有し、熱風遮断部材によ
って、ドライヤーから発生されクーリングロールの方向
へ送られる熱風を遮断することを特徴とするオフセット
輪転機における熱風遮断装置を提供するものである。
の熱風遮断装置は、更に、熱風遮断部材に連設された熱
風回収機構を有し、熱風遮断部材によって遮断された熱
風を熱風回収機構によって前記ドライヤーへ回収するこ
とが望ましく、また、熱風遮断部材は断面が略円弧状に
形成されていることが望ましい。
【0006】
【実施例】次に添付図面を参照して本考案によるオフセ
ット輪転機における熱風遮断装置の実施例を詳細に説明
する。
【0007】図1には、本考案によるオフセット輪転機
における熱風遮断装置の一実施例が示されている。同図
に示されるように本装置は、オフセット輪転機のドライ
ヤー12とクーリングロール14との間に、略円弧状の
ゲート板16が設けられている。
【0008】ドライヤー12は周知のように、熱風を発
生させ印刷された用紙に当てることによってインキを乾
燥させるためのものである。熱風は、ドライヤー内の熱
風温度でたとえば230〜270℃の温度のものが発生
される。オフセット輪転機においては、溶剤を含んだヒ
ートセット型インキが使用されるから、ドライヤー12
からの熱風によって殆ど瞬間的に乾燥させることができ
る。
【0009】クーリングロール14は、冷却水を通した
複数のローラによって構成され、熱風によって紙面温度
で110℃前後に昇温された印刷紙18が熱風遮断装置
を用いることにより、紙面温度が10〜20℃下げるこ
とができるので、90〜100℃程度に下がり、クーリ
ングロールの冷却効果を高めることができ、次の冷却ロ
ーラーに接触通過されることにより冷却される。クーリ
ングロール14は印刷紙18を、たとえば30〜40℃
に冷却する。
【0010】ゲート板16は、ドライヤー12とクーリ
ングロール14との間において印刷紙18の両面にそれ
ぞれ円弧状に形成され配置されている。ゲート板16
は、旋回シリンダー20によって支持され、矢印A方向
に回転可能なアーム22によって支持されている。ゲー
ト板16は、ドライヤー12から発生し印刷紙18に当
てられた熱風がクーリングロール14の方へ流れるのを
防ぐものであり、印刷紙18に近接して配置されてい
る。印刷紙18のバタツキは±5mm程度であるから、
ゲート板16のクリアランスは±7.5mm程度に設定
される。
【0011】なお、ゲート板16は図1に示されるよう
な円弧状のものに限られず、ドライヤー12からの熱風
を有効に遮断できるものであれば他の形状を有するもの
でもよい。たとえばその断面が円のものに限られず、楕
円、その他ドライヤー12からの熱風の遮断に適したも
のであればよい。
【0012】本装置によれば、円弧状のゲート板16が
ドライヤー12とクーリングロール14の間において印
刷紙18の両側に配置されているから、ドライヤー12
から発生されクーリングロール14の方向へ送られる熱
風をゲート板16によって遮断することができる。した
がって、熱風がクーリングロール14に当たることによ
る冷却および乾燥効果の低下を防止することができる。
また、熱風により飛散されたインキなどがクーリングロ
ール14に付着することがないから、クーリングロール
14に汚れが発生することもない。
【0013】図2には、本考案の他の実施例が示されて
いる。この装置においては、ゲート板16に排気ダクト
24が連設され、排気ダクト24はブロアー26および
ドライヤー12に接続されている。ドライヤー12およ
びクーリングロール14により乾燥および冷却が行われ
る際には、ブロアー26が動作し、ゲート板16によっ
て遮断された熱風はブロアー26に吸引され、排気ダク
ト24を通して再びドライヤー12に送られる。この装
置によれば、ゲート板16によって遮断した熱風をドラ
イヤー12に回収するから、熱風を有効に排気処理する
ことができ、熱風をドライヤー12で再利用することが
できる。
【0014】
【考案の効果】本考案の装置によれば、オフセット輪転
機においてドライヤーから発生される熱風がクーリング
ロールへ送られるのを遮断することができるから、クー
リングロールによる冷却効果が低下するのを防止するこ
とができ、クーリングロールの汚れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による熱風遮断装置の一実施例を示す図
である。
【図2】本考案による熱風遮断装置の他の実施例を示す
図である。
【符号の説明】
12 ドライヤー 14 クーリングロール 16 ゲート板 18 印刷紙 20 旋回シリンダ 22 アーム 24 排気ダクト 26 ブロアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 23/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセット輪転機において、 ドライヤーとクーリングロールとの間で、走行される印
    刷紙の両面に近接して配置された熱風遮断部材と、 前記熱風遮断部材と前記印刷紙との間の距離が変化する
    方向に前記熱風遮断部材を回転可能に支持する支持手段
    とを有し、 前記熱風遮断部材によって、前記ドライヤーから発生さ
    れ前記クーリングロールの方向へ送られる熱風を遮断す
    ることを特徴とするオフセット輪転機における熱風遮断
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、該装置
    はさらに、 前記熱風遮断部材に連設された熱風回収機構を有し、 前記熱風遮断部材によって遮断された熱風を前記熱風回
    収機構によって前記ドライヤーへ回収することを特徴と
    するオフセット輪転機における熱風遮断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 前記熱風遮断部材は断面が略円弧状に形成されているこ
    とを特徴とするオフセット輪転機における熱風遮断装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5889368A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 Toppan Printing Co Ltd グラビア印刷等の溶剤ガス拡散防止装置
JPS61105142U (ja) * 1984-12-14 1986-07-04
JPH069919B2 (ja) * 1988-04-20 1994-02-09 近藤運輸機工株式会社 印刷機における排煙装置

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