JPS6330948Y2 - - Google Patents

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JPS6330948Y2
JPS6330948Y2 JP2454184U JP2454184U JPS6330948Y2 JP S6330948 Y2 JPS6330948 Y2 JP S6330948Y2 JP 2454184 U JP2454184 U JP 2454184U JP 2454184 U JP2454184 U JP 2454184U JP S6330948 Y2 JPS6330948 Y2 JP S6330948Y2
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JP
Japan
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hot air
nozzle
dried
perforated plate
inlet
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JP2454184U
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English (en)
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JPS60138195U (ja
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はグラビア輪転印刷機、オフセツト輪転
印刷機等の印刷機、又はコーテイングマシン、ラ
ミネータ等の塗工機において、紙、フイルム等の
連続帯状物に印刷或は塗工した後これを乾燥或は
熱処理するための乾燥装置に用いる熱風ノズルに
関する。
従来、この種の乾燥装置としては、走行中の帯
状物(以下被乾燥物という)を敏速に乾燥させる
必要上、熱風を被乾燥物に直角に高速で吹付ける
ノズルジエツト方式のものが一般的であり、この
方式の乾燥装置は第1図に示すように被乾燥物1
の移送方向に沿つて多数のスリツトノズルである
熱風ノズル2を配列している。なお、図中3はガ
イドローラである。この乾燥装置において、熱風
ノズル2から吹出た熱風は被乾燥物1の面に当つ
た後左右に分れて被乾燥物1の面に沿つて流れて
行く。従つて、被乾燥物の入口部4に近いノズル
から出た熱風は被乾燥物の面に沿つて流れ、入口
部4から外部に漏れ出てしまう。このような熱風
の漏れを防止するため、第2図に示すように入口
部4に近接して吸引部5を設けたものや第3図に
示すように出入口部4の近傍に熱風を入口部から
離れる方向に傾斜させて吹出す傾斜スリツトノズ
ル6を設けたものが知られている。ところが、第
2図に示す吸引部5を設けたものは被乾燥物の面
に沿つて流れ出る風を上方から吸引するために、
必要以上の風を吸引しないと流出を防止できず、
このため、必要以上の排風機を要し無駄が多くな
るという欠点を有し、一方、第3図に示す傾斜ス
リツトノズル6を用いたものは、流出防止に対し
ては効果的であるが、熱風を斜めに吹付けるた
め、熱風による伝熱性能が直角に吹付けるものに
比べおよそ1/2以下と著しく低下する欠点を有し
ていた。この問題点は出口部においても生じてい
た。
本考案者はかかる欠点を解消すべく鋭意検討の
結果、傾斜したスリツトノズルと多数の小孔から
熱風を吹出す多孔板ノズルとを組合せた熱風ノズ
ルを開発した。この熱風ノズルは、乾燥装置の入
口部又は出口部近傍に配設することにより、従来
のように、吸引部を設けて無駄な排風を要すると
か、伝熱性能を低下させる事なしに、入口部又は
出口部からの風の流出を防止しうる効果を有して
いる。ところが、この熱風ノズルはその多孔板ノ
ズルから熱風を高速で吹出しスポツト状に被乾燥
物に吹付けるものであるので、乾燥装置の入口部
に設けると、該入口部でまだ被乾燥物の塗膜に流
動性がある場合には、スポツト状の熱風で塗膜が
押し広げられ、被乾燥物表面に移送方向の筋(乾
燥筋)が発生するという問題点が生じた。
従つて、本考案の目的は乾燥装置の入口部から
の風の流出を防止し、伝熱性能の低下を防止し、
更に被乾燥物表面の移送方向の乾燥筋の発生を防
止しうる熱風ノズルを提供するにある。
本考案の熱風ノズルは風の流出を防止する傾斜
したスリツトノズルと伝熱性能を向上させる多孔
板ノズルとからなり、スリツトノズルは被乾燥物
に接近させて配置するが、多孔板ノズルはスリツ
トノズルよりも被乾燥物から離し、かつ多孔板ノ
ズルと被乾燥物との距離を20mm以上とする事によ
り被乾燥物に達する風速を低下させ、ノズル風速
が20〜50m/sと高速でも乾燥筋が発生しない様
になしたものである。
以下、第4図以降に示す本考案の実施例を説明
する。第4図において、乾燥装置の入口部4の近
傍に、本考案の熱風ノズル7が設けられている。
この熱風ノズル7は第5図、第6図に拡大して示
すように、被乾燥物1に対し熱風を入口部4から
離れる方向に傾斜して吹付けるスリツトノズル8
と、スリツトノズル8の入口部4とは反対側(第
5図では右側)に設けられた多孔板ノズル9とで
構成されている。多孔板ノズル9は多数の熱風吹
出孔10を有し、かつこれらの孔10から吹出し
た熱風が被乾燥物1に対し直角にかつスポツト状
に吹付けられるよう配置されている。この多孔板
ノズル9は各熱風吹出孔10の直下に高速で熱風
を吹付けることにより、各々が小面積ではあるが
多数の伝熱係数の大きい部分を作り、スリツト状
に熱風を吹付ける場合に比べ平均伝熱係数を向上
させることができる。この多孔板ノズル9が良好
に伝熱性能を発揮するには孔10の孔径を3〜6
mm、孔間隔を15〜45mm、孔からの熱風吹出速度を
20〜50m/sとすることが好ましい。ところで、
この多孔板ノズル9は被乾燥物1に近ずける程、
孔10からの熱量の衝突速度が大きく、伝熱性能
が良いが、衝突速度が大き過ぎると被乾燥物1に
乾燥筋が発生する。この発生を防止するため、本
考案では多孔板ノズル9と被乾燥物1との間隔z1
を20mm以上としている。ノズル9から吹出する熱
風の風速は20〜50m/s程度の高速に選ばれる
が、間隔z1が20mm以上であれば、乾燥筋はほとん
ど生じない。一方、スリツトノズル8は被乾燥物
1の全幅にわたつて細長く熱風を吹付けるので、
乾燥筋は発生しにくい。このため、スリツトノズ
ル8は被乾燥物1から遠く離す必要はなく、多孔
板ノズル9よりも被乾燥物1に接近させている。
上記構成の本考案の熱風ノズル7はスリツトノ
ズル8により熱風の一部を斜めに被乾燥物1に吹
付け、被乾燥物1に沿つて外部へ流れ出ようとす
る風を阻止することができ、また残りの熱風を多
孔板ノズル9により被乾燥物1に直角に吹付け、
平均伝熱係数を向上させることができ、第3図に
示すようにノズル6から熱風全量を斜めに吹付け
る場合に比べはるかに伝熱性能を向上させること
ができる。しかも、多孔板ノズル9は被乾燥物1
から20mm以上離れているので、被乾燥物表面の塗
膜が流動性を有していても、乾燥筋が生じること
はない。
なお、第4図の実施例は本考案の熱風ノズル7
を、被乾燥物の移送方向に沿つて多数のスリツト
ノズル2を備えた乾燥装置に用いたが、熱風ノズ
ル7は種々な形式の熱風乾燥装置に用いることが
でき、例えば第7図に示すように、被乾燥物1の
移送方向に沿つて、多孔板ノズル11と排気流路
12とを交互に配列した乾燥装置にも使用するこ
とができる。この多孔板ノズル11は本考案の熱
風ノズル7の多孔板ノズル9とほぼ同様な寸法、
間隔の熱風吹出孔を有し、これらの熱風吹出孔よ
り高速で、例えば20〜50m/sで熱風を吹出し被
乾燥物に衝突させることにより従来のスリツトノ
ズルよりも良好な伝熱性能を発揮できるものであ
る。被乾燥物1の塗膜は、通常、入口部4近傍の
熱風ノズル7を通り過ぎると流動性を失い、乾燥
筋が発生しにくくなるので、多孔板ノズル11は
伝熱性能を高めるため被乾燥物1に接近させるこ
とが好ましく、多孔板ノズル11と被乾燥物1と
の距離z2は、z1より小さく、例えば4〜10mmとす
ることが好ましい。多孔板ノズル11と本考案の
熱風ノズル7とを併用すると、伝熱性能を向上し
うるばかりでなく、各多孔板ノズルからの熱風吹
出速度を均一にできかつ容易に所望の速度に調整
しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ従来の乾燥装置の一
部を示す概略側断面図、第4図は本考案の熱風ノ
ズル7を備えた乾燥装置の一部を示す概略側断面
図、第5図は熱風ノズル7を拡大して示す断面
図、第6図は熱風ノズル7の下面図、第7図は本
考案の熱風ノズル7を備えた乾燥装置の別の例を
示す概略側断面図である。 1……被乾燥物、4……入口部、7……熱風ノ
ズル、8……スリツトノズル、9……多孔板ノズ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 印刷機又は塗工機の熱風乾燥装置の被乾燥物入
    口部近傍に設けられる熱風ノズルにおいて、該熱
    風ノズルが、被乾燥物に対し熱風を前記入口部か
    ら離れる方向に傾斜して吹付けるスリツトノズル
    と、該スリツトノズルの前記入口部とは反対側に
    設けられ被乾燥物に熱風をスポツト状にかつ直角
    に吹付ける多孔板ノズルとで構成されており、更
    に前記多孔板ノズルと被乾燥物との距離が、前記
    スリツトノズルと被乾燥物との距離よりも大きく
    かつ20mm以上であることを特徴とする熱風ノズ
    ル。
JP2454184U 1984-02-24 1984-02-24 熱風ノズル Granted JPS60138195U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2454184U JPS60138195U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 熱風ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2454184U JPS60138195U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 熱風ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60138195U JPS60138195U (ja) 1985-09-12
JPS6330948Y2 true JPS6330948Y2 (ja) 1988-08-18

Family

ID=30518783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2454184U Granted JPS60138195U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 熱風ノズル

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2578368Y2 (ja) * 1991-12-02 1998-08-13 大日本印刷株式会社 シーズニング装置
JP5257755B2 (ja) * 2008-05-15 2013-08-07 大日本印刷株式会社 グラビア印刷装置
JP5666261B2 (ja) * 2010-11-19 2015-02-12 株式会社荒川製作所 気体噴出処理装置
JP5666260B2 (ja) * 2010-11-19 2015-02-12 株式会社荒川製作所 気体噴出処理装置

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JPS60138195U (ja) 1985-09-12

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