JP2580641Y2 - 油圧ユニット - Google Patents

油圧ユニット

Info

Publication number
JP2580641Y2
JP2580641Y2 JP2814692U JP2814692U JP2580641Y2 JP 2580641 Y2 JP2580641 Y2 JP 2580641Y2 JP 2814692 U JP2814692 U JP 2814692U JP 2814692 U JP2814692 U JP 2814692U JP 2580641 Y2 JP2580641 Y2 JP 2580641Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
oil passage
manifold
seal member
joint member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2814692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0579002U (ja
Inventor
守 西川
教正 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyooki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyooki Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyooki Kogyo Co Ltd filed Critical Toyooki Kogyo Co Ltd
Priority to JP2814692U priority Critical patent/JP2580641Y2/ja
Publication of JPH0579002U publication Critical patent/JPH0579002U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580641Y2 publication Critical patent/JP2580641Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作動油を貯蔵したタン
クに油圧ポンプ及びこれを駆動する電動機を設置した油
圧ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】このような油圧ユニットでは、一般に、
タンクの上板上に電動機をはじめとして各種の機器を載
置しアクチュエータへ配管を導くようにしている。そし
て、例えば特装車に装着する油圧ユニットでは、雨天の
走行時や洗車の際等に水が電動機等にかからないよう、
タンクの上板の上を覆うカバーを設ける必要があり、こ
のため、油圧ポンプからの吐出油、あるいはタンクへの
戻り油のための配管は、カバーを挿通するよう設けると
共に、このカバー挿通部をシールする必要があった。
【0003】本考案者らは、このようなカバー挿通部の
シール構造として、本考案の以前に図6の如き構成を採
用した。すなわち、タンク100には、その上板101
の上を覆うカバー102が取付けられ、カバー102で
覆われるよう上板101上にはマニホールド103が設
置されている。このマニホールド103の油路104の
開口部には、カバー102の引出穴105を挿通した中
継管106がその内端で螺着され、中継管106の外端
に適宜な継手を介し鋼管あるいはゴムホール等が接続さ
れることで、油路104がカバー102外へと配管接続
されるよう設けている。そして、107はカバー102
の引出穴105の内縁に設置したシール部材で、その内
周を自己の弾性力で中継管106の外周に圧接して中継
管106とシール部材107との間をシール作用してい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところがこの構成で
は、引出穴105と油路104の開口との間を同心に整
合させる必要があり、板金細工によるカバー102に良
好な同心度を得るに十分な程精度よく引出穴105を設
けることは困難であって、この結果中継管106外周に
は不均一な状態でシール部材107の内周が圧接して、
満足のゆくシール作用が得られない問題点があった。本
考案は、カバーの引出穴とマニホールドの油路の開口と
の間に高い同心度を要さずに良好にシール作用できるよ
う設けて、かかる問題点を解決した油圧ユニットを提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本考案の油圧ユ
ニットは、上部開口を塞ぐ上板を有し内部に作動油を貯
蔵可能に形成したタンクにはその上板の上を覆うカバー
を取付け、カバーで覆われるよう上板には油圧ポンプを
駆動する電動機と内部に油路を形成したマニホールドを
設置し、このマニホールドの油路にはカバーの引出穴を
挿通してカバーの内から外へ導かれる配管を接続する油
圧ユニットにおいて、挿通穴を貫通した筒状で軸方向に
隔置される二つの環状フランジ片を外周に設けてこの環
状フランジ片の間にカバーの引出穴周縁を挟持したシー
ル部材を備え、マニホールドは引出穴を設けるカバーの
内面に向き合った一側面に油路を開口すると共に、この
油路の開口部にめねじを設けて接続部を形成し、シール
部材の挿通穴を挿通してマニホールドの接続部に螺着さ
れる継手部材を備え、継手部材にはカバー外に位置して
挿通穴より大径のつば状に拡径した回動操作部を設け、
シール部材はその外側端面を継手部材における回動操作
部の内側端面に、また内側端面をマニホールドの油路が
開口した一側面に圧接して設置している。
【0006】
【作用】このように構成した本考案によると、継手部材
の螺着によってシール部材は、継手部材の回動操作部の
内側端面とマニホールドの一側面との間ではさみ込まれ
る。そしてシール部材は、継手部材の回動操作部の内側
端面に圧接する外側端面あるいは、マニホールドの一端
面に圧接する内側端面により挿通穴に挿通した継手部材
外周を経てカバー内外を通じる経路をシールする。この
ようにシール部材は、その内周によらず端面でシールを
行なうので、引出穴の位置がマニホールドの油路の開口
に対し多少ずれていても良好にシール作用できる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
図1から図4の第1実施例において、1は作動油を内部
に貯蔵可能とした直方体状のタンクで、上部開口を塞ぐ
よう上板2を有している。3は上板2の上部を覆う直方
体状のカバーで、ボルト4により上板2に取付けられて
いる。5は上板2に取付けられた基板であり、油圧ポン
プ6をタンク1内に、またこれを駆動する電動機7をタ
ンク1外にして取付けており、さらに、電磁切換弁8と
モジュラ弁9を積層設置した分配基板10が基板5に取
付けられており、これら各基板5、10、電動機7及び
各弁8、9はいずれもカバー3により覆われている。
【0008】基板5と分配基板10は一連のマニホール
ド11を形成し、図4の油圧回路図で示す如く、基板5
には油圧ポンプ6からの吐出油路Pが設けられると共に
リリーフ弁12が内蔵され、この吐出油路Pは、さら
に、分配基板10及びモジュラ弁9をへて電磁切換弁8
に接続している。そして、分配基板10及びモジュラ弁
9には、電磁切換弁8に接続した戻り油路Rと、二つの
出力油路A、Bが設けられ、モジュラ弁9は、出力油路
Aに介在するパイロット操作逆止め弁13を内蔵してい
る。
【0009】カバー3の背壁3Aには二つの引出穴14
が形成され(図1、図2では一方の引出穴のみを示
す)、出力油路A、Bは、この背壁3Aの内面に平行状
に向き合う分配基板10の一側面10Aに、各引出穴1
4に対向してそれぞれ開口している。各出力油路A、B
の一側面10Aにおける開口部にはめねじを設けて接続
部15が形成され、この接続部15には、継手部材16
が引出穴14を通してその内側おねじ部16Aにより螺
着されている。各継手部材16は、カバー3外の外側お
ねじ部16Bに接続する各種の継手(図示せず)を介し
図示しないアクチュエータへの鋼管あるいはゴムホース
等が接続されるものである。
【実施例】
【0010】継手部材16は、つば状に拡径して外周面
を工具係合用の六角形状とした回動操作部16Cが、そ
の中間部に形成されると共に、通路穴16Eが貫通して
いる。17はシール部材で、天然ゴム、合成ゴム等の弾
性体で形成されて挿通穴17Aを有した筒状である(図
3参照)。そしてシール部材17はその外周に溝部17
Bを介して軸方向に隔置される二つの環状フランジ部材
17C、17Dを有し、挿通穴17Aは、継手部材16
の回動操作部16Cより小径としている。このシール部
材17は、溝部17Bの底部周面を引出穴14の内周面
に圧接すると共に、環状フランジ片17C、17Dの間
にカバー3の背壁3Aの引出穴14周縁を挟持して、内
側端面17Eが分配基板10の一側面10Aに圧接する
よう設置されている。継手部材16は、回動操作部16
Cをカバー3外に位置して挿通穴17Aを挿通し前述の
如く分配基盤10の接続部15に螺着されている。そし
て継手部材16は、この螺着によって、分配基盤10の
一側面10Aとの間でシール部材17をはさみ込むよ
う、回動操作部16Cの内側端面16Dをシール部材1
7の外側端面17Fに圧接し、シール部材17はこれに
より軸方向に圧縮されて環状フランジ片17C、17D
は引出穴14周縁の背壁3Aの内、外面に圧接されてい
る。
【0011】この構成における作動を説明する。図示し
ないアクチュエータへ、継手部材16の外側おねじ部1
6Bを用いて鋼管やゴムホース等を接続することによ
り、アクチュエータとマニホールド11の供給油路A、
Bとの間の配管接続を完了後、電動機7により油圧ポン
プ6を駆動して、電磁切換弁8を図4の中立位置から左
右どちらかの作動位置へ切換えると、出力油路A、Bの
一方から吐出油路Pを経た油圧ポンプ6の吐出油が供給
され、また出力油路A、Bの他方から戻り油路Rを経て
戻り油がタンク1へ戻されてアクチュエータが作動す
る。また、電磁切換弁8を中立位置に復帰すれば吐出油
路Pが遮断され、パイロット操作逆止め弁13が閉止さ
れてアクチュエータを停止保持する。
【0012】かかる油圧ユニットで、継手部材16のカ
バー3の挿通部分においては、シール部材17は両環状
フランジ片17C、17Dが、カバー3の背壁3Aの引
出穴14周縁に圧接し、また溝部17B底部周面が引出
穴14の内周面に圧接して、これにより引出穴14とシ
ール部材17との間がシールされ、また、シール部材
は、その外側端面17Fが継手部材16における回動操
作部16Cの内側端面16Dに圧接し、内側端面17E
が分配基盤10の一側面10Aに圧接していて、これら
各圧接個所で挿通穴17Aに挿通した継手部材16の外
周を経てカバー3の内外を通じる経路がシールされるた
め、カバー3の外部から内部への水の進入が防止され
る。
【0013】そしてシール部材17と継手部材16との
間のシールを、シール部材17の各端面17E、17F
で行なうので、引出穴14と分配基板10の一側面10
Aにおける出力油路A、Bの開口との間の同心度が多少
不正確であっても良好にシール作用でき、元来がこのよ
うな同心度の精度を高くすることなど困難な板金細工の
カバー3にあって良好なシール作用が得られる。また、
シール部材17は、内側端面17Eが圧接する分配基板
10の一側面10Aがストッパとなるため、たとえ背壁
3Aが薄くても、継手部材16を螺着したとき、背壁3
Aを徒らに大きく変形させる如き内方への移動が抑えら
れ、このため、この一側面10Aと回動操作部16Cの
内側端面16D間でシール部材17は圧縮されて、内
側、外側端面17E、17Fでのシール作用を良好に発
輝できる。また、継手部材16は、ニップル等の汎用の
継手を利用すれば廉価に入手でき、さらに回動操作部1
6Cをカバー3外に置いたので、マニホールド11の接
続部15への螺着作業を容易に行なうことができる。
【0014】また、図5は第2実施例の要部を示し、シ
ール部材17の外側端面17Fが、継手部材16の回動
操作部16Cにおける内側端面16Dに圧接してシール
作用を得る環状凸起17Gを有しており、第1実施例と
同様の作用効果が得られる。また、油圧ポンプは必要に
応じ電動機と共に上板の上に設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】このように本考案では、シール部材の内
側あるいは外側端面により、シール部材の挿通穴を挿通
する継手部材外周を経てカバー内外を通じる経路のシー
ル作用をはかるので、カバーの引出穴とマニホールドの
一側面における油路の開口との間の高い同心度を不要に
でき、元来高い同心度を得ることが困難なカバーにあっ
て良好なシール作用が得られる。また、シール部材の内
側端面はマニホールドの一側面に圧接するから、継手部
材の螺着の際、カバーの引出穴を設けた部材が薄くても
この部材を徒らに大きく変形させることは防止される。
さらにまた、継手部材は、汎用の継手を利用すれば廉価
に入手できると共に、回動操作部をカバー外に位置させ
るので、マニホールドの接続部への螺着作業を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における一部を破断した左
側面図。
【図2】本考案の第1実施例における要部拡大破断図。
【図3】本考案の第1実施例におけるシール部材の外観
図。
【図4】本考案の第1実施例における油圧回路図。
【図5】本考案の第2実施例における要部拡大破断図。
【図6】従来例を示す要部拡大破断図。
【符号の説明】
1タンク 2上板 3カバー 6油圧ポンプ 7電動機 10Aマニホールドの一側面 11マニホールド 14引出穴 15接続部 16継手部材 16C回動操作部 16D内側端面 17シール部材 17A挿通穴 17C、17D環状フランジ片 17E内側端面 17F外側端面 A、B油路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口を塞ぐ上板を有し内部に作動油
    を貯蔵可能に形成したタンクにはその上板の上を覆うカ
    バーを取付け、カバーで覆われるよう上板には油圧ポン
    プを駆動する電動機と内部に油路を形成したマニホール
    ドを設置し、このマニホールドの油路にはカバーの引出
    穴を挿通してカバーの内から外へ導かれる配管を接続す
    る油圧ユニットにおいて、挿通穴を貫通した筒状で軸方
    向に隔置される二つの環状フランジ片を外周に設けてこ
    の環状フランジ片の間にカバーの引出穴周縁を挟持した
    シール部材を備え、マニホールドは引出穴を設けるカバ
    ーの内面に向き合った一側面に油路を開口すると共に、
    この油路の開口部にめねじを設けて接続部を形成し、シ
    ール部材の挿通穴を挿通してマニホールドの接続部に螺
    着される継手部材を備え、継手部材にはカバー外に位置
    して挿通穴より大径のつば状に拡径した回動操作部を設
    け、シール部材はその外側端面を継手部材における回動
    操作部の内側端面に、また内側端面をマニホールドの油
    路が開口した一側面に圧接して設置して成る油圧ユニッ
    ト。
JP2814692U 1992-03-31 1992-03-31 油圧ユニット Expired - Fee Related JP2580641Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2814692U JP2580641Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 油圧ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2814692U JP2580641Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 油圧ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0579002U JPH0579002U (ja) 1993-10-26
JP2580641Y2 true JP2580641Y2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=12240626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2814692U Expired - Fee Related JP2580641Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 油圧ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580641Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0579002U (ja) 1993-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2479865A1 (en) Universal washing machine outlet box
JP2580641Y2 (ja) 油圧ユニット
JP2681241B2 (ja) 流体開閉弁
KR20180075239A (ko) 라인 블라인드 밸브
KR100417963B1 (ko) 파워스티어링장치의 오일씰
JPH0729365U (ja) 分水栓
JPH0742810U (ja) パイロット回路の配管接続用ブロック装置
JP4783488B2 (ja) 潤滑油供給装置およびそのラインフィルタ
US5435340A (en) Pipe coupling apparatus
CN220204806U (zh) 一种异型截止阀阀体铸件
JP3653597B2 (ja) 凍結工法
US4266575A (en) Directional valve
CN220134640U (zh) 阀门
CN218480281U (zh) 一种空压机的便于安装的管道连接结构
CA2214227A1 (en) Control valve
JPS6128481Y2 (ja)
JP2581024Y2 (ja) アキュムレータ用操作弁
KR100328488B1 (ko) 보일러 변환밸브
JPH0828746A (ja) パイロット圧作動式方向制御弁
JPH0341130Y2 (ja)
JP2522111Y2 (ja) 自動操作バルブ
KR200334647Y1 (ko) 세그먼트 플러그형 메탈시트 볼밸브
JP3057539U (ja) シングルレバー式湯水混合栓用分岐装置
JPH0326388Y2 (ja)
JP2000170982A (ja) サドル付分水栓

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees