JP2580194B2 - 車両の燃料給送装置 - Google Patents

車両の燃料給送装置

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JP2580194B2 JP62235761A JP23576187A JP2580194B2 JP 2580194 B2 JP2580194 B2 JP 2580194B2 JP 62235761 A JP62235761 A JP 62235761A JP 23576187 A JP23576187 A JP 23576187A JP 2580194 B2 JP2580194 B2 JP 2580194B2
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静雄 富口
智之 山本
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば自動二輪車等の車両の燃料給送位
置に関するものであり、特に燃料ポンプとキャブレタと
の位置関係の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、自動二輪車の燃料給送装置としては例えば特開
昭62−83282号公報に記載されているようなものが知ら
れている。これによると、フレームに揺動自在に支持さ
れたパワユニットを構成するエンジンのシリンダには燃
料ポンプによりキャブレタを介し燃料が給送される一
方、該燃料ポンプはキャブレタの下方位置に配置されて
いる。
しかしながら、かかる従来の構成によると、燃料ポン
プがキャブレタの下方に位置しているので、例えばエン
ジンの始動時には燃料ポンプから吐出された燃料はキャ
ブレタ内の必要燃料液位に達していない場合があり、ま
た、燃料ポンプの作動後においても燃料が燃料ポンプの
吐出口からキャブレタに達するまでに要する時間がかか
りエンジンの始動性の点で好ましくないという問題点が
ある。さらには、燃料温度が高くなったアイドル時等に
おいては、例えば燃料ポンプとキャブレタとを連結する
輸送管中にベーパロックを発生させ易いという問題点も
ある。
(問題点を解決するための手段) この発明はかかる従来技術の問題点を解決するべくな
されたものであり、燃料ポンプからの燃料が給送される
キャブレタと、該キャブレタを介して燃料が供給される
エンジンとを備え、該エンジンは単体フレームに固定さ
れたピボット軸のまわりに上下方向に後輪とともに揺動
自在になるように取り付けられた車両の燃料給送装置に
おいて、前記燃料ポンプは、前記車体フレーム側に取り
付けられ、前記エンジンのクランク室内の脈動圧を利用
して燃料を給送するダイヤフラム式のポンプであり、前
記キャブレタは、前記ピボット軸に対して前記後輪側の
位置に前記エンジンとともに取り付けられ、且つ前記キ
ャブレタの上下方向の揺動範囲が前記燃料ポンプの取り
付け高さと略同一以下となるように構成したことを特徴
とし、エンジン始動時等の、エンジンの負圧が低く且つ
キャブレタが下側に揺動した場合における、燃料ポンプ
とキャブレタのフロート室液位との油面落差を確保で
き、良好な燃料供給を行うことができると共に、車両走
行時等の、キャブレタが上側に揺動した場合における、
上記油面落差を落差が大きく逆転しない範囲で減少させ
ることができ、燃料の過供給を回避しつつ燃料吐出量の
減少を防止できることにより、常時円滑に最適な燃料量
をキャブレタへ給送できる車両の燃料給送装置を提供す
ることを目的とする。
(作用) キャブレタが下側に揺動した場合であっても、燃料ポ
ンプとキャブレタのフロート室液位との油面落差が確保
され、キャブレタが上側に揺動した場合であっても、落
差が大きく逆転しない範囲で上記油面落差が減少する。
(実施例) 第2図に示すように、スクータタイプの自動二輪車の
車体フレーム1の後方にはブラケット1A及びリンク片2
を介してエンジン3及び後輪Wがピボット1Pのまわりに
揺動自在に懸架されており、また、足載せ4の下方位置
に燃料タンク5が配設されている。さらに、例えば2サ
イクルのエンジン3のクランクケース3Aの所定部位(脈
動圧取り出し口3a)には略直管状の圧力案内管6の一端
が取付けられており、また、この圧力案内管6の他端は
車体の前方に向かって漸次高くなるように延在している
と共に、この圧力案内管6の他端は燃料ポンプ7の脈動
圧取込口7aに連結されている。ここで、この燃料ポンプ
7はブラケット1Bにより車体フレーム1側に取付けら
れ、燃料ポンプ7の燃料取り入れ口7bは燃料タンク5に
連結されており、この燃料取り入れ口7bとは反対側に位
置する燃料吐出口7cには燃料輸送管8の一端が接続さ
れ、その他端はキャブレタ9に接続されている。
ここで、燃料ポンプ7は第3図及び第4図にその詳細
構造が示されている。すなわち、本体部7Aがベース部7B
及びカバー7Cによりサンドイッチ状に挟持固定されてお
り、本体部7Aとベース部7Bとの間、及び本体部7Aとカバ
ー7Cとの間にはそれぞれダイアフラム11、12が介在して
いる。また、この本体部7Aには吸い込み弁体13及び吐出
弁体14がそれぞれ設けられており、本体部7A内は両弁体
13、14を介して流入室15、貯溜室16、及び吐出室17の三
室に仕切られている。そして、ベース部7Bには貯溜室16
にダイアフラム11を介して隣設する吸入室18の脈動圧取
込口19にジョイント管20が連結されており、本体部7Aに
は流入室15に臨まされるジョイント管21、及び吐出室17
に臨まされるジョイント管22がそれぞれ連結されてい
る。なお、リリーフ弁23は吐出室17内と流入室15内との
圧力差調整用に設けられている。
このように構成されるので、エンジン3のクランク室
3Aから得られる負圧及び正圧から成る脈動圧は圧力案内
管6を介して脈動圧取込口19に導かれ、ダイアフラム11
を一方向に膜動させて弁体13を開弁し、ジョイント管21
を介して流入する燃料を貯溜室16内に給送する。次い
で、ダイアフラム11の他方向への膜動により弁体13を閉
弁すると共に、弁体14を開弁して貯溜室16内に貯溜され
た燃料を吐出室17に吐出し、該燃料をジョイント管22及
び燃料輸送管8を介してキャブレタ9に向けて給送す
る。
尚、本実施例ではエンジン3を2サイクルのものとし
たので、第5図に示す如く脈動圧Mのうち負圧に比べ最
大圧値の大きい正圧を利用して燃料を給送するように構
成されている。
第1図は燃料ポンプ7とキャブレタ9との位置関係を
示すものであり、キャブレタ9は前述したようにエンジ
ン3と共にブラケット1Aを介してピボット1Pのまわりに
フレーム1に上下方向に揺動自在となっているので、キ
ャブレタ9のフロートバルブ9Fにより設定されるキャブ
レタ9内の液位は最低高さレベルPと最高高さレベルQ
との間で変動する。なお、燃料ポンプ7はフレーム1に
固定されるので燃料ポンプ7の吐出口7cのフレーム1に
対する高さ位置Rは変わらない。したがって、吐出口7c
の固定位置Rはフロートバルブの前記最低高さレベルP
よりもH1だけ上方にあり、前記最高高さレベルQよりも
H2だけ上方にある。
したがって、エンジンが停止して燃料ポンプ7の作動
も停止すると、燃料ポンプ7の吐出口7cはキャブレタ9
のフロートバルブ位置(少なくとも最高高さレベルQ)
よりも上方に位置するので、燃料輸送管8内の燃料は吐
出口7cからキャブレタ9に向けて自然に流れ込む状態と
なっている。
なお、上記実施例においては、燃料ポンプ7の取付け
状態を燃料取り入れ口7bと燃料吐出口7cとが車体の上下
方向に位置するように構成したが、吐出口7cとフロート
バルブ9Fの位置との関係が問題となるので、水平方向に
位置するように構成しても差し支えない。
(発明の効果) 以上のように、この発明によれば、燃料ポンプからの
燃料が給送されるキャブレタと、該キャブレタを介して
燃料が供給されるエンジンとを備え、該エンジンは車体
フレームに固定されたピボット軸のまわりに上下方向に
後輪とともに揺動自在になるように取り付けられた車両
の燃料給送装置において、前記燃料ポンプは、前記車体
フレーム側に取り付けられ、前記エンジンのクランク室
内の脈動圧を利用して燃料を給送するダイヤフラム式の
ポンプであり、前記キャブレタは、前記ピボット軸に対
して前記後輪側の位置に前記エンジンとともに取り付け
られ、且つ前記キャブレタの上下方向の揺動範囲が前記
燃料ポンプの取り付け高さと略同一以下となる構成とし
たので、エンジン始動時等の、エンジンの負圧が低く且
つキャブレタが下側に揺動した場合における、燃料ポン
プとキャブレタのフロート室液位との油面落差を確保で
き、良好な燃料供給を行うことができる。また、車両走
行時等の、キャブレタが上側に揺動した場合における、
上記油面落差を落差が大きく逆転しない範囲で減少させ
ることができ、燃料の過供給を回避しつつ燃料吐出量の
減少を防止できる。従って、常時円滑に最適な燃料量を
キャブレタへ給送できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の要部を説明する概略側面図、第2図
はこの発明をスクータタイプの自動二輪車に適用した場
合の一実施例を示す要部側面図、第3図及び第4図は第
1図に示す燃料ポンプの構成の詳細を示す図であり、第
3図はその平面図、第4図は第3図のIV−IVに沿う断面
図、第5図は2サイクルエンジンの脈動圧を説明する特
性線図である。 6……圧力案内管、7……燃料ポンプ、7c……吐出口、
9……キャブレタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ポンプからの燃料が給送されるキャブ
    レタと、該キャブレタを介して燃料が供給されるエンジ
    ンとを備え、該エンジンは車体フレームに固定されたピ
    ボット軸のまわりに上下方向に後輪とともに揺動自在に
    なるように取り付けられた車両の燃料給送装置におい
    て、前記燃料ポンプは、前記車体フレーム側に取り付け
    られ、前記エンジンのクランク室内の脈動圧を利用して
    燃料を給送するダイヤフラム式のポンプであり、前記キ
    ャブレタは、前記ピボット軸に対して前記後輪側の位置
    に前記エンジンとともに取り付けられ、且つ前記キャブ
    レタの上下方向の揺動範囲が前記燃料ポンプの取り付け
    高さと略同一以下となるように構成したことを特徴とす
    る車両の燃料給送装置。
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JP4690364B2 (ja) * 2001-09-27 2011-06-01 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車用燃料噴射エンジンの燃料ホース取付構造
JP3923420B2 (ja) * 2002-12-02 2007-05-30 本田技研工業株式会社 小型車両におけるエンジンへの燃料供給構造

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