JP2579052Y2 - 歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置 - Google Patents

歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置

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JP2579052Y2 JP1992075890U JP7589092U JP2579052Y2 JP 2579052 Y2 JP2579052 Y2 JP 2579052Y2 JP 1992075890 U JP1992075890 U JP 1992075890U JP 7589092 U JP7589092 U JP 7589092U JP 2579052 Y2 JP2579052 Y2 JP 2579052Y2
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯車ホーニング盤に取
付けられ使用されている内歯車形のホーニング砥石を、
取外すことなく機上でドレッシングを行う装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用歯車の量産には、低騒音
化、高効率化の要求から熱処理された歯車の変形を高能
率に矯正する事が出来るハードギヤホーニング加工が採
用される様になり、中でも生産性に優れた内歯車形砥石
を使用する歯車ホーニング盤が多く用いられる様になっ
た。これは、図2にその加工要領を示すように、軸中心
をヘッドストック31とテールストック32の両センタ
41,42間に回転可能に支持されたワーク4(被加工
歯車)を、その中心軸Oと平行なZ軸(ワークテーブル
軸)と交差角θをなすY軸(ホーニング砥石回転軸)の
周りに回転駆動される内歯車形のホーニング砥石1と噛
み合わせて回転させると共に、ワークテーブル3によっ
てZ軸方向にも往復運動を行なわせ、噛み合わせ部に研
削液を注ぎ掛けてホーニング加工を行なう機械である。
【0003】加工精度を維持するため、常時正確な砥石
歯形を保つ必要があり、加工開始前及び一定数加工する
毎に、内歯車形のホーニング砥石1を機械に取付けたま
まドレッシングを行なうようになっている。このドレッ
シングの手順は、図3の(a),(b)に示すように、
まずワーク4に代えて、両センタ41,42間にドレス
リング5を備えた内径用ドレス軸15を取付け、次いで
図3(c),(d)のようにドレスリング5を内歯車形
砥石1の内径面(砥石歯先)と接触回転させ、砥石歯先
面のドレッシングを行なう。
【0004】次に、図3(e),(f)のように内径用
ドレス軸15に代えて両センタ、41,42間にドレス
ギヤ6を備えた歯面用ドレス軸16を取付け、ドレスギ
ヤ6を内歯車形砥石1の内歯と噛合わせて回転させ、砥
石歯面のドレッシングを行なう。このようなドレッシン
グにより、内歯車形砥石1の歯丈と歯形との所要の精度
を確保した後、図3(g),(h)のように新しく取付
けたワーク4のホーニング加工が開始される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この内歯車形砥石1の
ドレッシングは、通常ワーク加工25個から50個程度
毎に周期的に行われる。そしてその都度、内径用ドレス
軸15の取付けと取外し、歯面用ドレス軸16の取付け
と取外しの二回の作業が、手作業により或いは自動ハン
ドリング装置によってなされるが、取付けに精度を要す
るうえ、ドレスリング5やドレスギヤ6は破損しやすく
慎重な取扱いが必要であり、面倒で時間の掛る作業であ
った。そのため、歯車ホーニング盤の実稼動時間の向上
が妨げられる要因の一つとなっていた。さらに、実開平
4−63328号公報においては、センター間に常時ド
レスリング、又はドレスリング及びドレスギヤを取付け
た状態でワークを着脱するようにしているが、ワーク加
工中にはドレスリング、又はドレスギヤの交換や修正が
できないので却って効率が悪いという問題があった。ま
た、ワークに代えて、ドレスリングやドレスギヤを取り
つけるようにしているが、ドレスリング、ドレスギヤを
個別に取付けたのでは前述と同様、取扱が面倒であっ
た。また、ドレスリング、ドレスギヤを同時に取付ける
にはチャックスペースが大きくなり、また、ドレスリン
グ、ドレスギヤをチャックで接続するのでドレスリング
とドレスギヤの軸心がずれるおそれがあるという問題が
あった。本考案は、上記従来技術の問題点を解決するも
ので、内歯車形砥石のドレッシングを行なうときに、ド
レス軸交換の二回の作業を一回で済むようにして、ドレ
ッシングに要する時間を節減し得る、さらにより取扱い
の容易で同軸度が良く、小型な機上ドレス装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を、実施例
に対応する図1を用いて説明する。内歯車形砥石1を使
用する歯車ホーニング盤2において、ワーク4に代えて
ヘッドストック31及びテールストック32の各センタ
11,12間に取付け取外し可能に支持される単一のド
レス軸7に、ドレスリング5とドレスギヤ6とがドレス
軸に対して移動不能かつ一体に固着されている内歯車形
砥石1の機上ドレス装置としたものである。
【0007】
【作用】上記構成の機上ドレス装置による内歯車形砥石
1のドレッシングの手順は、まず図1(a),(b)の
ようにドレスリング5とドレスギヤ6とが固着されてい
るドレス軸7を、ヘッドストック側のセンタ11とテー
ルストック側のセンタ12との間に取付ける。次いで図
1(c),(d)のようにワークテーブル3を移動させ
てドレスリング5を内歯車形砥石1の内径面に接触回転
させ、さらにZ軸方向に小幅に往復させることにより砥
石歯先面のドレッシングを行なう。次にまたワークテー
ブル3を移動させて図1(e),(f)のようにドレス
ギヤ6を内歯車形砥石1の内歯と噛合わせて回転させ、
さらにZ軸方向に小幅に往復させることにより砥石歯面
のドレッシングを行なう。このようにして内歯車形砥石
1のドレッシングを終了した後、ドレス軸7を取外し、
ワーク4をセンタ12間に取付け、図1(g),(h)
のように新らしいワーク4のホーニング加工が開始され
る。
【0008】
【実施例】本考案の一実施例を図1に示す。図1の
(a)はこの実施例装置の基準(待機)状態の正面図で
あり、(b)はそのb−b線断面図である。歯車ホーニ
ング盤2のワークテーブル3上にはセンタ11が装着さ
れたヘッドストック31が固定されており、また、その
ヘッドストック31に対向してワークテーブル3上には
テールストック32が固定されセンタ12が装着されて
いる。この両センタ11,12間には、ワーク軸14に
代えてドレス軸7が取付けられ、内歯車形砥石1のドレ
ッシングを行うようにされている。
【0009】ドレス軸7には、ダイヤモンド等の超砥粒
が電着等によって外周面に固着されたドレスリング5
と、同じくダイヤモンド等の超砥粒が電着等により歯面
に固着されたドレスギヤ6とが、内歯車形砥石1との交
差角θによる干渉を避けるように間隔をあけて取付け固
定されている。これらドレスリング5及びドレスギヤ6
の外側を囲むように内歯車形のホーニング砥石1が配置
され、この内歯車形砥石1はホーニング盤2の砥石頭
(図示省略)に取付けられて回転するようになってい
る。砥石頭はワークテーブル3に対して直角方向に前後
進し、内歯車形砥石1とワーク中心軸Oとの間隔を調節
可能であり、また、ワークテーブル3が内歯車形砥石1
の位置に対して移動可能な範囲は、ヘッドストック31
とテールストック32の間隔より十分に長くされてい
る。
【0010】この実施例の機上ドレス装置により、内歯
車形砥石1のドレッシングを行うには、まずワーク4の
ホーニング加工を終えたワーク軸14を取外してドレス
軸7を両センタ11,12間に取付け、ワークテーブル
3を右方に移動させてドレス軸7のドレスリング5を内
歯車形砥石1の位置に合わせ、次いで砥石頭を前進させ
て図1の(c)及び(d)に示すように、ドレスリング
5の外周面と内歯車形砥石1の内周面とを回転させなが
ら接触させ、さらにワークテーブル3をZ軸方向に小幅
に往復動させることにより、内歯車形砥石1の内周面の
ドレッシングが行われる。
【0011】内周面のドレッシングが終ると、次にはワ
ークテーブル3をさらに右方に移動させてドレス軸7の
ドレスギヤ6を内歯車形砥石1の位置に合わせ、次いで
砥石頭を進退させて図1の(e)及び(f)に示すよう
に、ドレスギヤ6と内歯車形砥石1とを噛合わせて回転
させ、さらにワークテーブル3をZ軸方向に小幅に往復
動させることにより、内歯車形砥石1の歯面のドレッシ
ングが行われる。
【0012】このようにして、内歯車形砥石1の内径面
及び歯面のドレッシングが終了した後、ドレス軸7を取
外して新らしいワーク4を有するワーク軸14を両セン
タ11,12間に取付け、ワークテーブル3を中央に戻
して内歯車形砥石1の位置にワーク4を合わせ、砥石頭
を前後に進退させて図1の(g)及び(h)に示すよう
にワーク4と内歯車形砥石1とを噛合わせて回転させ
る。さらにワークテーブル3をZ軸方向に往復動させる
ことによって、ワーク4のホーニング加工が行われる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、歯車ホーニング盤の内歯車形
砥石の機上ドレッシングに際し、単一の軸に内径用のド
レスリングと歯面用のドレスギヤとをドレス軸に対して
移動不能かつ一体に固着したドレス軸を使用しているの
で、従来技術のように内径用ドレス軸と歯面用ドレス軸
とを交換して取付替えすることが不要となり、その分ド
レッシングに要する時間を短縮し、また、ワークのホー
ニング加工中でもドレスリング又はドレスギヤの修正、
交換ができ、ホーニング盤の稼動能率を向上させること
ができる。さらに単にドレスリングとドレスギヤを一体
にし、チャック機構がないので構造が簡単となり、ドレ
スリングとドレスギヤの軸心がずれることがなく精度良
くドレス作業が行え、また、小型となった。また、軸方
向寸法も小さくでき加工時間の短縮もはかれるものとな
った。さらにまた、ドレスリングとドレスギヤを一体に
保管できるので他の寸法用のものと間違えたりすること
がなく、管理もし易いものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図であって、(a)は
基準状態の一部断面正面図、(b)は(a)のb−b線
断面図、(c)は砥石内径面のドレッシング時の一部断
面正面図、(d)は(c)のd−d線断面図、(e)は
砥石歯面のドレッシング時の一部断面正面図、(f)は
(e)のf−f線断面図、(g)はワークのホーニング
加工時の一部断面正面図、(h)は(g)のh−h線断
面図である。
【図2】内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング盤の加
工要領を示す説明図である。
【図3】従来技術を示す図であって、(a)は基準状態
の一部断面正面図、(b)は(a)のb−b線断面図、
(c)は砥石内径面のドレッシング時の一部断面正面
図、(d)は(c)のd−d線断面図、(e)は砥石歯
面のドレッシング時の一部断面正面図、(f)は(e)
のf−f線断面図、(g)はワークのホーニング加工時
の一部断面正面図、(h)は(g)のh−h線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 内歯車形砥石 2 歯車ホーニング盤 3 ワークテーブル 4 ワーク(被加工歯車) 5 ドレスリング 6 ドレスギヤ 7 ドレス軸 11 ヘッドストック側センタ 12 テールストック側センタ 31 ヘッドストック 32 テールストック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 星野 彰教 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−63328(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23F 19/05 B24B 53/075

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内歯車形砥石を使用する歯車ホーニング
    盤において、ワークに代えてヘッドストック及びテール
    ストックの各センタ間に取付け取外し可能に支持される
    単一のドレス軸に、ドレスリングとドレスギヤとがドレ
    ス軸に対して移動不能かつ一体に固着されていることを
    特徴とする内歯車形砥石の機上ドレス装置。
JP1992075890U 1992-10-08 1992-10-08 歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置 Expired - Fee Related JP2579052Y2 (ja)

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JP5423301B2 (ja) * 2009-10-02 2014-02-19 三菱マテリアル株式会社 内歯車型砥石用ドレッサーおよびドレッシング方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0750102Y2 (ja) * 1990-10-11 1995-11-15 株式会社浅野歯車工作所 ギヤホーニング装置

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