JP2578643B2 - 回線数および受付端末数の制御方式ならびに着信呼振り分け方式 - Google Patents

回線数および受付端末数の制御方式ならびに着信呼振り分け方式

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JP2578643B2 JP63161973A JP16197388A JP2578643B2 JP 2578643 B2 JP2578643 B2 JP 2578643B2 JP 63161973 A JP63161973 A JP 63161973A JP 16197388 A JP16197388 A JP 16197388A JP 2578643 B2 JP2578643 B2 JP 2578643B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、比較的多くの着信回線と受付端末とを収容
した交換システムでの、着信回線と受付端末との運用数
を、そのときどきの発着呼量に応じて自動的に増減する
方式、および、この交換システムでの処理能力を越える
発着呼量となったときの着信呼を他の交換システムに振
り分ける方式に関する。
本発明は、交通機関の座席予約、番号案内あるいは通
信販売の電話受付等の電話またはデータ通信によるサー
ビス要求の受付に利用する。
〔概要〕
本発明は、トラフィック制御局を備えた通信網に一以
上の交換装置が接続され、この交換装置は、複数の受付
端末と、上記通信網からの回線とを収容し、通信網から
の着信呼を受付端末に接続する通信方式において、 交換装置に、発着呼量に応じて受付端末数を増減する
手段と、通信網に対して着信呼量の増減を要求する手段
とを設けて回線数と受付端末数の増減制御を行い、ま
た、別途複数の交換装置間での発着呼量に不均衡が生じ
た場合に、通信網での着信呼の分配を変更して別の交換
装置に振り分ける制御を行うことにより、 交換装置における回線能率および受付端末の使用効率
を向上させ、かつ待ち合わせとなる呼を少なくして交換
装置間での負荷の均衡を図るものである。
〔従来の技術〕
多くの顧客からの電話に応答して受付を行う例えば旅
行会社あるいは通信販売会社等での受付処理用に設置さ
れる電話交換装置等の交換システムでは、収容回線数や
受付台、電話機等の受付端末数が数多く必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このため、顧客からのサービスを低下させないために
は、収容回線数と受付端末の台数は、推定される最大の
発着呼量に見合った数に設定される。
しかし、実際に発着呼量には時間的に変動があり、特
に着信は特定の短い時間に集中する傾向があるため、こ
のように最大発着呼量に見合った数に回線数および受付
端末数を設定すると、発着呼量が少なくなったときに
は、回線数および受付端末の使用効率が低下する。特
に、回線の使用効率の低下を通信網側からみれば回線能
率が低下することであり、通信網の回線構成に無駄が生
ずる問題がある。
また、何らかの理由で受付端末の稼働台数が減少した
ときには、回線数が多いままであると、発着呼量が稼働
中の全受付端末の合計処理能力を越えることとなり、処
理能力を越えた着信に対しては待ち時間が極端に長くな
り、サービスの低下を免れない問題があった。
本発明は、上述の問題点を解決するもので、発着呼量
が変化しても、回線および受付端末の使用効率の低下を
低く抑えることができる回線数および受付端末数の制御
方式ならびに処理能力を越えた着信に対してサービス低
下とならないように集中する着信を振り分けることがで
きる着信呼振り分け方式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、トラフィック制御局を備えた通信網に少な
くとも一の交換装置が接続され、この交換装置は、複数
の受付端末と、上記通信網からの回線とを収容し、通信
網からの着信呼を受付端末に接続する通信方式におい
て、 上記交換装置は、上記交換装置に収容されている上記
回線を通過する発着呼量と上記複数の受付端末の稼働台
数とを常時監視する手段と、上記回線の使用回線数と受
付端末の稼働台数とが現時点での発着呼量と不均衡が生
じた場合に、上記通信網の上記トラフィック制御局に対
して着信呼量の増減要求情報を送出するとともに上記収
容している受付端末の稼働台数を上記発着呼量に適合す
る台数に増減する手段とを備え、上記トラフィック制御
局は、上記交換装置から送付された上記着信呼量の増減
要求情報に基づいて上記交換装置への着信呼量を増減す
る手段を備えたことを特徴とする。
さらに本発明の第二の構成は、複数の交換装置と通信
網との間の発着呼量情報を監視し、交換装置相互間の発
着呼量の分配調整の必要性を判断する手段と、複数の交
換装置相互間の発着呼量が不均衡となったときに上記各
交換装置に通信網に対する着信呼量の増減要求情報を送
出させる手段とを備えた調整局装置が上記通信網に接続
されたことを特徴とする。
〔作用〕
公衆電話回線網のように不特定多数間の通信のために
構築された通信網には、網を通過する呼量を監視してそ
の呼量の増減に応じて回線のトラフィック量を制御し、
またある方面の呼量が極端に増加した場合には、呼を他
方面のルートに迂回させて処理するいわゆるトラフィッ
クコントロール機能が付与されている。
本発明は、通信網そのものにこのトラフィックコント
ロール機能が備わっていることを利用している。
すなわち、本発明の第一の構成では、交換システムを
この通信網に結合して運用し、交換システムでは、この
交換システムに収容された回線を通過する全発着呼量と
受付端末の稼働台数を常時監視し、その時点での回線の
使用本数と受付端末の稼働台数とが発着呼量と不均衡で
ある場合には、通信網に着信呼量の増減を要求する増減
要求情報を送出するとともに、網との回線数および受付
端末の稼働台数をその時点での全発着呼量に適合する台
数となるように制御する。
本発明の第二の構成では、交換システムの回線数の総
容量を越えた発着呼量がその交換システムに対して生じ
たときには、通信網側で、その交換システムに対する着
信呼を別の交換システムに振り分けるように制御すると
ともに、複数の交換システム相互間の呼量を監視して交
換システム相互間の呼量の分配調整を行う調整局を通信
網に接続して、調整局からの呼量調整情報に基づいて、
それぞれの交換システムから通信網に対して着信呼量の
増減要求情報を送出して交換システム相互間での負荷が
均衡になるようにする。
このようにして、交換システムに収容する回線数およ
び受付端末の稼働数はその時々の発着呼量に見合った数
に自動的に制御され、かつ溢れた着信呼は他の交換シス
テムに迂回して着信処理されるので、複数の交換システ
ム相互間での負荷の均衡を図ることができ、サービスの
低下をもたらすことがない。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例にかかる通信網の構築例を示
すブロック図であり、第2図は、本発明の実施例の交換
システムの構成を示すブロック図である。
まず、通信網の構成について第1図によって説明す
る。
この通信網には、A地域の加入者a1、a2、…aiが収容
される網Aと、B地域の加入者b1、b2、…bjが収容され
る網Bと、第2図に示す交換システムX1が結合されてい
る網Cと、同じく交換システムX2が結合されている網D
と、後述する交換システムX1、X2間の発着呼量の調整を
行う調整局Gが結合される網Fとが存在し、これらの網
A、B、C、D相互間は、回線lac、lad、lbc、lbdで結
合されている。なお、網Aと網Bとの間、網Cと網Dと
の間を結合する回線も存在するが、本実施例の動作では
必要としてないのでこれらの回線は図示せず省略してあ
る。
また、この通信網には、網A、B、C、Dを通過する
呼量を監視し、呼量に応じて網相互間のトラフィック量
を制御したり、また迂回路を設定して呼の分配制御を行
ったりするためのコントロール局Eが設けらている。こ
のコントロール局Eと、上記網A、B、C、Dとの間
は、回線lea、leb、lec、ledで結合されている。さら
に、交換システムX1、X2の呼量を監視して当該交換シス
テムX1、X2相互間の呼量分配調整を行うための調整局G
が設けられており、この調整局は網Fを介して回線
lfc、lfdにより網Cおよび網Dに結合されている。
複数の受付端末TM1l〜TM1hを収容する交換システムX1
は、以上のように構築された通信網の網Cに回線lcx
結合され、受付端末TM2l〜TM2kを収容する交換システム
X2は網Dに回線ldxによって結合されている。
なお、この通信網の網相互間を結合する回線lea
leb、lec、led、lfc、lfd、lcx、ldxは、電話回線に限
らずデータ通信回線が含まれ、上述の通信網は、総合サ
ービスディジタル網(ISDN網という。)を含むものであ
る。また、網A、B、C、Dは、一つの地域の加入者回
線を収容する局交換装置を含む構成であり、一つの地域
の回線交換を行うデータ通信の回線交換網をも包含する
一つの網構成でもある。
次に第2図によって本実施例の交換システムX1、X2
ついて説明する。
第2図に示すように、網C、網Dに接続される交換シ
ステムXには、通信網からの複数の回線lx1、lx2、…l
xmと、複数の受付端末TM1、TM2、…TMnが収容されてい
る。そして、交換システムXは、上記回線lx1〜lxmとの
インタフェースであって、回線lx1〜lxmごとに対して設
けられたトランク(TRK)11、12、…1mと、受付端末T
M1、TM2、…TMnとのインタフェースであって、受付端末
TM1〜TMnごとに設けられた端末接続ユニット(TCU)
21、22、…2nと、通話路スイッチ3およびこの通路路ス
イッチ3を制御し、回線lx1〜lxmと複数の受付端末TM1
〜TMnを接続制御する中央処理装置(CC)4を備えてい
る。この中央処理装置4には、回線lx1〜lxmの状態デー
タを格納する回線メモリ(LM)41及び受付端末TM1〜TMn
の状態データを格納する端末メモリ(TMM)42が含まれ
ている。
次に本実施例の交換システムXの動作を説明する。
回線lx-(lx1〜lxmのいずれかであることを示す。以
下、同様の記号については、トランク1、端末接続ユニ
ット2、受付端末TMについても同じことを示す。)に着
信があると、中央処理装置4は、当該回線lx-のトラン
ク1-を介して着信を検出し、空き受付端末TM-を端末メ
モリ42内の空塞データに基づいて識別して対応する端末
装置ユニット2-を起動し、空き受付端末TM-に着信を表
示するとともに、通話路スイッチ3を制御してトランク
1-と端末接続ユニット2-との間に通話路を形成する。以
上の動作により、回線lx-は、受付端末TM-に接続され、
双方の間で通話あるいはデータ通信が可能である。
また、受付端末TM-からの発信は、中央処理装置4が
回線メモリ41内の空塞データに基づいて空き回線lx-
選択し、当該回線lx-を捕捉後、発信を行う受付端末TM-
からのダイヤル信号を当該回線lx-に送出することによ
り可能である。
交換システムXに収容されている回線lx1〜lxmは、全
てが常時使用可能な状態とはなっておらず、その時々の
発着呼量に見合った本数が中央処理装置4の制御によっ
て使用可能となるように制御されている。この交換シス
テムXへの着信呼数は、通信網のコントロール局Eの指
示によって、中央処理装置4の制御によって使用可能と
された本数の回線に見合った数に制御される。また、受
付端末TM1〜TMnの稼働台数も同様にその時々の発着呼量
に見合った台数に中央処理装置4により設定される。
いま、交換システムXに対して着信中の回線(ただ
し、ここでは着信はあっても通話には至っていない状態
の回線をいう。)がM本あり、また、稼働中の空き受付
端末がN台あるものとすると、M=Nのときには、着信
中の回線に対していずれかの受付端末TM-で全て応答可
能であるので、この状態は、呼量と使用可能な回線数と
稼働中の受付端末数とが均衡している状態である。
ここで、M>Nになったものとすると、この状態で
は、着信回線中、(M−N)本の回線に対しては即座に
応答することができず、待ち合わせ呼となるため、稼働
中受付端末が不足している状態となる。この状態になっ
たときには、中央処理装置4は、これ以上の着信を拒否
するために、回線lx1〜lxmのうち、この時点で空きであ
る回線lx-のトランク1-に閉塞情報を送出して、当該回
線lx-を閉塞するとともに、回線閉塞データを回線メモ
リ41に格納し、また、着信呼増加に対処するため、端末
メモリ42の端末閉塞データに基づいて、閉塞中の受付端
末TM-のうち(M−N)台の閉塞を解除して稼働受付端
末に繰り入れ、かつこれにしたがって、端末メモリ42内
の端末閉塞データを書き替える。
また、中央処理装置4は、通信網のコントロール局E
に対して着信呼数減の要求情報を送出するとともに、そ
の交換システムが結合された網、例えば交換システムが
X1であれば網Cに対して、上述の回線減に相当する回線
の閉塞指示情報を送出する。この着信呼数減の要求情報
と回線の閉塞指示情報とが例えば、交換システムX1から
送出されたものとすると、上記要求情報は、回線lcx
網C回線lecを経由してコントロール局Eに伝達され、
コントロール局Eでは、上記着信呼数減の要求情報に基
づいて、網Cに対する着信呼数を制御し、回線lcxの使
用可能本数を実質的に減少させる。これによって網Cを
介して交換システムX1に着信する呼量は減少し、かつ上
記閉塞指示情報によって網Cと交換システムX1との間の
回線数は減少する。
以上の制御によって、交換システムX1での待ち合わせ
呼は減少する。なお、交換システムX1のこのときの処理
能力を越えた呼に対しては、回線lcxの本数が少なくさ
れたことにより、交換システムX1に到達せず、発信者に
対しては、話中音返しとなるか、または後述する通信網
での着信呼の分配処理によって他の交換システム、例え
ばX2に上記呼が着信するように制御される。
次に、M<Nになったものとすると、この状態では、
稼働中の受付端末中、(N−M)台の受付端末は常時空
いている状態となる。この状態は、さらに(N−M)の
着信呼の受け入れが可能な状態であるので、中央処理装
置4は、回線メモリ41の回線閉塞データに基づいて、閉
塞中の回線lx-のうち(N−M)本の閉塞を解除して使
用可能本数を増加させるとともに、前記と同様に、通信
網のコントロール局Eに着信呼数の要求情報を送出す
る。また、交換システムXが結合された網に対して回線
増に相当する回線の閉塞解除指示情報を送出する。これ
によって例えば網Cを介した交換システムX1での着信呼
の受け入れ可能数は増加する。
以上のように、交換システムXでの稼働受付端末数に
基づいて通信網側で当該交換システムXに対して使用で
きる回線数を制御するところから、例えば第1図に示す
交換システムX1で、回線lcxの使用可能回線の全てが発
信または着信通話に使用されているときには、それ以上
の着信は当該交換システムX1では受け入れることができ
ず、通常の処理であると、当該オーバーフローの着信に
対しては、発信者に対する話中音返し処理となってしま
う。しかし、例えば、同一の会社が交換システムXを複
数持っている場合には、他の交換システムに着信呼の受
け付けの余裕があれば、交換システムの一つに対して生
じた受付け不可能な着信呼を他の交換システムに振り分
けることにより、同一の会社で受け付けることが可能で
あるため、発信者にとっては都合が良い。
本発明では、この着信呼の振り分け制御をコントロー
ル局Eを利用して通信網側から行うようにも構成してお
り、その動作を第1図の構成によって説明する。
いま、A地域の加入者a1〜aiからの発信は交換システ
ムX1に着信し、B地域の加入者b1〜bjからの発信は交換
システムX2にそれぞれ着信するように、着信処理が行わ
れるものとする。この例では、例えば、通信販売会社の
注文受付システムで、交換システムX1が設置された店舗
の受け持ち地域がA地域に、交換システムX2が設置され
た店舗の受け持ち地域がB地域に定められているとす
る。
いま、A地域の加入者a1〜aiからの交換システムX1
の発信が集中し、交換システムX1に対してそのときの回
線lcxの使用可能回線数以上の着信があったものとす
る。
通信網のコントロール局Eは、上記回線lcxの使用可
能回線数を記憶しており、上記交換システムX1に対する
着信のオーバフロー状態を判断する。コントロール局E
は、このオーバフロー状態になると、回線leaを介し
て、網Aに対し、交換システムX1に対する発信を交換シ
ステムX2に着信させる指示情報を送出する。これによ
り、例えば、加入者aiが交換システムX1に対して行った
発信は、網Aにおいて交換システムX2に対する発信に変
換され、網A、回線lad、網D、回線ldxを経由して、交
換システムX2に着信する。
これにより、回線余裕のある交換システムX2は別の地
域の加入者からの発信を受け付けることができるため、
一つの地域からの発信が一つの交換システムに集中した
場合でもその着信呼を適宜余裕のある別の交換システム
に分配することができる。
ところで、上述のコントロール局Eによる着信呼の振
り分け制御においては、このコントロール局Eは交換シ
ステムX1、X2の個々に対する呼量制御(この制御により
交換システムの使用可能回線数が制御される。)は行う
ものの、交換システムX1、X2相互の関係を監視するもの
ではないので、たとえば、交換システムX1の呼量がその
ときの使用可能容量の最大値に近く、交換システムX2
呼量がそのときの使用可能容量の半分以下であるという
ように、交換システムX1、X2相互間で負荷に不均衡が生
ずることがある。このため、本発明では、交換システム
X1、X2相互の負荷を監視し、負荷調整を行う調整局Gを
通信網に結合して、交換システムX1、X2相互間の負荷調
整を行っている。すなわち、交換システムX1、X2でのそ
の時々の発着呼量情報は、回線lcx、網C、回線lfc、網
F、回線lfgおよび回線ldx、網D、回線lfd、網F、回
線lfgの回線網を介して調整局Gに送付されている。調
整局Gでは、送付された発着呼量情報の監視をしてお
り、送付された情報により両交換システムX1、X2の負荷
に不均衡が生じ、呼量の分配調整が必要であると判断し
たときには、交換システムX1、X2に対してそれぞれ呼量
調整情報を送出する。この調整局Gからの呼量調整情報
に基づいて交換システムX1、X2はそれぞれ、上述の発着
呼量制御によってコントロール局Eに対して着信呼数の
増加または削減を要求する増減要求情報を送出する。こ
れにより、コントロール局Eは回線lcx、回線ldxへの着
信呼量を前述と同様に増減調整するので、交換システム
X1と交換システムX2との相互の負荷を均衡させることが
できる。このため、一つの交換システムのみに負荷が集
中する現象を防止でき、複数の交換システムで受け付け
るような電話案内等では、複数の交換システム間での負
荷を均衡させることができる。
なお、以上の実施例では、通信網がISDN網やデータ通
信回線で構成されているときには、上述の着信呼数増減
要求情報、回線の閉塞指示情報、あるいは交換システム
の発着呼量情報等は、そのデータチャネルを介して授受
することができる。また、以上の実施例では、交換シス
テムは2つの場合を挙げて説明したが、本発明は2以上
の交換システムが通信網に結合された場合に適用できる
のは勿論のことであり、特に調整局Gにより、複数の交
換システム間での呼量調整を行う場合には、交換システ
ム数が多くなるほどその効果は大きくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、通信網に結
合された交換システムに生起する全発着呼量に基づい
て、受付端末稼働数と回線の使用本数を適正な数に自動
的に制御し、また、制御される範囲内で対処しきれない
着信呼が生起した場合には、他の交換システムに振り分
けるようにし、さらに、調整局でもって複数の交換シス
テム間での負荷を均衡させるように調整するものとした
ので、通信網および交換システムでの回線能率および受
付端末の使用効率が高くなって待ち合わせ呼が少なくな
り、また、交換システム相互間で負荷の均衡を図ること
ができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る通信網の構築例を示すブ
ロック図。 第2図は本発明の実施例に係る交換システムのブロック
図。 11〜1m……トランク(TRK)、21〜2n……端末接続ユニ
ット(TCU)、3……通話路スイッチ(SW)、4……中
央処理装置(CC)、41……回線メモリ(LM)、42……端
末メモリ(TMM)、A、B、C、D、F……網、E……
コントロール局、G……調整局、X、X1、X2……交換シ
ステム、TM1〜TMn、TM1l〜TM1h、M2l〜TM2k……受付端
末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿野 隆 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 山極 和雄 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−72607(JP,A) 特開 昭54−4006(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラフィック制御局を備えた通信網に少な
    くとも一の交換装置が接続され、この交換装置は、複数
    の受付端末と上記通信網からの回線とを収容し、通信網
    からの着信呼を受付端末に接続する通信方式において、 上記交換装置は、 上記交換装置に収容されている上記回線を通過する発着
    呼量と上記複数の受付端末の稼働台数とを常時監視する
    手段と、 上記回線の使用回線数と受付端末の稼働台数とが現時点
    での発着呼量と不均衡が生じた場合に、上記通信網の上
    記トラフィック制御局に対して着信呼量の増減要求情報
    を送出するとともに上記収容している受付端末の稼働台
    数を上記発着呼量に適合する台数に増減する手段と を備え、 上記トラフィック制御局は、上記交換装置から送付され
    た上記着信呼量の増減要求情報に基づいて上記交換装置
    への着信呼量を増減する手段を備えた ことを特徴とする回線数および受付端末数の制御方式。
  2. 【請求項2】トラフィック制御局を備えた通信網に複数
    の交換装置が接続され、この各交換装置は、複数の受付
    端末と上記通信網からの回線とを収容し、通信網からの
    着信呼を受付端末に接続する通信方式であり、 上記交換装置は、 上記交換装置に収容されている上記回線を通過する発着
    呼量と上記複数の受付端末の稼働台数とを常時監視する
    手段と、 上記回線の使用回線数と受付端末の稼働台数とが現時点
    での発着呼量と不均衡が生じた場合に、上記通信網の上
    記トラフィック制御局に対して着信呼量の増減要求情報
    を送出するとともに上記収容している受付端末の稼働台
    数を上記発着呼量に適合する台数に増減する手段と を備え、 上記トラフィック制御局は、上記交換装置から送付され
    た上記着信呼量の増減要求情報に基づいて上記交換装置
    への着信呼量を増減する手段を備えた 通信方式において、 上記複数の交換装置と上記通信網との間の発着呼量情報
    を監視し、交換装置相互間の発着呼量の分配調整の必要
    性を判断する手段と、 上記複数の交換装置相互間の発着呼量が不均衡となった
    ときに上記各交換装置に上記トラフィック制御局に対す
    る着信呼量の増減要求情報を送出させる手段と を備えた調整局装置が上記通信網に接続された ことを特徴とする着信呼振り分け方式。
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JPS6047786B2 (ja) * 1977-11-22 1985-10-23 日本電気株式会社 特番交換網方式
JPS62198949A (ja) * 1986-02-26 1987-09-02 Nec Corp マルチプロセツサ・システムの動作制御方式

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