JP2577479B2 - コンクリート擁壁の造成工法と擁壁用コンクリートブロック - Google Patents

コンクリート擁壁の造成工法と擁壁用コンクリートブロック

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は路肩などの補強強化や傾斜地の土留め等のた
めに造成されるコンクリート擁壁の造成工法とその工法
に用いられる擁壁用コンクリートブロックに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、コンクリート擁壁の造成は、現場で型枠を組
み、型枠内に生コンクリートを流し込んで固める現場打
ち施工によって行われている。
即ち、先ず造成敷地を根固め基礎造成のために掘削し
て栗石、砕石を敷き、これを鎮圧して捨てコンクリート
を打設し、養生を行って基礎整地を行い、整地上に型枠
を組み立てて生コンクリートを打設、更に養生を行って
型枠をはずし、初めて擁壁本体が造成されるものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のコンクリート擁壁の造成は、基礎部分とコンク
リートとの馴染みによる根固めや接合の問題からプレキ
ャストによるコンクリートブロック化は困難とされてき
た。
従って、上記のように現場打ち施工によらざるを得な
いため、長期間を要する大掛かりな工事が必要であり、
長期間にわたる交通止め、これに伴う昼夜間交通標識の
設置など、本来の工事のほかにも多大の経費が必要であ
った。また、型枠の組み立てには高度の熟練を要し、型
枠大工の不足も問題となってきている。更に、擁壁本体
のコンクリートが現場打ちのため、均質なコンクリート
充填が行い難く肌目のこまかい高品質の壁体を期待する
ことは困難であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記のような問題点を、基礎整地を行った造
成敷地上に、下方に拡開して対向する垂直壁と傾斜壁か
ら成る一対の側壁の上面中央部を両側と下側に空白部を
構成する逆台形状の連結体で接合したコンクリートブロ
ックを、並列して敷設すると共に、連結体の両端に並列
による隣接ブロックとの接合によって構成される注入口
より生コンクリートを圧送注入して、ブロックの並列敷
設によって構成される連続空白部に充填打設して根固め
することにより、擁壁本体を造成するようにして解決し
たものである。
〔作用〕
一対の側壁の上面中央部を逆台形状の連結体で、上面
を側壁と面一に接合すると、連結体の部分だけを実壁と
する側壁による空洞擁壁ブロックが形成されるが、擁壁
の上面は連結体のプレキャストにより仕上げられている
ので、改めて化粧仕上げを行う必要がないのと同時に、
生コンクリートの注入作業時にブロック上を歩行して作
業することが可能である。
連結体は上面中央部だけに存在するので、両側と下側
は空白となり、このブロックを並列することにより両側
部を高部、下側部を低部とする波状の連続空白部が形成
され、ここに生コンクリートが注入充填されると、連続
一体性のあるコンクリート体が擁壁基部に形成され擁壁
が極めて強化される。
また、一対の側壁の上面中央部を連結体で接合したブ
ロックを用い、これを並列設置した後にコンクリートブ
ロックによって囲まれ、形成されている空白部に生コン
クリートを充填することにより、言わばコンクリートブ
ロックを型枠とした現場打ちが可能となり、擁壁本体を
コンクリートブロック化して工場等で大量生産すること
を可能にして、工期の短縮、これにともなう設備費の節
約、擁壁本体の品質の向上が図れるものである。
更に、一対の側壁は、上面中央部を両端を空白として
連結体で接合されているので、このコンクリートブロッ
クを並列設置すると、この空白となっている両端部が隣
接ブロックの端部と接合して生コンクリートの注入口と
して開口される。
一対の側壁を、下方に拡開して対向する垂直壁と傾斜
壁に構成した場合は、斜面に形成された傾斜壁は、背後
から擁壁にかかる土圧に対して耐力を強化すると共に垂
直壁に対して下方を拡開させ、擁壁の基礎を広げること
により生コンクリートの注入容量を大きくする。コンク
リートブロックの連結体が存在する部分以外の空白部は
空隙を形成するので、丁度コンクリートブロック全体が
生コンクリートの型枠を構成することになり、そこに生
コンクリートが充填されれば、基礎地盤に対して現場打
ち施工と同様の効果を期待することが出来る。
また、プレキャストのコンクリートブロックとしてい
るので、水抜き孔など擁壁に必要な構造も事前に形成し
ておくことが可能で、現場で行うことが困難な構造加工
も、ブロック生産の段階で加工出来る。
更に、逆台形形状の連結体を用いれば、生コンクリー
トの充填時にコンクリートが連結体の斜辺部に案内され
てブロックの底部に導入され、充填を極めてスムーズに
行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面に従って本発明の実施例を説明する。
Aは造成敷地で、先ず擁壁の根固めのための基礎孔B
を掘削し、栗石・砕石Cを敷鎮圧して整地する。整地さ
れた基礎孔Bにコンクリートブロックa.b.c....を並列
設置する。コンクリートブロックは、垂直壁1に傾斜壁
2が対向し、その上面中央部を連結体3で接合して構成
されている。なお、側壁1、2は垂直壁1と傾斜壁2に
構成せず平行になっていても良いことは勿論である。
連結体3の形状は、図示のように逆台形に構成するこ
とにより、その斜辺4が生コンクリートDの充填を案内
し、緻密な充填を容易にすることができるが、それ以外
の適宜な形状であっても良い。
5は端部空白部で、隣接ブロックの端部空白部5′と
接合して生コンクリートの充填口が構成される。整地さ
れた基礎孔Bにコンクリートブロックa.b.c...を並列設
置した後、端部空白部5、5′によって構成された生コ
ンクリート充填口から生コンクリートDを空白部6に注
入充填すると共に、基礎コンクリートを打設して適宜の
養生を行って埋め戻しを行うことにより擁壁を造成する
ものである。端部空白部5、5′によって構成された生
コンクリート充填口には、必要に応じガードレール設置
などのためのボール立て込み孔を、生コンクリート充填
時に形成しておけば極めて効率的である。なお、適宜の
コンクリートブロックの継ぎ目にイラスタイトによるシ
ール部を配し、現場打ちコンクリート擁壁による縁切り
等の施工法もいたって簡単に出来、又コンクリートの伸
縮によるひび割れを防止する。
〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成したので、工場等で生産し
たコンクリートブロックを整地した基礎孔に並列設置し
て生コンクリートを圧入充填するだけで極めて強固なコ
ンクリート擁壁を造成することができ、型枠の組み立
て、取り外しという面倒な作業を全く必要とせず、打設
コンクリートの養生に要する時間も大幅に短縮すること
が出来たものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は施工状況を
示す側断面図、第2図は同じくコンクリートブロックを
並列設置した状態の斜視図、第3図はコンクリートブロ
ックの実施例図で、(a)は平面図(b)は正面図、
(c)は左側面図、(d)は底面図、第4図はコンクリ
ートブロックの連結体の状況を示す断面図である。 A〜造成敷地、B〜基礎孔、C〜栗石・砕石、D〜生コ
ンクリート、abc〜コンクリートブロック、1〜垂直
壁、2〜傾斜壁、3〜連結体、4〜連結体の斜辺、5〜
端部空白部、5′〜隣接ブロックの端部空白部、6〜空
白部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎整地を行った造成敷地上に、下方に拡
    開して対向する垂直壁と傾斜壁から成る一対の側壁の上
    面中央部を、両側と下側に空白部を構成する逆台形状の
    連結体で上面を側壁と面一に接合したコンクリートブロ
    ックを、並列して敷設すると共に、連結体の両端に並列
    による隣接ブロックとの接合によって構成される注入口
    より生コンクリートを圧送注入して、ブロックの並列敷
    設によって構成される連続空白部に充填打設して根固め
    することにより、擁壁本体を造成することを特徴とする
    コンクリート擁壁の造成工法
  2. 【請求項2】下方に拡開して対向する垂直壁と傾斜壁か
    ら成る一対の側壁の上面中央部を両側と下側に空白部を
    構成する逆台形状の連結体で上面を側壁と面一に接合し
    た擁壁用コンクリートブロック
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