JP2577023Y2 - ハウジング形管継手 - Google Patents
ハウジング形管継手Info
- Publication number
- JP2577023Y2 JP2577023Y2 JP1993007558U JP755893U JP2577023Y2 JP 2577023 Y2 JP2577023 Y2 JP 2577023Y2 JP 1993007558 U JP1993007558 U JP 1993007558U JP 755893 U JP755893 U JP 755893U JP 2577023 Y2 JP2577023 Y2 JP 2577023Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- housing
- gasket
- core
- anticorrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、液体又は気体の輸送
に適する比較的大径の管の接続に使用されるハウジング
形管継手に関する。
に適する比較的大径の管の接続に使用されるハウジング
形管継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のハウジング形管継手を示す図５か
ら明らかなように、内面に樹脂ライニング２ａがそれぞ
れ形成された一対の接続管２の各々の外面に環状溝２ｂ
が形成される。一対の半環状ハウジング１ａからなるハ
ウジング１の各ハウジング１ａには接続管２の環状溝２
ｂに嵌合される係合爪１ｂが設けられる。ハウジング１
と一対の接続管２との間にはガスケット３が配置され
る。ハウジング１ａの各々に設けられたフランジ部６に
はボルト４が装着され、ボルト４はナット５により締結
される。図５に示す構造では、管切断面２ｃが接続管２
内を流入する流体に接触するため、露出した鉄地が流体
にさらされ、防食管を用いても腐食を生じて赤水等の原
因となる。
ら明らかなように、内面に樹脂ライニング２ａがそれぞ
れ形成された一対の接続管２の各々の外面に環状溝２ｂ
が形成される。一対の半環状ハウジング１ａからなるハ
ウジング１の各ハウジング１ａには接続管２の環状溝２
ｂに嵌合される係合爪１ｂが設けられる。ハウジング１
と一対の接続管２との間にはガスケット３が配置され
る。ハウジング１ａの各々に設けられたフランジ部６に
はボルト４が装着され、ボルト４はナット５により締結
される。図５に示す構造では、管切断面２ｃが接続管２
内を流入する流体に接触するため、露出した鉄地が流体
にさらされ、防食管を用いても腐食を生じて赤水等の原
因となる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記の問題を解決する
ために、図６に示すように管切断面２ｃにほぼＬ字状断
面の樹脂製の防食コア７を配置することは公知である。
しかしながら、図６に示す構造のハウジング形管継手で
は、管端外周２ｄが露出するので管端防食は不十分であ
る。また、人手に頼る配管施工の際に、錯誤により防食
コア７を使用せず接続管に対してハウジング形管継手を
装着する場合に、ハウジング形管継手の装着後、防食コ
アの装着を目視確認できず、また工事完了時の水圧テス
トの際にも洩れ等が発生しないため、防食コアの未装着
が見逃される欠点がある。
ために、図６に示すように管切断面２ｃにほぼＬ字状断
面の樹脂製の防食コア７を配置することは公知である。
しかしながら、図６に示す構造のハウジング形管継手で
は、管端外周２ｄが露出するので管端防食は不十分であ
る。また、人手に頼る配管施工の際に、錯誤により防食
コア７を使用せず接続管に対してハウジング形管継手を
装着する場合に、ハウジング形管継手の装着後、防食コ
アの装着を目視確認できず、また工事完了時の水圧テス
トの際にも洩れ等が発生しないため、防食コアの未装着
が見逃される欠点がある。
【０００４】そこで、この考案は接続管の管端を確実に
防食し、工事完了時の水圧テストの際に防食コアの未装
着を検知できるハウジング形管継手を提供することを目
的とする。
防食し、工事完了時の水圧テストの際に防食コアの未装
着を検知できるハウジング形管継手を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案によるハウジン
グ形管継手は、環状溝がそれぞれ外面に形成された一対
の接続管と、各接続管の内面に形成された樹脂ライニン
グと、接続管の環状溝に嵌合される係合爪を有する一対
の半環状のハウジングと、ハウジングと接続管との間に
配置されかつハウジングの内面を覆うガスケットと、ハ
ウジングを締結するボルト及びナットと、各管の管端に
装着される防食コアとを備え、防食コアは、接続管の内
側に配置されかつ管軸方向に延びる内側筒部と、内側筒
部から径方向に延びるフランジ部とを有する。防食コア
は、ガスケットと接続管との間に配置されかつハウジン
グ内でフランジ部から内側筒部より軸方向外側に延びる
外側筒部を備えている。一対の防食コアに跨るガスケッ
トの外縁部に設けられたリップ部は、防食コアの外側筒
部に強固に接触し又は接続され、防食コアの外側筒部と
内側筒部との間の高さは、管厚より若干小さい。
グ形管継手は、環状溝がそれぞれ外面に形成された一対
の接続管と、各接続管の内面に形成された樹脂ライニン
グと、接続管の環状溝に嵌合される係合爪を有する一対
の半環状のハウジングと、ハウジングと接続管との間に
配置されかつハウジングの内面を覆うガスケットと、ハ
ウジングを締結するボルト及びナットと、各管の管端に
装着される防食コアとを備え、防食コアは、接続管の内
側に配置されかつ管軸方向に延びる内側筒部と、内側筒
部から径方向に延びるフランジ部とを有する。防食コア
は、ガスケットと接続管との間に配置されかつハウジン
グ内でフランジ部から内側筒部より軸方向外側に延びる
外側筒部を備えている。一対の防食コアに跨るガスケッ
トの外縁部に設けられたリップ部は、防食コアの外側筒
部に強固に接触し又は接続され、防食コアの外側筒部と
内側筒部との間の高さは、管厚より若干小さい。
【０００６】
【作用】ガスケットのリップ部はハウジング内でフラン
ジ部から延びる防食コアの外側筒部に十分に大きな面積
で接触するため、防食コアの外側筒部により接続管の管
端外周及び管端切断面を確実に防食できる。また、配管
施工時に防食コアを使用せずに接続管に対してハウジン
グ形管継手を装着する場合、防食コアの外側筒部の厚さ
分ガスケットが接続管に密着しない。このため、ガスケ
ットのリップ部と管端外周とがシールせずに流体の洩れ
が発生し、工事完了時の水圧テストにより防食コアの未
装着を確認できる。更に、防食コアのコの字型断面の外
側筒部と内側筒部との間の高さが管厚より若干小さいの
で、接着剤等を使用せずに防食コアを接続管に固定でき
る。
ジ部から延びる防食コアの外側筒部に十分に大きな面積
で接触するため、防食コアの外側筒部により接続管の管
端外周及び管端切断面を確実に防食できる。また、配管
施工時に防食コアを使用せずに接続管に対してハウジン
グ形管継手を装着する場合、防食コアの外側筒部の厚さ
分ガスケットが接続管に密着しない。このため、ガスケ
ットのリップ部と管端外周とがシールせずに流体の洩れ
が発生し、工事完了時の水圧テストにより防食コアの未
装着を確認できる。更に、防食コアのコの字型断面の外
側筒部と内側筒部との間の高さが管厚より若干小さいの
で、接着剤等を使用せずに防食コアを接続管に固定でき
る。
【０００７】
【実施例】以下、この考案によるハウジング形管継手の
実施例を図１について説明する。図１では、図５及び図
６に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、説明
を省略する。
実施例を図１について説明する。図１では、図５及び図
６に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、説明
を省略する。
【０００８】図１から明らかなように、この考案による
ハウジング形管継手では、防食コア７はガスケット３と
接続管２との間に配置された外側筒部７ｃを備えたコの
字型断面を有し、外側筒部７ｃは、ハウジング１ａ内で
フランジ部７ｂから内側筒部７ａより軸方向外側に延び
る。防食コア７の外側筒部７ｃと内側筒部７ａとの間の
高さｈを管厚より若干小さくするので、接着剤等を使用
せずに防食コア７を接続管２に固定でき、防食コア７と
管端外周２ｄ及び管端切断面２ｃとを水密に保つ。防食
コア７の材質はガスケット３と同質のゴムを使用する。
ハウジング形管継手では、防食コア７はガスケット３と
接続管２との間に配置された外側筒部７ｃを備えたコの
字型断面を有し、外側筒部７ｃは、ハウジング１ａ内で
フランジ部７ｂから内側筒部７ａより軸方向外側に延び
る。防食コア７の外側筒部７ｃと内側筒部７ａとの間の
高さｈを管厚より若干小さくするので、接着剤等を使用
せずに防食コア７を接続管２に固定でき、防食コア７と
管端外周２ｄ及び管端切断面２ｃとを水密に保つ。防食
コア７の材質はガスケット３と同質のゴムを使用する。
【０００９】配管施工の際には、接続管２を予めグルー
ブ加工した後、管端部に防食コア７を圧入固定する。接
続管２にガスケット３とハウジング１ａとを装着してハ
ウジング１のボルト４をナット５により締結する。一対
の防食コア７に跨るガスケット３の外縁部に設けられた
リップ部３ａは、ハウジング１ａ内でフランジ部７ｂか
ら延びる防食コア７の外側筒部７ｃに大きな面積で強固
に接触し又は接続されるので、リップ部３ａと外側筒部
７ｃとの間及び外側筒部７ｃと管端外周２ｄとの間で水
密性が保たれ、防食コア７の外側筒部７ｃにより接続管
２の管端外周２ｄ及び管端切断面２ｃを確実に防食でき
る。
ブ加工した後、管端部に防食コア７を圧入固定する。接
続管２にガスケット３とハウジング１ａとを装着してハ
ウジング１のボルト４をナット５により締結する。一対
の防食コア７に跨るガスケット３の外縁部に設けられた
リップ部３ａは、ハウジング１ａ内でフランジ部７ｂか
ら延びる防食コア７の外側筒部７ｃに大きな面積で強固
に接触し又は接続されるので、リップ部３ａと外側筒部
７ｃとの間及び外側筒部７ｃと管端外周２ｄとの間で水
密性が保たれ、防食コア７の外側筒部７ｃにより接続管
２の管端外周２ｄ及び管端切断面２ｃを確実に防食でき
る。
【００１０】従って、防食コア７により接続管２の管端
外周２ｄ及び管端切断面２ｃの水密性を確保して管端を
確実に防食できる。さらに、図４に示すように、配管施
工時に防食コア７を使用せずに接続管２に対してハウジ
ング形管継手を装着する場合、防食コア７の外側筒部７
ｃの厚さ分ガスケット３が接続管２に密着しないため、
ガスケット３のリップ部３ａと管端外周２ｄとがシール
せずに流体の洩れが発生し、配管工事完了時の水圧テス
トにより防食コア７の未装着を確認できる。
外周２ｄ及び管端切断面２ｃの水密性を確保して管端を
確実に防食できる。さらに、図４に示すように、配管施
工時に防食コア７を使用せずに接続管２に対してハウジ
ング形管継手を装着する場合、防食コア７の外側筒部７
ｃの厚さ分ガスケット３が接続管２に密着しないため、
ガスケット３のリップ部３ａと管端外周２ｄとがシール
せずに流体の洩れが発生し、配管工事完了時の水圧テス
トにより防食コア７の未装着を確認できる。
【００１１】この考案の実施態様は前記の実施例に限定
されず変更が可能である。図２に示すように防食コア７
のどちらか一方をガスケット３のリップ部３ａと一体化
してもよい。また、上記の実施例では防食コア７にゴム
を使用した例を示したが、図３に示すように防食コア７
の外側筒部７ｃにのみゴムを使用し、内側筒部７ａと連
結部７ｂには樹脂を使用して接着することにより防食コ
ア７の管端への挿入を容易にしてもよい。
されず変更が可能である。図２に示すように防食コア７
のどちらか一方をガスケット３のリップ部３ａと一体化
してもよい。また、上記の実施例では防食コア７にゴム
を使用した例を示したが、図３に示すように防食コア７
の外側筒部７ｃにのみゴムを使用し、内側筒部７ａと連
結部７ｂには樹脂を使用して接着することにより防食コ
ア７の管端への挿入を容易にしてもよい。
【００１２】
【考案の効果】前記のように、この考案では、防食コア
により接続管の管端外周及び管端切断面を確実に防食で
きる。また、配管施工時に防食コアを使用せずに接続管
に対してハウジング形管継手を装着すると流体の洩れが
発生し、工事完了時の水圧テストにより防食コアの未装
着が確認できる。更に、接着剤等を使用せずに防食コア
を接続管に固定できるので、配管施工時の労力の軽減を
図ることができる。
により接続管の管端外周及び管端切断面を確実に防食で
きる。また、配管施工時に防食コアを使用せずに接続管
に対してハウジング形管継手を装着すると流体の洩れが
発生し、工事完了時の水圧テストにより防食コアの未装
着が確認できる。更に、接着剤等を使用せずに防食コア
を接続管に固定できるので、配管施工時の労力の軽減を
図ることができる。
【図１】この考案によるハウジング形管継手の断面図
【図２】この考案の他の実施例を示す断面図
【図３】この考案の防食コアの他の実施例を示す断面図
【図４】防食コアの未装着を示す断面図
【図５】従来のハウジング形管継手の断面図
【図６】従来の他の実施例を示す断面図
１ａ・・ハウジング、 １ｂ・・係合爪、 ２・・接続
管、 ２ａ・・樹脂ライニング、 ２ｂ・・環状溝、
２ｃ・・管切断面、 ２ｄ・・管端外周、 ３・・ガス
ケット、 ４・・ボルト、 ５・・ナット、 ７・・防
食コア、 ７ａ・・内側筒部、 ７ｂ・・フランジ部、
７ｃ・・外側筒部、
管、 ２ａ・・樹脂ライニング、 ２ｂ・・環状溝、
２ｃ・・管切断面、 ２ｄ・・管端外周、 ３・・ガス
ケット、 ４・・ボルト、 ５・・ナット、 ７・・防
食コア、 ７ａ・・内側筒部、 ７ｂ・・フランジ部、
７ｃ・・外側筒部、
Claims (1)
- 【請求項１】 環状溝がそれぞれ外面に形成された一対
の接続管と、各接続管の内面に形成された樹脂ライニン
グと、接続管の環状溝に嵌合される係合爪を有する一対
の半環状のハウジングと、ハウジングと接続管との間に
配置されかつハウジングの内面を覆うガスケットと、ハ
ウジングを締結するボルト及びナットと、各管の管端に
装着される防食コアとを備え、防食コアは、接続管の内
側に配置されかつ管軸方向に延びる内側筒部と、内側筒
部から径方向に延びるフランジ部とを有するハウジング
形管継手において、 防食コアは、ガスケットと接続管との間に配置されかつ
ハウジング内でフランジ部から内側筒部より軸方向外側
に延びる外側筒部を備え、 一対の防食コアに跨るガスケットの外縁部に設けられた
リップ部は、防食コアの外側筒部に強固に接触し又は接
続され、 防食コアの外側筒部と内側筒部との間の高さは、管厚よ
り若干小さいことを特徴とするハウジング形管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007558U JP2577023Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ハウジング形管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007558U JP2577023Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ハウジング形管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667990U JPH0667990U (ja) | 1994-09-22 |
| JP2577023Y2 true JP2577023Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=11669142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993007558U Expired - Fee Related JP2577023Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ハウジング形管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577023Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101233409B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2013-02-15 | 천영민 | 확관형 배관과 그 조인트의 구조 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4074981B2 (ja) * | 2002-05-14 | 2008-04-16 | 有限会社インテス | 管路内面のライニング工法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03265787A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 内外面防食金属管の接続構造 |
| JPH0753024Y2 (ja) * | 1990-07-02 | 1995-12-06 | 株式会社リケン | ビクトリック型管継手 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1993007558U patent/JP2577023Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101233409B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2013-02-15 | 천영민 | 확관형 배관과 그 조인트의 구조 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0667990U (ja) | 1994-09-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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