JP2576767Y2 - 車両用キー装置 - Google Patents

車両用キー装置

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JP2576767Y2
JP2576767Y2 JP1993041224U JP4122493U JP2576767Y2 JP 2576767 Y2 JP2576767 Y2 JP 2576767Y2 JP 1993041224 U JP1993041224 U JP 1993041224U JP 4122493 U JP4122493 U JP 4122493U JP 2576767 Y2 JP2576767 Y2 JP 2576767Y2
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正治 明河
信夫 渡会
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用キー装置に関
し、特に、キー装置本体に対してキーを挿入した際に、
キー側に設けられた端子に弾発的に接触して本体との電
気的な導通状態を達成するために用いる板ばね接点を有
するキー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば互いに係合離脱可能なように構成
された2物体間の電気信号の授受を行うための手段とし
て、一方に設けられた板ばね接点が、他方に設けられた
固定端子に対して弾発的に当接するようにした構造が知
られている。この種の板ばね接点は、一端が回路基板に
はんだ付けなどで固定されており、相手方の固定端子に
接触する接点部を構成する遊端には、材料自体の弾性に
よる適当な接触圧が作用するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の接点構造に
於ては、接点部と固定端子との間の接触不良の発生を防
止するには、所定の接触圧を生じさせる必要があるが、
耐久性を高める上からは、板ばね接点が撓んだときに作
用する応力を極力小さくし得ることが好ましい。接点部
の変位量を十分に確保して応力を抑制するには、板ばね
の長さ寸法を大きくすることが有効であるが、これは接
点のコンパクト化を阻害するので、自動車のイグニッシ
ョンスイッチに用いるキー装置への適用を困難にする
いう不都合がある。
【0004】本考案は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、寸
法の増大を招くことなく応力を低減し得るように改良さ
れた板ばね接点を有する車両用キー装置提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、一端を基板に固定し、その遊端をキー側に
設けられた端子と弾発的に接触し得るようにしてなる板
ばね接点を有する車両用キー装置における前記板ばね接
点を、その一端が基板に対して実質的に固定された第1
の弾発片部と、該第1の弾発片部の遊端側から折り返す
向きに延出され、かつその遊端に接点部が設けられた第
2の弾発片部とからなり、前記接点部が前記キー側に設
けられた端子に接触する際に前記第1及び第2の弾発片
部が同時に撓むように構成されているものとすることに
よって達成される。
【0006】
【作用】このような構成によれば、板ばね接点が折り返
された2つの弾発片部からなるものとなるので、板ばね
接点の設置に要する空間を大きくせずに板ばねの実質的
な有効長を大きくすることができる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本考案の構成を詳細に説明する。
【0008】図1並びに図2は、本考案が適用されたキ
ー装置の概略構造を示している。このキー装置1は、自
動車のステアリングシャフト回りのステアリングコラム
に取付けられるものであり、ロータリースイッチ部2
と、ステアリングロック装置部3と、シリンダ錠部4と
からなり、車両電源の断続及びスタータモータの起動機
能と、ステアリングロック機能とを備えている。そして
このキー装置1は、シリンダ錠部4のロータ5とロータ
リースイッチ部2との間がジョイント軸6にて連結され
ると共に、ジョイント軸6の中間部に設けられた偏心軸
がロックピン7に係合しており、シリンダ錠部4のロー
タ5にキー8を挿入して回動することにより、ロータリ
ースイッチ部2の接点を断続させると共に、ステアリン
グシャフトに対する係合位置と係合解除位置との間でロ
ックピン7を移動させることができるようになってい
る。
【0009】キー装置1の本体ケーシング9の前端部に
於けるロータ5のキー挿入孔の開口部近傍には、プリン
ト回路基板10及び該プリント回路基板10を支持する
合成樹脂製のケース11からなる電装ユニット12が取
付けられている。そしてプリント回路基板10には、板
ばね接点からなる一対の給電端子13と、キーの挿入を
検出するリミットスイッチ14と、ポジションマークを
輝光する発光ダイオード15とが実装されている。
【0010】ところで、本キー装置1に用いるキー8
は、車両側に設けられたドアロック装置を遠隔操作的に
施・解錠するために、例えば赤外光のコード信号を発信
する送信回路をその把持部に内蔵しており、この送信回
路を動作させるための電源電池に対し、キー8の基部の
両側に設けられた充電端子16に上記一対の給電端子1
3を接触させることにより、車載バッテリーから充電す
るようになっている。
【0011】給電端子13は、例えばりん青銅材などの
ように弾性および可撓性に富む材料で細長い板ばね状に
形成されており、図3−(A)に併せて示すように、そ
の基端をプリント回路基板10に接続された上でケース
11のキー挿入部の両脇を横断するように設けられてい
る。これらの両端子13間には、挿入されたキー8の基
部の充電端子16部分のみを露出させるべく絶縁性材料
からなるガイドカラー17が装着されており、図3−
(B)に示すように、キー8が時計方向に回されてON
位置にされた時にのみ、給電端子13と充電端子16と
が互いに接触し得るようになっている。
【0012】プリント回路基板10の前面には、透光性
樹脂製の導光リング18と金属製のカバーキャップ19
とが、シリンダ錠部4のロータ5のキー孔へキー8を案
内するためのガイドプレート20を挟んで取付けられて
いる。これらは、キー8の挿入方向に沿ってケース11
に突設された一対の突起21をカバーキャップ19に設
けられた対応孔22に弾発係合させることにより、互い
に脱落しないようにサブアセンブリ化される。
【0013】導光リング18は、上記のようにしてカバ
ーキャップ19の内面と電装ユニット12との間に挟設
されているが、これには、径方向外向きに複数の弾発片
23が突設されている。この弾発片23がカバーキャッ
プ19の内面に弾発力を伴って当接することにより、導
光リング18のがたつきが防止されている。
【0014】導光リング18には、キーの各ポジション
(LOCK、ACC、ON、START)に対応する部
分に突部24が形成されている。一方、カバーキャップ
19には、この突部24を嵌合させる切り欠き窓25が
形成されている。そして切り欠き窓25に対応する部分
にポジションマーク26が白抜きで蛍光印刷されたポジ
ションリング27が、キー挿入孔28の周囲を囲む位置
に貼り付けられている。
【0015】これにより、発光ダイオード15に通電す
ると、導光リング18を介して切り欠き窓25の部分が
全体的に照明され、これが白抜きで印刷された各ポジシ
ョンマーク27から透ける結果、各ポジションマーク2
7の文字が輝光する。これと共に、キー挿入孔28に対
応する導光リング18の孔の内周面29も輝光して夜間
に於けるキー挿入孔28の視認性が向上する。
【0016】ケース11の側部には、発光ダイオードの
電源線、リミットスイッチ類の信号線、及びキーの内蔵
電池への充電電流の供給線を車両側の制御回路に接続す
るためのコネクタ31が一体的に形成されている。
【0017】さて、前記したプリント回路基板10は、
図4並びに図5に示すように、ケース11の前面にキー
8の挿入口側へ向けて突設されたスリーブ40に嵌着さ
れており、給電端子13は、スリーブ40を突き抜けて
延在している。給電端子13は、細長い板ばね材に互い
違いの切り込み41a・41bを入れることによって形
成されており、概ねスリーブ40の外周面の接線方向に
延在する第1部分13a(請求項に記載の基板に対して
実質的に固定された一端に対応)と、スリーブ40の直
径線に平行に延在する第2部分13b(請求項に記載の
第2の弾発片部に対応)と、切り込み41a・41bに
よって形成された中間部分42(請求項に記載の第1の
弾発片部に対応)とからなっている。そして第1部分1
3aと第2部分13bとの間には、中間部分42を湾曲
させることによって互いの延在方向に適宜な角度が付さ
れている。また、第1部分13aには、その一端プリ
ント回路基板10に対するはんだ付け端子部43が、
中間部突出部44が、それぞれ設けられ、第2部分
13bの一端にはキー8の充電端子16に対する接点
部45が設けられている。
【0018】一方、スリーブ40の外周面には、給電端
子13の第1部分13aの他端が係合し得る溝46と、
第1部分13aの前縁が係合し得る突起47とが形成さ
れ、またケース11に於けるスリーブ40の付け根に
は、第1部分13aの中間部の突出部44が突入し得る
スリット48が形成されており、プリント回路基板10
をケース11に取付けた後に第1部分13aの一端のは
んだ付け端子部43を回路パターンにはんだ付けする
と、給電端子13の第1部分13aが、これら溝46、
突起47及びスリット48によって支持されるようにな
っている。これにより、給電端子13に於ける第1部分
13aが溝46とスリット48との2点で支持されるた
め、第2部分13bがプリント回路基板10に対して実
質的に固定された形となる。従って第2部分13bの遊
端の接点部45がキー8の充電端子16と接触して撓ん
だ際に作用する曲げ応力が、回路パターンにはんだ付け
されたはんだ付け端子部43に及ばないようになってい
る。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によれば、接点部の変
位量や接触圧を大きくしても、板ばね接点の全体に作用
する曲げ応力は、プリント回路基板に対する固定部から
延出された第1部分と、切り込みで形成された中間部を
湾曲させた後に第1部分の延在方向に対して適宜な角度
をもって延出された第2部分とに分散される。従って、
板ばね接点を大型化せずに板ばねの実質的な有効長を大
きくできるので、車両用キー装置の大型化を招くことな
板ばね接点の長期に亘る安定した接触圧の維持性能を
獲得する上に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたキー装置の側断面図。
【図2】同キー装置の分解斜視図。
【図3】キーと給電端子との関係を示す部分図であり、
(A)はLOCK位置を示し、(B)はON位置を示
す。
【図4】本考案に係る部分の拡大分解斜視図。
【図5】本考案に係る部分の拡大組立斜視図。
【符号の説明】
1 キー装置 2 ロータリースイッチ部 3 ステアリングロック装置部 4 シリンダ錠部 5 ロータ 6 ジョイント軸 7 ロックピン 8 キー 9 本体ケーシング 10 プリント回路基板 11 ケース 12 電装ユニット 13 給電端子 13a 第1部分 13b 第2部分 14 リミットスイッチ 15 発光ダイオード 16 充電端子 17 ガイドカラー 18 導光リング 19 カバーキャップ 20 ガイドプレート 21 突起 22 対応孔 23 弾発片 24 突部 25 切り欠き窓 26 ポジションマーク 27 ポジションリング 28 キー挿入孔 29 孔の内周面 31 コネクタ 40 スリーブ 41a・41b 切り込み 42 中間部分 43 はんだ付け端子部 44 突出部 45 接点部 46 溝 47 突起 48 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−43979(JP,U) 実公 昭27−4845(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 1/26 H01H 27/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を基板に固定し、その遊端をキー側
    に設けられた端子と弾発的に接触し得るようにしてなる
    板ばね接点を有する車両用キー装置であって、前記板ばね接点は、その 一端が基板に対して実質的に固
    定された第1の弾発片部と、 該第1の弾発片部の遊端側から折り返す向きに延出さ
    れ、かつその遊端に接点部が設けられた第2の弾発片部
    とからなり、 前記接点部が前記キー側に設けられた端子に接触する際
    に前記第1及び第2の弾発片部が同時に撓むように構成
    されたものであることを特徴とする車両用キー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0536246Y2 (ja) * 1987-02-05 1993-09-14
JPH0643979U (ja) * 1992-11-17 1994-06-10 エスエムケイ株式会社 ロータリーエンコーダ

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