JP2575376Y2 - プリント基板のシールド装置 - Google Patents

プリント基板のシールド装置

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JP2575376Y2
JP2575376Y2 JP1992035932U JP3593292U JP2575376Y2 JP 2575376 Y2 JP2575376 Y2 JP 2575376Y2 JP 1992035932 U JP1992035932 U JP 1992035932U JP 3593292 U JP3593292 U JP 3593292U JP 2575376 Y2 JP2575376 Y2 JP 2575376Y2
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JP
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circuit board
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printed
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ground wire
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寿昭 大野
茂寿 桑原
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子部品を装着しかつ
同各部品間をプリント配線により電気的に接続してなる
プリント基板から、高周波の電波が漏れないようにした
プリント基板のシールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、導電性金属材料
で形成した箱状のシールドカバーでプリント基板を覆う
ことにより、プリント基板から高周波の電波が漏れるこ
とを防止して、他の機器への電波障害を避けるようにし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに構成しても、基板上にプリント配線されたアース線
が細かったり、同アース線に大きな電流が流れたりする
場合には、アース線が真のアースから若干浮いた状態に
なり、真のアース線としての機能が薄れる。そのため、
高周波信号線の近傍にアース線をプリント配線するよう
にしても、高周波の電波が多少外部へ漏れ出ることがあ
った。本考案は上記問題に対処するためになされたもの
で、その目的は高周波の電波漏れを極力抑えるようにし
たプリント基板のシールド装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の構成上の特徴は、導電性かつ可撓性材料で
略U字状に形成したU字体の両端をプリント基板に固定
するとともに、少なくとも前記一端を前記プリント基板
上にプリント配線されたアース線に電気的に接続してな
り、その中央頂点部を、プリント基板を覆った導電性の
シールドカバーに当接させたことにある。
【0005】
【考案の作用・効果】上記のように構成した本考案にお
いては、プリント基板上にプリントされたアース線はU
字体を介してシールドカバーに接続され、このカバーは
容量が大きいので、前記アース線は確実にアースされて
その本来の機能を充分に発揮する。したがって、このア
ース線がプリント基板上の高周波信号線からの高周波の
電波の漏れを抑制するので、プリント基板から高周波の
電波漏れが充分抑制されて、外部機器に電波障害を与え
ることがなくなる。また、U字体は両端にてプリント基
板に固定されるので、同U字体はプリント基板に堅固に
支持されるとともに、シールドカバーに確実に接続させ
ることができ、前記アース線はシールドカバーによって
確実にアースされる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1はフレーム10、プリント基板20および
シールドカバー30の関係を斜視図により示しており、
図2はフレーム10上にプリント基板20およびシール
ドカバー30を組み付けた状態を断面図により示してい
る。
【0007】フレーム10は鉄などの導電性金属材料で
構成され、機器本体に固定されている。プリント基板2
0は絶縁材料で構成され、その表面および裏面には、そ
の周囲に沿って銅箔帯21がプリントされている。ま
た、プリント基板20の中央部には各種電子部品22が
装着されており、同各部品22は、プリント基板20上
にプリントされた図3に示すような各種配線23により
電気的に接続されている。シールドカバー30は鉄など
の導電性金属板を直方体状に曲げて構成されており、そ
の周囲には長尺状の鍔部31が一体的に形成されてい
る。これらのプリント基板20およびシールドカバー3
0は、フレーム10上にねじ40により固定されてい
る。この場合、シールドカバー30は、鍔部31にて、
ねじ40および銅箔帯21を介してフレーム10に電気
的にも接続され、同カバー30は確実にアースされる。
【0008】プリント基板20の配線23のうちのアー
ス線23a位置には一対の孔24が設けられ、同孔24
にはU字体25がその両端部にて組み付けられるととも
に、はんだ付け固定される。この場合、U字体25の両
端部は図4に示すようにT字型に形成してもよいし、図
5に示すようにU字型に形成してもよい。このU字体2
5は導電性かつ可撓性のある洋銀で構成され、その中央
頂点部がシールドカバー30の内周面上に圧縮当接す
る。
【0009】このように構成した上記実施例において
は、U字体25がその両端部にてプリント基板上に堅固
に固定されるとともに、その中央頂点部はシールドカバ
ー30に押しつぶされて同カバー30の内周面上に確実
に当接する。シールドカバー30はフレーム10に接続
されるとともにその容量も大きいので、プリント基板2
0上のアース線23aは確実にアースされて、同アース
線23aが多少細くても、同アース線23aに大きな電
流が流れても、アース線23aは確実にアースされてそ
の本来の機能を充分に発揮する。したがって、アース線
23aがプリント基板20上の高周波信号線からの高周
波の電波の漏れ抑制するので、プリント基板20から高
周波の電波漏れが充分抑制されて、外部機器に電波障害
を与えることがなくなる。図6にプリント基板20の一
部に高周波信号を励起させた場合に置ける電波暗室内の
不要輻射の測定結果を示しており、(A)はU字体25
を設けない場合の測定結果であり、(B)はU字体25
を設けた場合の測定結果である。これによれば、高周波
信号の周波数が50〜200MHz 程度にて、U字体25
による電波漏れ抑制効果が顕著に現れることが解る。
【0010】また、図3に示すように、上記実施例によ
れば、高周波信号発生源となる水晶発振器およびCPU
を配置するプリント基板20の位置26,27の近傍の
アース線23aにU字体25を設けるようにしているの
で、特に高周波信号による電波漏れをより良く防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フレーム、プリント基板およびシールドカバ
ーの関係を示す分解斜視図である。
【図2】 プリント基板およびシールドカバーをフレー
ムに組み付けた状態における断面図である。
【図3】 プリント基板の一部を部分的に詳細に示した
同基板の部分平面図である。
【図4】 U字体とプリント基板との関係の一例を示す
斜視図である。
【図5】 U字体とプリント基板との関係の他の例を示
す斜視図である。
【図6】 高周波信号の不要輻射の測定グラフである。
【符号の説明】
10…フレーム、20…プリント基板、21…銅箔帯、
22…電子部品、23…配線、23a…アース線、24
…孔、25…U字体、30…シールドカバー、40…ね
じ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を装着しかつ同各部品間をプリ
    ント配線により電気的に接続してなるプリント基板を、
    導電体で構成したシールドカバーで覆うようにしたプリ
    ント基板のシールド装置において、導電性かつ可撓性材
    料で略U字状に形成したU字体の両端を前記プリント基
    板に固定するとともに、少なくとも前記一端を前記プリ
    ント基板上にプリント配線されたアース線に電気的に接
    続してなり、その中央頂点部を前記シールドカバーに当
    接させたことを特徴とするプリント基板のシールド装
    置。
JP1992035932U 1992-05-28 1992-05-28 プリント基板のシールド装置 Expired - Fee Related JP2575376Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56143779U (ja) * 1980-03-28 1981-10-29
JPS60139338U (ja) * 1984-02-28 1985-09-14 株式会社山武 電子スイツチのシ−ルド装置
JP3101593U (ja) * 2003-11-11 2004-06-17 有限会社 オーシカ ボイスチェンジャーパペット

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