JP2573320Y2 - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JP2573320Y2
JP2573320Y2 JP1992074231U JP7423192U JP2573320Y2 JP 2573320 Y2 JP2573320 Y2 JP 2573320Y2 JP 1992074231 U JP1992074231 U JP 1992074231U JP 7423192 U JP7423192 U JP 7423192U JP 2573320 Y2 JP2573320 Y2 JP 2573320Y2
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JP
Japan
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shaft
helical
helical shaft
bearing reel
axis
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伸一 森本
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は両サイドボデイの相対向
する内側壁に亘って螺旋軸を架設するとともに、糸案内
具を前記螺旋軸に連係させて、前記糸案内具を螺旋軸軸
芯方向に往復駆動すべく構成してある両軸受リールに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の両軸受リールにおいては、両サ
イドボデイの相対向する内側壁に亘って螺旋軸を装着す
るに、従来は、両内側壁に貫通孔を形成し、その貫通孔
に対して螺旋軸を螺旋軸軸芯方向に沿って移動させて、
螺旋軸を所定位置に装着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、螺旋軸を
装着する形態が自身の軸芯方向に沿った状態でのみに限
定されるところから、装着姿勢及び組み立て手順等に制
約が多く、特に、螺旋軸に対してはその螺旋軸に近接し
て設けてあるハンドル軸より動力供給する形態を採るた
めに、ハンドル軸に装着してある大径歯車等と側面視で
重なる為に、ハンドル軸を大径歯車等に先行して装着し
なければならない制約がある。本考案の目的は、サイド
ボデイの内側壁に僅かな機構を追加することによって、
螺旋軸の装脱着を制約の少ない状態にして、組み立て等
を容易迅速に行える両軸受リールを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成
は、前記螺旋軸の軸端部を挿入させた状態で、前記螺旋
軸をその螺旋軸軸芯に直交する方向に設置位置まで案内
するガイド機構を、少なくとも一方のサイドボデイの内
側壁に形成してある点にあり、その作用効果は次の通り
である。
【0005】
【作用】つまり、螺旋軸をその螺旋軸の軸芯方向に直交
する方向から、ガイド機構を通して移動させながら、設
置位置に設置できるので、サイドボデイ内に装着されて
いる他の部品の制約を受けることはなく装着できる。ま
た、組付け後取り外すについても、他の部品の制約を受
けることがないので、取り外し易い。
【0006】
【考案の効果】これによって、従来に比べて工場等で組
み立てを行う場合に、組付け順序の制約がなくそれだけ
製造工程が容易になり、設計上の制約も少ない。
【0007】
【実施例】図3及び図5に示すように、リール本体を構
成する左右のサイドボデイ1,1の間にレベルワインド
機構L、糸を巻き取るスプール2、クラッチ操作具3、
夫々を配置すると共に、右側のサイドボデイ1にドラグ
操作具4、ハンドル5、キャストコントローラ6夫々を
備え、更に、取付け用の脚部7夫々を備えてベイトキャ
スティング用の両軸受リールを構成する。
【0008】前記レベルワインド機構Lは螺旋軸8の回
転作動によりガイド杆9に沿って糸案内具10を左右方
向に往復作動させるよう構成してある。図3に示すよう
に、右側のサイドボデイ1には前記ハンドル5を取り付
けたハンドル軸11を遊転支承するとともに、このハン
ドル軸11にネジ部に形成しそのネジ部に螺合するナッ
ト部材12に対してドラグ操作具4を外嵌して、ドラグ
操作具4を回動操作すると、操作量に対応したナット部
材12からの押圧力をベアリング13を介してドラグ機
構Dに伝える。又、図3及び図4に示すように、ハンド
ル軸11にはドラグ機構D、ラチェットホイール14、
伝動ギヤ15夫々を備え、ラチェットホイール14に対
しては一対のラチェット爪16,16が夫々異なる回転
位相でラチェットホイール14の歯部14A‥に咬合し
てハンドル5の逆転を阻止するようにしてあり、伝動ギ
ヤ15を前記レベルワインド機構Lの螺旋軸8の入力ギ
ヤ17に咬合させて該レベルワインド機構Lを駆動する
よう構成してある。
【0009】前記スプール2には、該スプール2と一体
回転するスプール軸18を有し、このスプール軸18を
ベアリング19で支承し、スプール軸18の中間部に係
合ピン20を設けてあり、又、このスプール軸18に係
合ピン20と係脱可能なクラッチスリーブ21をスライ
ド操作自在に外嵌してある。前記ドラグ機構Dの出力ギ
ヤ22と、このクラッチスリーブ21の入力ギヤ21A
とを咬合させ、クラッチスリーブ21の係合部21Bを
係合ピン20に係合させた状態で(クラッチ入り状態
で)ハンドル5を回動操作すると、スプール2を回転さ
せてスプール2に対して釣り糸(図示せず)を巻取るよ
うに構成してある。尚、係合ピン20とクラッチスリー
ブ21とを併せてクラッチ機構Cと称し、キャスティン
グを行う際には、このクラッチ機構Cは切り操作され
る。
【0010】図4に示すように前記クラッチスリーブ2
1と係合して該クラッチスリーブ21をスライド操作す
るシフタ23をスプール軸18と平行な姿勢の一対の支
軸24,24に支持してあり、この支軸24,24には
シフタ23をクラッチ入り側に操作するコイルバネを外
嵌してあり、又、このシフタ23をクラッチ切り側に操
作するリング状カム25をスプール軸18と同軸芯周り
で回動自在に備え、このリング状カム25には一対のカ
ム面25A,25Aを突設してある。
【0011】このリング状カム25を第1トッグルバネ
26の作用によりクラッチ機構Cが入り状態となる第1
操作位置と、クラッチ機構Cが切り状態となる第2操作
位置とに設定保持し、このリング状カム25より延出さ
れたアーム部25Bと前記クラッチ操作具3よりサイド
ボデイ1内に延設された連係ピン3Bとを連係し、又、
このリング状カム25に第2トッグルバネ27が作用す
る戻しアーム28を支持軸29を介して枢支している。
【0012】ここに、リール本体は、左右サイドボデイ
1,1の相対向する内側壁1A,1A同士を、取り付け
用脚部7が装着されたロアフレーム等を介して連結して
ある。図3に示すように、この右サイドボデイ1の内側
壁1Aにおけるスプール軸18挿通部位に、右サイドボ
デイ1の内部空間に突出するボス部1Bを形成するとと
もに、このボス部1Bにリング状カム25を外嵌してあ
る。そして、このリング状カムと戻しアーム28とを連
結する支持軸29を、内側壁1Aに形成した支持凹部1
aと、内側壁1Aより延出されたブラケット31とで、
両端支持してある。これによって、内側壁1Aに形成し
た支持凹部1aだけで支持軸29を片持ち支持する場合
いに、リング状カム25がボス部1Bに第2トグルバネ
27の付勢力を受けておしつけられて第2トグルバネ2
7の死点位置でリング状カム25の回転力が低下するの
を、抑えることができる。
【0013】次に、螺旋軸8の取り付け構造について説
明する。図1及び図2に示すように、左右内側壁1A,
1Aの前端より後方に向けて一定範囲だけ入り込む切欠
き部1Cを設ける。一方、螺旋軸8に左右に配したブッ
シュ32,32を介してガイド杆9を外嵌し、一端を止
めリング33他端を入力ギヤ17で抜け止め固定して一
体化してある。前記内側壁1A,1Aに対して左右ケー
ス1D,1Dを着脱自在に構成し、図2に示すように、
左右ケース1D,1Dを取り外した状態で、入力ギヤ1
7を装着した右端を右サイドボデイ1の内部空間に挿入
した状態で、かつ、左端を左サイドボデイ1の内部空間
に挿入した状態で、螺旋軸8の軸芯Xを横向きにして、
サイドボデイ1,1の前方から後方に向けて移動させ
て、螺旋軸8を所定位置に装着することができる。螺旋
軸8の更に前方側には、糸案内具10の前端係合部に入
り込んでその糸案内具10の回り止め機能を果たすスラ
イド杆34Aを取り付けた前カバー34を配置して、螺
旋軸8を装着した後、この前カバー34を切欠き部1C
に沿って挿入する。その挿入を終えると、左右ケース1
D,1Dを取り付けて、このケース1D,1Dの内端を
ブッシュ32,32に接当させて、螺旋軸8の取り付け
状態を維持するとともに、左右のサイドボデイ1,1と
スライド杆34Aを貫通する長ボルト35によって、螺
旋軸8の取り付け状態を、サイドボデイ1,1を連結す
ると同時に、固定する。以上、切欠き部1Cを、螺旋軸
8を螺旋軸軸芯Xに直交する方向に設置位置まで案内す
るガイド機構と称する。
【0014】〔別実施例〕 図6に示すように、螺旋軸8に外嵌したガイド杆9
の一端に二条の鍔9A,9Aを設け、螺旋軸8を所定位
置に装着した状態で、この二条の鍔9A,9Aで右側の
内側壁1Aを挟み込み、螺旋軸8の軸芯X方向の移動を
規制する構成を採ってもよい。 ガイド機構1Cとしては、切欠き部ではなく、図7
に示すように、入力ギヤ17とガイド杆9の一端を挿入
すべく、単にサイドボデイ1の内部に向けて凹入する凹
入部でもよい。ハンドル軸11に装着された伝動ギヤ1
5と入力ギヤ17とは、凹入部に形成した貫通孔を通し
て咬合する。この構成を採ることによって、使用者側で
ケース1Dを取り外すことなく螺旋軸8を取り外すこと
ができ、特に遠投を必要とする場合には有効である。 ガイド機構1Cとしては、少なくとも一方の内側壁
1Aに設けてあればよい。 ガイド機構1Cの設置方向は必ずしも前後方向に限
定されるものではなく、螺旋軸8の軸芯X方向に対して
直交する方向であればよい。
【0015】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】螺旋軸を装着した状態を示す横断平面図
【図2】螺旋軸を取り外した状態を示す横断平面図
【図3】右サイドボデイ内構造を示す横断平面図
【図4】右サイドボデイ内構造を示す縦断側面図
【図5】リールの平面図
【図6】ガイド杆の別実施形態を示す横断平面図
【図7】ガイド機構として凹入部を形成した別実施例を
示す横断平面図
【符号の説明】
1 サイドボデイ 1A 内側壁 1C ガイド機構 8 螺旋軸 10 糸案内具 X 螺旋軸軸芯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両サイドボデイ(1,1)の相対向する
    内側壁(1A,1A)に亘って螺旋軸(8)を架設する
    とともに、糸案内具(10)を前記螺旋軸(8)に連係
    させて、前記糸案内具(10)を螺旋軸軸芯方向(X)
    に往復駆動すべく構成してある両軸受リールであって、 前記螺旋軸(8)の軸端部を挿入させた状態で、前記螺
    旋軸(8)をその螺旋軸軸芯(X)に直交する方向に設
    置位置まで案内するガイド機構(1C)を、少なくとも
    一方のサイドボデイ(1)の内側壁(1A)に形成して
    ある両軸受リール。
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