JP2572927Y2 - 全開可能な引戸式開閉戸 - Google Patents

全開可能な引戸式開閉戸

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JP2572927Y2
JP2572927Y2 JP1990121588U JP12158890U JP2572927Y2 JP 2572927 Y2 JP2572927 Y2 JP 2572927Y2 JP 1990121588 U JP1990121588 U JP 1990121588U JP 12158890 U JP12158890 U JP 12158890U JP 2572927 Y2 JP2572927 Y2 JP 2572927Y2
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Japan
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door
sliding door
frame
sliding
rotating
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JP1990121588U
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JPH0476892U (ja
Inventor
徹 桶家
Original Assignee
新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は出入口等の開口部内に回動戸と引戸とを収納
し、引戸を回動戸とともに回動させることにより全開す
ることができる可能な引戸式開閉戸に関する。
(従来技術とその問題点) 引戸によって構成された出入口等の開口部を全開可能
とする技術は、例えば実開昭55-22486号公報に示される
ものが知られている。これは、引戸の摺動レールを設け
たレール部材をほぼ中央で2分割し、一方のレール部材
を回動枠として構成し、この回動枠内に引戸を引き寄せ
ておいて回動させることにより上記開口部を全開させる
ものである。
しかし、上記全開方式は、回動枠の一端を開口枠に設
けた回転軸に軸支するもので、回動時にはかなり大きな
偏荷重が回転軸にかかることになり、開閉を繰り返すう
ちに回転軸が傾いたり、回動枠が変形したりして開閉の
円滑が損なわれるため、回動枠や軸回りの強度を大きく
しなければならなかった。
(考案の目的) 本考案は前記欠点を解消し、特に回動枠を必要とする
ことなしに出入口等の開口部を全開することができる引
戸式開閉戸を提供することをその目的とする。
(目的を達成するための手段) 前記目的を達成するため、本考案に係る全開可能な引
戸式開閉戸は、上下枠と左右の縦枠とからなる方形の開
口枠内に、上下枠に沿って移動する引戸と、一方の縦枠
に蝶着された回動戸とを収容し、上記回動戸を閉鎖した
状態で上記回動戸が位置しない上枠の部位に、引戸の移
動を案内する枠側ガイド部を設け、上記回動戸には上記
枠側ガイド部に連続する回動戸側ガイド部を設けるとと
もに、上記上枠と回動戸とに、それぞれ引戸の戸先側を
案内する戸先ガイド溝と引戸の戸尻に設けたガイドロー
ラを案内するローラガイドとを設け、上記引戸の戸先側
と戸尻側とを上記戸先ガイド溝とローラガイドに沿って
平行移動させて上記引戸を枠側ガイド部と回動戸側ガイ
ド部とにわたって移動させ、回動戸側においては回動戸
に保持させたことを特徴とする。
(作用) 前記構成の引戸式開閉戸において、引戸を自在戸車等
により移動可能にしておくことにより、上記開口枠を開
くにあたり、閉鎖状態の引戸を回動戸側に引くと、引戸
は戸先側と戸尻側が上記戸先ガイド溝とローラガイドに
沿って平行移動して引戸は枠側ガイド部と回動戸側ガイ
ド部とにわたって直線状に移動され、回動戸側において
回動戸に保持される。次に、回動戸を回動させると、回
動戸に保持された引戸もそのまま回動し、開口枠は全開
される。
(実施例) 以下、図面によって本考案の実施例について説明す
る。
なお、第1図は本考案に係る引戸式開閉戸の閉鎖状態
の正面図、第2図は上記開閉戸の引戸を移動させたとき
の状態の正面図であり、第3図及び第4図はそれぞれ第
2図のX−X線及びY−Y線上の拡大断面図、第5図は
引戸と回動戸との戸当り部分の説明図であり、第6図は
上記開閉戸の開閉状態を示す平面図である。
上図において符号Aは玄関等の出入口や窓を構成する
開口枠を示す。この開口枠Aは上枠1、下枠2と左右の
縦枠3、3とから方形に枠組みされ、該開口枠A内には
引戸4と、一方の縦枠3に蝶番26により蝶着された回動
戸5とが収容されている。引戸4と回動戸5の戸当り面
は傾斜状に形成され、回動戸5は外側に回動するように
構成されている。
引戸4の下面には自在戸車6が取付けられ、自由な方
向に走行できるように構成されている。また、上記引戸
4は上枠1に設けられた枠側ガイド部7と回動戸5に設
けられた回動戸側ガイド部8に案内されて回動戸5に対
して平行な状態から直列状に閉鎖される状態に屈曲状に
移動走行できるように構成されている。
すなわち、枠側ガイド部7は、上記回動戸5を閉鎖し
た状態で上記回動戸5が位置しない部位、つまり上枠1
の回動戸5の吊元側と反対側に設けられている。そし
て、上記枠側ガイド部7は第3図のように、断面箱形
で、内部には摺動空間Sが形成され、その外側壁には長
手方向に沿って長溝9が形成されている。枠側ガイド部
7の回動戸5側の端部は開口されている。
回動戸側ガイド部8は回動戸5の上部に形成され、そ
の断面形状は上記枠側ガイド部7と同じであり、回動戸
5が閉鎖状態にあるときは、上記枠側ガイド部7と回動
戸側ガイド部8とは連続するように設定されている。
上記引戸4の上部外側には揺動片10を介して摺動体11
が連結され、引戸4と揺動片10との連結部及び揺動片10
と摺動体11との連結部はそれぞれヒンジ部12、13によっ
て回動可能に連結されている。揺動体11は上記枠側ガイ
ド部7と回動戸側ガイド部8の内部に設けられた摺動空
間Sに沿って摺動する摺動部14と、上記摺動空間Sから
上記両ガイド部7、8の長溝9を貫通して外部に突出す
る腕部15とから構成され、腕部15は上記揺動片10に上記
ヒンジ部13を介して連結されている。摺動部14には戸車
16とローラ17が取付けられ、これにより摺動体11は上記
枠側ガイド部7及び回動戸側ガイド部8に沿って摺動可
能となっている。
また、上記上枠1の上記枠側ガイド部7と同じ側、つ
まり回動戸5を閉鎖した状態で上記回動戸5が位置しな
い部位には、戸先ガイド溝18が設けられている。この戸
先ガイド溝18は第3図に示されるように、断面が下開口
のコ字形に形成され、上枠1の長手方向に沿って形成さ
れている。ただし、戸先ガイド溝18の引戸戸先側の端部
は第6図のように内側に屈曲し、屈曲部18aを構成して
いる。また回動戸5に近い引戸戸尻側の端部は開口して
いる。
これに対応して、上記引戸4の戸先側の上部には、外
側にはみ出した位置から上方に突出する戸先アーム19が
形成され、戸先アーム19の上端にはガイドローラ20が設
けられている。そして、該ガイドローラ20は上記戸先ガ
イド溝18内に摺動自在に収容されている。このため、引
戸4の戸先側は戸先ガイド溝18によって案内される。
なお、戸先アーム19と戸先ガイド溝18は、引戸4の下
部と下枠2にも設けるようにしてもよい。
さらに、引戸4の戸尻側の上下部には、第4図、第6
図に示すように、側方に回動する回動アーム21が取付け
られ、該回動アーム21の先端にはガイドローラ27が設け
られ、これに対応して、上記回動戸5の上下部にはそれ
ぞれ上方及び下方に開口する溝状のローラガイド28が長
手方向に沿って形成されている。上部ローラガイド28は
上記回動戸側ガイド部8の下部に形成されている。そし
て、各ローラガイド28には上記引戸4の戸尻に設けた回
動アーム21のガイドローラ27が摺動可能に収容されてい
る。
なお、引戸4の下端部にはクリアランスローラ22が内
側面からわずかに突出して設けられている。23はフラン
ス落し、24はカンヌキ、25はカバーである。
前記構成の引戸式開閉戸において、上記開口枠Aを開
くときは、第5図に示すように、閉鎖状態の引戸4を回
動戸5側に引くと、戸先側の戸先アーム19のガイドロー
ラ20は戸先ガイド溝18の平行部18aに案内され、また第
6図のように引戸4の戸尻側の回動アーム21は外側に回
動した後回動戸5のローラガイド28に案内され、引戸4
は外側に平行移動し、さらに回動戸5の外側に沿って平
行に摺動する。このとき、引戸4の上部の揺動片10は見
込幅方向に傾き、また摺動体11の摺動部14は枠側ガイド
部7から回動戸側ガイド部8に移行して摺動する。これ
に伴ない、引戸4は連続する枠側ガイド部7と回動戸側
ガイド部8とにわたって移動し、開口枠Aは半開し、引
戸4は回動戸5側において回動戸5に保持される。この
状態で、引戸4と回動戸5との間の嵌合は、回動アーム
21とクリアランスローラ22とによって保持されている。
次に、カバー25を上げて回動戸5を回動させると、回動
戸5に保持された引戸4も自在戸車6によって回動し、
開口枠Aは全開される。
引戸4を閉じるときは、回動戸5を閉鎖状態とし、さ
らに引戸4を上述と逆方向に移動させる。移動端におい
て引戸4の戸先は戸先ガイド溝18によって閉鎖状態の回
動戸5と直列状態となるように案内され、同時に回動ア
ーム21が回動し、最終的には引戸4と回動戸5が直列状
態となって閉鎖される。このとき、引戸4の上部の揺動
片10の摺動部14は回動戸側ガイド部8から再び枠側ガイ
ド部7に移行して摺動する。
なお、上述の例は2枚戸の例であるが、この引戸式開
閉戸を左右対称にして4枚戸構成とすることもできる。
(考案の効果) 本考案によれば、閉じ時に引戸と回動戸とは平面状に
配置されるので、外観が体裁がよい。また、開き時には
引戸は枠側ガイド部と回動戸側ガイド部とにわたって移
動し、回動戸側においては回動戸に保持されるので、引
戸式開閉戸でありながら、引戸を回動戸側に摺動するこ
とにより開口枠は半開し、さらに回動戸を引戸とともに
回動させることにより開口枠を全開させることができ
る。したがって、通常は半開で使用し、荷物の出し入れ
等の場合に全開させるというように、用途によって使い
分けすることができる。
また、従来のように開口枠内にさらに回動枠を設ける
という複雑な構造にする必要がなく、また回動戸は引戸
に自在戸車等を設けることにより引戸の荷重を負担する
必要がないので、開口枠による回動戸及び引戸の保持強
度が損なわれることがない。
さらに、下枠に引戸支持用のレール等を設ける必要が
ないから、引戸開き時に下枠上面に突出部分が生じるこ
とがなく、通行しやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引戸式開閉戸の閉鎖状態の正面
図、第2図は上記開閉戸の引戸を移動させたときの状態
の正面図であり、第3図及び第4図はそれぞれ第2図の
X−X線及びY−Y線上の拡大断面図、第5図は引戸と
回動戸との戸当り部分の説明図であり、第6図は上記開
閉戸の開閉状態を示す平面図である。 符号A……開口枠、1……上枠、2……下枠、4……引
戸、5……回動戸、7……枠側ガイド部、8……回動戸
側ガイド部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下枠と左右の縦枠とからなる方形の開口
    枠内に、上下枠に沿って移動する引戸と、一方の縦枠に
    蝶着された回動戸とを収容し、 上記回動戸を閉鎖した状態で上記回動戸が位置しない上
    枠の部位に、引戸の移動を案内する枠側ガイド部を設
    け、上記回動戸には上記枠側ガイド部に連続する回動戸
    側ガイド部を設けるとともに、上記上枠と回動戸とに、
    それぞれ引戸の戸先側を案内する戸先ガイド溝と引戸の
    戸尻に設けたガイドローラを案内するローラガイドとを
    設け、 上記引戸の戸先側と戸尻側とを上記戸先ガイド溝とロー
    ラガイドに沿って平行移動させて上記引戸を枠側ガイド
    部と回動戸側ガイド部とにわたって移動させ、回動戸側
    においては回動戸に保持させた ことを特徴とする全開可能な引戸式開閉戸。
JP1990121588U 1990-11-20 1990-11-20 全開可能な引戸式開閉戸 Expired - Lifetime JP2572927Y2 (ja)

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JPH0476892U JPH0476892U (ja) 1992-07-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51152843U (ja) * 1975-05-30 1976-12-06

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JPH0476892U (ja) 1992-07-06

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