JP2571440Y2 - ワイヤーハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤーハーネス用プロテクタ

Info

Publication number
JP2571440Y2
JP2571440Y2 JP1992040716U JP4071692U JP2571440Y2 JP 2571440 Y2 JP2571440 Y2 JP 2571440Y2 JP 1992040716 U JP1992040716 U JP 1992040716U JP 4071692 U JP4071692 U JP 4071692U JP 2571440 Y2 JP2571440 Y2 JP 2571440Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
wire
protector
mounting table
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992040716U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH062924U (ja
Inventor
悦夫 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1992040716U priority Critical patent/JP2571440Y2/ja
Publication of JPH062924U publication Critical patent/JPH062924U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571440Y2 publication Critical patent/JP2571440Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤーハーネスを収
束して固定するワイヤーハーネス用プロテクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の配線に際し、ワイヤー
ハーネスの分岐部を収束し固定するために、テープ結束
式のプロテクタが利用されている。この場合、例えば車
のグレードの違いによるワイヤーハーネスの径、つまり
電線量の変化に対応するため、例えばプロテクタの分岐
部に結束テープを掛けるための切欠部を形成したものが
知られている(実開平2−26321号公報参照)。
【0003】図5にその一例を示す。このプロテクタ
は、断面コ字状のプロテクタ本体(電線受部)1の一側
面に、プロテクタ本体1より高さ寸法が小さく設定され
た同じく断面コ字状の分岐部(電線受部)2を一体に有
するもので、分岐部2の先端部分に、結束テープ3を巻
き付けることができる切欠部4を有している。
【0004】これによれば、図6に示すように、分岐電
線5の量が少ないときには切欠部4に結束テープ3を巻
き付けることで、分岐電線5を結束テープ3で確実にプ
ロテクタに固定することができる。また、図7に示すよ
うに、分岐電線5の量が多いときには切欠部4ではなく
分岐部2の基端部分に結束テープ3を巻き付けること
で、同様に分岐電線5を確実にプロテクタに固定するこ
とができる。よって、分岐電線5の分量の多少に拘ら
ず、ワイヤーハーネスを確実に収束して固定することが
できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のように電線受部に切欠部を設けた場合、そのぶん強度
が落ちることになる上、電線本数が多いときには電線が
脱落しやすくなりテープ結束作業がしづらくなる、とい
う問題がある。
【0006】本考案は、上記事情を考慮し、電線の量が
多い場合でも電線の脱落が生じにくく、また電線の量に
拘らず確実な結束が可能で、しかも強度の高い丈夫なプ
ロテクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記事情を考
慮し、一対の側壁を持つ凹状断面の電線受部を備えたワ
イヤーハーネス用プロテクタにおいて、前記電線受部の
内底面に、前記側壁よりも高さの低いワイヤーハーネス
載置台を突設したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成のプロテクタにおいては、電線の量が
多いときには、そのまま電線を電線受部の全面に載せて
テープを巻き付けて結束する。また、電線の量が少ない
ときには、予め電線をテープで結束した上で載置台上に
載せ、その上で電線受部ごとテープで結束する。これに
より、電線の量に拘らず確実に電線をテープで収束し固
定することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0010】図1は本考案の一実施例のプロテクタの要
部を示す斜視図である。
【0011】このプロテクタは、プロテクタ本体(主電
線受部)11と分岐部(分岐電線受部)12とからな
る。プロテクタ本体11は、一対の側壁11Aを有した
断面凹状をなし、その一側壁11Aに、プロテクタ本体
11より高さ寸法が小さく設定された分岐部(分岐電線
受部)12が一体に設けられている。
【0012】分岐部12は、一対の側壁12Aを有する
断面凹状のもので、その内底面中央には、側壁12Aよ
りも高さの低い載置台13が一体に突設されている。載
置台13の幅は、電線を載置し得る程度の値に設定され
ており、その高さは、側壁12Aの高さより小さく設定
されている。この例では、載置台13の上面は平坦な面
で構成されている。
【0013】また、分岐部12の先端部には、テープを
巻き付けたときに外れないようにするための鍔部14が
設けられている。
【0014】このような構成のプロテクタにワイヤーハ
ーネスを収束し固定する場合には、主ワイヤーハーネス
をプロテクタ本体11内に収容し、プロテクタ本体11
の外側から結束テープを巻き付けて固定する一方、主ワ
イヤーハーネスより分岐した分岐ワイヤーハーネスをプ
ロテクタ本体11より分岐部12内に収容し、同様に分
岐部12の外側から結束テープを巻き付けて固定する。
【0015】その際、図2に示すように、分岐ワイヤー
ハーネス15の径が小さい(電線の量が少ない)ときに
は、予めワイヤーハーネス15をテープ16で結束した
上で載置台13上に載せ、その上で分岐部12の外側か
らテープ17を巻き付けて固定する。
【0016】また、図3に示すように、分岐ワイヤーハ
ーネス15の径が大きい(電線の量が多い)ときには、
そのままワイヤーハーネス15を分岐部12の全面に平
均的に載せて、分岐部12の外側からテープ17を巻き
付けて固定する。
【0017】ワイヤーハーネス15の分量が多い場合、
従来のように切欠部があると、電線が脱落しやすくなる
が、本実施例のプロテクタでは切欠部がないので、両側
壁12Aで囲まれた空間内に安定的にワイヤーハーネス
15が収容され、脱落しにくくなる。そのため、テープ
結束作業が行い易くなる。
【0018】また、切欠部がない上に、分岐部12の内
底面中央に載置台13を突設しているので、断面係数が
大きくなり、高い強度を保持することになる。
【0019】なお、図4に示す他の実施例のように、載
置台13の上面を凹状円弧面18で構成した場合は、小
径のワイヤーハーネス15を、極めて安定した状態で保
持することができるようになる。
【0020】また、上記実施例では、載置台13を分岐
部12に設けた例を示したが、プロテクタ本体11の内
底面に設けてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のプロテク
タによれば、電線の量が多い場合でも電線の脱落が生じ
にくくなるため、テープによる結束作業がやりやすくな
る。また、電線の量によらず確実な結束が可能となる
上、高い強度を保持することができる。すなわち、ワイ
ヤーハーネス載置台は、電線受部がプロテクタ本体から
突出する基部に渡って設けられているので、電線を支持
したとき、応力集中の起り易い電線受部の基部をも補強
することができ、電線を高い強度で、極めて安定した状
態で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の使用状態の例を示す要部断
面図である。
【図3】本考案の一実施例の使用状態の他の例を示す要
部断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の使用状態の例を示す要部
断面図である。
【図5】従来のプロテクタの一例を示す斜視図である。
【図6】上記従来のプロテクタの使用状態の例を示す要
部断面図である。
【図7】上記従来のプロテクタの使用状態の他の例を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
11 プロテクタ本体(主電線受部) 12 分岐部(分岐電線受部) 12A 側壁 13 載置台 15 ワイヤーハーネス 16,17 テープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を保護するプロテクタ本体から突出
    し、一対の側壁を持つ凹状断面の電線受部を備えたワイ
    ヤーハーネス用プロテクタにおいて、 前記電線受部の内底面を増肉して、前記両側壁よりも高
    さの低いワイヤーハーネス載置台を一体に突設し、 前記ワイヤーハーネス載置台を前記電線受部が前記プロ
    テクタ本体から突出する基部に渡って設けたことを特徴
    とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
JP1992040716U 1992-06-15 1992-06-15 ワイヤーハーネス用プロテクタ Expired - Fee Related JP2571440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040716U JP2571440Y2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 ワイヤーハーネス用プロテクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040716U JP2571440Y2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 ワイヤーハーネス用プロテクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH062924U JPH062924U (ja) 1994-01-14
JP2571440Y2 true JP2571440Y2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=12588317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992040716U Expired - Fee Related JP2571440Y2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 ワイヤーハーネス用プロテクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571440Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7314766B2 (ja) * 2019-10-29 2023-07-26 住友電装株式会社 プロテクタ及び配索ユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3086723U (ja) * 2001-12-14 2002-07-05 佐藤食品工業株式会社 取っ手付きダンボール箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH062924U (ja) 1994-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0329941Y2 (ja)
JP2571440Y2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP2003230212A (ja) ハーネスプロテクタ
JP3709454B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0951624A (ja) 電気接続箱へのワイヤーハーネスの固定構造及び固定方法
JP3459039B2 (ja) 屈曲プロテクタ及びそれを用いたハーネス収容方法
JP2562164Y2 (ja) プロテクタ
JP2506898Y2 (ja) プロテクタの係止構造
JP3346303B2 (ja) ワイヤハーネス分岐部の保護具
JP2000134763A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタへのクランプ取付構造
JPH11346415A (ja) ワイヤハーネスの係止構造
JP2544863Y2 (ja) ベルトクランプ
JP3079014B2 (ja) プロテクタ内からの分岐電線の引出方法
JPH09115339A (ja) ワイヤーハーネスの分岐部及びその分岐部の設定方法
JPH0666233U (ja) 電線用プロテクタ
JP2709434B2 (ja) ワイヤーハーネスの分岐電線導出方法
JP2985603B2 (ja) ワイヤハーネスの布線治具
JP2832135B2 (ja) プロテクタ
JP2004296336A (ja) ワイヤハーネスの製造方法及びテープ巻き補助治具
JP2601077Y2 (ja) 線材等の結束具
JPH0240370Y2 (ja)
JP2590819Y2 (ja) 車載用電子機器の取付構造
JPH0937437A (ja) 電気接続箱の電線固定構造
JP3692505B2 (ja) 上折り曲げ付カバー
JPH0516815Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees