JP2570337Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2570337Y2
JP2570337Y2 JP828192U JP828192U JP2570337Y2 JP 2570337 Y2 JP2570337 Y2 JP 2570337Y2 JP 828192 U JP828192 U JP 828192U JP 828192 U JP828192 U JP 828192U JP 2570337 Y2 JP2570337 Y2 JP 2570337Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
bus bar
rib
case
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP828192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0570123U (ja
Inventor
康仁 鈴木
正弘 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP828192U priority Critical patent/JP2570337Y2/ja
Publication of JPH0570123U publication Critical patent/JPH0570123U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570337Y2 publication Critical patent/JP2570337Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤハーネスの相互
接続などに用いられる電気接続箱に関し、その内部回路
を構成するブスバー配線板におけるアース回路用ブスバ
ーの結露によるリークを防止するように改良を施したも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱は、一般に、ケース
内に複数のブスバーとこれらを支持する絶縁基板とから
なるブスバー配線板を積層して収容すると共に、ケース
外面にヒューズ用コネクタ、リレー用コネクタ、外部の
ワイヤハーネス接続用コネクタなどの各種のコネクタ
(ハウジング)を設け、各コネクタに前記ブスバーと導
通するタブ状の接続端子を収容して構成される。
【0003】図4は従来の電気接続箱を示す要部の分解
斜視図、図5はその組立状態の断面図である。図におい
て、21は電気接続箱の本体を形成する下部ケースであ
って、その底壁21aの内面には最下層の配線板Aを支
持する複数のリブ22が格子状に突設してある。配線板
Aは、絶縁基板23の両面(または下面)に複数のブス
バー24を配設してなり、各ブスバーに分岐して設けた
接続端子25群は絶縁基板23の端子挿通孔26などを
貫通して前記コネクタに導出される。絶縁基板23の板
面には各ブスバー24のパターンに沿って突設したリブ
27群により溝28が区画形成され、該溝28にブスバ
ー24が没するように配設されている。
【0004】最下層の配線板Aの下面には符号240
示されるアース回路用ブスバーが配設してある。これ
は、図5に示すように、他の回路用ブスバー24と同様
に複数のリブ27群による溝28内に収容されると共
に、配線板Aの全体がケース内面のリブ22によって支
持され、ブスバー24,240 間はリブ27により隔絶
され、リーク防止を図るようになっている。
【0005】しかし、従来の電気接続箱では、配線板A
のリブ27とケース内面のリブ22が必ずしも対向して
整合するようにはなっていない。したがって、車内の温
度変化により電気接続箱内に結露すると、その水滴Dが
リブ27をまたいで両側のブスバー24と240 に付着
してリーク電流が流れ、電気機器の誤作動を引き起こす
というおそれがあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題点
に着目してなされたもので、アース回路用ブスバーを含
む電気接続箱において、他の回路用ブスバーとの短絡や
電気機器の誤作動が生じないようにすることを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本考案は請求項1に記載したように、複数のブスバ
ーと絶縁基板とを重ねてなる配線板をケース内に収容す
ると共に、少なくとも最上層または最下層のブスバーは
絶縁基板に該ブスバーのパターンに沿って突設したリブ
により区画形成された溝に配設し、ケースの内面に配線
板に対する支持用リブを突設して成る電気接続箱におい
て、前記ケースの内面に、最上層または最下層の配線板
に配設された複数のブスバーのなかのアース回路用ブス
バーを収容する溝のリブと対向して水の架橋防止用リブ
を設け、アース回路用ブスバーを水の架橋防止用リブと
前記配線板のリブとにより他の回路用ブスバーを隔絶さ
せる構成を採用した。
【0008】本考案によれば、電気接続箱内の最上層ま
たは最下層の配線板におけるアース回路用ブスバーが絶
縁基板の板面上のリブとケース内面の水の架橋防止用リ
ブとにより囲まれて密閉状となり、他の回路用ブスバー
と隔絶されるから、たとえ箱内に結露などによる水滴が
生じても両ブスバー間が短絡したり、短絡によって電気
機器が誤作動するというおそれがなくなる。
【0009】
【実施例】図1は本考案による電気接続箱の分解斜視図
を示す。図において、1は合成樹脂製の上部ケース、2
は同じく下部ケースであって、この中に第1層の配線板
a、以下順次第2〜第4層の配線板b〜dを積層して収
容する。
【0010】各層の配線板a〜dは、絶縁基板3に所望
のパターンを有する複数のブスバー4を配設して成り、
ブスバー4には入出力用の接続端子5が上または下向き
に起立連成されており、また、各絶縁基板3には下層の
接続端子5に対する端子挿通孔6が穿設されている。な
お、第4層の配線板dは、絶縁基板3の表裏両面にブス
バーを配設する両面配線板として構成されている。
【0011】配線板a〜dの積層状態において、最上層
または最下層から端子挿通孔6を貫通して突出した複数
の接続端子5はグループ分けされて電極群8を構成し、
一部には雌−雌中継端子7を嵌挿する。電極群8は、そ
れぞれ上部ケース1または下部ケース2に形成したコネ
クタハウジング9、ブレード型ヒューズ10のヒューズ
用コネクタ内に収容され、あるいはリレー12、サーキ
ットブレーカ等の電子部品と接続される。
【0012】各層の絶縁基板3のブスバー配設面には、
図2,図3に示すように、ブスバー4のパターンに沿っ
て両側にリブ14を突設することによりブスバー収容用
の溝15を区画形成し、これらの溝15に各ブスバー4
が没っするように配設すると共に、下部ケース2(およ
び上部ケース1)の底壁2aの内面には配線板支持用の
リブ16を格子状に設けてある。
【0013】以上は従来の電気接続箱と同様の構成であ
るが、本考案にあっては、図2におけるアース回路用ブ
スバー40 と対向する下部ケース2の内面に、該ブスバ
ー40 のパターンに沿って水の架橋防止用リブ17,1
7を平行に突設してある。各リブ17は、図3に示すよ
うに、アース回路用ブスバー40 を収容する溝15のリ
ブ14と整合するように形成する。また、リブ17,1
7の両端には、ブスバー40 の端部の接続端子5に対応
して通気孔17aを有する封鎖部17bを設ける。
【0014】上記構成において、各層の配線板a〜dを
積層してこれを下部ケース2に収容すると、図3に示す
ように、最下層におけるアース回路用ブスバー40 は、
絶縁基板3の下面のリブ14,14とケース内面の水の
架橋防止用リブ17,17とによって上下から囲まれて
密封状態となり、他の回路用ブスバー4とは完全に隔絶
される。従って、結露などによって水滴D1 ,D2 が別
々に生じても両者がブスバー4,40 にまたがって接触
する可能性はきわめて少なく、短絡やこれに伴なう電気
機器の誤作動も防止される。なお、アース回路用ブスバ
ー40 が最上層の配線板aに含まれる場合には、上部ケ
ース1の内面に水の架橋防止用リブ17を設ければよ
い。また、アース回路用ブスバー40 の部分が通電によ
り加熱されて温度が上昇しても、前記通気孔17aによ
り換気されて遂次放熱され、水滴もある程度たまれば該
孔17aから排出される。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ケース内壁に設けられる配線板支持用のリブの一部を変
形して、アース回路用ブスバーのパターンに沿って水の
架橋防止用リブを設けることにより、絶縁基板における
ブスバー収容のためのリブと協働して他の回路用ブスバ
ーとの短絡およびこれによる電気機器の誤作動を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気接続箱の分解斜視
図である。
【図2】同上の要部の拡大斜視図である。
【図3】図2の組立状態の断面図である。
【図4】従来の電気接続箱の要部の分解斜視図である。
【図5】図4の組立状態の断面図である。
【符号の説明】
a〜d (ブスバー)配線板 1 上部ケース 2 下部ケース 3 絶縁基板 4 ブスバー 40 アース回路用ブスバー 14 リブ 15 溝 16 (配線板支持用)リブ 17 水の架橋防止用リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブスバーと絶縁基板とを重ねてな
    る配線板をケース内に収容すると共に、少なくとも最上
    層または最下層のブスバーは絶縁基板に該ブスバーのパ
    ターンに沿って突設したリブにより区画形成された溝に
    配設し、ケースの内面に配線板に対する支持用リブを突
    設して成る電気接続箱において、 前記ケースの内面に、最上層または最下層の配線板に配
    設された複数のブスバーのなかのアース回路用ブスバー
    を収容する溝のリブと対向して水の架橋防止用リブを設
    け、アース回路用ブスバーを水の架橋防止用リブと前記
    配線板のリブとにより他の回路用ブスバーを隔絶した構
    造をもつことを特徴とする電気接続箱。
JP828192U 1992-02-25 1992-02-25 電気接続箱 Expired - Lifetime JP2570337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP828192U JP2570337Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP828192U JP2570337Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0570123U JPH0570123U (ja) 1993-09-21
JP2570337Y2 true JP2570337Y2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=11688802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP828192U Expired - Lifetime JP2570337Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570337Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330044A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Mitsubishi Cable Ind Ltd 高電圧ジャンクションボックス
JP2014027797A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Yazaki Corp 電気接続箱
CN203192715U (zh) * 2013-03-07 2013-09-11 上海华声电气研究所 一种断路器
CN109728509A (zh) * 2017-10-31 2019-05-07 向荣集团有限公司 面对面母线桥铜排换相装配机构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0570123U (ja) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6506060B2 (en) Electrical junction box
JPH0217818A (ja) 電気接続箱
US6835073B2 (en) Junction box
WO2014017571A1 (ja) 電気接続箱
JP2570337Y2 (ja) 電気接続箱
JP2004282909A (ja) 回路板組立構造
JP3395638B2 (ja) 電気接続箱
EP1577977B1 (en) Electrical junction box
KR200400294Y1 (ko) 정션박스용 인쇄회로기판 연결장치
JP3112417B2 (ja) 電気接続箱
JP4219638B2 (ja) 電気接続箱および電気接続箱のタブアライメント保持具
JPH051938Y2 (ja)
JPH0237210Y2 (ja)
JP3285130B2 (ja) ブスバーの接続構造
JP3465784B2 (ja) 電気接続箱
JPH0317551Y2 (ja)
US6468102B1 (en) Method of manufacturing wiring board, and electric connection box
JP2570340Y2 (ja) 電気接続箱
JPH0514664Y2 (ja)
JPH0614435A (ja) 電気接続箱
JPH0237212Y2 (ja)
JP2565820Y2 (ja) 電気接続箱
JPH0247164B2 (ja) Denkisetsuzokubakotowaiyaahaanesunokumitsukehoho
JP2000092657A (ja) 電気接続箱
JP2512667Y2 (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970617

EXPY Cancellation because of completion of term