JP2569522B2 - 金属サツシ外装用メタリツク化粧シ−ト - Google Patents

金属サツシ外装用メタリツク化粧シ−ト

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JP2569522B2 JP62015394A JP1539487A JP2569522B2 JP 2569522 B2 JP2569522 B2 JP 2569522B2 JP 62015394 A JP62015394 A JP 62015394A JP 1539487 A JP1539487 A JP 1539487A JP 2569522 B2 JP2569522 B2 JP 2569522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、アルミサッシなどの金属サッシの表面に適
用してメタリック調、とくにステンレス調の化粧金属サ
ッシを与える金属サッシ外装用メタリック化粧シートで
あって、ラッピング加工適性のすぐれたものに関する。
【従来の技術】
アルミサッシなどの金属サッシに、絵柄を印刷した化
粧シートを貼って、化粧した金属サッシを製造すること
が行なわれている。この目的に使用する化粧シートの代
表的なものは、ポリ塩化ビニルなどの柔軟なフィルムに
絵柄を印刷したものの上に、透明なアクリル樹脂などの
耐候性のすぐれた保護フィルムを積層したシートであ
る。この化粧シートは、いわゆる「ラッピング加工法」
によって、金属サッシの外表面に貼着される。「ラッピ
ング加工法」とは、特公昭61-5895号公報等に記載され
ているように、加熱して軟化させた化粧シートを柱状体
のサッシ表面に供給し、配列した複数のローラーを用い
てサッシ各側面に化粧シートを順次段階的に貼着して行
くものである。この種のサッシ外装用シートは熱可塑性
を有し、屈曲のある表面へ貼ることが容易で、耐候性に
すぐれているため好んで使用されているが、メタリック
調の外観を与えることはできない。 一方、建築や建具類のデラックス化、多様化に伴い、
在来のアルキサッシの外観よりさらに高級で重厚な印象
を与えるようなメタリック調、とくにステンレス調の化
粧金属サッシに対する需要が高まっている。しかし、ス
テンレスのサッシは、高価であるし、重量があって施工
に難があるから好まれない。加工技術上の制約もあり、
アルミサッシのように任意の断面形状のものを製造でき
るわけでもない。 そこで、アルミサッシのような在来のサッシを利用し
て、メタリック調の外観をもたせることができれば好都
合である。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このような着想にもとづいて、アル
ミサッシなどの金属サッシの表面に適用してメタリック
調、とくにステンレス調の化粧金属サッシを与える、金
属サッシ外装用メタリック化粧シートを提供することに
ある。
【課題を解決するための手段】
本発明の金属サッシ外装用メタリック化粧シートは、
基本的な構成として、第1図に示すように、重合度650
〜3,000のポリ塩化ビニル100重量部に対して可塑剤15〜
25重量部を添加してなる軟質ポリ塩化ビニルの厚さ50〜
150μmの柔軟なフィルム(1)上に、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリプロピレンおよびナイロンから
えらんだ耐熱性を有する材料の厚さ12〜75μmのフィル
ム(3)に金属蒸着(2)を施したもの、およびフッ素
樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネートおよびポリ塩化
ビニルからえらんだ耐候性のすぐれた材料に紫外線吸収
剤を添加してなる厚さ12〜100μmの透明な保護フィル
ム(4)を積層してなる。 重合度650〜3,000、好ましくは800〜2,000のポリ塩化
ビニルに、樹脂100重量部に対し可塑剤を15〜25重量部
(15〜25PHR)添加したものの厚さ50〜150μmの範囲の
フィルムは、「ラッピング加工適性」すなわちサッシの
輪郭に沿って屈曲する性質がすぐれている。 耐熱性を有するフィルムは、ポリエステルのフィルム
が最適である。そのほか、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン、ナイロンなどのフィルムが使用できる。ラッピ
ング適性を考慮して、厚さは12〜75μm、好ましくは12
〜25μm程度とする。 耐候性のすぐれた透明な保護フィルムとしては、ポリ
フッ化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ
化ビニリデンなどのフッ素樹脂、およびアクリル樹脂の
フィルムが適している。そのほか、ポリカーボネート、
ポリ塩化ビニルのフィルムが利用できる。厚さは、ラッ
ピング適性を考慮して、12〜100μm、好ましくは25〜5
0μm程度とする。含有させる紫外線吸収剤は、サリシ
レートエステル系、ヒドロキシベンゾフェノン系、ベン
ゾエート系、ベンゾトリアゾール系などが好適であり、
吸収剤の種類および使用条件により、添加量を調整す
る。
【実施態様】
耐熱性を有するフィルムにヘアーライン加工、サンド
ブラスト加工、スピン加工などを施し、その上に金属蒸
着をしたものを使用すれば、鏡面以外の外観をもった製
品ができる。着色した透明なフィルムを使用して、ゴー
ルド調の外観をもたせることができる。金属蒸着のフィ
ルムへの接着性を向上させたい場合は、たとえばアクリ
ル樹脂系のアンカーコートを施すとよい。 金属蒸着は、上記したフィルム表面の形状や着色した
場合はその色との組み合わせを考えてえらぶ。ステンレ
ス調の外観を付与するためにはクロムの蒸着が最適であ
る。そのほか、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼
などの蒸着も有用である。蒸着の方法は、真空蒸着法、
スパッタリング法など任意の手段が利用できることはも
ちろんである。 所望により、透明な保護フィルムの裏面に印刷層を設
けたり、表面にエンボス加工を施したりすることができ
る。 各フィルムの積層は、接着剤を用いた熱ラミネートや
ドライラミネートなど、既知の技術に従って行なえばよ
い。 この化粧シートは、柔軟なフィルムの裏面に粘着剤を
塗布し、剥離紙を当てておくと、化粧シートを金属サッ
シに貼るのに便利である。 なお、この化粧シートの流通時、サッシへの貼り合わ
せ時、あるいはサッシの施工時に表面に傷や汚れが付く
ことを防止する目的で、第2図に示すように、透明な保
護フィルム(4)の表面に、さらに易剥離性粘着シート
(5)を積層しておき、施工に際して、または施工後に
この易剥離性粘着シート(5)を剥離するようにしても
よい。易剥離性粘着シートとしては、金属やプラスチッ
クなどの表面保護用に使用されているものを使用するこ
とができる。好ましい易剥離性粘着シートの例は、厚さ
50〜100μmの柔軟性の高い軟質塩化ビニル樹脂フィル
ムまたはポリエチレンフィルムに、粘着剤残りの少ない
アクリル系粘着剤を塗工したものである。
【実施例1】 柔軟なフィルムとして、厚さ100μm、可塑剤添加量2
5PHRのグレイ色のポリ塩化ビニルのフィルム「外装配合
A−8,800」(バンド−化学)を使用した。 ポリエステルフィルムにクロムのスパッタリング加工
を施したフィルム「K−1506」(東洋紡)の蒸着面に、
グラビア印刷でホットメルト接着剤「アルブル−改」
(昭和インキ工業所)を塗布して、その上に上記のポリ
塩化ビニルのフィルムを熱ラミネートした。 保護フィルムとして厚さ25μmの、紫外線吸収剤を添
加したポリフッ化ビニルのフィルム「テドラ100BG-30U
T」(デュポン)を用い、上記ラミネートのポリエステ
ルフィルム面に、ポリウレタン系接着剤を用いてドライ
ラミネートすることによって、金属サッシ外装用メタリ
ック化粧シートを得た。 得られた化粧シートは、ステンレス調の外観を有する
ものであった。
【実施例2】 ポリエステルフィルムにヘアーライン加工を施し、そ
の上にクロムのスパッタリング加工を施したフィルムを
使用した。 厚さ50μmの、紫外線吸収剤を添加した透明なアクリ
ル樹脂のフィルム「HBS001」(三菱レイヨン)の裏面
に、透明な黄色インキ「外装用化XG」(昭和インキ工業
所)をグラビア法によりベタ印刷した。 上記のポリエステルフィルムの両面に実施例1と同様
のホットメルト接着剤を塗布し、クロム蒸着面に実施例
1で用いたものと同じポリ塩化ビニルのフィルムを、反
対の面に透明なアクリル樹脂のフィルムを、その印刷面
が接するようにして重ね、三層熱ラミネートした。 得られた金属サッシ外装用メタリック化粧シートは、
ヘアーライン模様を有し、ゴールド色のメタリック調の
外観を有するものであった。
【発明の作用効果】
本発明の金属サッシ外装用メタリック化粧シートは、
各層を構成するフィルムの材質および厚さを特定のもの
に限定したため、適度な可撓性と熱可塑性を有し、中間
に金属蒸着の層を有し、これがメタリック調の外観を与
える。とくにクロム蒸着をしたものは、ステンレス調の
外観を有する。 鏡面、ヘアライン、ツヤ消しあるいはスピンなど任意
の仕上げをえらぶことができ、これを種々の色を組み合
わせることにより、多種類の製品をつくることができ
る。この金属サッシ外装用メタリック化粧シートは、屈
曲のある断面をもった柱状体である金属サッシの各側面
に順次、複数のローラーを用いてシートを加熱軟化させ
ながら貼着して行く「ラッピング加工」の適性が高い。
しかも、透明な保護フィルムの材質および厚さが特定の
ものであるため、耐候性にすぐれ、かつ、耐熱性を有す
るフィルムの材質および厚さを適切に選択したため、耐
熱性にもすぐれ、加熱貼着時に樹脂の流動変形が生じ難
い。 金属蒸着層は適切なフィルムに設けてあるから、ラッ
ピング加工はもちろん、保護フィルムを加熱軟化させて
エンボス加工を行なうとき、金属層にクラックが生じた
り白化したりすることもない。 従って本発明は、金属サッシの外観の高級化、多様化
の要請によくこたえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の金属サッシ外装用メタリック化粧シ
ートの基本的な構成を示す、模式的な断面図である。 第2図は、本発明の金属サッシ外装用メタリック化粧シ
ートの別の態様を示す、同様に模式的な断面図である。 1……柔軟フィルム 2……金属蒸着 3……耐熱性を有するフィルム 4……透明な保護フィルム 5……易剥離性粘着シート

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合度650〜3,000のポリ塩化ビニル100重
    量部に対し可塑剤15〜25重量部を添加してなる軟質ポリ
    塩化ビニルの厚さ50〜150μmの柔軟なフィルム上に、
    ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレンおよ
    びナイロンからえらんだ耐熱性を有する材料の厚さ12〜
    75μmのフィルムに金属蒸着を施したもの、およびフッ
    素樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネートおよびポリ塩
    化ビニルからえらんだ耐候性のすぐれた材料に紫外線吸
    収剤を添加してなる厚さ12〜100μmの透明な保護フィ
    ルムを積層してなる金属サッシ外装用メタリック化粧シ
    ート。
  2. 【請求項2】金属蒸着がクロム蒸着であって、サッシに
    ステンレス調の外観を与える特許請求の範囲第1項に記
    載のメタリック化粧シート。
  3. 【請求項3】金属蒸着がヘアーライン模様を有するもの
    を使用した特許請求の範囲第1項に記載のメタリック化
    粧シート。
  4. 【請求項4】透明な保護フィルムの裏面に透明な印刷層
    を有する特許請求の範囲第1項に記載のメタリック化粧
    シート。
  5. 【請求項5】透明な保護フィルムの表面がエンボス加工
    を有する特許請求の範囲第1項に記載の、メタリック化
    粧シート。
  6. 【請求項6】柔軟なフィルムの裏面に粘着剤層を設け、
    剥離紙を当てた特許請求の範囲第1項に記載のメタリッ
    ク化粧シート。
  7. 【請求項7】透明な保護フィルムの上に易剥離性粘着シ
    ートを積層してある特許請求の範囲第1項に記載のメタ
    リック化粧シート。
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